「化け物の話」(1996/08/20〜08/21号)
お盆ということではないが、一つ化け物の話でも。
(これを書いたときはお盆真っ最中だったし、今もまぁ地蔵盆ですから。)

「パスワード(人物;仮名)と話をすると急に気が抜ける」
と同僚が言った。
確かにそう思う。
彼のあはさかな言動を聞くと、その馬鹿さ加減にいやになり、
やる気も失せるというのもあるが、それ以上の脱力感が襲うこともある。

・・・そういえば、いつかこんな話を聞いたことがあった。

吸血鬼という話は架空の話であるが、
世の中には人の気を吸うやからがいるらしい。

そういう奴らが横に来ると急に脱力感に襲われたりするのだ。
人混みの中でで急に体がだるくなったりするときには
そういう奴がそばを通ったと言うのだ。
そういう奴らのことを「吸血鬼」というか「ヴァンパイヤー」という。

その奴ら、本人がその実態に気づいていない場合もあるようだが、
現実に、「あの人に会うと疲れる」という相手はいる。
普通は人混みの中に行くと疲れるのに、かえって元気になる連中がいる。
そういう奴らは「ヴァンパイヤー」である可能性が高い。

だからといって、奴がそうであるとは限らないが、
しかし、奴と会っていると疲れるのは事実だ。
立っているのも大変なくらいになることもある。

ひょっとすると・・・などと思い出したのであった。
みなさんも、くれぐれもご注意を。
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