「昨日の懺悔」(1996/06/06号)
昨日の懺悔。
昨日は気晴らしに天王山へ行った。
うちから天王山は直線距離は近いが、実際の道のりは遠い。
それは間に木津川と淀川があるからだ。
ということで、自転車で行ったのである。
たぶんに片道10キロくらいではないかと思う。
(正確に計ったわけではないので、もっと短いかも知れない。)
それはそれで良かったのだが、そこで1つ失敗をしてしまった。
天王山の頂上へ登り、下りでの出来事。
おばさんの一行に道を聞かれた。
「聖天さんに行くにはどう行けばいいのですか。」
(天王山の麓に山崎聖天というお寺があるのだ。)
私は「もっと下の道を曲がって行きます」と答えてしまった。
いや、それが間違いだとはいわない。
それでも確かに行ける。
少なくともそのときの私はその道しか知らなかった。
が。
そこで分かれて1人で道を降りて行った。
ところが登りと景色が違う。
「いかん、これは道を間違えたかも」、そう思いながらもそのまま降りて行った。
すると、そこには道を聞かれた聖天があるではないか。
「しまった!この道を降りればついたのか。」
知らなかったこととはいえ、人には遠回りの道を教え、
自分は図らずもそこへ出てしまうとは。
う〜ん、運命とは皮肉なものよのう。
というわけで、
おばさん、ごめんなさい!
昨日の懺悔でした。