「S社忘年会にまつわる話いくつか」(1993/12/05、11/09号)
S社ではかつて、年末に社全体での盛大な忘年会が行われていた。
(最近は行われていない。)
そして「その年(もしくは数年以内)に開業したホテルで行う」というのが
暗黙の了解になっていたようであった。
(私が担当した年も、その年開業したばかりの帝国ホテルを使った。)

この年は大阪は中津にあるWestinホテルを使ったのであった。
そのときの話。

以下、である調の部分が掲載時再編集した部分で、
ですます調の部分が当時のネタの部分。

        ・・・

私はスカイタワービルを間近に見るのも初めてでしたが、
このWestinホテルに来るのも初めてでした。

ここは実は朝日放送から近いのですが、以前朝日放送に行った時には
まったく気づきませんでした。

さて、このホテルはなかなかに高級で、ホテルの前にはホテルボーイがいて
タクシーなどを誘導してくれます。

更に驚いたこと。
金曜日の夜は雨が降っていましたが、傘を持って入る時、
傘袋を使ってくださいと渡されました。
それだけならばありがちのことなのですが、
その時にホテルボーイが袋を口で膨らませて傘を入れてくれたのでした。

これにははっきりいって驚きでした。
う〜ん、さすがに高級ホテルではサービスが違うと。
だって、いつもYHとかセルフサービスが多いところに行ってるもんだから
こういうのに慣れてないんだもん。

しかし、会社も良い所を使ったなあと思ったのでした。
最初は場所が遠いので、行こうかどうか迷って位なのに、
ホテルの豪華さと言い、商品をもらえてことた言い、
本当に行って良かったです。(げんきんな奴。)

物質的豪華さと精神的豪華さを両方満足したと言うことですか。
某SKではなかったことです。

本当に良い会社に入れてよかった、そう思ったのでした。
(このときは。)

        ・・・

ホテルといえば、このWestinのある中津にほど近い(阪急なら1駅前)
十三に、1軒のホテルがあります。

そのビルの上には大きな看板があります。
そしてそこには「103」の文字があります。

最初それを見たとき、どういう意味なのだろうと思いました。
そういえば、東京方面では「109」と書いて「東急」と読ませます。

ということは、これは、「とう・・」。
まあ、なんと景気の悪い名前でしょうか。

おそらく、この名前を付けた人は「十三」にあるからということで
「10」「3」という意味で付けたのでしょうが、
もう少し考えて付けた方がいいというものです。
これではげんをかつぐ人は嫌がって人が泊まらないかもしれません。

せめて「13」にしときゃいいのにね。
それだとちょっと数字が小さいと思ったのかしらねえ。

たかが名前、されど名前というお話でした。

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で、この忘年会ではご多分に漏れずクイズ大会があって、
その中で「スペースシャトルの1号機の名前は何?」という問題が出た。

        ・・・

スペースシャトルの1号機が「エンタープライズ」という名前であることは、
その筋(どの筋だ?)では有名な話です。

もちろん、その名前のもとはあの宇宙大作戦のUSSエンタープライズ号にあります。
スタートレックファン、通称トレッキーが運動してスペースシャトルの1号機に
その名前を付けたという話は、わりと有名なのです。
いえ、私は有名だと思ってました。

アメリカでは今でもスタートレックファンは健在なのでした。

さて、だからといって、私がその名前をその場で思い出せるとは限りません。
しかし、これにも妙なつながりがありました。

パーティーがあったのが大阪Westinホテルの真横に、
有名な大阪スカイタワービルがあります。

このスカイタワービルの最上階には丸い場所があり、
空中遊園という、名前のレストラン街(だったと思う)があります。
そこを夜に見ると、ライトがぐるぐる回っているのか、
光の筋が回って見えるのでした。

それを見た時、「なんか、スタートレックの艦橋か、未知との遭遇のUFOみたい」
と思っていたのでした。

クイズの前に、そういうことがあったので、直ぐに思い出せたのでした。
う〜ん、不思議な縁。
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