「柿がない」(2001/12/21号)
少々古いネタになってしまったが、御了承願いたい。

会社に行く途中の田圃の畦に柿の木が何本かある。
去年(おととしも)たわわに実がなり、
少し失敬して、家で干し柿を作った話は去年書いた。

ここの柿は全て渋柿だが、日本酒に漬けたら見事に渋が抜けて
食べられるようになった。
(実際には全部は食べ切れなかったが。)

で、今年はどうかなと思ってみていたが、今年は柿に異変があった。
実がほとんどないのだ。本当に、全くない木もある。
そもそも花も余り咲いていなかったような気がする。

そう言えば。今年は季節の変ががおかしい。
桜はバラバラだったし、紅葉も遅れた上に綺麗に揃わなかった。
暑い日が続くと思ったら急に冷え込んだりした。
柿木も自然の物、こういう変化に敏感に反応した結果がこれであろう。

ことこれが柿だからまだ大問題になってはいないが、
又ぞろ米の不作ででもあったなら大問題だったろう。

こうした自然の変化を単に1年限りのことと思わず、
地球の悲鳴の一端だと考え、
地球にやさしい生活を心がけるようにしたいものである。
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