「20世紀の締めくくりに」(2000/12/27号)
20世紀を締めくくるにあたって、いろいろと思うことはあるけど、
日本が腐りつつあることが、何と言っても危惧されることである。

政府はもちろん、若いもんも中年も老人も腐っている。
全ての発端は戦争にあると思うが、結局、かの戦争は
日本の物質的だけでなく、精神的に疲弊させたのだと思う。

これから国を背負うべき多くの若者の命を奪い、
どうにもならん老人が残り、その老人と世界を我がものにしようとする
アメリカによって育てられた世代が今の日本を作ってしまった。
これから先、はたしてどうなるのか。
もうどうにもならないかも知れない。

私は日本という国の心髄は好きではあるが、
今の日本は世界で一番嫌いな国だ。日本人も大嫌いだ。
実質・本質を追求せず、表面上で評価し他人と同じ物を選ぶ。
個性があるつもりでも、単に奇抜なだけで中身はない。
意見のつもりだろうが、単なるほざきに過ぎない。
幼稚すぎる。

出来るなら、自分で理想の国を作りたいと思う。
国家が駄目ならせめて理想の会社を、理想の町を。

オタクラにこめられた秘めたる思い、それは「自分で考えること」である。
自分で評価する。そのものの真価を追求する。
人をして「変」と言われることは喜びである。
人と同じで何の「私」として生きる意味がある。
自分の評価を積み重ねれば、そこに理想が構築される。

本質を追求しないから理想がなく、理想がないから生きる目的が見いだせず、
目的がないから学ばず、学ばないから幼稚なのである。
それが今の日本の実態である。

きたるべき21世紀、はたして日本はどうなるのか。
私はどう行動するのか。
結論は、以外と近い将来に見られるのかも知れない。
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