「評価」(2002/11/11号)
今年から、会社での人事の評価の方法が変わった。
従来の上司だけの評価から、同僚からの評価も加えられるようになった
(当然上司の方が比重は上)。

同僚は一応「無作為」ということだったが、乱数ではなく人事が選んで
いるので、完全な無作為ではない。
無作為だと、全然知らない人の評価を任せられる場合もあるので、
それは仕方ないだろう(とはいえ、私の場合はほとんど知らない人の
評価も多かったが。)

それはまあいいとして、今回の評価のもう1つのポイントは、
その評価が自分にも公開されると言うことである。
しかも、批評の文面付きで。
そう、上司および同僚の評価においては、対象となる人に対する
「良い点」「悪い点」の記入欄があるのだが、これが
評点と同時に本人に公開されるわけである。
恐ろしいシステムだが、まあおもしろい。

で、今年分の評価が出てきた。
私にとってはある程度予測通りの結果であった。

私に対する評価は大きに2分されると予想された。
かなり良いか、極端に悪いか。
果たして、それが出ていた。
そういう意味では正しいシステムといえよう。

特に上役クラス連中では、満点の1/6程度しか付けない奴も多かった。
私は言いたいことはっきり言いすぎるから上役受けは特に悪い。
私のいる会社は小さな会社だが、それでもお山の大将気取りの
いけすかねえやろうが多い。で、こういう奴らに対しては
表面上はともかく、顔で馬鹿にしているのでそれを見られてしまう。
かてて加えて私は、喫煙者(行為)が嫌いで、それに関しては
もろに態度に出すのだが、
上役の極一部の除くほとんどがそういう臭い連中なので、
そういう面でも反感を買っているらしい。
まあ、私に好感を持っている上司なんて全くいないのではないかと、
個人的には思っている。これが如実に出た格好であった。
曰く「他人との同調性にかける」とな。
臭い連中と同調なんてできませんて。

まあ、その通りだわな。それについては私も認めているところだ。
自我が強すぎると言うことは、他人との強調をしにくいと言うことだ。
だが、逆に同調できた場合には協力は惜しまないつもりなんだが。
自分の仕事に集中するあまり、それ以外のことに対して淡泊だとか、
というのはある。一言で言えば「職人肌」なのだが
(この「職人肌」について高評価していた人も一応いたが)、
今の会社、今の世の中、そういう人間は嫌われる。
求められるのは何でもできる人間だ。でも、そういうのって、確かに
良さそうで、でも一芸にも秀でてないようでちょっといやなんだけど。

てなわけで、呼んでいてなかなかに納得いったり
少々怒ったりの評価内容であった。
ほんま、他の人は私のことよく見てますわ。
私はほとんど書かなかったけどね(わからない人のことは評価しないが信条だから)。

こんな状況ではあったけど、それでも、私の職能ランクの中では
半分より上にいたわけなので、
(1)元々私のいる職能ランクが低い
(2)他の人の評価が異常に悪い
のどちらかであろう。もし(2)だとすると余り正当な評価ではないと思うが。

そういえば、この評価システムでは部下が上司の評価ができないのは
片手落ちである。馬鹿どもにはそれなりの評価をしてやりたいのだが。
いや、個人でなくても会社の方針に対する意見でもいいぞ。

来年が楽しみ。
きっと、もっと下がることでしょうて。
今年は大きく年収が下げられたけど、来年以降もっと下がること必至かも。
さて、次の職でも探す・・・いや、創り出すかね。
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