「環境対策」(2003/05/19号)
うちの会社は環境企業を自負しており、ISO41001という環境関係の
規格に対応しているのをはじめとして、ゴミの分別、昼間の消灯、
トイレ・階段の電灯のセンサー点灯などやっている。

が、一方で環境企業の名に恥じる行為もしている。
社員全員の車通勤を認めたり、喫煙者が多いこともその1つである。
(言うまでもなくあの煙は公害以外の何物でもない。)

結局、会社の環境対応は「看板」になるのでやるのだが、
個人に関してはその精神が行き渡ってないと言うことである。
嘆かわしい。

    ・・・

まあ、このような会社の動向はともかく、子ども達に美しい地球を残すためには、
やれることからやらなければならない。

では私は環境にために何をしているか。
列記してみると、

・白熱球はほぼ全て白熱球型蛍光灯に変えた
・電灯は一番明るいのから1段下げている
・こまめに電気を消す(蛍光灯にはあまりよくないのだが)
・主電源も切る/スイッチ付きテーブルタップを使って元から切る
・冷房はよほどでないと使わない(京都の夏は暑いぞ)
・暖房の温度は低め(16度)
・部屋の隙間は隙間テープで埋める/戸はこまめに閉める
・水道の元栓を6割くらいに絞っている
・トイレの水の流れが無駄にならないように節水対策している
・洗剤系は石けん系かマザータッチ(台所、洗濯、お風呂、歯磨き)
・油を使わず料理する(肥満防止にもなる)
・車は持たない
・携帯電話を持たない
・マクドナルドには行かない

と言う感じである。
大別すれば、節約系、環境保全系と言える。
電気、ガス、水道のそれぞれの節約(うちの暖房はガスである)は
当然最初にやるべきだろう。
家は電気製品が多いのでまだまだ甘いが、冬場で月6〜8千円で納めている。
ガスは8000〜12000円くらいか。

洗剤としては合成物は使わない。
漂白剤・柔軟剤ももちろん使わない。
生分解可能な石けんか、微生物の力で汚れを分解して落とすマザータッチという製品
しか使っていない。歯磨きも、その筋では有名な太陽油脂という会社の石けん成分
を使ったものである。
そもそも油汚れを少なくすべく、油の利用量も減らしている。
油を使わなくても良いフライパンなどの利用はもちろん、そもそも油料理が少ない。
これは健康のためにも良い。
環境保全のために出来るのはこれくらいである。

「持たない」系は、節約と環境保全の両方である。
車は全くもって両方であるが、携帯電話は節約に入る。
電池だから良いと思っている人がいるかもしれないが、その充電のために
電灯線から電気を取っているわけだし、そもそもエネルギーには保存法則というもの
があって、あれだけの電波電力を供給するためには、それ以上のエネルギーを
使っていると言うことになるのである。携帯電話は実際にかけてもかけなくても、
全世界的に見ればものすごいエネルギーの無駄をしているのである。

マクドナルドに行かないことも両方である。
食料の無駄遣い、店舗で使う電気、ガス、水道も無駄遣い。
あれほど店舗があればその総量は馬鹿にならない。
ついでに言えば健康のためにもよくないから、ああいう店に行かないようになれば
国民健康保険の利用量も減る。
一部の、自分たちの利益しか考えてない食品会社を存続させるより、
まじめに本物を作る人たちを支援した方がよほど国のためなのである。
国民の健康を保ち、それがひいては健康保険の支出を抑え、また「良い物は高い」の
意識が定着すれば経済にも良い影響があるから。
無駄、いやいや有害な店は、その存在自体が環境のためにも、健康のためにも
国の経済のためにも良くないのである。

    ・・・

一方で、まだ無駄になっている部分もある。

・お風呂の水はほぼ使い捨て状態(子供のため)
・1日で使われるコップの数(お皿も)がやたら多い

がその最たる例である。
どちらも水系の節約が足りてないと言うことである。
お風呂に関しては常々家内に言っているが、聞いてくれない。
今使っている洗濯機はお風呂ポンプも標準装備で、何とか届くのであるが、
面倒がってやらないのだ。
コップなどの使用量も、料理の品目の割に過剰に多いので、
注意しているのだが、減らしてくれない。
洗い物が多いと時間も取られるし手荒れもする。
洗うのが私だけに、ある意味切実な問題である。

    ・・・

うちでしている節約は以上の通りであるが、まだ甘いとは思っている。
あんまり極端すぎて生活しにくくなるのはいけないが、
普通にしていても出来る節約はまだあると思う。
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