「シートベルトの話」(1993/05/12、05/14)
朝の混んでいる電車の中ではすることといっても何もありません。
私は混んでいる電車の中で本を読めるほど器用でないし、
あれをすると目が疲れるので嫌なのです。

そこでただぼんやりと外を眺めているのですが、
ふと前を走る新御堂上の車の運転手を見ていて気がついたのが、
「シートベルトをしている運転手が少ない」
ということ。

私は必ずシートベルトをしますし、横に乗る人にも必ずさせています。
これは自分が運転しない時も同じです。(後部座席でもベルトをする。)
友人に聞いてもみんなそうだというのでシートベルトの装着率はもっと
高いのかと思っていたのですが、以外と少ないので驚きました。

パッと見た感じですが、装着率は50%くらいでしょうか。
いつまでも警察が「シートベルト!」と言っている理由がわかったような気がします。
確かにこれでは低すぎます。

特に目立ったのが女ドライバー。
見た範囲では装着率0%。
誰一人としてつけている人間がいない。
服が型崩れするとか、胸につかえるとか理由を言いそうですが、
ヘルメットで髪型が崩れるなら認めますが、シートベルトで服がそうなるとは
思えませんし、胸に云々ではそんなに大きな胸の人はいないように思いましたが。
(別にまじまじと見ていたわけではありませんよ。)

そうでなくてもとろくて事故を起こしやすいのに(偏見?)、
自分から命綱を離すなんてなんてバカなんだろうと思いました。
いえ、これはシートベルトしていない人全てにいえることですけど。

たった1本のシートベルトで命が助かるんなら軽いものだと思わないですかね。
締め付けられてる感じがするなんて言うのは大人の言う理由じゃないです。
いちいちしていたら時間がかかると言うのも、配達している人ならまだしも、
通勤に使っているような人間がいえる筋合いではないですし。
大体あんなもの付け外しするの、急げば10秒もかからないし。

イギリスとかではシートベルトをしていないで事故した場合は保険金が
降りないそうです。日本でも早くそうするべきです。
「自分の命は自分で守る」、その意識がもっと高まることを祈ります。

        ・・・

今日の電車の中でも、また外を走る車のシートベルト装着率を見ていました。

このあいだは50%位と言いましたが、もっと低いような気がしました。
40%いや30%位かもしれません。
そして相変わらず女ドライバーは0%です。
そういうのに限って私はうまいって顔してるんだから困ったもんです。

そうそう、シートベルトの安全性についてでしたね。
シートベルとしていたときの生存率というか怪我の程度については
警察が出していると思いますので、私は実経験を1つ紹介しましょう。

その時は友人が運転していて私が助手席に座っていました。
狭い交差点にさしかかったとき突然右側から大きな衝撃があって
体が吹き飛ばされるような感じを受けました。

そう、横から車が突っ込んできたのです。
相手が一旦停止しなかったのです。

そのとき相手の運転手は学生の配達アルバイトで、助手席に女を乗せて
しゃべりながら運転しており、交差点で一旦停止不良どころかまったく
スピードも落とさずそのまま突っ込んできたのでした。

そのとき私の体は大きく左へ吹き飛ばされそうになりましたが
シートベルトをしていたおかげでシートから体が浮くことなく、
衝撃以外の打撲とかはまったくなしで済みました。
このときほどシートベルトの有効性を認識したことはありません。

事故というものは、自分がいかにちゃんとした運転をしていても、
世の中にあほ運転手がいる限り、相手のミスで起こる可能性があります。
幾ら相手が悪いと言っても事故で怪我したら何にもなりませんから、
やはり自分の身は自分で守るべきです。

そういえば、この事故でも責任率は友人の2、相手8にしかなりません。
(幾ら私がそのときの状況を証言してもです。)
お互いが動いている場合には絶対に0:10にはならないと言います。

交差点に入るときには幾らこちらが優先道路であっても、
ばかによる攻撃から自分を守るために少しは徐行した方がいいと思います。
信号のある交差点ならまだしもないところではね。

できるだけ多くの「自称運転上手」=馬鹿が一掃されてほしい、
そう思う今日この頃です。
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