「赤帽さんの話」(1993/04/27)
今度は前の引っ越しのアルバイトの時に荷物を運んでもらった赤帽さんの
おじさんから聞いた話をいくつか。

赤帽さんといってもいろいろなあるそうで、宅配もあれば、引っ越し手伝いや
荷物の直接輸送もあるそうです。

荷物の直接輸送というのはたった1個でも荷物を相手の指示で持っていくのですが、
こういったものは会社の開発中商品を会議場や展示場に持っていくとかいう時に
使われるようです。極秘ものもあるそうです。(こんなことここで書いても
いいのかなあ。)

その時には車だけではなく列車を使うことや場合によって飛行機を、
そして海外に行くこともあるそうです(もちろん費用は発注者持ち)。

「仕事に海外に行けるなんていいですね」と聞いたら、向こうで1日でもオフが
取れればいいが、たいていはトンボ帰りだそうで疲れるそうです。

国内での仕事では1日で東京大阪間を往復したり、そうでなくても1日500キロ
くらいよく走るそうです。

まったくご苦労さまとしかいいようがありませんでした。
その引っ越しの輸送がいつも夜7時頃からだったので、「これで今日の仕事は終わり」
といってられましたが、最後の仕事がしんどいので少しかわいそうでした。

この引っ越しでは3日御一緒したのですが、話好きな人で、
こういった仕事の話(土地感がなければこういった仕事はできんとか)やら
政治の話(田中角栄は良いけど金丸はあかん)までいろいろと話をしたのでした。

本当にいい経験でした。
<戻る>