「Windows!? めっ!」(2001/12/17号)
私の作っている商品の実験のために、会社の私のPCにWindowsMe
を入れてみた。

因みに私のPCはWindows95(OSR2)、PentiumII
266MHz、64Mメモリーという構成である。

入れてまず第一声。
        「遅い!」

そりゃもう、遅いったらありゃしない。
どれ位遅いかといえば、アイコンの絵柄が1つ1つ出てくるのが見える位に遅い。
当然ウインドウ1つ開けるのも遅い。
不要なドライバー、ソフト類を全て削除しても変わらない。
根本的にOSが遅いのだ。

はっきり言わなくてもこのクラスのマシンでは使い物にならない。
私自身古いマシンは公私共々使っているから、少々の遅さには慣れているが、
この遅さは苛々ばかり募る、非常に不快なものだ。

こりゃ、GHzクラスのCPUが必要なわけだ。

で、その後今度はWindows2000を入れてみた。

こちらはどうであったかというと、予想に反して速かった。
WindowsMeが余りに遅かったから相対的に速い、
というのはある程度はあるが、95に比べてもストレスが溜まるほどではない。

結局、実験は2000で行ったが、Meだったらきっと
途中でほおり出していただろう。

これらを触った後に95を触るとその速さに驚く。
これこれ、この速度でなくては、

95でも機能的に不満なことは余りない。
(USB機器が繋げられないのは大きいが。)

数倍速いはずのCPUの動かしても速く感じない。
技術とCPUパワーの無駄使いだよなぁ。
ソフトの不出来をハードが補うことは、まあ一概に全て悪いとは言わないけど、
使わない機能が満載されていて遅いというのはどうかと。
そんなソフトの作りで良いのだろうか。
同じOSでも、一杯機能を使う人向けのフル装備で重い構成、
余り使わない人向けの軽い構成、その2つがいるのでは、と思う。

        ・・・

で、その後自分のマシンではないがXPも見せてもらった。

        「なんじゃこれ!?」

かなり変わっているとは聞いていたが、確かに。
しかし、マイクロソフトは一体何を考えているのか。
OSの基本的操作を変えるとは。

内部は変わっても、見た目が変わっても、基本操作はよほどのことがない限り
変えない。こんなこと基本中の基本だ。
(Windows3.1を95、別の例なら車のMTとAT位の差がなければ、
基本操作は変えては行けないのだ。少々の利便性向上位では。)

XPは売れてないと聞くが、当たり前だ。
操作だけでなく、見た目もケバケバで見るに耐えない色使いだ。
いくらカスタマイズが出来るとは言え、最初の一目で引くぞ。
これじゃあ、乗り換えが進まないはずだ。

なんにしても、MSの馬鹿さ加減と思慮の浅さを再認識したのであった。
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