「下品な物」(2001/04/02号)
低質ではないけど、下品な物。

低質と下品は似ているようでちょっと違う。
例えば、「編道」(仮称)の扱う物は低質ではないが、売っている人間は下品である。

携帯電話は下品の極みである。
携帯電話に使われている技術は高いのにも関わらずである。

宣伝は何処の会社も皆揃って下品。見るに耐えない。
特にAU(KDDI)が駅の広告も含めて飛び抜けて下品。
若゙者をターゲットにしているのだろうけど、それなら公共の目に付く場所への
宣伝は控えてもらいたい。

大体持っている人の多くが下品である。
全ての人とは言わないが、人の下品さを引き出す道具に思える。

電車の中で「携帯電話を控えろ」「電源を切れ」と放送している
最中に電話をし、メイルを打っている奴。
携帯電話の画面を見ながら前を見ずに歩くため、人にぶち当たってくる奴。
同様に、混んでいるところでそうしているのでのたのた歩き、周りの流れを妨げる奴。
電話しながら車を運転して、危ない奴(電話掛けながらカーブなんて曲がるな!!)。
持っていない人を時代遅れの馬鹿のように言う奴。
こんな奴らを「下品」と呼ばずしてなんと呼ぶか。
そうそう、いつも手に握っていじいじしている奴は、
下品と言うより至極幼稚。

そう、表面上上品ぶっていても、携帯電話を持っている時の行動を見れば、
その人間が本質的に上品であるかないかが解る。

こういう例は、車運転中に人の言動にもあるが、
要するに、携帯電話を持っている時、車を運転している時には、
周りに人がいてもいないような錯覚に陥り、
その人の本性が剥き出しになるのだ。
携帯電話思っていても上品な人は、真に上品なのである。

確かに便利かも知れん。
しかし、この下品さには耐えられない。
それだけでも私が持たないに十分な理由になる。

くれぐれも、携帯電話を持っても下品にならないように。
真に上品なることを。
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