「水仙見学」(1997/02/20号)
某月某日

淡路島は灘黒岩というところに水仙を見に行った。

最初は明石からフェリーで渡ろうと思ったら、なんとまあ3時間待ち。
ということで、須磨まで引き返して乗ったのでありました。
 教訓:晴れた日には須磨からフェリーに乗ろう
まあ、来年まで待てば橋もできるが。(でも高そう。)

淡路島は初めて渡ったが、これは島の特徴だろうか、道路が狭い。
そういえば、佐渡の道路も狭かったが、それを思い出してしまった。
もっとも、淡路島の方が面積もある分、佐渡ほど狭くはない。
高速もあるし、移動は比較的楽である。

淡路島の南部には2カ所の水仙の名所がある。
水仙の名所は全国に何箇所かあるようだが、淡路島のそれは、人工のものではなく、
自生のものらしい。(とはいえ、元々水仙は日本の花ではないから、
誰かが大昔に持ち込んだんだろうけど)。確か福井のは人工だったような・・・
(未確認)。

今回はそのうちの鳴門に近い方の灘黒岩という所に行った。
海岸すぐで景色のきれいな場所の斜面に水仙が咲いている。
(ちなみに、駐車場は無料だけど、水仙の所に入るのは有料。)

初めてこういうのを見たが、なかなかきれいなものだ。
水仙は花の香りも優雅で、かなりの花が咲いていても
微妙でいい感じである。
階段で斜面を登り、そう、50メートルほど上の展望台まで登れる。

残念ながら、ちょっと行く時期が遅かったのか、日の当たる斜面の花はもう
散っていた。今年は暖かいのだろう。もう少し早い時期、そう1月の下旬ぐらいが
一番いい時期なのだろう。(今年は開園時期が例年より短い。)
そのころであれば、海側の斜面も一面の花で、光輝く海面と水仙の白い花の
コントラストは、それはもういうにいわれぬ美しさであろう。

その光景を見るのはまた次回ということにして、今回は帰ったのでありました。

お土産は水仙便所・・・失格・・・じゃなくて、なし。
意外にいいものが無い。淡路島といえば玉ねぎであるが、今回はパス。
人の車で行ったし、帰り淀屋橋から電車の予定だったし。
そういえば、一面の玉ねぎ畑は壮観であった。

・・・それだけ?・・・

帰りに新神戸のOPAに行った。
「9年前に来た時には、新幹線の駅以外何にもなかったのに・・・」
今は地下鉄はあるし、ショッピング街もあるし、どえらい変わりように
おったまげたのでありました。

あぁ、美しきは田舎もん。
<戻る>