「STAR WARS 特別編
最初/帝国の逆襲/JEDIの復讐」(1997/12/26号)

{LD紹介}

        「STAR WARS 特別編」
        最初/帝国の逆襲/JEDIの復讐

        各¥4700
        20世紀FOX

先日劇場公開されたばかりのこの3部作が早くもLD化されて発売。
いや、最近は海外映画はLD化が早い。ほぼ同時期公開の「バットマン・
ミスターフリーズの逆襲」ももう出ている。それも買ったのでまた今度紹介。

やはり私の年代には非常に思い出深い作品だけに、期待して買ったのである。
そういえば、最初の話の分は、オリジナルサントラのLPも持ってるし、
同じもののCDも持ってるし、初回公開時版のLDまで持っている。
1つ間違えば「マニア」と呼ばれかねんほどである。
で、内容であるが、これはもう「STAR WARS」である。
もうそれしか言い様がないであろうし、説明もいるまい。
が、特別編であるから、それなりに細々とした変化がある。
多くはよく気をつけないと気づかない部分だが、結構大きな変更も有った。

変更は、カットされていた場面を入れた(最初の作品のみ)ことと、
一部画面の変更(作りなおし)である。(LDにはどの部分を変更したかを
監督自らが(一部だけ)説明する映像も入っている。)

で、問題はこの変更が良いものかどうかである。監督自身はどうしても直したかった
部分を直した自身作と言っているようだが、私にとっては「?」の部分も有った。
特に、一番最後、皇帝のいるデススターが破壊された後の場面は大きく変更された
部分だが、ここは新しくなった音楽も含めて気に入らなかった。妙に明るすぎる
のである。こんな変更はいらないのでは?と思う。その他にも不要と思う場面がある。
初回公開版のイメージが強すぎるのであろうか。

ちなみに、この変更は多くがコンピューターを使った合成で出来ている。
以前の本文にも書いたが、今やコンピューターの作り出す映像は実際の撮影と
見分けが付かない位であるから、違和感は少ない(それでもよく見ると不自然さが
有るので解るけど)。
STAR WARSのようにほとんどが特撮のものでは、このコンピューター映像は
今後ますます重要になってくるだろう。

そういう部分もあるが、現在30才以上で初回公開版を「しっかり」見た人は
ともかく、今回初めて見た人や細かい場面まで覚えてない人、TVでしか見てない
人にはこれでも十分であろう。なんといっても、今回映像をコンピューター技術を
使って綺麗にしたらしく、細かいところまで見えるようになっている。
サウンドも強化され、そういう意味では申し分ない。

20世紀最高のSF映画が再び見れるということ、それだけでも十分かも知れない。

        お勧め度        80%

残念ながら、一部の追加画面は気に入らない。

ちなみに、限定発売らしいので、買おうと思う人はお早めに。
(ビデオでも出ているが、たぶん年内のみ発売じゃないか?)
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