TYPE-R純正レカロシートのローポジション化

(2000.10/27)


【紹介するパーツ】
 名称:VISION ワンタッチ シートスライダー
 価格:\10,000(1座席分)
 発売元:株式会社 テクニカスポーツ
    〒564-0001 大阪府吹田市岸部北5-40-2
      電話:06-6878-5891
      Fax:06-6876-6504

【交換への経緯】
 シビックRの運転席に座ったとき、意外とシート座面が高いことに違和感を感じました。これは初めて座った瞬間から付きまとっていた感覚で、決して慣れてしまえるようなものではありませんでした。
 それは、私の身長に関係があります。私は身長が180cmほどあり標準的な体型と比べるとずいぶん大きい方なのですが、これが災いして、スポーツ走行時、アップライトぎみに背もたれを調整すると頭と屋根の間にはほとんど隙間がなくなってしまうのです。ヘルメット装着義務のサーキット走行時には、屋根にヘルメットがあたってしまうのが走っていて分かります。
 また、ステアリングコラムに膝に当たってしまうという不都合を感じています。チルト機構を使い最大限までステアリングを上げても、変に当たってしまうので気になっていました。
 これらの不満はシート座面を下げることで解決できるのではないかとの考えで、今回、株式会社テクニカスポーツから発売されている「VISION ワンタッチ シートスライダー」を装着することにしてみました。この製品は、純正レカロシートについているシートレールと交換することで、座面を約50mm下げるというものです。

【交換作業】
 シートレールの交換作業はとくに難しいところはありません。ソケットレンチを使うだけで、特殊な工具は必要ないので自分一人で可能です。ホイール4本交換するくらいの労力でできます。
 注意点をあげるとするなら、いきなり車体に固定するのではなく、「仮りどめ」して、正しくスライドできることを確認しながら強く固定していくことくらいでしょうか。
 作業をしていて気になった点があります。純正シートは6つのネジを使いシートとシートレールを固定しているのに、この製品は固定するのに4つのネジしか使っていないことです。どうしてなのでしょう?
 

【使用感】
 50mmダウンのローポジションは、低くなっていることが明らかに体感できます。座面が単純な平行移動のダウンポジションに過ぎないことなど、不満がないわけではないものの、それ以上を求めるのならシートを含めて交換すればいいことだし、手軽にローポジション化できるこの製品の評価はまずまずと言えそうです。
 


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