「御所の一般公開」(1999/11/05号)
京都御所の秋の一般拝観に行った。

実に14年ぶり(位)である。
そう、前回来たのはまだ大学の頃だ。
御所の一般公開は毎年春と秋にあるが京都のこんなところまで来るには
なかなかに思い切りがいるもので、何度か着たいと思いながら、
結局こんなに間があいてしまった。
私としてはついこの間のことのように思っていたのだが、
もうこんなに経っていたとは。

あれから随分と経ち、計らずもこんな近くに住むことになって、
これは行かない手はないだろう、ということで早速行くことにした。

前回は平日だったので、随分とすいていたように記憶したが、
今回はさすがに休日だけあって、開門直ぐに行ったが、それでも人は多かった。

清涼殿や紫しん殿(漢字が出せない)などは割合に有名なところであるが、
御所は他にも建物や庭があって、外から見る以上に広く変化が大きい。
大きな建物には圧倒もされ、美しい庭には見とれてしまう。
こんなところが、ほんの近くにあるというのはすごいことかも知れない。

そういうところに一般の人が入れるのだから、良い時代になったものだ。
もっとも、「こんな連中入れん方が良い」というような奴らもいるにはいるのだが、
一応禁中ではそれなりにおとなしくしているようであった。
一歩御所の外に出ると「何」であったが。

入り口前では手荷物検査まである。
以前はそんな物無かったと思うが、最近は物騒だからなのか。
あと、御所の外では臨時の土産物売り場があるが、実は
御所の中にも2箇所ある。「良いのかなぁ?」と思うのだが、
これも時代かも知れない。

10日までの公開で、朝9時から3時までの開門である。
興味のある方はどうぞ。

追伸:
正確に言うと、一般に京都御苑と呼ばれている敷地内には3つの御所がある。
京都御所、仙洞御所、大宮御所である。
このうち、京都御所だけが一般公開も含め公開されており、
後の2つは非公開らしい。
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