「聞かせる喋り方をせよ」(2001/10/19号)
会社の方針説明回があった。
重要な話である。何人かの人が喋った。
しかし、中にそれを「聞かせない」人がいるのである。
うるさい連中がいるということではない。
喋り方が悪く、聞くに耐えない人がいるのだ。

(1)語尾揚げ
最近多い喋り方だが、何故疑問系で喋る?
こういう喋り方の場合、文章が細切れになって解りにくい。

自分の喋ることに自身がないからだ、という説もある。
いちいち疑問にして相手の同意を得たいのだ。
そんな程度の話なら、最初から喋るな。

若゛者の場合は諦めもするが、40〜50代の人間がやったら
聞きにくいだけだ。


(2)同じ事の繰り返し
同じ事が繰り返される=話が無用に長いと言うことだ。

人が話をまともに聞けるのは5分と言う説がある。
それ以上喋るなら、最初の5分で人の注意を引き、
5分毎に話にめりはりを付けるわけだ。

とにかく、だらだら長い話は聞いてて疲れるだけ。
いや、私の場合、繰り返しが3回以上になったら自動的にスリープ状態に入って
聞かないようになるけどね。


(3)英語好き
話の中に、一般的でない英単語が散りばめられるのである。
こういう話は、見た目(ぱっと聞き?)には派手だが中身がないことが多い。
ということで、個人的に非常に嫌。

日本語で解説出来ない奴は、自己満足理解であって、実は真に理解していない。
(もしくは言葉に酔っているだけ。)
他人/万人を納得させられない。
こういう奴に限って「理解せよ」とか命令する。
で、(真にではなく表面上)理解出来る人だけの集まりになって、
強そうで弱い集合体となる。
直ぐに理解出来ない者を理解させてこそ真の理解である。


これらは、緊張していて喋り方がぎこちないとか苦手と言うのとはまったく
別の次元のことである。
こういう奴らは、一度自分の喋りを録音し、冷静に聞いてみたらよい。
以下に聞きに食いかが解るはずである。
解らないなら、自己満足系である。

ところで、方針はどうであったかって?
・・・良く解りません。意気込みは感じたんだけど。
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