「だらだらした奴ら」(2003/03/03号)
最近、どうにもだらだらしている奴らに出くわすことが多い。
いや、私も仕事とか家とかではそんなにてきぱきしている方ではないが、
少なくとも移動時にだらだらするのは大嫌いだ。
にもかかわらず、通勤時などにだらだらしている奴を見ると
腹が立つ。最近見た「だらだら」について書いてみよう。
・切符売り場で携帯電話かけながら券売機の前から動かない奴。
誰かと電話しながらだらだらとお金をゆっくり入れたり、
どこまで買えばいいのか電話しながらであったり、
自分が買い終わったからといって、その前で電話していたりである。
・改札口を抜けてすぐに立ち止まる奴。
改札は人が出入りするところ。そんなところで立ち止まったら後の人が
入れず迷惑するのがわからないのだろうか。
先日なんぞ、改札入るなり旅行案内のポスターを見て「私はどこに行こうか」などと
良いながら立ち止まった奴がいた。
「まずは、今一歩改札内に入れ。」と言いたかった。ましてかなりの「体の肉が
豊富」な方だったので、「ダイエットしに行け」と言いたかった、いやマジで。
・電車の入り口前で並んでいると、しゃきっと立たずにやたらとだらだら体を揺する
若゛者がいた。なんかこんにゃくのようであり、またこいつがちゃらちゃらとなる
鍵の束を付けていたので、揺らすたびにこれがなってうっとおしかった。
いずれの場合にも共通しているのは、「他人の存在に気が付けない」ということである。
自分が今いる場所が公共の場所であり、当然他の人がいると言うことが理解できないのだ。
こういうのは特に携帯電話依存症の人間に多いが、電話をしている間はそこには
自分と電話の相手の2人しかいないと思ってやがる。
こういう幼稚な人間からは電話を取り上げるべきである。
人間が成長する上で一番変わっていく部分は社会性だと思っている。
社会性とは他人とのつきあい方であり、それはとにもかくにも他人の存在を
認めることにある。
そのうまい下手ではなく、まずはそれを認めること。
それが出来ない人間はすべからく幼稚であると言わざるを得ない。
(うまい下手が幼稚かどうかの境目ではない。念のため。)
携帯電話がその幼稚性を助長することは何度か書いたが、
日増しにひどくなっているような気がして、日本の将来に不安を覚える。
とりあえず、オタクラ読者だけでもこのような振る舞いをせぬように、
心がけていただきたい。