「思い」(2002/02/15号)
12年ぶりに愛媛は松山に行ってきた。

就職して1年目で1年いた場所である。
1年目だからそんなにお金もなく出歩いてないので記憶も少ないが、
何か変わったような変わってないような。

この松山では仕事面ではいろいろと勉強したが、その他は
たいして思い出もない。
松山出向終わりが決まってから、1日だけ松山城、子規堂、坊ちゃん列車、
佐多岬と行った程度。

「良い思い出が多い」とまでは言えないけど、
悪い思い出もないので、時々行きたいと思っていたが、
まさか仕事でまた縁が出来るとは。
人間、思いがあれば必ずつながっていくということか。

        ・・・

「思い」といえば、カール・セーガン博士のCOSMOSもそうである。
我が青春期に大きな影響を与えた偉大な番組であるが、
当時は家にVTRもないので録画も出来ず(音声だけはカセットに録ったが)、
ずっと「また見たい」と思っていた。

それが放映から実に20年経った最近、DVDになって発売されていると知った。
しかし日本では扱っている店がないようで、アメリカのみである。
売っているサイトを見つけたはいいが、英語がネックになってかなかな買えなかった。

しか〜し、一念発起、辞書を片手に何とか注文することに成功した。
まだ届いていないので、本当に成功しているかどうかは解らないが、
少なくともメーカーからは「発送した(shipped)」というメイルは来た。

早く届かないか、待ち遠しい毎日である。

        ・・・

「思い」とは、かくも不思議な事実をもたらす。
強く思っていれば、必ずそうなる。

長い年月はかかるかも知れない。
だけど焦ってはいけない。
長く思い続けること自身が不思議な力となって、
事を成し遂げる。

逆にいえば、「思うこと」とは人の秘めたる力を引き出す鍵なのかも知れない。
今まで出来なかったことも、「必ず出来る」と信じて思っていこう。
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