「とある営業説明会」(2000/10/04、10/06号)
今開発を手がけている製品の説明会を営業に対してやった。

        「そんなにいろいろ突っ込んでくんな!」

私は、実は(すでに知れ渡ってる?)結構いい加減なので、
細かいことは忘れてる。
チェックもいい加減なところもある。
細かいところはとことん細かいけど。
最初は(たぶん)きっちりやってたんんだけど、余りに多いので
そのうち嫌になってきたんだい。

それはまあ言い訳として。

        ・・・問題は翌日・・・

        「説明会は失敗だった」

等と、いきなり言われた。
「営業と一緒になって作っているという気合いが感じられん」だと。
よくもまあ、いけしゃあしゃあとそこまで言えたもんで。

こちらから問いかけをしても答えないことが続いたから、
答えを待ってたら遅れるから独断で進めるようになったんじゃ無いか。
自分の行動を棚に上げて、言いたいでけ言いやがる。

出来んことは出来ん、そうはっきり言うて何が悪い。
客相手習いざ知らず、社内の人間に対して。
長所も欠点も全部知ってから売るのが営業だろうが。
100%完璧なもんなんて出来んのだぞ。
結局、自分の売る能力の無さを「商品の出来の悪さのせい」等と
言い訳してるだけやないか。

そりゃあんた、たった数人で1台のパソコンをソフトも込みで、
1から作ろうとしている位にすごいもん作ってんだから、いろいろあるって。
だから、発売後の改修も含めて良くしていくんじゃないでっか。
そんな「それがなかったら売れん」とか言うな。
売れんと解ってるなら、これ以上開発せんぞ。

営業と開発は相入れないものなのか。
誰かさんに聞かれたら怒られそうだけど。
「営業が根を上げるまで説明しろ」とか。
理屈じゃ解るんだけど、気力が・・・。

        ・・・

ということで、もう『二度と』私は営業に対して説明はしまへん。
文句言うなら、売ってからにしてみろ。
「ええもん作ってくれた」位言われん限りむくわれん。

出荷直前、でも―寸やる気が失せたというか、息切れ状態。
こんなんでもうすでに次の商品も開発開始している。
・・・って、良いのかそんなんで?

        ・・・

前回の続き。

その翌日、また営業から馬鹿見たいな質問が来て、
その時は丁寧に答えてやったが、後で腹が立ってきた。

        「説明書読んだら直ぐに解ることすら直ぐに聞いてきやがる」

やはり、自分達は努力せずに「他力本願で売れたら良いな」
という考えなのである。こんな連中に文句を言われる筋あいはない。

こうなったら、商品を営業通さずにホームページで直接売って、
そこから得られた売り上げは全て開発費用に回せる、ってな
仕組みがぜひにも欲しいところである。
そうなれば、一層開発にも、そして売り方も考えるのに。
あんな馬鹿どもには任せておけん。

        ・・・

社内の馬鹿で腹が立っているところに、会社を出たら出たで
また世の中の馬鹿が目に付くので一層苛々が募ってしまう。

最近の高校生や大学生(予備校か?)はほとんどゴミである。
話している内容が、我々が小学生の頃よりもっと幼稚だ。
こんな連中しか生み出せない国が、本当に豊かか?

        ・・・

人間は、地球上では一応一番優秀な頭脳を持った生命体であるようだが、
それが故か余りに自分に対しての評価があまりに甘い。
自分を尊いと思い込んでいるが、宇宙の他の星の生命体から見れば、
猿にも等しい存在に過ぎないかも知れない。
何の価値もなく、惨殺するに何のためらいも持たない位かも知れない。
地球と言う大きな生命体に巣くう、癌にしか見えないかも知れない。

地球人はもっと謙虚になるべきだ。
よその何処から見られても、地球の代表としてふさわしくならなければならない。

私は最近増えている馬鹿どもに対しては、もはや人間としての
価値を見いだせない。それでも見た目が人間であるというだけで、
尊重すべきなのか?そんな甘やかしがあるから、馬鹿が一層甘えるんじゃないか?
馬鹿には馬鹿らしい最後を迎えさせ、輪廻転生させてやる方が良いのでは、
などと、考えてしまうのである。

危険な状態である。
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