「猫ネタ3題」(1996/11/14、11/15、11/20号)
うちは猫は飼ってない。
でも猫がいる。

いや、置物でもぬいぐるみでもない。
ちゃんとした、生きている猫である。

晴れた日は、よく、決まった時間に猫がうちに来るのだ。家の前に来るだけ・・・ではない。
家の中にまで入ってくるのだ。

別に餌をねだるわけではなく、家の中を一通り確認して、
納得したらかえって行く。
時には1時間ほど寝てから返ることもある。

よく「借りてきた猫のよう」と言われるとおり、
猫は自分の家以外ではおとなしいものだが(そもそもよりつかないか?)、
この猫は、人の家でくつろぎまくっているのである。

まあ、うちは2人とも猫好きなのでかまわない。
それどころか、えらく喜んでいる。

猫を飼うということは、それなりの責任もあって大変だが、
こういうのなら大歓迎なのである。

やはり、猫は拉致するに限る。

オイオイ。

        ・・・

と、いうことで、私は猫は好きなのだが、
一転して、犬はといえば、これは好きとは言わない。

その最大の理由は、私が犬に被害を被っているからである。
(現在進行形。)

うちの駐車場の裏には緑道があって、駐車場に対して、少し高い位置にある。
その土手で砂をかく犬がおり、その砂が私の車にもろにかかるのである。

たかが犬の・・・と思うことなかれ。
その量たるや、尋常ではない。
雨上がりの時など、車が泥泥になるほどなのだ。

一度その犬の飼い主を見つけてとっちめてやりたいと思うが、
いまだに会う機会がない。
早朝なのか、まっぴるまなのか。

そういう訳で、犬嫌いになりかけているのである。
いや、一番嫌いなのは、そういう犬の仕付ができない馬鹿どもである。

        ・・・

朝起きたら、枕元に猫がいた。

夕方によく来る例の猫だが、今日は朝早く(7:15頃)に来ていた。
うちの奥さんが、「扉開けたらいたので入れた」ということだった。

猫は例のごとく、しばらく家の中を回った後、出ていった。
朝はこちらも忙しく、余りかまってやれなかったので、
いつもより短い時間だったような気がする。

この猫、背中を怪我していた。
どこかで喧嘩したのだろうか。
雌でも喧嘩することがあるんだなあ。

そういえば、近所でしょっちゅう喧嘩している白猫がいる。
顔を突き合わせて、尻尾をまん丸にしていたり、
車の下でだったり、追い詰められて木の上に登ったり、
猫にもいろいろな性格のがいるようである。

そういうところも、猫の見ていて飽きないところかもしれない。
<戻る>