「これがオタクラ編集環境だ!」(1997/12/03〜12/08号)
そういえば、オタクラの編集環境については今まで一度も公開されたことが無かった。
そこで、独立(?)を機会に一般公開しよう。
オタクラともあろうものが「普通」の環境で作成されているとは
よもや思わないであろうが、結構「何」である。

マシンスペックについてはあまりくわしくは書かない。
書いて欲しいという要望があれば書くが、あまり興味はなかろう。

ここで紹介するのは環境の一部である。
話によく出てくるMD他のオーディオに関しては今回は省略した。
もし好評なら、次回はそのあたりも公開するが。

        ・・・

「メイン編集マシン」

        X68000          X68030
        CompactXVI
        +--+            +--++--+        自宅には2台のマシンがある。
自宅    | |            | || |        CompactXVIはDynaBookなどと
        | |            | || |        3.5'FDのやり取りのためにあり、
        | |SCSI        | || | MODEM これがSCSIでX68030につながっている。
        | |============| || |==+--+
        | |            | || | | |→草の根ネット
        +--+            +--++--+ +--+
CPU     68000/16MHz     68030/25MHz
Memory  10M             12M
OS      Human68K V3.02  同左
Editor  SuperED         同左    ←ソフトは文章編集に使うもの

家での編集はこのX68030によって行われる。恐らくは聞いたことない人が
ほとんどではなかろうか。今はもう市販もされていないSHARPの生んだ名機である。
趣味のプログラムの開発から文章編集、パソコン通信(草の根ネット)もここで行う。
ネットでおもしろいネタがあったら、すぐオタクラに反映するのだ。
インターネットはここでは行っていない。そういうことをするマシンでない。
(モデム自体は最新式で、十分対応出来るのだが。)

上図には書いていないが、ここにはMIDI3台やカラープリンター、ハードディスク
2台、MO、CD−ROMなどは当然のごとく付いているが、MIDI/ハードディ
スク以外は利用度は低い(マウス、ジョイスティックは当然付いている)。
そうそう、年末など葉書を出すシーズンになるとスキャナーが接続される。
(ということで、今もつながっている。)
ゲーム?昔はやったけど、今はさっぱり。
最近は15年ほど前の昔のゲームを移植して楽しんでいる。


「サブ編集マシン」

        DynaBook EZ486
        +-------+       もう1つダイナブックがある。出先で文章を書くときは
出先    |       |       これで行う。たまにはプログラムも書く。
        |       |       思いついたら即書けるようにと持って行くことがある。
        |       |
        +-------+       CPUが遅いなどいうやからがいるかも知れないが、
CPU     i486/25MHz      文章作成にはこれで十分である。
Memory  10M             Windowsは遅すぎる。特に思い付いた思考を文章にする前に
OS      MS-DOS V5.0     ストレスを感じる環境は失格なのである。
Editor  MIFES V5.0      Windows環境は、こと文章作成においては想像を妨げる
                        悪い環境である。従って、使う気はない。これは家のメイン
                        環境にも言える。古くても、思考を妨げない環境が必要なの
                        だ。

文章を書くのは、家と出先で半々くらいであろうか。家でちょっと書いて出先で
ふくらませて校正するとかいうのもある。もちろん逆もある。
緊急ネタなどは沸き上がる文章を即座に記するため出先で書いた。こういう時は、
打ち込みスピードが文章が頭に浮かぶそれより遅いので打ち切れないのが歯がゆい。
高速で正確な音声入力装置があればと思う。

文章書きのスピードは、話が湯水のごとく溢れ出てくるような時はわりかた早く、
中には書き始めてから最終的にまとまるまでだいぶ時間がかかるものもある。
途中まで書いておいて、しばらくほっておき、思い出したかのように後日
続きを書く場合もある。3年も続くと、1年以上前に書き始めたものを見つけて、
続きを書くものもある位だ。

とりあえず、思い浮かんだら適当に断片を書いて、後で間をうめていくという
書き方である。アウトラインプロセッサというものがはやった時期があったが、
そういう書き方である。それでも全く文章にならない時はパッチワークにして
逃げるわけである。

結局、よほどの状態でない限り文章作成そのものは苦労ではない。
むしろ、校正と全体としてまとめる時間が無いわけである。

        ・・・

「発行および情報収拾マシン」

        日立FLORA Prius30H20f
        +-----------+
家      |         |
        |         |
        |内蔵モデム |→;インターネット
        +-----------+

CPU             AMD K6-200MHz
Memory          64M
OS              Windows95 OSR2.1
ブラウザ        IE v5.0

これはオラクラを家から発行するために買ったマシンである。
もちろんWindows95。
CPU的には一番速そうだが、実際には動作は一番遅い。

オラクラの発行はここからインターネットを通じて行われる。
この上で文章編集されることはない。

Windows上で文章編集の必要性がある時は、ノートパッド(メモ帳)を使う。
マイクロソフトの劣悪ソフト上でまともな文章を書ける奴がいるとは思えない。

また、インターネットからいろいろな情報を収拾している。それがオラクラに
直接または間接的に反映されることもある。

        ・・・

要するに、作成環境は、思い付いた文章を出来るだけ早く活字化する上で
滞りがないようにしているわけである。Windows95はあらゆる面で優れている
環境ではない。有る種の想像性を高めるには、むしろ悪い環境である。
そのあたり、「宣伝」を真に受けたり、他人の意見や雑誌の提灯記事を
信じないように。

「オラクラ」そのものが「悪い」と言われれまそれまでだが。
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