「おばはん」(1997/06/02号)
本当はこんなことは言ってはいけないのかも知れないが、
言わずにおれなかった、のコーナーである。
・・・
電車の中でよく見る光景なのだが、狭い座席の隙間にでぶいおばはんが
お尻をねじ込んでいる姿がある。先日は私の真横で起きたのである。
「よくもまぁ。自分の体の幅と座席の幅の違いがわからんのかい」と思っていたが、
ふと、気づくことがあったのである。
それは、次のような流れ図があることだ。
でぶい
->体が重い
->立っているのがつらい
->疲れる
->とにかく立っているのがつらいので座りたい
->感覚が鈍くなる
->狭い座席の幅が自分の体が入れるほどの幅に思える
ー>座る
である。ここに、他人の迷惑をいっさい考慮しないと言うおばはんの特性を
掛け合わせると、このおぞましい光景が現実のものとなるのである。
私は密かに思っていたのだが、
「デブは社会の迷惑である」
ではなかろうか。私も太っているので余り大きな声では言えないが、
デブだと、場所はとるし、行動が鈍いし、見た目に暑苦しいし、
不健康だし、良いことは1つもないように思える。
重いということは移動させるのにもエネルギーがいるのだから、
車によけいな排気ガスを出させ、電車はよけいな電気を食うことにもなる。
そう、デブはエネルギー節約のためにも迷惑なのである。
きっと、世の中の人間の平均体重を1キロ減らせば、世界で節約できる
エネルギー量はすごいことになるはずだ。
こうなっては、国家が率先して、必要でないデブ(相撲とりなんかはしかたないかも
しれない)を無くす政策をとるべきではないのだろうか、などと話を広げすぎる
のである。
今度、お尻をねじ込んでくるおばはんがおったら
「お前は今、何ジュールのエネルギーをムダ遣いしている!!」
などと言ってやろうか。
まぁ、言って解る相手なら、苦労はしないのだが。