「悪質業者を糾弾する」(2000/11/15〜11/20号)
先日(11/12)、テレビの「特命リサーチ2000X」という番組
(毎週日曜日、19:55〜20:55位)で住宅トラブルに関して
やっていた。

借り手と貸し主の間に発生したトラブルに関する話だったが、
その中に心当たりの話が有った。

この番組によれば、住宅を借りる時には敷金を払っているが、
これは基本的に全額返ってくるものらしい。
実際には、家の傷みの内、明らかに借り手に由来する物のみの
修理・修繕費は引かれるとしても、それ以外は返ってくるというのである。

私はここ数年結構引っ越しが多かったが、公団団地の場合は、3ヶ月の敷金
(およそ15万)のうち、引かれたのは5万ほどで、しかもその内容は納得の
いくものであった。
居住期間は1年ほどである。
退去時の確認には立ち会った。

次は住宅金融公庫物件であったが、これも3ヶ月の敷金(およそ27万)のうち、
多くが返ってきたと記憶する。少なくとも、納得行かないところはなかった。
居住期間は2年ほどである。
ここも退去時の確認には立ち会った。

問題はその次。
京都市伏見区竹田に住んでいた時であるが、敷金は3ヶ月(28万)であったが、
ほとんど全くといって言いほど返ってこなかった。
何と27万も引かれたのである。
しかも、居住期間は9ヶ月なのにである。
ここは仕事の都合で退去時の確認には立ち会えなかった。

で、この番組を見てから、改めて退去時に示された明細を見ると、
これが全く借り手に由来しない物ばかりで、明らかにぼったくられた物と判明した。
何と、家中の壁紙を張り替えてやがったのだ。
悪質である。先にこの番組を見ていたら対処しただろうに、実に口惜しい。

物件、管理会社の名前をはっきり書いておこう。

        物件
                グレースダイン竹田

        管理会社
                (株)清涼

悪いのがこの管理会社か大家か解らないが、
ここの物件は決して借りてはいけない。借りてしまったなら、出るときには
きっちり敷金が返されるよう交渉しよう。
(いわゆる住宅斡旋会社も別にあるが、そこは一番最初だけしか関わらず、
後のこういうことに関しては一切関係なしとなるので注意。
本当に単なる「斡旋=情報提供のみ」。それで1月の家賃分を取るんだから、
これもある意味ぼったくりとは思う。)

本来、このように完全に実名を出すことにはためらいもあるのだが、
余りに悪質だったので、公開するのである。

万が一借りてしまった時は、退出時に部屋の中を写真またはビデオ撮影して
証拠を残した上、チェックには必ず立ち会い、万が一以上に高い価格を請求された時は
あきらめずに「裁判所に申し出る」と伝えることである。
30万円以下の場合、小額裁判というもので3000円ほどの費用で
出来るようである。

        ・・・

自慢じゃないが、私は結構いろいろと「騙されて」いるので、
私が踏んだてつを他の人が踏まないようにするのが努めだと思っている。

今までにやられた、身近に聞き及んだ事例を書いておこう。

・将来のための勉強投資
        いわゆる電話勧誘
        「結構です」の言葉はあいまいなので「不要だ」と言う
        卒業学校に最新の住所・会社を教えない(名簿は必ず流れる)

・訪問販売
        その場で取り付けるものはクーリングオフが効きにくい
        ディスポーザー/換気扇の網
        中には会社ぐるみで社員に買わせるという事件も有った
                新潟県にある五陵工業で鍋
        玄関越しに話をして、身分を名乗らない時には戸は開けない。
        足を踏み入れたら「不法侵入で警察を呼ぶ」と言うこと。

・新聞勧誘
        特に「何ヶ月無料」と言う文句や強引な勧誘
        朝日、読売、毎日などが特に悪質
        契約が短いとその期間も請求してくる
        大体は物か無料期間で勧誘してくるので、「新聞は内容で選ぶもんだ。
        物や無料期間で選ぶもんではない。おたくの新聞は内容が嫌いだから
        取らない」という。
        そういうと「新聞会社に伝えておく」と言う奴もいるが、伝えるはずも
        ないし、言ったところで新聞社もそれを相手にはしない。新聞会社にとって、
        読者などどうでも良いのである。要は部数だけ上がれば良い。販売会社が
        何をしようと関係しない。新聞社は販売会社とは関係無いのだ。

・カードキャプターさくらの最初のカードと同じ名前の通信販売会社(仮名)
        巧妙に仕組まれてはいるが、実は儲からないようになっている
                「儲かる」という言葉は何処にもない
                「これだけ収益を上げた人がいる」としか書いてない。
                それ自体も嘘だが、全体的に騙しの言葉で埋められている。
        いかなる形でも相手にしないのが一番。
        一切無視し、万が一「特約店」に興味を示している知り合いがいたら、
        強く引き留める。
        詳細は既出ネタも読み返すように。

・編道(仮名)
        人としての道を踏み外す
        傍若無人化、金銭第一主義化。所詮は毛唐の倫理。
        これもいかなる形でも相手にしないのが一番。
        情に流されて物を買うのも駄目。万が一やっている知り合いがいたら、
        涙を飲んで切り捨てるか、なんとかなりそうなら強く引き留める。

・安売りコンタクト屋
        しょせんは安売りである。
        併設の眼科なんて糞である(下品)。
        予備に買うだけなら良いが、こんなところでまともな検査など
        期待してはいけない。

いかにも「これは良い物だ」「あなたの為だ」というような甘い言葉で近づいてくる
他人はそのほとんどが「悪人」と思わなければならないようである。
中には見知った人間が変貌することもあるので、要注意である。
実に嘆かわしい世の中である。
(これに比べれば、「ちょっといいですか」とか子供をだしに使う某宗教勧誘なんてまだかわいいもんである。
あいつらは金をせびるわけではないし、「私は幸せです」と言ったら逃げていくし。
←これ、一番の撃退法。あいつらは不幸の仲間を捜しているだけだから。)

人を騙してしか生きられない人間など、クズである。
こうしたクズどもが世の中から消え去ることを切に願うところである。
みなさんの知る、危ない事例&その回避法もお知らせ頂きたい。
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