「映画紹介2008
{映画紹介}
「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」
105分
何年か前の劇場版映画。TVシリーズで放映されたアニメ「鋼の錬金術師」の後日談に当たる作品らしい。
BS-iでやっていたので見た。一応アニメシリーズの完結編という位置づけらしい。
私は、アニメは本放送では見ずにちょうど映画公開時にあった再放送で見た。
しかし、前半しかやってくれなかったので話全体が解っているわけではない
(全51話中25話まで)。
そういう知識状態でこの作品を見た場合、状況が変わらない部分がある。
特に最終回付近で何かがあったのだと思われるが、それを知らないと
映画の舞台である「2つの世界」とそれぞれに分かれた登場人物の意味が分からない。
時間の都合上、背景や登場人物の関係の説明は一切省かれているので、
基本的には、アニメシリーズを全て見た人向けの作品となっている。
映画としての作りはかなり丁寧であるが、時間の関係かちょっと進みが早い。
元のアニメからして決してハッピーエンドになるものではなく、
土曜日の18時(だったと思う)という元々の放映時間=基本的には子供も見るから考えると
かなり黒く重い作品であったが、この映画でもその辺りは同じである。
言いたいことは登場人物に語らせているのでわかりにくいことはないが、
やはり大人向けだと言うべきだろう。
お勧め度 88%
私自身としては、やってたら見る作品だと思うけど、
録画するかと言われれば、なにせ見て気分が晴れる作品ではないだけに
判断に困るところである。
映画の最後もちょっとハッピー、でも主人公の幼なじみの女の子(一応ヒロイン)にとっては
「それでいいのか?」という感じだし。
ただ、一度は見るべき作品だろう。
そうそう、原作のマンガはまだ続いている模様だがこちらは未見。
原作とアニメはだいぶ異なるらしい。