ルールブックとルールカードの誤謬について

　ルールカードは大変便利なカードですが、スペースにも限りがあるため全てが正確に書かれているわけではありません。最初のうちは、できるだけルールブックと照らし合わせて確認しながら遊ぶようにした方がよいでしょう。

　一部ルールブックとカードで表現や解説に食い違いがあったり、ルールブックにない能力がカードでは説明されていたり、その逆だったりすることがあります。（株）やのまんさんでは、８月上旬出荷のスターターからは「再版」と明記されたルールブックを封入されているそうです。こちらでは、下記に指摘した内容はほぼ修正されているとのことですので、わたいもそれを入手次第、訂正して参ります。

　より詳しく、かつ公式のルールとしては「妖怪伝公式入門マニュアル」の記述が採用されますので、プレイされる方はぜひ一読ください。
　さらに改訂された公式のルールとしては「水木しげるの妖怪伝公式ガイドブック」の記述が採用されることになりました。

『特殊能力／憑き物の能力』のルールカード

　化け物札、憑き物札の能力説明はやや説明が略してありますが、決定的な違いではありません。

• 憑き物札能力の「特種〜」は「特殊〜」の誤植です。

『助っ人の能力』のルールカード

助っ人の能力を記したカードには“謎”が目立ちます。

• 〈全増〉〈全減〉の説明が抜けていますが、これはカードのスペースの都合で、敢えて省かれた、とのことです。
• 〈召喚（色）〉の説明が抜けています。
• 10.に〈召喚（Ｘ）〉というルールブックにはない能力が説明されていますが、この能力を持つ札は存在します。逆に、ルールブックに書かれている〈召喚（色）〉を持つ札は、助っ人札には存在しません（『百鬼夜行篇』から登場しました）。
• 〈大願〉を使うタイミングについて言及されていませんが、ルールブックによれば【引き札】フェイズにのみ使用可能な能力です。
• 〈空振り〉の説明が誤解を生む表現になっています。ルールブックに書かれている「相手の攻撃によるダメージを０にする」が正しいと思われます。ルールカードのままでは、相手のダメージを０にしてあげる親切な助っ人になってしまいますから（〈空振り〉の効果は改訂されました）。
• 25.に〈再生〉というルールブックにはない能力が説明されています。この能力を持つ札には「幽霊屋敷」があります。ルールブックから説明が漏れている能力です。ルールブックの再版分からは載っているそうです。
• ルールブックからもルールカードからも説明が漏れているのが〈移動〉です。これもルールブックの再版分からはちゃんと載っているそうです。