1ターン目は人間札の〈倒札〉から
「妖怪伝」は化け物札を召喚して攻撃しないことには話が始まらないゲームです。必要な化け物札は、地道に召喚していくしかありませんが、そのためには〈召喚〉の特殊能力を持つ札を場に出すことを再優先しなければなりません。
ゲームが始まったらまずあなたは、既に場にある「僧侶」か「行者」の人間札の〈召喚〉能カを使って無色の召喚値1を出し、この召喚値で場に出せる唯一の化け物札である“妖力1で〈召喚(色)〉を持つ”化け物札(各色5枚の計20種類がスターターセットに必ず入っています)を召喚します。たいていの場合、これ以外最初にやることはないでしょう。(非常に限られたケースでは、いきなり大きな化け物を呼ぶこともできないではありません。しかし、レアもレア、激レアなケースですね※)。
※たとえば手札に、助っ人の〈召喚(緑)〉2枚と〈召喚2〉が1枚あれば、最初のターンでいきなり「絹狸 妖力3〈先制〉」を場に出すことが理屈の上では可能です。
それらの化け物札を首尾良く召喚できれば、次からは人間札の〈召喚〉と化け物札の〈召喚(色)〉を使って、その他の化け物札等を召喚できる可能性が広がっていくのです。
ちなみに、あなたが1ターン目に行なえる可能性があるのは9つあるフェイズのうち、
・引き札(ひきふだ)
・化け物召喚
・捨て札
・終了宣言
の4つだけです。
先攻プレイヤーは、一番最初のターンに引き札をしませんので【捨て札】フェイズも発生する可能性は『普通は』ありません。が、【引き札】フェイズそのものは、先攻プレイヤーの第一ターンにも存在します。ですから例えば、手札から〈召喚〉を持つ助っ人札を使い、〈大願〉の「寝ぶとり」を使って札を引いたり、スペシャル人間札の〈祈祷〉を使って祠から札を引くということは可能です。
1ターン目に化け物召喚ができないと、2ターン目も同じことの繰り返しです。手札7枚の中に2〜3枚の〈召喚(色)〉を持つ化け物札が入っていないと序盤から苦しい展開となることがわかるでしょう。デッキを組むときは、この点をよく考えてバランスよい札の組み合わせを考えましょう。