「小型シュレッダー」(2008/06/11)
{商品紹介}
小型シュレッダー
「KPS−DT10XA」
コクヨS&T
定価 10290円(税込)
買値 1981円(税・送料込)
http://kokuyo.co.jp/find/catalog/1_detail.php?c1=1110&c2=12&c3=10&sid=14248
2006/12/2発売(Amazon取り扱い開始日)
の家庭用小型電動シュレッダー。
私はいろいろと物を買っているので、領収書や配送通知書がたくさんある。
また、電気・ガス・水道・新聞・牛乳の明細&領収書、カード明細、レシートなどもある。
結婚してから今まではそれらをほぼ全て貯めていたが、さすがに場所がなくなってきたし、
とってあるだけでは思い出にしかならないので、三四郎という表計算ソフトで集計、
検索や合計がわかる様にして、紙は多くを棄てることにした。
電話は?と聞かれそうだが、電話は2005年度からマイ・リビングというサービスを
使ってWeb上で閲覧するようにしているので用紙はない。
また、給与明細も2007年から同様の形式に変わったので紙がなくなった。
(ただしそれ以前のものはある。)
いったいどこから年齢とか名前を調べてくるんだろうと思うが、
特に子供向けのダイレクトメイルが多く来る。
こういう物は、従来は手でちぎったりはさみで切っていたが、
余りの多さに「やっぱりシュレッダーがなくちゃだめ!」と思い、購入した。
最近は個人情報に関する法律が出来たりして、その管理に関心が寄せられているせいか、
シュレッダーも業務用だけでなく家庭用もたくさんの種類が売られている。
手動・電動(中にははさみタイプの物もある)、CD等の裁断可・不可、
用紙サイズ、裁断幅、連続稼働時間等によって違いがある。
最初こそ一気に棄てるので量は多いが後はその都度だから少なくなるし、
かといって手動は面倒。裁断幅は単にすだれ式(縦に長いだけ)では機密漏洩防止
で見れば不十分だからクロスカット(長方形)にしたい。
そうした条件下で見つけたのがこれである。
定価は上記の通りであるが、ジャストシステムの直販店JustMyShopに
3500ポイントもあって、これを使うと上記買値の通りの安さになった
(逆に言えば、この店での通常価格は5481円ということ。かなり安い)。
新発売の商品のようである。
・・・
もっとちゃちなものかと思っていたら、意外にもかなりしっかりした作りである。
重量も結構ある。配達員の人から受けとるときに「重い!」と思った。
上記HP上には重量の記載がないが、4Kg強あるようだ。
デザインは白基調で角に丸みを帯びており結構綺麗。
居間などに置いていても見栄えは悪くないだろう。
大きさといい家庭をかなり意識した製品であることは間違いない。
上面にスイッチのような丸い印字部分があるが、ここはスイッチではなく
「こういうものは入れちゃだめ」「こういう事はしちゃだめ」というマークである。
最初は「そこを押して起動するのか?」と思ったが違うのである。
スイッチは左側面にある。
この絵はもう少し考えた方が良いのではと思う。
小型なので、紙はA5までしか入らない。
それ以上の時は折りたたんで入れることになる。
A5で4枚まで一度に裁断できるので、A4なら2〜3折りして入れることになる。
それくらいは別に面倒なことではない。
レシートなら5枚くらい同時に裁断可能だろう。
入り口はかなり細めなので子供でも指を入れるのは無理だろう。
(もちろん気をつけるに越したことはない。)
電源スイッチを入れるだけでは動かず、紙を入れて初めて動く。
ゴミ箱がちゃんとセットされていない状態では動かない。
紙がなくなると数秒で自動的に止まる。
詰まった場合は電スイッチをリバース側にすると逆回転する。
内側から手を入れてもカッター部には手は当たらない。
この値段でここまで考慮されているなら十分だ。
さすがはコクヨと言うところか。
ただ、紙の引き込み力は結構強いので紙が少々斜めになっていても
くしゃくしゃにしながらでも吸い込んでいく。
ネクタイなど、ひらひら部分がある服を着ての作業は禁物だ。
紙センサは、口のちょうど真ん中に光学式と思われる部分がある。
従って、細長い紙などを端っこに入れると動かない。
中央部をねらって入れる必要あり。
紙の裁断幅は長さ1センチ、幅2ミリとかなり細かい。
これだけ細かく裁断されれば機密漏洩防止には十分だ。
速度は1枚5秒くらいか。
決して速くはないが、家庭用なら十分かと。
動作音は小さいとは言えないが、私の知ってる業務用の物に比べれば静か。
前に紹介のJOBAの方がずっと静か。
これでも消音タイプなのだそうだが。
この機種は紙専用なのでCDは裁断できないし、テープやホッチキスの芯も
外しておく必要がある。本当はカーボン紙も入れるなと書いてあるが、
配送伝票ってカーボン紙が多いので仕方なく入れてる。
カーボンが紙センサにこびりつくとまずいかもしれないので、
一応カーボン紙は別の紙と合わせてカーボン部分が露出した状態にはならない
ようにはしているが。
しばらく使っていると勝手に止まる。
モーターの過熱防止のためらしいが、これが結構早く来るので(5分位か)
連続的に大量の紙を裁断するのには向いてない。
一度と止まると冷えるまで30分待たなくてはならない。
この間はスイッチを入れても動かない。リバース側も。紙を咥えたままで止まってしまう。
この間は赤ランプを点滅させるなどの工夫があると良かったのだが。
最初は急に動かなくなったから「詰まった?それとももう壊れたの?」と思ったくらい。
私がこれを買ったのは、大量(1000枚くらい)の領収書を棄てる目的だったのだが、
この作業には数日かかった。
小型なのでゴミ箱部も小さい。紙をA5で10枚も裁断するともういっぱいになる。
感覚的には「すぐいっぱいになる」という感じである。
裁断片が小さい分容量が増えやすいからである。
切りくずは構造上、カッター部の真下を中心とした山形に溜まるため、
まだ前の方は空いていると思ってもいっぱいになってる。
ゴミを捨てようとすると、山の頂上部がカッター部に引っかかって中に落ちてしまうことが多い。
ゆえに、ゴミが散乱する。
その前に、その引っかかりゆえに引き出せないことがある。
この場合は、何回か引き・入れを繰り返すと山が崩れて引っかかりがなくなって
出せるようになる。しかし中にゴミが散乱する。
これがこの機種の最大の欠点だと言える。
引き出しを戻すときに入らな場合は、たいがい奥にくずが残っているので、
手で掻き出す。
新聞紙を敷いてその上、もしくはこれが収まるくらいの大きさの箱の中に置いてする等した方が良い。
うちでは、大きめのクッキーの缶の蓋の中に入れている。
それでもまだ紙くずはこぼれるがだいぶまし。
切れを維持するには
・時々油を差す
・内側から掃除機で刃の間に残った切りくずを吸い取る
等をした方がよい。前者の場合、紙を入れてその上に機械油を垂らすようにして切る。
ただし、真ん中には紙センサがあるので、そこにはかからないように注意する。
掃除機で吸う時は、刃に直接掃除機が当たらないように気をつけて吸い取る。
これだけでも結構切れ味が回復する。
お勧め度 85%
一度に大量には裁断できないとか、ゴミが散乱しやすいなどの欠点はあるが、
明らかに手で切るより細かく裁断されるので、性能としては十分である。
あくまで家庭で、その都度ちょっと使うのに向いてる。
安全面でも十分考慮されているし、
私の買値の約2000円というのを考えれば、文句は言ってはいけないほどよくできている。
この手のいわゆる「事務用電気製品」では他に名前シールを作る「テプラ」なども
持ってたりするが、初めて継続的に使える物を買ったような気がする。
他のは全部最初だけ喜んで使ったが、そのうち手間になって使わなくなったと。
私の衝動買いの癖故であるが、シュレッダーは逆に「もっと早くに買っておけば楽できたのに」と思った。
さて、裁断された紙の始末であるが、ふわふわしててもったいなく、
何かしら使い道がないか考えていたが、吸音材に使えそうだったのでパンストに詰め込んで
部屋の中に置いてみた。
見た目はあれだが効果はそこそこある。
音の混濁が少し緩和された。
しかし、それでやっぱり見た目が悪い(タコとか呼ばれて家族にもいたって不評)ので棄ててしまった。
5本くらい作ったのだが。
その他、クッションの詰め物代わりにするとか(ハムスターのベッドにいいかも)、
用途はいろいろと考えられそうである。
バーベキューの着火剤にもいいかもね。
ウサギのトイレにも使えるかも。今度やってみよう。