「映画三昧」(2001/06/08、06/25号)
NHK BS2でやっているBS映画劇場は、
なかなか良いものをやっていることが多い。
(日曜日、及び平日もやっているが毎日かどうかは不明。)
先日(6/3)は「未知との遭遇」であった。
この映画、私にはとても思い出深いものがある。
私が初めて映画館で見た映画・・・は千里セルシー映画館で見た
シートン動物記であるが、初めて見たSF大作がこの未知との遭遇だった。
場所は梅田OS劇場、25年も前の話である。
(この年は、後にSTAR WARSもあった年である。)
この映画にはいたく感動した思い出がある。
今見ても感動するから、やはり良い作品は時代を超える。
今回の放映は「未知との遭遇 特別編」となっていた。
特別編は、最初に上映されてから数年後に発表されたものであるが、
未公開シーンを繋げた物である。
が、私の記憶に違いがなければ、今回放送された物は「特別編」ではなく
初回公開時のそれだと思うのだが。
その一番大きな違いは、一番最後で主人公がUFOの中に入った後のシーンが
あるかないかで、初回公開版にはそれがなく、特別編にはそれがある。
実は私は初回公開版の方が好きなのだが、今までテレビでそれが公開されたことは
なかった。全て特別編だったのだ。
今回のにはそのシーンがなかったので、実は初回公開版ではないかと思うのである。
ひょっとすると、今初回版はもう自由に放映出来る物はないけど、
覚えていた人が同じように編集したのだろうか。
だとするとすごいことなのだが。
次回(6/10)は、同じSF大作の1つ、2001年宇宙の旅である。
その2001年にそれを見てどう思うか。
実は私はまだ1度も見たことがない。
楽しみである。
・・・
このように、テレビで良作が多く放映されているということもあるが、
最近、映画をよく見ている。
とは言っても映画館ではなく家でである。
元もとは余り映画を見る方ではないのだが、ステレオを買い換えてから音が良いし
一層である。
ここんところ出張が多くて疲れているのか、寝不足があるせいか、
早くも夏ばてが出ているのか、少々体がだるいのでのんびりしていたい
気分なのである。そういう時には音楽を聞いているか映画を見ているのが良い。
で、見たものはといえば、
MIB
フィフス・エレメント
STARTREK3/4/5
未知との遭遇
2001年宇宙の旅
ロボコップ1/2/3
ブレードランナー
ルパン3世カリオストロの城
アンドリューNDR114
である(最後の1つはDVDだけど)。
これらから私の好きな映画の傾向は解ると思う。
MIBとフィフスとアンドリューはまったくの初めてだったけど、
後は久しぶりのものであった。
もともと選んで見ているということもあるが、見るに耐えない作品だったものはない。
アンドリューについてはまた別途DVD紹介で書くが、
他に付いては簡単に感想を書くと、こんな感じか。
MIB
2流娯楽作。それだけ。
フィフス・エレメント
超大作という触れ込みだったけど、やっぱり2流娯楽作。
STARTREK3/4/5
昔のSTARTREKの流れを正しく汲んで作られた作品。
でも今となっては少々話が陳腐かも。
未知との遭遇
前にも書いた通り、やはり「特別編」ではなく
最近発表された特別編集版だったようだ。
良い作品だけど、見る人によってはわけの解らない作品かも。
2001年宇宙の旅
映像的にはすごいものがあるが、物語的にはさっぱり解らん。
極論すれば、映像以外に見る価値無し。
ロボコップ1/2/3
1、2と3は大きく作風が異なる。
1、2はロボコップとなった主人公の悲哀が語られているが、
3は娯楽作品になっており、グロイ場面がなくなって子供でも
見られる作品になっている。
ブレードランナー
人間が人間として認められる意味を問おうとした作品と見るが、
そういう意味ではアンドリューの方がずっと上。
この作品は結構マニアックな設定があるので、それを捜すのが
面白いかも(特に日本人には)。
ルパン3世カリオストロの城
20年前の作品だけど、未だに見られるというのは
良い作品である証拠。やはり宮崎駿はすごいと再認識させられる。
たまには映画に浸るのも悪くない。
まあ、もう少ししたらそんな時間もなくなるだろうけど。