「ワタリガニで勝負」(1997/09/02号)
夏に新潟に行く時は、必ず寺泊に行って海産物を買って
海産物バーべキューをするのだが、
今年はうちの奥さんが行かなかったので量を少な目にした。
その中で買ったのが、ワタリガニとホタテである。
(年によってはイカの丸焼きとか海老なども焼くことがある。)

このワタリガニ(ザガミと呼ぶこともある)、初めて食べたのは去年であるが、
小型で安いのだが、なかなかにおいしい。
味としては、タラバガニ等とは系統が異なるので単純比較は出来ないが、
2匹800円ほどであれほどであれば十分だ。

バーベキューで炭火で焼く。わずか5分ちょっとで焼き上がる。
それを手で割って食べる。
夏の季節のワタリガニは見も味噌もつまっていて実においしい。
(秋口には上がらないので秋に行った時には食べられないのだ。)

小型と言えどもそこはやはりカニ。
食べている間は無口になって一生懸命になってしまう。
今回は一人だったが、たくさんいてもこの間だけはみんながそうなるからおもしろい。

そういえば、ワタリガニは買わなくても、うちの家の前の海でも
探せばいる。テトラポットの中とか砂地に隠れている。
たぶん夜行性だろうから昼間は見つけにくいが、何度か見たことがある。

ある時なんか、砂地に何か埋まっているようなので踏んだらこのカニだった。
脚を挟まれてえらく痛い思いをしたことがあった。
(うちの家の前の海では、砂地の中にカニの他にカレイやコチ等も潜んでいるので、
踏んで歩くとおもしろい。)

ということで、夏のカニはワタリガニで決まりである。
タラバガニは冬に食べよう。
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