デジタルビデオでドライビングを撮影

(2000.06/13)
(2000.11/12 画像掲載)


【紹介するパーツ】

バキュームマウント グリッパーDX
 名称:バキュームマウント グリッパーDX(右写真)
 価格:\22,300
 発売元:株式会社 ケンコー
    〒161-0031 東京都新宿区西落合3-9-19
      電話:03-5982-1060


 名称:バル自由雲台
 価格:\6,600
 発売元:スリック 株式会社
    〒101-0047 東京都千代田区内神田2-2-1
      電話:03-3257-4911

【購入への経緯】
 一般公道では許されない全開走行をやっていいところにサーキット走行の楽しさを感じます。タイヤを鳴らしながらコーナーを通過したり、コースによっては180Km/hからブレーキングをしたりと、今までやってみたくともやれなかったことを割と安全に行うことが可能です。この公道とはまったく別の世界に、初めのうちは単に走らせているだけでも満足してしまうものですが、趣味の一つとしてサーキット走行をつづけていこうとすると、何か目標のようなものを求めるようになってくるものです。
 ドリフト派なら、たとえば2つのコーナーをテールスライドを保ちながらきれいにクリアすることを目標にしている人がいるかもしれません。またグリップ派ならラップ計測器を取り付けひたすらタイムアップを目差しながら走り込んでいる人がいることでしょう。
 どのような目標を持っているかは人それぞれでも、自分の走りを映像として記録しておくと、後で走りの反省をするとき非常に役に立つことは間違いありません。

 そこで、デジタルビデオで自分の走りを撮影する機材を買うことにしました。上で紹介している2製品がそれです。
 「バキュームマウント グリッパーDX」は、吸盤と雲台がセットになっています。ガラスなどの平らな場所に吸盤をくっ付け、吸盤に結合されている雲台にカメラを固定させます。基本的にはこれだけでビデオ撮影はできるのですが、シビックRのリヤガラスに固定させようとすると、ガラスの傾斜角の関係でビデオとガラスが干渉してしまい、うまく固定させることができません。
 この干渉を避けるために使っているのが「バル自由雲台」です。カメラの取り付け自由度が上がり、便利な製品です。

【注意点】
 吸盤を付ける部分はホコリなどの汚れがないよう清潔にしておきます。吸盤にキズをつけないようにしなければなりません。プラスチック製の吸盤カバーが付属しているので、保存時には必ずカバーしておきます。
 走行しているうちに固定ネジが弛んでくることがあります。ピットインした際、吸盤のチェックとともに、ネジに弛みがないかチェックしたほうがいいです。
 ところで、吸盤の力でガラスにくっ付けるという方式に、走行中の脱落が心配になるかもしれません。しかし今まで使っている限りでは、コースアウトしてグラベルに突っ込みハーフスピンするなど、けっこう強い振動を与えても脱落することはありませんでした。
 

【使用感】
 インカービデオは走りの研究に非常に役立ちます。家などで改めて走行映像とラップチャートを見比べてみると、見過ごしていた自分のクセなどに気づくことがあります。そんなときはこれを次回への課題につなげ、スキルアップの足掛かりとさせることができます。
 走行会に行くと、インカービデオ撮影をしているクルマをよく見かけます。やってみて分かったことですけど、これは確かに面白いです!

インカービデオ映像
こんな感じに写ります。場所は鈴鹿サーキット本コースのS字コーナーです。

 ズームは広角、ピントは遠方、絞りは少し絞りぎみにすると良いようです。ビデオカメラのマニュアル設定に関しては、取り扱い説明書に書いてあるはずです。


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