「トラック」(1996/02/14号)
引っ越しするのでトラックを借りた。
2トントラックである。
このクラスは普通免許で運転できるのだ。

トラックというものは端から見てると大きくて運転しにくいように見える
かも知れないけど、実は、ミラーの位置が絶妙で横なども見やすく、
またトルクが大きいので運転しやすい。

実は、車という物はエンジンに馬力が幾らあっても駄目で、
馬力は加速時にはそこそこ効くが、発進時や登坂時にはトルクの方が有効になる。
トルクと言うのは、簡単に言えばタイヤを回す力のことである。

事実、馬力だけならバイクのエンジンの方が上の場合もあるけど、
あのエンジンでは車を動かすことができない。トルクが足りないからだ。
(通は車を買うとき馬力でなくトルクでみるのだよ。)
トラックはトルクが大きいため、通常は2足で発進するくらいだ。
1速は坂道発進とかだけ。

まあ、振動とかは乗用車に比べるべくもないけど、
借りたトラックには5速もあったので速度もそこそこ出た。

運転席が高くて視野が広いというのもいいぞ。
しかしなんといってもいいのは、上から見おろせることによる
優越感ですかね。

結構気に入ってしまった。
次車買うときはトラックにしようか・・・なんて。

        ・・・

2トンでは大きすぎるだろうとか、6時間も借りてだいぶ余るだろう
とか思っていたけど、結局2往復もしたし、5時間半かかってしまった。
(それでも15キロしか走っていない。もう少し走り回れば良かった。)
物が捨てられない性格は、こういう時には困ったもんですな。
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