{店紹介2008}
{店紹介}
「九里九馬」(くりこま)
京都市上京区下長者町室町西入ル
075−451−0008
11:00〜22:00
不定休
http://www.otokuni.net/kurikoma/
昼に行ったお店。
ランチは和定食が中心。
この日は焼き魚定食で、サンマと鯖を注文。それぞれ850円。
店は、古い家屋をどこかから移転してきた物らしく、
内装は非常に古く、時々ドラマのロケに使われてたりもする。
そのためか、テーブルがかなり低い。子どもにはちょうどなのだけど。
テーブルが7席くらいと座敷がある。
実は以前にも行ったことがあり、その頃はお年寄りがおばんざいを豊富に出す店だったが、
経営者が変わったと聞いてから行くことがなかった。
しかし、最近行った人(実は嫁)になかなか良いと聞いたので、
久々に行くことにしたのである。
味は良い。鯖もサンマも質が良いのが解る。
特にサンマは、脂ののりも良く、身の張りもよろしく、モツも嫌な苦さではなく、新鮮なのがよく解った。
こういうサンマは漁港でなら当たり前だが、京都ではなかなかお目にかかれない。
付け合わせの大根おろしも辛くなくおいしい。
おかずのきんぴらもおいしかったが、子どもにはちょっと辛すぎたようである。
漬け物はたぶん自前ではない。
お味噌汁は普通。
この店の最大の欠点は、分煙でも禁煙でないこと。
なおかつ臭い連中が多く入ってくる。
中にはいきなり悪臭放ちながら入って来る大馬鹿もいる。
(しかも、わざわざ隣の席に座りやがった。)
そのためせっかくの味も十分味わえなかった。
お勧め度 85%
いや、味と雰囲気だけならもっと高くしても良いのだが。
禁煙になればもっと上げられる。
日本も早く、食事場所が一切禁煙になることを望む。
今は悪臭天国だからな。嘆かわしい。
{店紹介}
「たけうち」
京都市上京区新町通上立売上がるアコービル地下
075−414−3278
昼 11:30〜14:00
夜 18:00〜22:30(LO.21:00)
定休日 火曜、21日
日曜日は夜だけ
12日の夜に新年オタ会で行った店。
前から「おいしい店」と教えてもらっていたのだがなかなか行けず、
今回その紹介してくれた人と一緒に行けたのである。
最初に書いておくと、新しい店は常連さんと行くに限る。
なぜなら、その方が顔を覚えられやすいし、良くしてもらえる可能性が高いからである。
今回も通常ではなくかなり良くしてもらったらしい。
まずは、感謝。
夜はコースもあるらしいが、この日は一品を頼む。
店の名刺には「肉と野菜と魚の料理」とあり和食系のような感じがするが、
実際には、「カツサンド」「ハヤシライス」「カキフライ」「グラタン」
「ビーフステーキ」「オムレツ」とかなんか定食屋っぽい感じの物も存在する。
さすがに中華やフランス料理のような物はないが、「和食」だけではなく
日本人に好まれる物なら何でも出すという感じである。
店の中の造りは和風。
カウンターが9席くらい遠くに座敷。
カウンターの上も含め、店内にはいろいろな物が所狭しと並べられている。
これは店長さん(たけうちさん)の趣味だそうで、
なぜ21日が定休日かというと、京都は東寺の弘法市に買い出しに行かれるかららしい。
(1/21が初弘法。)
野菜・魚・肉はその日の仕入れ次第なので、どんなメニューがあるか、
もしくは同じメニューでも食材の産地は毎日変わるようである。
この日頼んだ物は以下の通り。
納豆
アオリイカ造り
ヨコワ造り
甘鯛の松かさ焼き、その残りの骨でスープ
万願寺チーズ揚げ
タラの芽天ぷら
貝柱グラタン
牛肉アギのスモーク
野菜サラダ
ビーフカツサンド
牛肉のおにぎり
お酒類(私はビールと梅酒)
これに、実は隣に座っていた人が「紹介してくれた人」の知り合いさんで、
そちらから
ふきのとう天ぷら
牛肉と赤ネギの鍋
を回してもらった。
味はどれも非常においしい。素材そのものの良さも解るし、
それを十分生かした調理がなされている。
それはイカの身の甘さから、グラタンのように味がぐちゃぐちゃになりがちなものでも
そうではないという所でも解る。
もちろん化学調味料など使っていない。
見た目はかなり大胆(特に大きさ)だが、そこに込められた技術は繊細そのものである。
甘鯛の松かさ焼きは若狭の辺りの名物らしいが、現物を見るのも食べるのも初めて。
確かに鱗が立っている。美味しんぼ曰く、結構難しい技術なのだそうだ。
それが出来るだけでもここの技量が解ると言うもの。
鱗の味はどう表現したらいいのか。思いっきり堅いポテチのような感じ?
少なくとも鱗下の皮は、特にスープにするとそのねっとり感が気持ちよく、また味も良い。
ビーフカツサンドや牛肉のおにぎりだって、ただものではない。
メニューだけ見たら「喫茶店?」と思ったくらいのものも、ここで調理されると
全く別物に仕上がるのである。
料理もそうだが、店内の装飾や置いてある物にも注目したい。
弘法市で仕入れてこられたであろうお皿類がカウンター内だけでなく店内にまで
置かれているのをはじめ、かんざしや刀のつばなどいろんな置物があるし、
お酒の急須は錫製の打ち物だったり銀製の物だったり、
お箸は吉野の杉物だが、1本1本に焼き印が入れてあったりととにかく芸が細かい。
1品1品は量がかなりあるので、1人で食べきるのは難しい、
というより色々頼みたいならもったいない。
2〜3人以上で行くのがいい(今回は3人)。
いくつかの写真はブログに載せる予定。
実はちょっと調子に乗って頼みすぎてしまい(それと横から回してもらった物もあったので)、
最後いくつかは食べられなかった。それはお持ち帰り。
夏場はだめだそうだが、冬場は物にもよるだろうが、OK。
実は余りの食べ過ぎに、夜なかなか寝られなかったのは上に書いたとおり。
お勧め度 97%
久々に料理に感動した。
実は、1品1品の価格は結構高く見えるのだが、これだけ食べて1人ちょうど5000円で済んだ。
酒込みである。
その量と味から考えれば、本当に安いと言えよう。
難点は禁煙でも分煙でもないこと。-3%はその分。
この日は幸いなことに臭い奴らが少なかったのだが、これだけおいしい物を悪臭に紛らせるのは惜しすぎる。
是非とも禁煙にして欲しい。
→2008/4/1からまず昼の部が禁煙になった。非常にありがたい。
これで子供を連れて行けるようになった。
あといくつか。
場所は同志社大学の新町校舎のすぐ北で、そのため同志社関係者が非常に多い。
実はこの日のお客、私たち以外はみんなそうだった。先生と社会人学校の生徒さん。
店長さんが、あまり忙しいのを好まないため、人が多くなってくると
満席でなくてもラストオーダー前でも「貸し切り」とか札を出してしまうことがあるらしいので、
確実に行くなら予約。
店長さんともう1方だけで切り盛りなされているので、急ぐことも御法度。
作り置きはほとんどなく、頼んでから作られるので時間がかかるのだ。
まあ、最初に早くできそうな物を頼んでおいて、後はゆっくり味わいながら待つのがよい。
メニューに載っていない物もあるようなので、行くたびに聞くと良いのだろう。
梅酒もメニューには載ってない。
実は店長さんはお酒を飲めないらしく、店のお酒のほとんどは「とある人」の紹介だそうである。
(紹介というか、その人が仕入れている。)
実はその人は私も知っている人だったのでびっくり。
メニュー(の字)もその人が書いているとか。
この日も私たちが来られるまで居られたそうだが、今日は忙しくなるとのことで帰られたらしい。
またお会いすることもあろう。覚えてもらっているかどうか解らないけど。
そうそう、おしぼりは滅菌不織布。大変だろうけど、布おしぼりだとさらに良いかと。
{お店紹介}
「Bistro Osier」
ビストロ オジェ
京都市中京区西ノ今日中保町52−1
075−464−6620
ランチ 11:30〜14:00(LO)
ディナー17:30〜21:00(LO)
定休日 木曜日
JR山陰線 円町駅下車 北へ徒歩5分
または市バス北野中学校前下車すぐ
自転車で走っててたまたま見つけた店。久々の新規店開拓。
道路沿いで、赤い扉がよく目立っている。
店の右手に開き戸があるが、実は左側も引き戸(スライドドア)となっており、
前面どこからからでも入ることが出来るようになっている。
なので、自転車を停める際は店の前ではなく、道路側に停めること。
(と言われた。)
店はこぢんまりとしており、カウンターで7席のみ。
白基調で統一されており、食器なども綺麗に並べられていてこぎれい。
よく見ると天井は吹き抜けのようになっていて結構高いが、
その上からも光が入ってきているようである。
(主な光は扉の窓からだけど。)
1000円のランチを頼んでみた。
1品目はスープ仕立ての品で、タマネギと大根、パスタに挽肉団子が入っており、
上から細身の青ネギがのせてある。
ちょうど良い塩加減でなかなかおいしい。
欲を言えば、肉団子にもう少し味が欲しかったか。
パンはフランスパン系だが、周りは堅すぎず、中身には適度な弾力があっておいしい。
何か独特の香ばしい香りがある。
このパンだけでおいしいので、料理を付けて食べるのにはちょっと向かない気もした。
メインは鮮魚のポアレ(ポアレとは、フライパンや平鍋のようなポワル=poeleで火を通すことらしい)
に軽くトマトソースで炒めたライスを添え、全体に白インゲン、タマネギを混ぜたトマトソースを掛けたもの。
さらにその上から香草(ハーブ)をかけてある。
魚も焼き具合も良いし、トマトソースもその素材の味が生きていていい。
全体のバランスも良くできている。
特上の素材ではないと思うが、値段なりに良く出来ていると思う。
1000円ランチはこの3品であるが、今の私(ちょっと少食)にはちょうど良い分量で、
特に、味が良いので満足感が高い。
食後、+200円でコーヒーまたは紅茶が飲める。
コーヒーはひいた豆を紙フィルターで漉しただけのものだけど、
ちょっと薄めかな。悪くはない。
甘めのクッキーが付いている。
実はランチにはもう1つ、デザート付きランチ(ランチ+デザート+ドリンク)が1800円というのがある。
私の後に入ってきた女性2人組がこれを頼んだが、
少なくとも私がいる間に出た分の料理は同じようだったので、
デザートが600円分ということだろうか。
やたら高く感じるのだが、それほど豪華な物なのだろうか。
店内は禁煙。店に妙な汚さがないと思ったやはりそうだった。
飲食店はこうでなくては行けない。
お勧め度 91%
この値段でこの量と味なら合格。
そうそう、手ふきタオルは紙タオル。
竹のお箸で食べるようになっている。
1人でこなされているので、ナイフとフォークより洗い物の数が減って良いのであろう。
ランチのコースが基本的に1種類しかないのも、種類を減らし量を出してコストを削減するためと見た。
よく考えられている。
ディナーは5000円/3500円/1800円のコースがあるらしい。
狭いので多人数では無理だが、ちょいと行くには良いかもしれない。
まあ、うちからはちょっと距離があるので、そうそう行けないが。
この日は折しも開店1周年ということで記念品(タオル)もくれた。
感謝。
(注:行ったのは今日ではない。ずっと前に行って書いてあった記事を出した。)
そういえば、私はいろいろとお店を紹介しているが、
もっとたくさん行ってて当たりだけ紹介しているのかと言えば、そうではない。
たまに外れもあるが、基本的に良店に当たる確率が高い。
店に入るかどうかの基準だが、基本的には直感の部分が大きいのだが、
・適度に綺麗か;汚い店は論外だが、華美な店も味がなってないことが多い
・店の中が見えるなら、客層はどうか
おっさんが多い店は×、おしゃれな女性客だけの店も余り良くない
おっさんの多い店は臭いことが多く、おしゃれな女性客は本で見てきただけとかが多いし、
化粧臭がひどい=香りが解ってないことが多いので。
・安すぎず、高すぎず
安すぎる場合は素材をけちっている場合が多く、高すぎる場合はそもそも入りにくい。
所によっては場所代やブランド料が入っていると思えることがあるが、
そういう店は基本的に行かない。私は実質でしか評価しないから。
などを見ている。実は、この店の道路挟んで反対側にも新し目の店があったのだが、
おばさんが多かったので止めたのだ。
客が多いかどうかは余り関係ない。
ということで、参考になるかどうか解らないが一応の目安として書いておく。
{お店紹介}
「インド料理 グルバブ」
京都市上京区河原町今出川下ル栄町359-1
075−213−2547
11:00〜23:00
(内ランチは11:00〜15:00)
定休日 不明
河原町今出川の交差点から南に1つめの信号を西に入ったところに最近出来たインド料理屋。
(真横の喫茶店と入り口が並んでいるので間違えないように。)
元々丹波橋の近くでやっておられたのを移転きたとのこと。
先週病院へ行ったときに見つけていたのだが、そのときは時間が早くて入れなかった。
店内はカウンターが6席くらい。
インド人の店長とアルバイトの方(ウイグルからの留学生)の方がいた。
今回頼んだのは1000円のランチ。
内容は、
スープ
タンドリーチキンとサラダ
カレー2種とライスとナン
チャイ
である。
スープはお米をすりつぶした物に鶏肉と人参を入れたと思われる物。
これは辛くない。軽く胃を動かし始めるという感じだろうか。
タンドリーチキンは真っ赤で見るからに辛そう。
もも丸ごとくらいの大きさだから結構大きい。
確かに辛いのは辛いが、後に引くから差ではなくすっと通り抜ける感じ。
身はとても柔らかい。
サラダと合わせて辛さをやり過ごす。
カレーは芋類やブロッコリー、人参などがたっぷり入った野菜カレーと
肉がまた大きな固まりが入ったカレーの2種。それが小さなカップに入り、
その横にサフランで色づけしたと思われる黄色いライスが小さく一盛り、
それらを追い隠すような大きなナンが1枚である。
このナンがとてもおいしい。初めてナンがおいしいと思ったくらい。
ほんのり甘く、弾力があるのはお餅に近い感じ。
これがまたカレーに良く合う。特に野菜カレーとの組み合わせは絶品。
タンドリーチキンとナンはもちろん自家製。
店に入ったすぐ左手にタンドリー(蒸し焼きする釜のようなもの)がある。
特にナンは、注文してからちゃんと手で打って焼く。
そういえば、本物のタンドリーを見るのは初めてかも。
カレーが5段の辛さが選べるらしいが、今回は2にしておいた。
このくらいだと辛さは控えめなので味がよくわかる。
ご主人曰く、「4〜5になると結構辛い」そうである。
後日3で挑戦したが、確かに辛さはだいぶアップするが、後に残らずすっきりとするいい辛さだった。
適度に汗をかいて気持ちいい。
チャイはコーヒーに対するエスプレッソのような感じだろうか。
量は少ないが味が濃い。
辛い物を食べた胃を落ち着けるにちょうど良い。
実はランチはAの950円とこのB、1000円の2種類がある。
カレーが1種になるのとタンドリーチキンからシシカケブに変わるんだったと思うが、
Bの方がずっとお得に思えた。
この価格でこの量と味なら大合格。
破格じゃないだろうか。
お勧め度 95%
また良い店を見つけてしまった。
嫌な気分も吹っ飛んだ。
残念ながら禁煙ではなく、私が言ったときにも臭い連中がちょうど出るところだったが、
さりげなく消臭香を焚いてくれていたのがVeryGood。
おかげで嫌な気分をほとんどすることがなかった。
おしぼりは不織布。
そうそう、店内にはインドの小物も少し売っている様子。
同じ時にいた人が何かしら買って行かれてたが、
私は見なかったので詳細は不明。
{お店紹介}
「串くら」
京都市中京区高倉御池上る柊町584
地下鉄烏丸御池駅より徒歩5分 高倉通り御池上がる
電話 075-213-2211
営業時間 11:30〜13:30(土曜・日曜・祝日除く)
17:00〜23:00(22:00/LO)
定休日 不定休
京町家を改造して作られた建屋でやっている串焼き屋。
焼き鳥を中心に、野菜、だし巻き他もある。
コースもあるようだが、この日は一品で頼んだ。
素材は基本的に良い。焼き鳥系もおいしいし、
タマネギを半分に切って焼いただけとか椎茸の串焼きとかでは
それらの甘さが十分に味わえた。
また、見せ方もうまい。
ぎんなんは松の葉に似せた2割の串に綺麗に刺されていた。
しかし、あえていうと焼き方にむらがあるように思えた。
シシトウ焼きやささみの梅肉和えではちょっと生っぽかったし、
もち串では少し焦げていた。
また、全体的にちょっと冷めている感じもあった。
NY支部長夫妻はいつもカウンターで食べていたと言うことだったが、
今回は奥の座敷に通された。
座敷の方が京町家の風情が残っているし、中庭も見られて雰囲気は良いのであるが、
ひょっとすると、厨房から離れている分持ってくる間に冷えてしまうのかもしれない。
また、炭火焼きと書いてあるが、どうもガス臭い匂いが付いているのが気になった。
本当にガスで焼くと外は熱いが中は冷えていることがあるが、そういう感じもしなかったし、
水分が付いて(ガスに含まれる水素が燃えるときに水が出るから)
べちゃべちゃになるので解るが、そういう感じはないので何かを焼いたときの
汁が炭に落ち、その煙が付いたのかもしれない。
きついにおいではなかったが、ちょっと気になった。
「最高級備長炭で地元京都・丹波黒鶏を焼く」と書いてあるので、
炭火焼きで間違いないんだろうけど。
デザートも量が多い。500円で3品、
私の食べたのはイチゴ、ゆずシャーベット、と後1品(失念)であった。
もう1種類あり、そちらは抹茶アイス、白玉金時、後1品(失念)であった。
甘ったるくなくおいしいおいしいものであった。
値段は安い。この値段でこの量と味なら文句を言うべきではなのかもしれない。
この日は3人で一品をだいぶ頼んで、最後にデザートを食べて4000円ちょっと。
(私がだいぶお酒を飲んだのでお二人には損させたかもしれない。すんません。)
お酒も種類が多かったが、特に梅酒が5種類ほどあるのが面白い。
3種類ほどロックで飲んだが、どれもおいしかった。
ところが、これがいかんかったらしい。
店を出ようと立ち上がって歩き始めると貧血の気配がしてきてダウン。
結局店でしばらく横になった後、NY支部長夫妻の泊まっているホテルのロビーで
1時間ほど休憩して帰るはめになった。
支部長夫妻にはご迷惑をおかけして申し訳なく、
この場を借りて感謝の意を述べておく。
お勧め度 89%
残念ながら禁煙ではないが、私が行った日にはたまたま臭い奴がいなかったので良かった。
(椅子のクッション部には臭さがこびりついてたけど。)
人気店のようなので、特に土日は予約した方が良さそう。
私たちが行ったのは土曜日だが、予約以外は断られていた。
でも店内は混雑している様子もなかったので、あまり詰め込まないのであろう。
夜食ではどれだけの時間いるか解らないし、また詰め込むと出てくるのに
時間がかかってしまいよくないのでこれはありがたい。
そうそう、店員さんの中に外国語が出来る人がいるので、
それを知ってか外人さんも来るようだ。私たちの隣のテーブルがそうだったが、
店員さんが流暢なスペイン語&英語で話されているのには驚いた。
入り口の待合い部屋もそうだし、奥の座敷も京町家の風情をそのまま残してあるので、
こういうのが外人さんに受けるのかもしれない。
そういう意味で、接待用にも良いのかも。
毛唐なんぞ連れて行くのはもったいないけど。
{お店紹介}
「八百屋カフェ 市文字屋與三郎」
京都市上京区室町通り出水通り西入ル2件目
9:00〜19:00(ただし、カフェは11時から)
休業日は毎月変わる
075−432−2828
2007/2/22に開店した店(これを書いたのはその直後くらい)。
1階が(種類は少ないが)八百屋兼お弁当・おばんざいとかケーキとか売り場、
2/3階がカフェになっている。
2階がカウンター席(9席)で3階が座敷(行ったことがないので席数不明)。
元々はゼスト御池の地下にあったらしいが、契約が切れたということで
移ってきたらしい。
2/3階のカフェでは昼はランチを提供している。
ランチは和系が2種それぞれ1000円(税込み)、日替わりの洋系が1500円(税込み)である。
和系はおばんざい10種に白米または玄米のご飯、お味噌汁のものと、
鯖の生姜煮、おばんざい3種、漬け物(または梅干し)、ご飯、お味噌汁である。
洋系はまだ食べてないので不明。
これに来る豆コーヒーまたは手作りジャム3種付き紅茶がセットされる。
おばんざいは、さすが元が八百屋だけ合って野菜の物が中心だが、
その味はすばらしい、素材の味が十分引き出されているし、
その上の味付けも良く合っている。
今まで食べたお総菜の中では「ぶり大根」が絶品だった。
ぶりの脂ののり具合と、その出汁を吸った大根が大変おいしかった。
鯖の生姜煮も冷凍のすかすか鯖ではなく身に弾力がありおいしい。
お味噌汁も野菜たっぷり。
ご飯は玄米、白米ともまあ普通。いやこれは私にとってであり、
一般的な定食屋と比較すればずっと上。
梅干しも梅酢漬けではなく本物。
全体的に量は少なめだが、物がしっかりしているので食べた後の満足感は大きい。
黒豆コーヒーも良い味だが、紅茶に付いてきたゼリーがこれまたおいしい。
私が飲んだ日は「苺」「ミカンの皮」「金時人参とゆず」の3種だったが、
どれも農薬&添加物臭さがなく、甘さも控えめで好ましい。
量はどれも小さじ1杯もない位なので少ない。
この中出会えて1番を上げるとすれば「金時人参とゆず」が一番好みであったと書いておこう。
ただ、紅茶はたぶんアッサム系で、ちょっと味が濃いので
この穏やかな味のジャムでは合わないかな、という気がした。
こういうときは薄めのダージリンの方が合うのではなかろうか。
(紅茶は種類別の特徴ははっきりしているが、葉の加工形状による違いもあるので
私にはグレードまではよくわからないので間違っている可能性も大。経験不足。)
ランチタイムは13時までとちょっと早く終わる。
この後はランチメニューはなくなるが、他の似たメニューが出てくる。
野菜カレー(1000円)を食べたが、カレーそのものもおそらく自前でちょっと辛めだが、
周りにのせられている野菜が、カボチャやトマトなど甘みを持ったものが多く味に緩急が付いて良い。
ご飯はランチ同様玄米と白米から選べる。玄米の方が合うカレーだと思う。
心持ち少なめで、ランチタイムと違いコーヒーが付かないのが残念だが、
他店で見る「野菜」カレーとは違い、単に野菜が入っているだけでなく
野菜がメインといえるカレーは珍しい。
HP掲載時追記:現在はランチの種類がかなり増えているが、
ドリンクは別料金となってしまったようである。
味は変わらずおいしい。子供にはちょっと食べきれない量である。
全く嫌みのないいい野菜なので食べさせたいのだが。
お勧め度 95%
いやあ、おいしい店が出来てくれたもんだ。
まだ開店間もないからか、全体にちょっと高いからか平日のお昼でも人が
少ないのがまた良い。残念ながら今は禁煙ではないようだけど、
ぜひともそうしてほしい。カレーを食べたとき臭い女がいて困った。
話している内容から察するに、お菓子を扱っている仕事のようだが、
食品扱っている人間がそれではだめじゃん、と思いましたとさ。
化粧も濃かったし。まあ、扱っているとはいっても「作っている」とは
限らないのであれだが。
HP掲載時追記:現在は3階が禁煙、2階が悪臭可能となっている。
が、悪臭が上に上がるので2階を禁煙にして欲しかった。
臭いやつに多く階段上らせろ。
他の売り物の味も少し。
弁当は700円から1000円と、この地域の弁当とすればちょっとというか
かなり高い部類に入る。このあたりは府庁や府警などがあるので
店も多いし、500円くらいの弁当が出張販売してくるからだ。
見た目も高級らしくないので余計に高く感じるが、食べてみると味の差はある。
良い素材を使っているのであろう、そこら辺の500円弁当より格段においしい。
1000円は品数が多いが1つ1つの量が少なく味が優しすぎるので、
品数が減り味がちょっと濃いめになるが700円の方が弁当としてはおいしかった。
なお、弁当は鞍馬口あたりにある本店から持ってきているようだ。
そういえば、あのあたりに八百屋があったなぁ。
アップルパイは本当に手作りの味がする。
いろんな意味で。
ちょっと焦げてるところなんかも「あぁ、手作りだなぁ」と許せてしまうくらい。
これも甘さは控えめなので、甘ったるいアップルパイが好きな人には向かない。
そういえば、店の中の作りは結構どころかかなり質素。
というか、悪く言えば「安上がり」な施工である。
それはカウンター席の塗装や床の張り物、使われている木材などを見てもわかる。
まあ、問題は「味」なので私は気にしないが、
おしゃれさを気にする人には向かないかも。
HP掲載時追記:その後改装されてちょっとましになった。