「突然1日東北旅行+α;続編」(2005/08/22〜10/03号)
例の突然の東北旅行の続編である。
続編とは言っても、今回は旅行ではなく前回ドタキャンされた
仕事そのものである。
行ったのは1月後半。

        ・・・

今回も移動は新幹線である。京都からでは飛行機でも新幹線でも
大差ないからである(1時間以内の差)。
新幹線の方が何かと気楽。

今度は盛岡へ直行、今度は少なくとも1日目はドタキャンなし。
東北新幹線に乗ったとき、少しどきどきしてしまった。

東海道新幹線では、名古屋から隣に座った女が新横浜までひたすら携帯電話を
いじり続けて不快。ゲームやホームページの閲覧、メイルの打ち込みや閲覧ではないようで
あったが、それでもあのキーを押す音は非常に不快である。

このネタも電車内で打ち込んでいるが、PCのキーの音と携帯電話のキーの音は周波数が違い、
携帯の、少し粘ったような音は非常に不快に感じる。
まあPCも打ち方によってはうるさいが(私は一応車内で打つときは音が出来るだけ小さくなるよう
なでるように打つようにしているつもり)。
これを書いているときも通路挟んで逆の窓側の2つ前の席に座っている女がひたすら携帯電話を
いじくってそのキー音がうるさい。結構離れているのに聞こえてくる。
どうしてバカな女はこうも携帯電話が好きなのであろうか。
全く持って「携帯電話依存症」。

JRも阪急電車のように「携帯電話禁止」車両を設定してほしい。
自衛策として「携帯電話お断り」ステッカーでも作って貼るか。

今回乗った車両は秋田新幹線の「こまち」。
秋田新幹線はフル規格ではなくミニ新幹線=スーパー特急方式なので車格が在来線とほぼ同じ。
従って、新幹線の線路内では隙間が出来るので、乗降口にはステップが出る。
車内も2:2で普通の新幹線に比べると狭い。揺れもフルサイズ車両に比べ少し多いか。
でもMaxよりかはまし。

ただこまちの座席には1つ欠陥がある。
特急の座席は回転が可能であるが、この回転機構の遊びが大きすぎるのだ。
だから、座席をちょっとでも押すと回転方法に揺れる。

車内は、天井回りに要らない(と思う)支柱がある分ごてごてしているが、なかなかにきれいである。
JR東日本の車両とは思えないほどに。
これを見ると、はやりMaxはただの通勤電車にしか思えない。
朝夕の通勤時間帯はともかく、昼間は走らせないで欲しい。
それか値段を下げるか。

ただ1つ気になったのは、走行中時々車内の電灯が暗くなること。
1度や2度ではない。パンタグラフが架線から離れる瞬間があるのだろうか。
それともSIV(static invertor;電圧変換装置)が異常?

今回も車内は空いている。乗ったこまちは全席指定で、かつ大宮から仙台までノンストップの
最速タイプだったが、隣は誰も乗ってこなかったので楽&あまり不快な思いをせずに済んだ。

各座席には「トランヴェール」という冊子が置いてある。1月の特集は「義経」。
当然平泉なども載っている。前回平泉に行ったので書いてある内容はよく分かったが、
「先月の特集にしてくれれば」と思ったのも確か。

        ・・・つづく・・・
乗った新幹線は正確には八戸・秋田行き。八戸行きのはやてと秋田行きのこまちが連結されているのだ。
盛岡でこの2つが分離する。その瞬間をまじまじと見てしまった。
在来線の連結切り離しのようにケーブルの接続などはなく、
連結器の外しだけであり、しかも連結器部分のカバーも自動的に開け閉めされるので
人手を介す必要が全くない。
切り離ししながらそのまま出発する。
前回来たときに故障してしまったデジカメが直前に修理から上がってきたので、
それでこの様子を撮影した。暗かったので余りきれいに写らなかったのは残念。

ここでまた携帯バカがお出まし。
秋田行きのこまちに乗ると思われる女数人が発車寸前にやってきたのだが、
中の1人が、こんなぎりぎりである(というかすでに列車を遅れさせている)にもかかわらず
携帯電話の画面を見ながらだらだらと歩いているのだ。
こういう携帯電話で他人に迷惑かける連中には罰金刑を食らわしやらなくてならん。
(電車を故意に遅らせたら高い罰金を払わされる。)
そうでもしないと、この手の連中は反省しない。

到着した盛岡は、予想に反して雪が少なかった。確かに道端にはあるが、多くない。
タクシーの運ちゃんによると、今年は異常にぬくいのだそうな。
雪も、いつもなら少ないはずの海沿いの方がむしろ多いとか。
地球温暖化の影響かもしれない。

今日は特別暖かい日だったようだが、普段なら盛岡は札幌よりも冷え込む日もあるそうで、
そういうときは昼溶けた雪が夜に凍り付くので、道路がアイスバーンのようになって危ないのだそうだ。
明日は寒いと言っていたが、果たしてどうなるか。

そういえば、前回は余り見ることが出来なかったが、
盛岡駅前は結構ビルが多い。まあ仙台ほどではないがやはり大きな都市であるようだ。
駅前(東側)にはすぐバス停があるが、タクシー乗り場が見あたらない。
探すと、右手少し離れた場所にある。
重い荷物を持ってそこまで行くのはちょっと苦労である。

{宿紹介}

        公立学校共済組合盛岡宿泊所
        「サンセール盛岡」

        JR盛岡駅からタクシーで10分程度(1000円ちょっと)
        盛岡市志家町1−10
        019−651−3310
        http://www.echna.ne.jp/~sanseru

公立学校共済の宿である。
部屋は和室が中心で、当然私もそれを狙ってここを選んだ。
今回は2連泊。

和室には部屋にトイレと風呂が付いている部屋とそうでない部屋があり、
私の泊まった部屋は「なし」の方。
この方が1500円ほど安くなる。その分夕朝食に回したというわけだ。
風呂・トイレがないと言っても洗面所はある。
だから、洗面や歯磨きなどは大丈夫。
YHに止るのになれている人には全く問題なし。

部屋は6畳で、ここで2人までならちょうど。
やっぱりさすがに前回泊まった千登勢屋旅館YHの4畳で2人は狭すぎた。

設備。
タイル大小、浴衣、お茶、ティッシュ、歯ブラシ。
TVあり。
実はTVの置いてある台が、一見古いカセット式のカラオケ装置に見えた。
        「いやぁ、この部屋カラオケがあるわ!」
しかしよく見ると、カセットと思った部分は時計、ボリュームと思った部分はアラームの音量と
空調の温度調節、チューナーのボタンだと思ったのは・・・それは本当にラジオの選択
ボタンだった。時計付きラジオだったと言うこと。
でも、この時計のアラーム壊れてる。
時間になっても鳴らないなぁと思ってみたら、鳴らしているつもりになっているが音が出てない様子。
だめじゃん。私は目覚ましが鳴る前に目が覚める特技を持ってるから良いけど
(ほぼ時間ぴったりに起きられる)、そうでなかったら、ことによっては問題になるのでは。
電話を使ったモーニングコールサービスが出来るようなので、こちらを使った方が
良さそう。

部屋に入ってまず思ったのは「暑い」。
なもんで、まず最初に探したのが空調の温度調節であった。で、そこにあったと。
雪国の人は、部屋の暖房をがんがんに効かせて生活するので、
実は京都あたりの人に比べ寒さに弱いとはよく言われること。
大学生の頃、北海道出身の友人がよく「京都は寒い」と言っていた。
部屋の中の温度では、むしろ京都の方が寒いのかもしれない。
「京都が寒い」というのは、今日のタクシーの運ちゃんにも言われたし、
この後会う一度に言われたので、全国的に有名なようである。
(ちなみにうちの部屋の中の温度は、暖房のない部屋で5〜8度くらい、
ある部屋でも16度を超えることはまず無い。日の当たっている野外より
家の中の方が寒いと言うこともままある。)
結局、部屋の暖房を切ったのだが、それでも十分暖かかった。
館内全体に暖房が入っているからだろう。
そうそう、部屋の中はかなり乾燥している。

部屋は禁煙ではないよう。何度も書くようだが、和室は臭いが残りにくいのでましだけど
少し臭いが残っている。
やはり禁煙部屋の設定が欲しい。
食堂は禁煙(と思う)。

        ・・・つづく・・・
ここで1つ宿泊旅行の時の便利技。
お茶を買って列車に乗り込むことが多いと思うが、このときアルミ容器の物にしておく。
YH以外のたいがいの宿には部屋にお茶があるので、翌日以降分は、このお茶を入れていくのだ。
お茶は当然お湯で煎れるため、プラスチック容器では冷えるまで入れられない。
これではなかなか一杯に出来ないのだ。
アルミの容器なら寝る前にでも熱いまま一気に入れて、朝までにゆっくり冷やせばよい。
1つ注意は、熱いお茶を入れると当然容器も熱くなるので容器を押さえるときは必ずタオルで押さえること。
これで1日150円は節約できる。
「宵越しのお茶は飲まない方が良い」と言われる。
お茶の葉についている雑菌が繁殖するからだそうだ。
(日本茶のカテキンには殺菌作用があるとも聞いたが、それでも殺菌されない菌がいるのだ。)
お茶を数日おいてると、お茶の葉を入れて無くても色が濃くなることがあるが、
この状態は雑菌が繁殖している状態だ。
実際に一晩でそんなに繁殖するかどうかは分からないが、
飲みきれなくても毎日入れ替えた方が良いであろう。
「ホテルにあるお茶はケチるな」である。

夕食は2800円ほどの定食を頼んだ。
1日目は1人鍋(鶏鍋)、畳鰯とキノコの天ぷら・肉団子・ムール貝他の1皿(一品皿)、
お刺身(マグロ、甘エビ、イカ)カニみそと赤貝となめたけと貝割れ大根(の様な感じ)の和え物、
エビ餃子の入ったお吸い物、茶碗蒸し、これにご飯と、食前酒に梅酒という構成であった。
2日目も基本構成は同じで内容が少し変わった。鍋が鯛身とイカの鍋となり、一品皿が
畳鰯は同じで焼きポテトサラダ・エビの串焼き・ミョウガの酢漬け・もう1つ赤い何か(詳細不明)。
お刺身はイカがホタテに変わり、何かの貝とわかめの酢の物、鞠生と海草の入ったおみそ汁、
後は茶碗蒸し、ご飯、食前酒は同じ。

内容的には特筆すべきものはないが、でもそれなりに特徴はある。
「山椒は小粒でぴりりと辛い的特徴」と書けば分かるだろうか。味も良い。
ご味で言えば1日目は飯と鍋の鶏が、相対的にちょっと残念だったかなとは思う。
2日目はそう言うところなし。
そうそう、1つ問題。
1日目はお茶がなかった。結局お茶なしで食べた。何か他に飲み物を頼めと言うことだったのだろうか。
2日目にはお茶が出たのだが。

そういえば、夕食は和と洋から選択できる。
朝食も選択可能ある。

食堂の横にはちょっとした和庭があって、今の季節雪が積もっても木が倒れないように
藁で傘をしていたり、枝が広がる木は縛ったり、木の上に円錐状に縄を
張ったりしてあった(この光景では金沢の兼六園が有名)が、いかんせん
1日目は雪がほとんどないので良い風景にはなっていなかった。
雪があればきれいであったろうに・・・と思っていたら2日目は見事に雪景色になり、
なかなかの風情であった。

風呂はいわゆる大浴場ではなく、また温泉でもない。
6人入れば一杯になるくらいの広さ。
YHに比べりゃ十分広かったが。
シャンプー(頭・体)、石けん、ドライヤーあり。それに体重計も。
貴重品入れロッカーは50円と書いてあるけど、実際は無料。

朝食は極普通の和食。ヤクルト付き。
納豆の代わりと思われる、長イモのとろろ(1日目)/根昆布のような物(2日目)がおいしかったかな。
朝は和食に限る。

        お勧め度        80%

可もなく不可もなくというところ。悪くもないが、昨今の贅沢な宿に慣れていると
少々物足りないかも。
部屋風呂なしなら大浴場であって欲しかったと思うが、贅沢なのかもしれない。

あぁそれにしても、ここでもまたバカ共に遭遇。
真夜中に廊下を大声を上げて歩く連中がいる。1人ではなく数人。
外人もいた。
己らは夜中大声を上げたら、いや普段通りの声でも響いてうるさく感じ、
寝ている日とのじゃまになると言うことが分からないのか。
何で夜中に廊下に出るときにいちいちしゃべる必要があるのだろうか。
バカの行動は理解できん。
こうなると、やはり部屋トイレは欲しいような気がする。

支払いにカードは使えるが、VISA、マスターなどやJ-DebitはいけるがJCBは不可である。
ご注意を。

        ・・・つづく・・・

「健康な朝は1本のうんこから」
いきなり尾籠な話であるが、でもやはり朝からすっきり出た日は調子がよい。
出ない日はどうもおなかが張って食べ物もおいしくない。
出すべき物がちゃんと出るのは良いことなのである。
(私は日頃から便秘がちで、旅先では特にそうなりやすいので余計にそう思うのである。)

翌朝は大雪であった。「大雪」と書いたが、それは京都の人間が見ればそう思う量なのであって、
地元の人に言わせれば普通程度なのかもしれないが、いずれにせよ駐車場も
一面真っ白に見えるほどには降っている。

8時過ぎにいったん上がったが、その後また降り結局1日中降り続いた。
大雪注意報が出ていたらしい。
「今日は気温が高いから積もらないだろう」と言われていたが、この辺りの人の言う
「気温が高い」はもちろん京都・大阪のそれとは全く違う。
氷点以上あれば「暖かい」である。ちなみに12時に測定した外気温は2.5度。
十分寒い。雪は結局2〜3センチ積もったような感じではあるが、
それは土の上や日陰だけでなく道路上もそうであるのが京都付近との違いである。
盛岡では一晩で30センチ積もれば大雪なのだそうだ。
京都なら大混乱だ。しかし、「秋田なら一晩で1メートル積もるから」だと。
想像も出来ない世界である。
そう言えば、町中そこいらに除雪車が準備されているのはさすが雪国である。
10センチ積もれば走る出すのだそうな。明日は見られるかな?

お昼は、なんてことない定食屋に入ったのだが、これがまた安くておいしい。
刺身とそばと天ぷらとご飯(+コーヒー)だったと思うが、これで750円。
地元の人は「盛岡の名物はわんこそばと冷麺」だと言っていたが、
私に言わせりゃ、この何気ない刺身や天ぷらのネタがどれだけおいしいか。
鮮度が違う。エビ天なんぞ、京都あたりでこのあじを食べようと思ったら
相当出さなきゃだめだと思う。御飯もおいしい。
田舎(卑下した言葉ではなくあこがれを持った言葉)は食の基本的程度がずっと高いのだ。
こういうところはうらやましい。

そうそう、こんな場所で「しんどい」と言う言葉を聞いた。
「しんどい」は関西弁だと思っていたが、他でも使われていたのだ。
(少なくとも東京では通じない。)
ちょっとうれしい。

ちょっとだけ仕事の話。約束の時間ちょうどに行ったらちょっと待ってで50分。
「さて行きましょう。あっ、でも車がないのでもうちょっと待って。」
で30分。いやはや、いい加減な会社な事で。
あと製品の取り扱いがものすごく手荒かったり(もちろん注意した)、
設置仕方や場所がものすごかったり(よくそんな場所にそんな格好で設置したなと言う感じ)。
あれじゃあ短期間での不良が出るわなぁ。
なぜ初期不良で帰ってくるのが多いのかと不思議だったけど、
これを見て理解。これからは不良交換を拒否した方がいいかもしれない。

{おみやげ紹介}

        南部鉄器
        「茄子漬け色出し」
        3個入り

        ¥1260(税込み)

これは「茄子の漬け物」、ではない。
茄子の形をした、南部鉄器である。

南部鉄器とはこの地方の特産品であるが、
要するに砂鉄を使った鉄器で、一番有名なのは「分福茶釜」の狸が入り込んだ
あの茶釜である。

で、これが何者かというと、一見ただの鉄で出来た茄子の置物なのであるが、
実は鉄分を補給するために使うのである。

お湯を沸かすときにやかんに一緒に入れれば直接的にその効能があるが、
他に黒豆を煮るときの色づけになったり、貝の砂出しにも有効なのだそうだ。
で、私は「黒豆」のために買ったのである。

私はおせち料理を自分で作るが、当然黒豆も煮る。
甘さなどは問題ないのだが、如何せん豆の色が真っ黒にならなかった。
「煮るときに錆び釘などを一緒に入れろ」と書いてあるが、
そんなものもってないので入れないで煮ると、元は黒い豆でも
煮ると灰色になってしまい色がよろしくない。
何とかならんかと思っているところにこれを発見したのだから、
買わねばなるまい。
効果がどれほどであるかは、次回黒豆を作るまで分からないが、
まぁそれまでは置物として頑張ってもらおう。
形も結構愛嬌があっておもしろいし。

        お勧め度        省略

形は小さい物だけど、密度は思いっきり高いのでずっしり重い。
ぶつけたりしないように。

文鎮にも使えるかも。

        ・・・つづく・・・
翌日は雪はすっかり上がっていたが、解けた雪が凍り付いていた。
それでも地元の人は車にせよ歩きにせよ全く動じないのがさすがである。
さらに、昼間は温くて溶けていたが、夕方4時過ぎにはもう凍り始めていた。
さすがは東北。

2カ所目の現場で、なぜかお菓子の大安売りをしていたので買ってしまった。
何でも3個、場合によっては4個で100円。
眠気覚ましの「BLACK BLACKガム」というものもボトルであったので
買った。まあ、余り眠気を押してまで仕事はしたくないけど。

仕事の方は苦労の連続で、時間的余裕だと思っていたら、
結局帰る時間ぎりぎり。
次の日にどうしてもはずせな用事があったので京都着の終電に間に合うように
帰ったのだ。盛岡駅18:39。

ここで1つ大問題が発覚した。
特急券を自動改札に入れると通らない。
なぜかと思えば「日にちが間違っている」。
後に間違っている(=早く乗ろうとしている)なら変更で済むのだが、
今回は逆。1日遅れている。そう、間違って1日早い日で予約していたのだ。
予約するときに書いた紙を見ると「1/20」と書いているから自分のミス。
乗車券は有効日数があるので1日くらい遅れても問題ないが、
特急券は、乗り遅れた同一日内なら自由席で乗れるが、日が変わると全くの無効になる。
結局自腹を切ることになった。しかも東北+東海道両新幹線でしめて1万円。大損害。

改めて切符を買うのにみどりの窓口に行くと行列で並んでいたら間に合わない。
自動販売機の方で買おうとするがここでもまた1つ問題が。
東北新幹線分は、予約時は5450円だったのに今日買った切符は5650円。
新幹線特急券には往復割引も乗り継ぎ割引もないはずなのになぜ?
当日券は高いのか?何か納得いかん。
一度キャンセルしてやり直したが同じ。もう時間がないのでそれで購入。
東海道は指定が取れなかったので自由席。
この時点で列車発車2分前。やばい。
重たい荷物を抱えて改札に入ると、今度は改札からホームまでのエスカレーターが長いこと。
ホームに着いたら列車が入ってきた。
これを逃したら今日中には京都に帰り着けない。
危うくさらなる大損害を出すところだった。

東北新幹線は満席。
仙台まで隣に座った奴は大股開き→ゲーム&貧乏揺すりと困ったちゃんであった。
お子様の証明である。

それでもこちらは座れたから良かったが、問題は東海道新幹線。
自由席も満席で座れず通路で立ちっぱなし。
扉前に座り込んで、PCの電池が切れるまでの最初の30分はこのネタなどを打ち込みながら過ごし、
後はひたすらぼ〜っとしていた。
東京21:18発、京都23:33の列車だったけど、米原付近の雪で10分ほど遅れて到着。
当然大疲れ。
地下鉄の終電に間に合わないのでタクシー帰りが「公的に」許されるようになったのが
せめてもの救いか。

さらに、仕事の同行者(相手の会社の人間)が臭かったのでスーツもコートもネクタイも要クリーニング。
ダウンのコートはクリーニング代が3000円もかかるのでしめて4000円。これも大損害。
こんなに苦労して仕事したあげくにこれ!?
やはり厄年!?

{おみやげ紹介}

        「盛岡手作りせんべい」
        にんじん
        チーズ
        各8枚入り336円
        盛岡せんべい店
        盛岡手づくり村特性

にんじん:小麦粉、落花生、砂糖、にんじん、食塩、膨張剤(白ごまも入ってる)
チーズ :小麦粉、落花生、砂糖、チーズ、白胡麻(無漂白)、食塩、膨張剤

岩手から仙台のお菓子の名物の1つとして数えられる「南部せんべい」。
非常に多くの種類があるが、これもその1つ。
買った理由は混ぜ物が珍しかったのと、他に要らない添加物が無かったから。
小麦はすべて岩手県産らしい。

チーズは結構香ばしいチーズの味がする。
プロセスチーズではなくナチュラルチーズ系の味。
全体的にちょっと固め。
人参は確かに人参の味がする。
きつい味ではないが、好き嫌いはあるかも知れない。
ちょっと柔らかめ。
子供に良いかも。

        お勧め度        チーズ  82%
                        人参    78%

実はほうれん草も買ったつもりだったのだが、家に帰って袋を開けたら
「にんじん」だった。ここでも失敗。

        ・・・つづく・・・
{おみやげ紹介}

        「深山 栗しぼり」
        1290円(税込み)
        6個入り

        (有)中村屋
        岩手県下閉伊部郡岩泉町岩泉字下宿37
        0194−22−3225

岩手の駅前の売店で見つけたお土産。

その名の通り、栗の実を搾ったもの。
正確に書けば、栗の実を潰して裏ごしした物を茶巾絞りしてあるものである。
使われている栗はこの辺りの山栗らしい。

まず特筆すべきはその口当たり。
非常になめらかで、上顎に吸い付くような感触がある。
それでいてさらっと流れるので非常に心地よい。
「こんなの初めて〜!」である。
子供も「おいしい〜!」と叫んだくらいおいしい。

味も微妙な甘さですっきりしており、砂糖を含めいらない添加物が
一切入っていないように思われる。
そのまま食べてもおいしいし、お茶請けにも良いかも。

10月から3月までの限定販売。

        お勧め度        98%

ちょっと高いので最初躊躇したが、これは買って大正解。
久々にお土産で心底美味しいと思った。
1個売りもしているので、とりあえず食べたい人はそれが良いかも。


{おみやげ紹介}

        「黒砂糖まんじゅう」

        玉澤総本店
        仙台市青葉台上杉3-9-57
        022-223-2804

仙台のおみやげらしい。実は自分で買ったのではなく、
後日仙台に同じ用件で行った人のおみやげ。

サイズにはミニとレギュラーがあるらしいが、ミニは直径3センチくらいの
丸いおまんじゅうで、名前の通り黒砂糖(沖縄波照間産)が使われているので
黒い、というかこげ茶色。
中は小豆あん。

これの最大の特徴は食感。皮がかなりもちもちしていている。
こんなまんじゅうは初めて。
おもしろい食感。
賞味期限が2日とあるが、それ以上経つとこのもちもち感が落ちるのだそうだ。
(冷蔵庫に入れると皮がはってしまうのでだめ。)

味はかなり黒砂糖が強いが、それが小豆とよく合っている。
甘ったるそうであるが、実はすっと甘さが抜けるほど良さがある。

        お勧め度        90%

次回買って帰ろうかな。

        ・・・

{書籍紹介}

        「空想科学映画読本2」

        柳田理科雄

        ISBN-4-594-04788-2
        扶桑社
        ¥1200(税別)

いろいろな映画の中で出てくる現象について、科学的考証しようと言う本。
電車の中の時間つぶしのために買った。

「空想科学シリーズ」はオタクラでも過去に何冊か紹介しているし、
かなりたくさんのシリーズが出ているので知っている人も多かろう。

今回もそういう内容の本であるが、扱う本数が多かったのか、
1つ1つの考察についてはあまり深くない。
数えてみたら、34本(1&2という作品もあるので、それを別に数えると
もう少し増える)も扱われていた。
そういう意味でちょっと中途半端な感は否めない。
電車の中で吹き出しそうになった話もあるのだが。

        お勧め度        65%

悪くはないけど、ちょっとマンネリ化してるかな。
時間つぶし用としては合格だが。

        ・・・

最後にこれも書いておかねばなるまい。
前回、一ノ関の女子高生が黒タイツであると書いたが、
ここ盛岡でも女子高生だけでなくOLも軒並みそうであった。
しかもかなり厚手。
やはりここの寒さを過ごすにはこれくらいの格好が必要ということであろう。

もう1つ。
「京都は寒い」と今回何度も言われたが、確かに京都に帰ってきてそう思った。
気温だけで比較すれば東北の方がずっと低いが、
体感温度では京都の方が堪える。
東北は雪があるのでその照り返しで温いのかもしれない。
それ比べて京都の冷えは体に突き刺さるようだ。

それはともかく、結果的にはさんざんな出張だったわけである。
もう二度とここには来ない。
丸。
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