「ノイズカット・コネクタ DMJ6−2100K」(2002/07/01号)
{商品紹介}

        「ノイズカット・コネクタ
                DMJ6−2100K」

        定価    ?(¥4000位)
        買値    ¥2480

        発売元:NTTアドバンストテクノロジ(株)
        販売:コトヴェール

電話線に乗るノイズを遮断する装置である。
大きさは、大人の親指程度であろうか、かなり小さいものである。
これを電話のモジュラジャックのところにつけて使う。

        〜電話線〜[これ]〜>モジュラ

プリンターのところで書いたとおり、うちの電話回線にはノイズが
非常にたくさん乗っている。普通の会話にも影響するくらいに。

原因は家の中の他の電気製品だ。前にも書いたとおり、特にプリンターが大きい。
このノイズカットコネクタは、ノイズの種類によって大きく分けて3種類あるのだが、
今回は、プリンターが出しているノイズといえばおそらくは電源であろう
ということで、スイッチング電源の出すノイズ系をカットするという
このタイプを選んだ。

品番最後の100Kというのは、「100KHz近辺のノイズのノイズに適応する」
と言うことである。
100KHz近辺のノイズというのは最近多いインバーター機器、
たとえばちらつかない蛍光灯やIH機器などや、小型の電源=スイッチング電源
が出すノイズである。ノートパソコンのACアダプタはすべてこれだと言って良い。
最近、こういう機器は家の中に増えている。

このシリーズには他に、AM放送などによる雑音(0.15〜5MHz)対応の
Lシリーズ、CB/アマチュア無線等の雑音(0.5〜30MHz)対応のHシリーズ
がある。実はうちの近所にAM放送局があるので、Lシリーズも考えたのだが、
プリンターの電源を引っこ抜くと雑音が急激に減るので、まずは100Kにした。

なぜ効くのかという技術的なことは省略するとして、問題はそれが効くかどうか
である。

電話機で聞くノイズ的には、はっきり言って全く効果が感じられない。
まだ盛大にノイズが聞こえる。
しかし、実際にインターネットにつなげてみると、以前は頻発した接続ミスや
途中での切断がなくなり、また接続時の速度も従来が50.2Kbps上限が
50.6Kbpsまであがるようになった。そういう意味では効果は少しは出ているといえる。

このノイズカットトランスは、周りから侵入するノイズはもちろん、
自分から放射するノイズもカットするらしい。
周りから侵入するノイズについてはまだ効果が浅いが、
自己放射して、それがまた帰ってくる分に対して効果が出ているのではないか、
と考えている。

でも通常電話時にはだめなので、通信時にだけ線を差し込むようにしている。
面倒ではあるが、仕方ない。

        おすすめ度      60%

うちでの本来の目的、音声電話系へのノイズの侵入に対して効果が見られたのなら
もっとおすすめ度を上げるのだが、耳に聞くノイズ的にはさっぱりだが、
インターネット的(モデム的と言うべきか)にしか効果がないのでこの程度にした。
他の環境ではもっと効くかも知れない。
根本的には、やはり電話線を10メートルも伸ばす方に問題があるようだ。

ちなみに、うちではこのノイズカットだけでなくフェライトコアという
別のノイズカットする部品も電話線に付けているが、こちらも効果のほどは不明。
やはり電話線は短い方が良さそうである。
(普通電話に入っている電話線は2mほどであるが、この先にPCをつないで
通信すると、表示上の速度的には変わらないが、安定度はかなり高く
実行速度が高く感じる。途中でエラーで切れることも全くない。
大きな物をダウンロードするときには必ずこうしている。
かなり面倒ではあるが、ノートパソコンゆえに出来る芸当である。)

そうそうこれ、大手の家電店の通信機器がおいてあるコーナーにはおいてあると思う。
別にパソコン専用機器ではない。
インターネットで調べると¥2000を切っているところもあるが、
送料を含めると高くなるので要注意を。
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