「馬鹿タクシー」(1999/09/03号)
京都某所で呑んだ時、帰りが遅くなったのでタクシーに乗った。
この時、交差点で止まっているタクシーの中から「10%安い」車を選んで乗った。
その時である。

    「ばかやろう!!」

と、その前にいたタクシーの運転手に言われた。

まあ順番を飛ばして乗ったことに怒ったのだろうが(列の途中、とは言え交差点の
ところだったので、列は途切れていた所の車に乗った)、

    「そんなこと言うようなお前の車に乗らんで良かった」

と思うだけなのであった。

一方、乗った10%安いタクシーの運ちゃんは感じの良い人であった。
短い距離では有ったが愛想良く接してくれた。
(夜間2割り増しだったので1メーターではなかったが。
短い距離だと露骨に嫌な顔する運転手もいるからなぁ。)
安かろう悪かろうではないわけだ。

結局、「馬鹿やろう」運転手は、高いは接客態度は悪いはで、
自ら客離れを加速しているということに気が付けない愚かな奴であり、
自分自身が一番「馬鹿やろう」なのである。

京都府南部に住んでいる時は諸般の事情でタクシーに乗ることが多かったが、
10%安い運賃の先駆者、MKタクシーを使っていた。
この時も非常に良い対応であった。
料金の安さもあるけど、結局は人対人のことだから、
印象が大事なのである。

そのあたりをもう一度考え直さんと、そうでなくてもタクシー離れが進んでいるのに、
一層進むぞ、と思うのであった。
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