「いろは1999〜2001+α」(2002/06/03〜2002/12/09号)
3年に一度(いつの間にかそうなってしまっている)の
大ネタを書く年がやってきた。

2001年はあらかじめそのつもりでノート(パソコンじゃないぞ。
普通の紙のノートだ)を持っていったので、忘れること少なくネタを
貯めることが出来た(ネタ中で「今年」とあるのは2001年)。

そうは言っても2001年の話だけで47ネタを書くのは無理。
1999、2000年に書いていたネタに思い出しネタも加えて
まとめ上げるのである。

・・・と書いていたのだが、まとめている内に年が変わって2002年に
なってしまった。
ということで、4年分のネタを集めての「いろは」である。

何せ4年に渡ってしまったので、その間にいろいろと状況が変わっていることもある。
特に今回のネタに多い北陸線の特急関係はかなり変わったので
現状とは合わないが、あえてそのままにしてある。

また、イロハ順にするため、話の出方が時間的に前後する場合もあるので、
あらかじめそういうつもりで読んで頂きたい。

はてさて、ちゃんと出来ますやら、乞うご期待。
   ・・・「い」1・・・
いきなり食料紹介である。
この始まり方は、今回の「いろは」シリーズを象徴しているようである。

{食料紹介}

        「いも」(仮名)
        
        山登屋(柏崎)
        1個 ¥80

サツマイモの形をしたお饅頭である。
名前は特に付いていなかったので仮名である。

でも味的にはほとんどサツマイモの味は無し。
いや、サツマイモをずっと上品にした味か。
くどく無く、さらりとほぐれるあんが良く、結構おいしい。
饅頭系では久々の当たり。

売っているというか作っている店は、柏崎駅から
松波町の方へ向かってブルボン本社工場の近く。

        お勧め度        88%

店の親父がこだわっていそうで良かった。

本当は笹団子買いに行ったんだけど、夏場は受注生産らしくここでは買えず、
代わりではないが、店先にあったこれがおいしそうだったので買ったのであった。

ちなみに、笹団子は駅のKIOSKでこの店の物が買える。
KIOSKの物だからといって馬鹿にしていたが、
保存料、合成着色料無しの優れものだ。都会のKIOSKとは志が違ったのである。

再編集時注)
どうもこのお店閉店してしまったようである。
2002年の夏に近くまで入ったら店の中がおかしかった。
遠目から見ただけなのではっきりはしないが、店をやってない感じだった。
非常に残念。

        ・・・「い」2・・・

家に在りて行を成す。

うちの裏山の登り道は実は神社の参道になっている。

諏訪神社と言う。
「諏訪」と言えば長野県の諏訪市が有名だが、実は一般的な名称であり
全国にいくらでもある。
その昔(少なくとも昭和40年代まで)はお祭りもあったような神社らしいが、
その後台風で社殿がなくなったり(らしい)、
集落が過疎化するにしたがってお祭りもなくなり、神社があったことすら
おぼえている人は少なくなったのではと思える。

そのため、裏山に登る道はあっても、そこから脇にそれて神社へ向かう
参道は完全に草に埋もれて通ることができなくなっていた。

今年、急に思い立ってこの草を全部刈ることにした。
山道の脇と参道。あわせて50メートルほどであろうか。
もちろん電動の草刈り機などはない。
すべて手に持つ鎌とはさみだけである。

実際にやってみるとその作業の酷さはだてではない。
真夏の炎天下、当然気温は30度以上、海風があってもなお暑い。
最初は長そで長ズボンでやっていたが、さすがに暑さに負けて、
途中からは半そでにした(長ズボンはそのまま)。
(本当は草刈りの時の半袖はだめ。切ったりかぶれたりするから。)
ほとばしる汗、スポーツドリンクをかたわらに置いて作業したが、
何本あっても足りない感じで汗が出る。

途中、「ごくろうさま」と言ってくれる人もいれば
素通りする人もいる。
たった一言でも大きく気分は変わるものであると同時に、
人の性格がわかる一時でもある。

最後は、這々の体に近い状態であったが、
何とか神社前までたどり着いた。
半日かかっただろうか。
無事に終えられたことを感謝して、神社の前を去った。

そこまでして何でやる必要があるのか。
別に誰か頼まれたわけでもなく、草を刈ったからといって
神社に訪れる人が増えるわけでもなかろう。

でも、なんとなく。
裏山にそれがあるからそれだけ。
家に在りて行を成すという感じか。
そうすることで自分が落ちつくからだとも言える。

終わった後の道を見るときれいで、やはりやって良かったと思う。
自己満足、大いにけっこう。
   ・・・「ろ」・・・
{飲料紹介}

        「六条麦茶」
        
        500ml
        ¥150
        カゴメ(株)
        原材料  六条大麦

ただの麦茶である。しかしあっぱれなのは、保存料、乳化剤を
一切使っていないことである。

このお茶は前からあるが、前から完全無添加だったかは不明。
どこぞの砂糖0とか言いながら人工甘味料を入れる嘘つきとは違う。
(特にコーヒーのそれ。甘みがいらんから砂糖0選んだのに
甘いとはなんと言うことだ。)

        おすすめ度      85%

味、香りとも申し分なし。強いて言うなら、個人的にはもう少し香りを
押さえて味を出しても良いか。

そういえば、こういう飲料って新潟で飲んだからここに入れているけど
本当はどこでも買えるから入れるべきではないのかもね。
とはいえ、そんなこと言ってたらネタが足りないし(^_^;)。
   ・・・「は」・・・
ハマユウというのは、花はボタンで葉はバラに似ている
高さ50センチ程度の木である。

5月頃には花を付けているが、通常は赤紫の色らしい。
ところが、柏崎中央海岸沿いにある公園には白いハマユウがかなりの本数ある。
私はよく知らなかったが、珍しいのだそうだ。

この海岸、最近出来た海浜公園なのだが、
広い駐車場があり、展望台、シャワーもあるので
夏の海水浴にはもってこいであろう。
もちろん私がわざわざここまで来ることはないだろうが。

ここにはいろいろな花が植えられていたり自生していたりする。
植えられている花としては、ハマユウの他桜に似た花を付ける
木があるのだが、名前は失念した。
(5月の)海岸を見ると、何か豆科の植物の紫の花も咲き誇っている。
カラスノエンドウとは違い、かなり大きい。
また夏にでも確かめにくるか。

ここは真横が柏崎港(工業港)であり、埠頭が海に出ているので海の景色としては
あまり良くないが、西には米山、東海上には佐渡、東海岸沿いには
柏崎原発、さらにずっと奥には弥彦山が見える。
原発はともかく、他はきれいである。

日本海側の天気は、晴れでもすっきりしないことが多いので、
はっきり見えたなら幸運。
お寺さんで見せてもらった写真によると、椎谷観音のところからは、
最高に良く澄み渡った日には西は妙高山まで見えるのだそうだ。
東の鳥海山(らしき山)は見たことあるんだけど。

米山といえば、2002年のGWにはまだ少し雪が残っていて
美しかった。確かハイキング道があるはずだが、
そういえばまだ一度も登っていない。
1000メートル級の山のはずなので気軽に行けるはずだから、
今度一度行ってみようかな。
   ・・・「に」・・・
新潟へ列車で行くということ。

実は、1998年まで10年ほどはずっと車で新潟へ行っていた。
車なら時間的制約はほぼ無いし、荷物も多く乗せられる。
多人数で行くなら安さも魅力である。
ということで、いつもめいっぱいの荷物を積んで、朝のまだ道の空いている時間から
出発していた(少なくとも名神だけは混む前に通り過ぎる必要があるのだ)。
夏場だけでなくゴールデンウイークにも秋にも、
車で行った(夏に2回行ったこともある)。

しかし、1998年に車を潰されてしまったので、しばらくは車では行けない。
(「いろは'98」に書いた、携帯電話を取ろうとしてハンドルを切り損ねて衝突、
うちの車は家の壁との間で押し潰されて一発廃車の件である。)
で、久々に列車で行ったわけだが、これもまた良い。

列車の良さの一番は、時間的確実性=速さだろうか。
当然渋滞何ぞない。到着が何時になるからそれからどういう行動して・・・
というのが確実に計画出来る。

いつでもなんぼでもよそ見が出来るのも良い。
風景をしっかり堪能出来るのだ。
大阪や京都から新潟行くまでの風景は、最初は湖、その後山に囲まれて
やがて海に出る。中央アルプスも見えるし結構変化に富んでいておもしろい。
それをゆっくり見ない手はない。

「疲れが少ない」ことも重要だ。
車の場合、ほとんどは私一人で運転していた。
500キロ強、およそ7時間を運転するとそれはもう大疲れである。
その後すぐに動くのはしんどい(でも買い物をしなければ食べるものもない)。
列車では、よほど混んでない限り途中で席を立って歩ける。
座ってて疲れたら立って体をほぐせばよい。

この「体をほぐす」ことは、時によっては非常に重要である。
最近は航空機での「エコノミー症候群」という病気がいわれるように、
人間の健康には固定の体勢で長くいることは非常に悪いのである。
確かに、車で長時間運転した後にはまともに立てなくなることも多い。
長い間シートにずっと同じ姿勢で、しかも緊張して座っているからだ。
ゆえに、この列車の自由度はとても意味のあることなのである。

これは大人だけでなく子供がいても同様である。
車なら、狭い車内でじっとさせているしかないが(チャイルドシートは必須だ)、
列車内なら歩いて気張らしも出来る。デッキ部分でなら少々暴れさせることも可能だ。
この点食堂車があるともっと良いのだが、今の時代、それはかなわない。
(今や食堂車を営業しているのはトワイライト・エキスプレスをはじめとする
数本の高級寝台列車だけだ。)
そう言えば、子供の頃車掌さんに、空いていた車内で「運動会でもしたら」と
言われたこともあった。
大阪〜新潟間の昼間急行「越後」での話である。

まあ、停車駅が多いのは少々じれったいか。
最近でこそ時間潰しは何とか出来るが、子供の頃は特にじれったかった。
一駅毎に、まだ着かぬ、まだ着かぬと指折り数えていたものだ。
停車駅が多いと、「ここまで来た」チェックが進むのは良いが、
遅いのは困る。ジレンマである。

いずれにしても、列車での旅は自由な時間をどう使えるかが
それを楽しめるかどうかの鍵になる。

車の旅が悪いとは言わないが、たまにはのんびり行くのも
おつなものである。
   ・・・「ほ」・・・
北越1号(1999/8/7)。

「北越」は、今は金沢から新潟の間を走っている特急であるが、
その昔は大阪から新潟までの間を走っていた。
1日2往復で、最初は米原経由だったが、湖西線が出来てからは
そちら経由に変わった。食堂車もあった。
当時にはよく乗ったものだ。

この北越号は、昔も今も485系という国鉄時代からの
特急電車車両を使い続けている。ということはそう、
基本的に「古い」と言うことである。

このとき乗った車両は川崎重工製で昭和49年製造。
もう30年近く走っているわけだが、一応1990年に改造されているらしかった。
古い車両を改良してあるので、ドアも手動と自動の混在。
でもこの方が味がある?

あぁ、何かトイレがすごい。
壁紙は張り換えてあるのだが、素人の仕事の様でむらがひどい。
もう少しちゃんとやれよ。

おぉっ!!誰だ、使用中を見ずに開けようとするのは!
そんなに私の(ピー)が見たいのか〜(お下劣)。
時々電車のトイレで鍵が閉まっているのに何度もガチャガチャ開けようとする
奴(男女を問わず)に出食わすのだが、ああいう連中は「空き」「使用中」の
部分を見ないのだろうか。後先考えずに突っ走るタイプって言われないか?

新津車両区なので担当はJR東日本と思うが、車掌は西日本の人だった。
車掌がどこの人か何て、気にしだしたら立派な鉄ちゃんである。

お昼は「ぶりのすし」(源;¥1300)。まあここに来れば定番である。
最近は「ますのすし」の味が落ちただけに、こちらの方がよい。
(ますのすしも駅弁では出ないが「特選」は味がよい。
富山近辺のデパートなら買えると思う。)

それにしてもよく停まる。昔の急行並み(越後とか)だな。
今は急行がないから誰も文句を言わないのだろうけど、当時急行が止まっていた
駅に軒並み止まっていやがる。これで「特急」といわれると、なんか違う気もする。
確かにこれだけ止まっても昔の特急並の到着時間ではあるが。

特急ではあるが、平日は通勤用なのだろう。京阪神で言えば新快速の感じで、
サンダーバードの様な速い「特急」をイメージしてはいけないのか。
でもやはり特急には停車駅少なく早くあってほしい。

それなら料金を急行並にしてくれ。今や、普通列車でも冷暖房完備の時代だから、
冷暖房がある車両と言うことだけで特急料金はいかんぞ。
(冷暖房装置が壊れたら特急料金半額と言う項目があったはず。)

それにしても近くに座った女2人がやかましいこと。
箸が転がるのもおもしろい年頃なのか。
他愛もない話題に聞こえるのだが。
(わざわざ聞き耳を立てたのではなく、いやでも聞こえる声量なのだ。)

やかましいで思い出したけど、雷鳥もうるさかった。
前の席は旧女6人、横は男女の2人。
どちらもやかましい。何で女は群れるとしゃべるのか。
そういえば、この男女2人、不倫のような感じで、
おっさん+若女だった。しかも、温泉で降りたとなると、
これはもうあれしかないではないか!!
ついて行って真相を確かめた行きもするが、そんなことをしている
暇も金もないのであった(^_^;)。

話戻してこのやかましい女2人、車内販売で「ぶりのすし」を頼んでいたので、
意外に通なのかもしれない。
でも売り切れだったのでサンドウィッチにしたようだが。
「ぶりのすし」の代わりがサンドウィッチ?やはりただのミーハー?

風景は田圃。田圃は会社近くでもいつも見ているが、やはりこちらはスケールが違う。
富山から先は田圃→山→海と風景の変化が楽しい。
そして海が見えると気分が盛り上がる。
新潟まで後少しである。
   ・・・「へ」・・・
{食料紹介}

        「ベビースター ラーメン丸 カレー」

        (株)おやつカンパニー
        ¥128(別)
        72g(+カレースパイス1g)
        小麦、植物油脂、でんぷん、香辛料、砂糖、食塩、水飴、ポテトフレーク
        醤油、調味料(アミノ酸他)、香料、炭酸Ca、卵黄Ca
        着色料(ターメリック)、甘味料(ステビア)、酸化防止剤(ビタミンE)

ベビースターラーメンを小一口大にまとめ、これにカレー粉をまぶしたものといえば
正しいか。付属のカレースパイスをかけなければ子供向けの辛さ、かけるととても
辛くなる。結構まともな味。

        おすすめ度      70%

「ベビースター」という名への懐かしさも込み。
あんまり子供にはやりたくないけどね。
舌の上で少し湿らせて柔らかくしてから食べた方がおいしい。

ベビースターといえば子供の頃は本当によく食べた。
チキンラーメンと色は似ているけど、味はちょっと違ったか。
こちらの方が子供向けに若干甘めになっているような感じだと思ったが、
最近両方とも食べてないのでよくはわからない。

ベビースターが先かチキンラーメンが先か。
チキンラーメンは世界最初のインスタントラーメンだから、
やっぱりそれが先かな。
(世界最初の「インスタント食品」ではない。念のため。)

それにしても、これのどこが「新潟」やねんというようなネタでんな。
今回、こういうの多いけど。
   ・・・「と」・・・
「登久満」と書いて「とくま」と読む。
2002年の法事の時に泊まったホテルである。

この4年前の法事の時には選ぶ時間がなかったのでビジネスホテルにしたが、
これは本当にビジネスホテルで、私はそういうところ(=ベッド&臭い)では
寝られないので翌日はふらふらであった。
唯一の良さは駅から近かったことだけか。

そんなわけで、今回は良い場所を選ぼうと探した結果、
ゴールデンウイークだったので駅からの近場では他に空きがなく、
結果この「登久満」にしたのであった。
(ここでも残りの空きは5部屋しかなくそのうち4つを取った。
その理由は後でわかった。)

登久満は柏崎駅から車で5分程度である。
ただし、道は最初はちょっとわかりにくいかもしれない。
少し奥まったところにあり広めの道からは見えないからだ。

ホテル自体はそれほど新しくない。
もともとここを見つけたのはホームページであるが、
そこからイメージしていたものとは大きく異なった。
まあ、建物が古いこととホテルの内容は関係ないが。
(私は設備の善し悪しは文句を言うが、新旧に関しては気にしないのだ。)

お風呂は一応温泉だとは書いてある。食塩泉だとかで、
肌がすべすべになる「美人の湯」と書いてあった。
が、聞くところによると最近はもう柏崎温泉ではあまり温泉が出ないので、
水道水の可能性も高い。
もっとも、このあたりは水道水といっても米山の雪解け水なので
それだけで飲んでもおいしいような良い水なのだが。
実際に入ってみても、あまり温泉らしくはない。
(単なる大、もとい中浴場という感じ。)
実は近所に公営の温泉(こちらはたぶん本物)があるし、
さらにこのホテルでそこの割引券もくれるのでそちらに行ったほうが
良いのかもしれない。

和室は10畳以上あるか、なかなか良い作りである。部屋も臭くない。
(内風呂、トイレつき。)
和洋室の方は8畳ほどか、ベッド2つと畳の場所がある。
和室に比べればかなり狭くは感じるが、普通に考えれば十分だろう。
景色はどちらもあまり良くない。
(和室からは遠くに海は一応見えるが。)
ホテルで久々にゆっくり寝ることができた。

値段は和室で¥25000(GW中)〜¥20000、和洋室¥15000(GW)〜¥10000で、
値段から考えれば和洋の方がお得といえよう。
食事も同じだし。

食事といえば、これはもう豪華である。
さすがは海の近く、刺身、カニ、貝ともに一級品。
海の近くというか島のホテルで冷凍物を出しやがったどこぞの詐欺ホテルとは
全く比べものにならない。
当然味も良い。このホテルの名物らしい鯛のお頭の揚げ煮物もいただいたが、
これはたしかにおいしかった。旬のタケノコのおひたしもおいしかった。

惜しむらくは、このときは、昼の法事の後の食事から、あまりに豪華な料理が
続いたのでまさに満腹すぎて量的にも味覚的にも十分食べらられなかったことである。
食べ物が無くてつらい思いをすることはしばしばあるが、
食べ物がしこたまあるのに食べられないのも、またつらいものである。
(少しだけ折り詰めにして持って帰ったのだが、翌日でもおいしかった。
よほど物が良かったのだろう。)

出てきたイチゴも非常に、これまでに食べたことがないくらいに
おいしかったと書いておこう。

ホテルの対応はかなり良い。
食事の場所などについても個別の部屋でも食堂でも、融通を利かせてくれる。
荷物を宅急便で送っておくことも、発送もできる。
今回はだいぶこれに助けられた。

        お勧め度        70%

マイナス要因は、ちょっと場所がわかりにくいこと、
温泉がいまいちなこと、ちょいと高いことか。
まあ、食事が特に良かったので¥25000でもぼられた、という感じはないが。

この値段だけど、部屋備え付けと言うか備品に髭剃りやクシはないので念のため。
(髭剃りはホテル内で買うと¥200。あると思って持っていかなかったんよ。)

・・・そうだ、なぜ空き部屋が少なかったか。
長野(だと思う)の高校生の団体とぶちあたったからである。
しかし、今時の高校生はこんな高いホテルに泊まれるのか!?
別段暴れる風ではなかった(少なくとも私の部屋までは騒ぎ声はしなかったし、
廊下でも走ったりしてなかった)が、お風呂を占拠されていたので
1日目は入れなかった、ということだけは書いておこう。
   ・・・「ち」・・・
{書籍紹介}

        「ちょびっツ」
        (新潟で買ったのは第1/2巻;2002/4/30現在第5巻まで刊行)

        CLAMP
        各¥505(税別)
        講談社
        ISBN 4-06-334383-9
        ISBN 4-06-334427-4
        (ISBN-4-06-336332-5)(第3巻初回限定版は¥980で葉書入れ付き)
        (ISBN-4-06-336332-5)
        (ISBN-4-06-362001-8)(第5巻初回限定版は¥1200でジグソーパズル付き)

パソコンが人の形をし、しかもソフト次第でかなりなことが出来る
(「何」も含めて^_^;)時代、という設定である(とはいっても、
他の設定的には現代のようである)。

捨てられていた「パソコン」、名付けて「ちぃ」と拾った主人公「秀樹」の物語。
少しエッチな部分もありギャグの部分もあるが、
細かい内容はともかくとして、この本で読むべきことは、
「パソコンに夢中になってた人との付き合いをしなくなった人間」
について作者なりの理解を含めて描かれているということである。
中に出てくる絵本も哲学的で考えさせられる。

そういう意味で、日ごろあまり漫画は紹介しないが、
一度位は読んも良いのでは、と思わせる作品である。

この自ら放った命題をCLAMPが見事に消化出来るかどうか、
先が楽しみである。

        お勧め度        78%

設定の一部に「めぞん一刻」が入っているのは公然の事実である。
それを知っている人は「あぁ、ここは似ている」とにんまりすることであろう。

それにしても、いつかはこういうパソコンが出来るのであろうか。

後日補足:
現在は土曜日の夜中(だから正確には日曜日深夜)4CHで
テレビ放映されている。原作とは話の進み方が違うが、基本的な筋は同じ。
別に悪くない感じである。時間はだいたい2時前だけど、
たまに変わるので要注意。

再編集時注)
すでに全8巻が出終わっている。
TV版はまた違った終わり方だが、どちらもいまいち。
そんなんでいいんか?という感じがした。

とりあえず言えるのは。「パソコンに夢中になってた人との付き合いをしなくなった人間」への
作者なりの解釈じゃなかったということ。
「人型パソコン」を愛すること、というよりももっと一般的に
人でないものを愛するということが異常かそうでないか、ということに対する
1つの見解とは言える。
   ・・・「り」・・・
料理屋の紹介。

「とみ家」。
2002年の法事のお解き(法事の後での食事会のこと)で使った料理屋である。
柏崎駅から車で10〜15分ほど行ったところ、ブルボンの本社のすぐ近くにある。
(道路沿い)。

一見小さな和風レストラン風だが、一般客と予約客とでは
まったく違う部屋を使い、しかも予約客の部屋はかなり広いので
30人くらいまでなら余裕であろう。

ここも私は知らなかったのだが、お寺さんに薦めていただいた。

ここはエビフライが一押しらしいが、確かに大きくておいしかった。
(でも一般客用のメニューで出てくるものはもっと大きいらしい。)
いや、出てくるものすべておいしかった。海産物もそれ以外も。
いちごも登久満とおなじくおいしかった。
このあたりは水が良いだけに、水分の多い果物は軒並みおいしくなるのかもしれない。

さらに量が非常に多い。¥6000のコース(飲み代は別)でも、
これでもかと言うほど出てくる。
ここでははじめから折り詰めにするための入れ物が置かれているので、
余ったら持って帰るということを前提にした量かもしれない。
また、それだけ味と鮮度に自信があるということでもあろう。

        おすすめ度      90%

もう一度行きたくなること間違いなしである。

そうそう、会席で使う場合、無料の送迎バスも出してくれる。
このあたりの料理屋ではそういうところも多いようだが、
一応。
   ・・・「ぬ」・・・
塗る話。

子供の頃は日焼け止めなど塗らなくて気にせず海に入ることが出来た。
そのころは7月に行ってたが、午前にまず入り、お昼を食べて
また午後に入って8時には寝る。そういう生活だったような気がする。
1日に2度入るわけだから、もちろん肌は2,3日で真っ黒であった。
後で皮はむけるが、特に痛みなどはなかった(かゆかったけどね)。

もっとも、それももう30年近く前の話だから、
単に子供の肌は新陳代謝が速いので日焼けに強い、と言うだけでなく
今と比べるとオゾン層の破壊も少なく、紫外線の量が少なかったからこそ
可能な技ったのかも知れない。

大学生の頃から、このような入り方をすると確実に夜に這うなされる羽目になった。
火傷である。日焼けはれっきとした火傷なので注意が必要なのだ。
それを実感する夜の苦しみであったが、それでも翌日にはなんとか
復活していたのは、まだ若さ故であろう。

が、それも30を越えたらそういうことは絶対に出来なくなった。
海に入る時は細心の注意が必要である。

私の場合、別に美白がどうだとか言う気は全くない。
しかし、火傷をして後で泣きを見るのは避けねばならない。
(余談ながら、私は夏なのに異様に白いのは不健康そうに見えてならないのだが。
炎天下で働かない証拠だよな。そこまでして白くい続けたいか?
かといって顔黒はもっての他だけど。)

海に入っていて一番焼け、また弱いのは首筋から肩にかけてである。
海面上に出ている確率が高いこれらの部分は、
直射日光だけでなく、海面で反射された紫外線も当たるから2倍きつくなるのだ。
従って、ここの部分にはSPFの数値(20以上)の高い物を万遍なく塗っておく。

海面に出ると言えば、顔もそうなのだが、意外と顔は焼けない。
日頃から日に当たっているので強いのであろうか。

後塗っておいて方が良いのは背中と腕であろうか。
背中は特に甲羅干しをしない限り大丈夫ではあるが。
足とおなかは特に注意する必要はないと思う。

さらに、家から出て泳ぐ直前まではTシャツを来ておいて焼けないようにするとか、
日焼け止めは何度か泳いだら塗り直すとかも必要である。

実は30過ぎるとこれだけやっていても、やはり昼日中に海に行くと日差しがきつい。
そうなると後は入る時間をずらすしかない。
最近はほとんど3時以降に入ると言う感じである。
これ位の時間の日差しだと日焼け止めがなくても痛くない。
もっとも、若干海の水が冷たく、また風も出てくるので泳ぎにくくはなるのであるが。

遊びたい・泳ぎたい気持ちを現実の自分の体の状態を鑑みて調節する。
30過ぎるとそういう心がけが必要なのである。
あぁ、年をとったことよのう。
   ・・・「る」・・・
流刑の地、佐渡。
こんな事書くと、今の佐渡の人には怒られるかもしれないが、
歴史上、そうであった事実は変えられない。

しかし、ここで卑下してはいけない。というのは、佐渡は極悪人の
流刑地というより、貴族の流刑地的意味合いが強かったからである。
今でいう政治犯と言うところか。

何とか上皇という人が何人も流されているし、日蓮上人もそうである。
実際に佐渡に行ってみると、能の舞台があちこちにあったりして、
文化的レベルが高いことがわかる。これなどまさにその証拠である。
まあ、この話は地元のバスガイドさんに教えてもらった話ではあるが。

流刑の地と言うことで、江戸の頃には、本州との間に正式な航路はなかった
ようである。先日見た越後の古地図には佐渡こそ少しだけ記載されているが、
そこへの海路なしと書かれていた。

柏崎(椎谷)から佐渡を見ると東の海上に見えるのだが、
夏でもはっきりと見える日は少ない。見えたらラッキーである。
だから、佐渡が近いのか遠いのかわかりにくい。

現在では、直江津と新潟からは両津港へ高速船(ジェットフォイル)が就航し
(1時間と聞いた)、寺泊からは対岸に位置する赤泊にフェリーが就航している
(2時間半)。昔から思えば非常に近くなったと言うことであろう。

さて、佐渡と言うところは、見所がたくさん詰まった場所である。

私が行くからには当然椎谷が足場となるが、夏の佐渡は非常に混んでいて
車で渡ることは、よほど前から予約しておかない限り出来ない。
よしんば渡ったとしても、佐渡の道は非常に狭いところも多いので
慣れてない人が行くべきではないと思った。東の両津の町は大きく
その周辺はよいが、西半分は特にそういう感じであった。
幸い、寺泊港には駐車場があるので、ここで留めていくと良いだろう。

また、夏には宿もなかなか取れない。
それだけ夏の佐渡は観光客が集中するわけだ。

そんなわけで、1度だけ佐渡に行ったことがあるが、その時は
朝5時の寺泊からのフェリーに乗って渡り、1日観光バスで
ざっと一周観光して夕方のフェリーで帰ったのであった。

その時は有名な佐渡金山や尖閣湾、どんでん山や小木港のたらい船
などを見た(たらい船に乗りたい気持ちがあったが、
船酔いが非常にきつい体質なので止め。まあ見ているだけでも
おもしろいけど)。
でも佐渡にはまだまだ見る場所がある。一部で有名な佐渡の酒「北雪」の
酒蔵(赤泊港の近くにある)や能舞台なども見たい。

そういえば佐渡の浜ももう一度ゆっくり見たいところの1つだ。
柏崎あたりの浜は基本的に砂鉄を多く含んだ浜なのだが
(そうはいっても最近はだいぶ流されてしまい、他の場所からの
砂を入れているので昔ほど砂鉄はないが)、佐渡の浜は
車中から見るに岩の浜であった。しかも海がかなり澄んでいる
ように見えた。対岸の本州の浜とは、趣を異にするのだ。
そのあたりをじっくり見たい。

近いようで遠い佐渡。また近い内に行くことが出来ればいいのだが。
   ・・・「を」・・・
音を記録する話。

新潟では音の録音をすることがある。
後でそれを聞いて思い出すというか、気持ちを落ち着かせるためである。

この録音は、場所や昼夜で対象が変わる。
山は虫の声、海は波の音を録音する。
昼の波の音と夜の波の音は違うので両方。
虫の声も夜と昼は違う。昼はセミ中心、夜は童謡「虫の声」に出てくる
あれである。マツムシ、クツワムシ、キリギリス等々。実に多彩だ。
どちらも大阪・京都では聞けないものである。
今年は雨もなく荒れないのでベスト状態であった。

いつかのようにACアダプタ忘れもなし(^_^;)

昔はカセットで録音したが、現在はMDである。
マイクはワンポイントステレオマイク。
録音中はのんびりと待っているだけだが、たまに暗闇の浜辺に
録音機材を設置してしばらく散歩やら家に帰っていることもある。
本当に真っ暗闇の浜辺だからこそ出来る荒技。

録音といえば、今年はハンディービデオも買った。
こちらは昼の海、もちろん映像付きである。
しかし、長時間には向かない。

VTRカメラにおいては音声の記録ビット数として12ビットと16ビットが
選択できる(MDは16ビット固定)。
この2つの差は記録できる周波数特性ではなく音の変化のとらえ方の差にある。
小さな音から大きな音までの変化(この幅をダイナミックレンジという)
を細かく撮るなら多ビットにするのだ。

12と16の差は4ビットであるが、これは2の4乗で16倍の差となる。
海の音はダイナミックレンジが広いので16ビットにした方がよい。
12ビットでは後で音の差し替えができるアフレコも可能だが、
私はそもそも使わない(後で音を入れて加工することはない)ので大丈夫。

それにしても昼夜いつ録音しても、くそやかましい車が通るので台無し
になることも多い。
20分も連続録音できればよい方であろうか。
馬鹿どもは是非とも退場願いたい。

ところで、VTRカメラで撮った映像を後で見ても今ひとつである。
音も直接聞いた音とはだいぶ感じが変わる。
やはり、直に目で見、耳に聞く映像と音にはかなわない。

人間は目で見た映像にかなりの補正をして記憶しているので
写真やVTRで撮った画像を後で見ても同じに見えないといわれるが、
もう1つ、カメラでは視野の広さや深さ的にも捉え切れないのだと思う。

音の違いは、MDに記録可能なダイナミックレンジ・周波数帯と人の耳の
それらの違いや、周りの風の聞こえ方、雰囲気の違いにあると思う。
虫の声はともかく、波の音と言うのは音量的にも周波数的にも非常に
幅が広いのだ(防波堤に打ちつける波は低く大音量で、
波打ち際で砕ける泡は高く小音量である。)
風の音というのは実は非常に録音しにくい。マイクに風が当たると
ぼうぼういう音ばかりが残るだけで、耳に聞こえるような感じには
なかなかならない。また、音の出てくるあたりの雰囲気というものは
録音も録画も出来ない。肌で感じるしかないものだ。

人の目の視野の広さや奥深く見える能力、人の耳の音を聞き分ける能力は絶大だ。
自然の中では五感すべてを使って感じ取っているのだ。
本物の感動を選るにはやはり実物に会うしかないとつくづく思う。
   ・・・「わ」・・・
{書籍紹介}

        周報日本「私の見た日本の秘密」

        日本周報社
        ¥100
        昭和21年2月15日発行

発行日から見てもわかるとおり、戦中戦後(朝鮮戦争の頃まで)のいろんな裏話、
秘密話を集めた本。
あの笹川良一も寄稿している。巣鴨プリズンでの話だった。
その他の話はちょっと書けない。
戦争というものが、いかに非人道的なものかがわかる。

笹川良一といえば、競艇会のボスで、住之江競艇のおかげて彼の住んでいた大阪府
箕面市は潤っていたので名誉市民だったとか、
ノーベル平和賞を金で買おうとした男とか、まあ悪口はいろいろあるけど、
一番言われたのは「巣鴨プリズンに入っていた戦犯」だ、ということだろう。
戦犯になぜ名誉市民を与えるか、というのは箕面でよく聞かれた言葉である。

が、この本を読んでみると、実は本来彼は入るはずではなかったが、
自分の希望で入ったことがわかる。その理由は、簡単に言えば
他の戦犯と話すためである。そのとき交わされた会話について
この本に書かれているが、自筆の文であるだけにどこまで本当かは
わからないが、人としての戦犯の一面をかいま見られる。

A級戦犯を合祀しているから靖国参拝がまずいとか、とかく戦犯に対する
考察は「戦犯」と言うだけでまともに成される前に却下されているが、
当時の国の事情をも鑑みて当時の判断などは考えてみる必要があろう。
過去を正しく知らなければ、未来に正しい反省と伝承は出来ない。
「悪に付いては考察すら許さない」ではいけないのだ。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」でもある。

そういう意味で、この本は希有な資料となろう。

それはそうと、中の広告に「ヒルマン ジュピリー」というのがあった。
これがなんだかわかる人はかなりの通だ。
「スーパーデラックス 110万/スタンダード 88万」と書けば
わかるかも知れないが、車の広告である。それもいすゞ自動車株式会社。

驚きはその価格。今とそんなに変わっていない。ということは、
当時いかに車が高かったか、ということである。
   ・・・「か」・・・
蚊の話。

今年は特に蚊が多かった。
どれだけ多いって、手で空を切ればつかみ取れる位で、
一度に手足に3匹位しょっちゅう、
時には蚊の上に蚊という光景まであったほどである。

さて、都会での蚊といえば小さい赤家蚊がほとんどだが、
椎谷では薮蚊も多い。

薮蚊というのは、文様的には赤家蚊とそっくりだが、
大きさが違う。薮蚊の方が倍は大きい。

よって、赤家蚊なら刺されてしばらくしてから痒くなるのに対し、
薮蚊の場合は刺された瞬間に「痛い」。これ本当。
だから、気づかない内にさされていて痒くなったということは少ない。
痛くなったら直ぐ叩く。

また、吸い口が長いので靴下の上や服の上からでも刺される。
不思議とこの時は痛くない。

でも、痒みは赤家蚊の方が上。
おなしなもんである。

大きいということは羽も大きいので、近づいてくると羽音がする。
赤家蚊のようによる静かな部屋で、耳もとでのみブーンとするのではなく、
2〜3匹いれば足元の蚊でも立っていたたまま解る。

あと、大きい故に比較的動きもゆっくりである。
いや、これは薮蚊だからではなく、田舎の蚊だからかも知れない。
赤家蚊でも田舎のに比べ都会の奴の方がずっとすばしっこい。
こういうのも遺伝だろうか。

大きく痛い。故に藪蚊は発見すれば撃墜も可能だが、今年のように数が多いと
薮+赤家のダブル攻撃はなかなか手強い。
叩き落とす人の方が疲れてきて手が痺れて来る。
意外とそれを狙っているのかも知れない。

        ・・・

蚊といえば、新潟の蚊と京都の蚊では、種類は多分同じだが行動などがかなり違う。
京都の蚊は新潟のに比べ全体的に小柄だが、動きは機敏だ。
だからなかなか叩けない。
この差は何処から来るのか。

大きさの差は栄養源の差だと思う。
蚊は実は人の血だけを吸っているわけではない。
血を吸うのは産卵期の雌だけだ。
(産卵期以外は植物の汁を吸っている。
雄の蚊は大抵緑色で、触覚が刷毛状なのではっきり違いが解る。
刺さないと解っているので私も雄の蚊は叩かない。)

また、その雌とはいえ、山の中ではそういつも人が来るわけではないので、
山にいる動物の血を吸っているわけだ。
人間に比べ動物は当然蚊をふるう行動は鈍い。
だから、蚊の方もそんなに機敏に動く必要がないし、
動物からはたっぷり血を吸える可能性が高いので大きくなる。

どちらかといえば、人に出食わす方が珍しいわけで、
出食わして叩かれたら、まあ蚊にしてみれば運が悪いというわけだ。

都会の蚊はこの逆である。
動物は少ないのでもっぱら吸うのは人の血。
日頃人を相手にしているので素早さも必要となる。
小さければ機敏になるし、そもそも吸える血の量も限られるので大きくなれない。
(血がまずい、というのもあるかもしれない。都会の人間は不健康なのが
多いから。)

大きさに関してはもう1つ仮説が考えられる。
都会の蚊は水場が安定しないから、出来るだけ早く成虫になる必要があるため
小柄だが、田舎ではたんぼや池など水場が固定するためゆっくり成長出来
大きくなる、というものだ。
事実、都会の蚊は、ほんの一時的に出来た水場でもすぐわく。

都会の蚊は薬品に対する耐性も多分高いと思われる。
蚊取線香や殺虫剤に対する耐性だ。
うちの家では夏場ノーマットとかいうのをしているが、それでも刺されることがある。
田舎では試してないが、やはり、都会の蚊は薬品に接する機会が多いので、
遺伝的に耐性が高いとは考えられる。

たかが蚊、されど蚊。
突っ込んでみれば、いろいろと面白い研究課題になりそうではある。
   ・・・「よ」1・・・
「世の中にまじらぬ」。
この名言を言ったのは良寛さんである。

今年の新潟では、最後の2日ほど暇だったので
(新潟で忙しいのは、基本的にお盆前から送り火の日までであり、
その後は急に暇になる)、また国上山国上寺(くがみやまこくじょうじ)に行った。

多分前にも紹介したことがあるとは思うが、国上山はかの良寛さんが、
中腹にある五合庵に住まいされていた場所である。
だから、良寛さんを師と仰ぐ私とって、ここは重要な場所である。

さて、国上山の上、国上寺の少し下(山の上にお寺があるが、
そのお寺の少し下ということ)に駐車場があり、
ここに良寛さん縁の物の展示室がある(寸志)。

まあ、このあたりにはこういう建物が多いが、その多くがコピーの展示で、
本物は良寛さんが生まれた出雲崎の良寛記念館にある。
ここもコピー展示であるが、美術鑑定ならいざ知らず
その人柄に触れるには別段コピーでも構わない。
(偶像崇拝になってしまったらいけないが、しかし「何が何でも
本物でなければならない」などというのも本質を捉えられない所行だと思う。)

この展示の中に、今回ひときわ心引く物があった。
それがこの
        「世の中にまじらぬ」
と書かれた掛け軸である。

まさに我が意を得たりと思う名言であった。

世の中に交わるとは、世のしがらみに左右されるということであり、
また、己の判断で生きないという意味もある。
これは決して、世捨て人になれという意味ではなかろう。
良寛さん自身、進んで世の中と関わっていたのだから間違いない。
しかし、彼は自分の価値観で見、判断されていた。
全く世の中と絶縁して生きることは、普通の人には出来ないが、
でも判断を世間に任せるのではなく自分で行うことは出来る。

常に自分の判断で行動し、世間的に正しいのではなく、
仏の心で正しい行動をする。
物の本質を見極め、俗世的な価値観に捕らわれない。

良寛さんの生き方を語る逸話や書は多いが、全てここに集約されるのでは
と思ったのであった。

「世の中にまじらぬ」、実に良い言葉である。
私の座右の銘とし、戒めとしていくつもりである。

合掌。

        ・・・「よ」2・・・

米山大黒亭が改装されていた(2001年)。

以前は半分が大黒様の展示場、半分がうどん屋であったが、
今年からは全面がうどん屋となり、その部屋の壁一面に大黒様が
展示されるようになった。

以前は大黒様の展示だけ(¥100)を見に来る人もいたようだが、
これからは見るだけなら無料になったとはいえ、逆に
うどん屋の店内を大黒様だけ見て帰るというのもしずらいだろうから
(しかも周りで人がうどんを食べているのに)、
店としては、入場料が無くなっても結果的に売りあげが上がるのではなかろうか。
まさに大黒様々であろう。

また、こうなることで部屋が広くなりお客をさばける数も増えた。
とはいえ、厨房は同じなので、席に着くまでの時間は減ったが、
注文してからの待ち時間は同じなのだが。

しかし、トイレの便器の数が減ったのだが、これはどういうことだろうか。
ひょっとして本当の水洗化された?
(以前は仮想水洗であった。これについては別の項にて。)

        ・・・

今年は2回行った。1回は冷や、1回は温うどんにした。
でもここのうどんは温が似合う。冷やにすると腰のある麺が堅くなってしまうからだ。

温うどんとしては、今回は初めてきつねうどんにした。
いかにも東京風で揚げが濃い。揚げにちゃんと豆腐の味が残っているのはよいが、
まぶして(?)あるたれが濃すぎる。
うどんのだしを濃くしたもの(本当は逆)だと思うのでまずくはないが。

そういえば、今年はなぜかここの水がまずい。鉄の味がする。
水道管が錆びたのではないだろうか。

記録を見ると、2000年も2回行っていた。
このときは2色盛り合わせというのを頼んだようだ。
2色というのはうどん+そばのことなのであるが、
大盛りにするとかなり量が多い。
一般に両方食べたい人には良いのかもしれないが、ここのそばは特筆するほどでは
ないので、あえておすすめはしない。
   ・・・「た」・・・
高岡(1999/8/6-7)。

今日はここで泊まって明日朝一の特急(北越)で柏崎へ向かう。
このようにした1つの理由は、会社帰りの時間(17:30以降)からでは
新潟までに直通列車がないためであるが、「高岡」を中継点にしたのは
以下の理由による。

そもそも翌日の直通特急の雷鳥にすればよいと思われるかもしれないが、
これは席が取れなかった。新潟までは5時間以上ある。
自由席ねらいではずれると辛抱できる時間ではない。
(大昔に6時間立ちっぱなしで帰ったこともあったが。)
また、夜行の急行きたぐに(昔は青森行き客車であったが今は新潟行き電車)は
子供がいると使えない(結局この年は子供は行かなかったのではあるが)。

ということで、途中で泊まっていくことにしたのである。

さらに乗り継ぎしたときの料金の安さも高岡を選んだ理由であるが、
これについては後述する。
簡単に言えば特急料金が安くなるわけである。
(高くならないと言うべきか。)

実は乗り継ぎの値段で言えば高岡と富山は同じになるのだが、
ここで、α−1というビジネスホテルチェーンで70%割引券を持っている
という点で高岡が選ばれた。
このホテルは金沢、高岡、富山にあるが、なんと富山ではこの割引が使えない。
ゆえに高岡にしたのである。

長く北陸線に乗っているが、高岡で降りるのは初めてである。
(金沢、富山は何回もある。)

で高岡の感想。

・田舎のちょっとした町という感じ。柏崎の方がでかいか。
・実は富山までは列車で20分ほどなのだが、駅前は大きく異なる。
 早朝には駅前に車がいないところに田舎を感じる(良い意味で)。
・ちょうどこのとき、ジャンボ七夕なるものをやっていたが、
 今ひとつ風情が感じられないのはなぜ?
 その一員は若゛者が多すぎることだろう。まったくどこに行っても(以下省略)。
・駅前から加越能鉄道というものが出ている。
 まさにローカル私鉄で、きっと存続の危機にあると思う。
 (2002年;やはりこの会社自体はつぶれてしまい、今は第三セクターの
 万葉線株式会社が後を継いでいる。)
 乗りたかったが、夜なので止めた(たぶんもう終電終わってたと思う)
・ホテルは所詮ビジネスホテルなので望むべくもなし。
 それにしても臭い。嫌な匂いがこびりついている。
 すべてのホテルに完全禁煙室がほしいところである。

今回は乗り継ぎでの途中下車だけだったが、一度しっかり付近を調べて、
見るべき場所があったら行ってみるかな。
全国路面電車巡りも良さそうだな。
済み;鹿児島、熊本、広島、岡山、高知、松山、函館、京都・滋賀(京阪)、明治村
まだ;高岡(見た)、富山(見た)、東京、京都(嵐電)
   ・・・「れ」・・・
レンタカーの話。

1998年の夏に新潟で車をぶつけられて廃車にして以降、
もう車は買っていない。

今住んでいる場所では公共交通機関が発達し、
さらに町も狭くてほとんどの用件が自転車で行ける範囲で
足りるため、車がいらなくなったからだ。

しかし、さすがに新潟では車がなくては行動できないので
毎回レンタカーを借りることにしている。

夏以外に行ったときも借りるが、夏は1週間借りっぱなしである。
これだけ借りるとそれなりの額にはなるが、
それでも車を買うよりよほど安い(1年の保険料で十分借りられる)。
そう思うと、車を維持することがいかに大きな出費かがわかる。
(年間で最低20万は軽く浮くからなぁ。)

さて、新潟で借りるレンタカーは毎年違う。
だいたい1300ccクラスではあるが車種が違い、楽しめる。

1999年はホンダのLogo(1300cc)であった。
1年ぶりの車の運転であったが何とかなった。

レンタカーに乗るときに問題になるのは毎回の車の性格の違いで、
それをいかに早く覚えるかが鍵となる。

このLogoという車は加速は普通、ブレーキは少々ききすぎでかえって怖い。
カーブではハンドルが流れるので運転しやすいとはいえないか。
もっとも、新潟の道路は広いのでカーブも緩やかで何とかなったが。

今まで乗っていた車がクラッチ車だったので、
AT車なのにクラッチ踏もうとしたり、シフトレバーを探してしまうのは
やはり体が覚えているからだろう。考えてみれば免許取って以来15年も
ミッション車だったから、すぐには抜けない。

2000年の車は失念。

2001年のレンタカーはカローラ。
特筆すべき点はなく、普通に乗るには十分な車である。
ちょっとブレーキが甘く止まりにくかったのには困った。
一度思いっきり踏んだらABSがかかってしまった。

作りは高級かつこぢんまりという感じ。さすがに売れている車は手抜きがない。
私が免許を取って初めて乗った車もカローラだったが、
その当時(58年式)に比べるとずいぶんと重くなった感じがする。
そういう意味では機敏さがない。

もうクラッチは踏まなかったけど、ATでもシフトチェンジはしまくっている。
D−2−Lだけであるが。
そうそう、最後の最後にバンパーを少しすってしまって2万円取られた。
運転感覚もそうだが、やはり慣れない車は車両幅をつかむのが難しい。
来年はまずそのあたりを覚える必要があろう。
こすりよけを付けておくとより安全か(それの方がずっと安い)。

そのほか、サニー(1500cc)、STEP WAGONも乗ったけど、
特筆すべき点はなし。あっ、STEP WAGONは思いの外 車重があって、
アクセル踏んでも最初はなかなか加速しないのに、
ある程度以上踏んだら今度は急に加速がかかって怖かったっけ。

レンタカーは今まではレール&レンタカーで借りていたが、
お盆の時期(ゴールデンウイークも)は割引がない
(通常期は乗車券が2割引、特急料金が1割引になり、
レンタカーも割り引かれるが、この時期はレンタカーのみ割引)。

しかも、柏崎のレール&レンタカーには軽の設定がない。
1300ccで1日6300円くらいかかる。
(しかし、駅前から椎谷までをタクシーで行くと片道¥4500位かかるので、
1往復以上する計算ならそれでも安いとは言える。)

ところが、同じ場所のレンタカーでも日本レンタカー経由で借りると軽の設定があり、
こちらは1日4500円。こちらの方がずっと安い。
全く同じ場所で借りるのにこの差があるということは、
レール&レンタカーでは車種が限定されると言うことなのだ。

最近の軽は十分広いから、今度からはこちらにしようと思う。
軽ならば横をする心配も少なくなるし。

そういえばこれはレンタカーではないが、2001年はやたらMPVとYRVが
多かったように思う。
くしくも両方アルファベット3文字で○○V。
それが今のはやり?
   ・・・「そ」・・・
そういえば、昔と今で「感じ」が変わると言うことがある。
あっいや、「感じ」ではなく「漢字」だった。

「にいがた」の「がた」の字は今は「潟」と書くが、昔は「シ写」
(第一・第二水準漢字にはないので表せないが、さんずいに「写」という字)
であった。

20〜30年ほど前までは県内の交通標識に付いていたラベルはこの字だったし、
後で紹介するとあるお菓子の包み紙になっていた、新潟(というか越後)の
古い地図上でもこの字である。昔は間違いなく「新シ写」と表記したのだ。

ここで漢和辞典で「潟」と「シ写」の字の違いを調べてみると
(新選漢和辞典、小学館、S52/漢字源、学習研究社、1993両方で調査)、
実は「シ写」の字は載っていない。
ということはこれは略字か当て字か?

もっとよく調べてみる。
つくりの「写」の字は旧字では「寫」である。
ということは、「シ写」は「瀉」(そそぐ/シャ)ではないかと思われる。
下痢止めの薬のことを「しゃしゃやく」と言うが、それを漢字で書けば「止瀉薬」
であり、「瀉」には吐く(口・肛門いずれかから)という意味がある。、
ところがこの字、「潟」に似ているが「がた」と言う読みはない。

「瀉」には直接的にいわゆる干潟のような意味はないが、
海水の出入りする干潟の、塩分を含んだ土という意味はある。

越後の古地図で見ると、「新シ写」の他にいくつかの「?シ写」があるが、
どれを見ても海近くの干潟であるようだ。
そこから「瀉」の字を使っていると思われる。

意味的には「瀉」であるが、「潟」に似ているから間違って
呼ばれていたのか、今は違う読みだが昔は同じだったのか。
九州の「杵築」と同じように、幕府が間違った書き方をしたのが
そのまま正式な書き方になってしまった、と言うのも考えられるな。

ご存じの向きはご一報を。
   ・・・「つ」・・・
ついつい歩数が増えてしまうのが新潟である。

今年は万歩計を持って行った。
ということで毎日歩数を数えていたのだが、以下のようになった。

8/10    11      12      13      14      15      16      17
11569   13603   10327   15659   13302   9214    16387   13118歩
        観音堂          草刈り  観音堂  半日運転国上寺
        から海へ        観音堂  から    草刈り  寺泊
                        から海へ不動尊へ

車で半日運転をしていた15日を除いて毎日1万歩以上である。
(その日ですら9000歩以上。)
13000歩以上が5日、15000歩以上の日も2日あるのだからすごい。
通常の通勤ではまずこうは行かない。
(私の通常の通勤での平均は8500歩くらい。会社から最寄りの駅まで
が片道正味1キロ、家から最寄り駅までも往復1.5キロあるから、
これくらいになる。)

さらにこれは泳ぎの時の海岸歩きは除いている
(万歩計が海水に濡れるといやなのではずしている)。
いつも泳いでいる海岸までは片道おおよそ7〜800mあるから、
これだけで往復2000歩以上はある。しかも砂地の海岸なので
負担はコンクリート時よりずっと高い。

新潟では行動的にあるし、それだけ歩いても肉体的にはともかく
精神的に疲れないのもここの良さである。
歩いた分風景が変わって楽しめること、空気が良いことなどが理由だ。
日頃運動をしていない私にとっては、ここでの海水浴&歩き(観音堂登りも含む)は
絶好の体力作りの機会なのである。

さて、新潟での運動といえば、これらと並んで(並べるな!)
Natural Free Fall(意訳;くみ取り式便所)がある。
いや「あった」。
なぜ過去形にするかといえば、今年からはそれが出来なくなったからである。

なんと、トイレが仮想水洗になったのである。
「仮想」と書いているのは、実際にはくみ取り式なのであるが、
その上に弁付きの洋式の便座を置いて下を隠し、
そこを水で洗い流すようにしたからである。

確かにこれの方がきれいだし楽ではある。
ハエは上がってこなくなったし、スリッパを落としてしまう危険性もない。
掃除も楽である。

が、何となく風情(?)とスリルがなくなった。
あの、おつりを計算して落とすテクニックを磨けなくなったのは少々
残念ではある(本当か?)。
   ・・・「ね」・・・
ネタを書きながらの旅である(1999年)。

いつもそうしているように思われるかも知れないが、
実は初めてである。
いつもは帰ってから思い出して書くからである。
しかし、紙は持って行かなかったので、手当たり次第に切れ端に書く。
メモ、弁当の包み紙、ホテルの便箋など。

何か作家のような気分。
一人の列車内では時間があり余る。
よって思い浮かぶ文章を書き留めるのは時間潰しである。
文字だけで思いを使える技を身に付けられるか。
(その前に、美しい字を書かないと、折角書いた文が後で読めないと
いうこともあるのだが。)

そう言えば、小中高校までは国語、特に作文は大の苦手だった。
作文と言えばいつも2行だけ。

        何処そこへ行った。
         楽しかった。

国語でも代名詞の指しているものが解らなかった。
今なら満点だろうに(大自惚れ)。

ただ、列車内で書くことの1つの欠点は、
揺れる状態で細かい字を見ていると酔ってしまうことである。
酔うと頭が回らなくなる。
従って、少し書いては景色を見て気分転換、というふうにしなければならない。
いずれにしても時間があるので問題ないのだが。
   ・・・「な」1・・・
夏のうぐいす。

うぐいすは春先だけ鳴くと思っている人はいないだろうか。
実態は、年中、少なくとも8月までは「ホーホケキョ」と鳴いている。

しかし、その生息域が薄暗い、涼しい場所のようで、
春先は平地にもいるが、8月頃は山の中にしかいない。
だから、都会あたりで聞けるのは春先だけとなるわけである。

椎谷では、8月でも山の中に入ればうぐいすの綺麗な鳴き声を聞くことが出来る。

観音堂から不動尊への山道の途中にやぶがある。
或る日、このコースを歩いていると、ここに小鳥の声を聞いた。
よく見ると、小さな姿がありしばらく眺めていたが、
「ホーホケキョ」と綺麗な声がしてきたのである。

余りの綺麗な声に、しばらく聞き入っていた。
これがまた蝉の声との合掌で、一興であった。
結局、最後のケキョケキョまでしっかりと堪能させてもらった。
(実際には蚊も非常に多くて、その羽音まですさまじく聞こえていたのだが。)

翌日に、今度は録音しようとMDを持っていったが、もう聞くことはできなかった。

ふと出会えた自然の贈物、それを与えてくれるこの土地に、
感謝した1日であった。

合唱じゃなくて合掌。

        ・・・「な」2・・・

{食料紹介}

        「夏のえだ豆スナック」

        亀田製菓(株)
        55g
        ¥200以下

でんぷん(小麦澱粉含有)、枝豆、植物油脂、グリーンピースパウダー
食塩、チキンエキスパウダー、トレハロース、砂糖、たんぱく加水分解物(大豆)
乳糖、酵母エキス、マルトオリゴ糖、調味料(アミノ酸など)、乳化剤(大豆由来等)
香料、酸化防止剤(ビタミンE)

259Kcal
たんぱく質3.6g/脂質9.5g/炭水化物39.9g/ナトリウム400mg
食塩相当量1.02g

枝豆の味の濃くするスナック菓子。
「粗挽き粒枝豆入り」ということで、たしかに枝豆の身が入っているのがわかる。
一袋55gに対し、枝豆約26gを「仕込みで」利用ということらしい。
「仕込み」という言葉がよくわからんが、要するに水分のある状態で、
と言うことだろうか。なんか多いのか少ないのかわからん。
枝豆を使ったスナック菓子はいろいろと出ているが、
その中では一番おいしいか。

塩は赤穂の天塩なので塩辛さもきつくない・・・と言いたいところだが、
確かに辛さはきつくないが、食塩量はかなり多いので
一人で一袋一気に食べるのはあまり良くなさそう。
揚げ物ではないので、ポテトチップのように油が浮くことはないが。

        おすすめ度      73%

名前の通り、夏休みのお菓子と言うことで。
十分な水分と一緒にどうぞ。

そういえば、最近は食品の中で大豆や小麦、卵などアレルギーを起こす可能性のある
原材料に関しては、原材料の中に含まれている場合の二次使用であってもすべて
明記することが(たぶん)義務づけられているようだが、
それを先取りするかのように細かく書かれている。

アレルギーの人への考慮は確かに良いことなのだが、そもそもなぜアレルギーなのかと
言うことを考えずに、食料だけを対策しても、事故を防ぐだけで根本解決には
ならんと思うのだが。昔に比べてアレルギーの子は確実に増えていると思う。
その理由は絶対に食生活にあるはずである。

ろくなもんを与えていない、もしくは親が食っていない状態で
子供を作るからそうなるのではないか。そういった、食生活を根本から考える
きっかけになると良いのだが。

子供の友達なんかが遊びに来ても、市販菓子でなくて手作りであっても、
安易にお菓子を与えられないということでは悲しい。
「あなたは何が食べられる?」などといちいち聞かなくてはならないような
子供が減ることを切に願う。
(保育園などではすでにそうなっているのだ。)
   ・・・「ら」・・・
「雷鳥」の中でも新潟行きの車両は実がグレードが低い。

この理由を考えるに、同じ「雷鳥」でも富山(魚津)まで行きの車両は
JR西日本持ちだが、新潟行きはJR東日本持ち(新津車両区)だからでは
ないかと思う。
で、JR東日本にしてみれば雷鳥はメイン特急ではない
(もしくは利用者が少ない?)のでグレードが低いのかと。

ここで言うグレードとは、一言で言えば古いか新しいかである。
ということで、使われている車両はずっと
国鉄時代に作られた=古い交直流(50/60Hz)特急電車の
代表格、485系車両であった。

そう言えば、「白鳥」も485系、しかもボンネットである。
グリーン車こそ1:2シートで自動ドアに改修されていたが、
普通車は昔のまま。これも新津車両区だったと思う。

ところが、2000年の新潟行きの雷鳥の車両は少し変わっていた。
同じ485系ではあるが、3000番台だったのである。

485系3000番台。
これは、485系の大幅改修車両である。
外側は国鉄色であるベージュに赤から青と緑に変更され、
前面ライトの位置を変更しLED表示板を設置、
内部も大幅に変更、きれいになっている。

ものすごく静かになり、揺れも少なくなったと思う。
(ただし、大阪方面から来て金沢を過ぎると揺れてくる気がするので、
線路の改良のおかげもあるかもしれない。)
座席も高級感があるものになり二分割可倒シートになっているが、少々狭い。
特に前後が狭い。というか元の485系と変わっていない。
ゆえに肩がこってしまう。

かなり大幅な改修だが、新型を作るよりかは安いのだろう。
経済的/実質的な改修といえよう。

2000年は行きの雷鳥がこのタイプであったが、
2001年は行きの金沢−新潟間の北越もこの型になっていた。
ひょっとすると、大阪−新潟間の雷鳥に使われていた雷鳥車両が
こちらに回されただけかもしれない。2001年春で
大阪−新潟直通の雷鳥がなくなったからだ。

北越は、元々は大阪−新潟間の直通列車であったが(一番最初は
大坂千里万博時の臨時列車だったとか)、
その後、金沢−新潟間の列車になった。雷鳥が富山止まりになった後、
そこから先への接続のために北越は増発されたが、
そのときに充当されたのだろう。
前の北越がぼろぼろだっただけに、グレードアップには感じる。
帰りは旧の485系北越だったけど。
   ・・・「む」・・・
昔から今の変遷、数題。

        ・・・

北陸にはおいしい駅弁が多く、「ますのすし」は全国的に有名で、
「ぶりのすし」も何度か紹介している。しかし他にもいろいろとある。

糸魚川の駅弁といえば「夫婦釜めし」(めおとかまめし)である。
これも歴史がある駅弁である。

容器も時代とともに変遷し、
 本体:陶器大→陶器小→陶器小    →プラスチック
 ふた:陶器大→陶器小→プラスチック→プラスチック
となった。

昔は、本体ふたともに陶器だったので、
食べ終わった容器でこれを使ってお米を炊く事も出来た。
(作り方も釜の包み紙に書いていたと思う。)
この釜で炊くとちょうどお茶碗1杯分ちょっとくらいになろうか。
釜で炊くとそれだけでおいしいが、自分で炊いたということもあわせると
いっそうおいしく感じる。25年以上前の話ではあるが、
本当の話である。

もちろんそれもプラスチックでは無理。
プラスチックは軽くて良いが、再利用は出来ない。
今はもう容器を再利用する人も減って(全くいない?)、
軽い方が良いのかもしれないが、
風情がなくなるのはちょっと悲しいものである。

日本から風情が無くなっていく・・・

        ・・・

うちの田舎の家はもう築100年を優に超える昔の家である。

それ自体が一種の宝とは言えるが、他には何にも残っていない。
それでも30年ほど前までは兜とかもあったようだが、
ある時古美術商に騙されて二束三文で買いたたかれて以来、すっからかん
になってしまったそうである(だから私はそういう連中が嫌い)。

でも書棚には、何度か紹介している古い本があったりするので
たまにゆっくり書棚などを見るとおもしろい。

そんなあるとき、
ひょんなところに「これは!?」と思う物を見つけた。

家の中のふすまには何やら書が書かれていた。
破れも多く、例の火事で焦げたところもあるが、
その中に「鐵斎」という印があった。

ひょっとしてあの「富岡鐵斎」!?
もし本物ならすごいか!?

まあ、程度が非常に悪く、ぼろぼろなので値は付かないだろうが。
コピーもんだとしても、昔のだから当然誰かが写筆したものだろうから
少しは価値はあるか?
普通の人間が普通に見る分には本物でなくても良いのだが。

        ・・・

福井駅では、すぐ隣にある京福の線路がさびていた。
例の衝突事故の後の運休によるものである。
あれでは電車は走るまい。

今は代行バスが出ているが、このままなし崩し的に廃止の可能性もある。
(2002年、一部は廃止、一部は第3セクターでの継続という方向で
すすんでいるらしい。)

以前、永平寺に行ったときに乗っておけばよかった。
あのときそば屋の便所から見た京福電車が最後になろうとは。

また福井駅にはEF81という交直流電気機関車(交流は50/60Hz両対応)
の1号機が車両基地にあった。
私の子供の頃には一世を風靡した機関車であるが、今となっては
現役機体も多いが古参である。
わかる人だけにんまり。

        ・・・

サンスターと塩野義の言えば、今は関係ない会社のように思えるが、
昔は何かしら関係があったようだ。

家にある古い看板(昔薬局をしていたのだ)には
「歯磨きはサンスター(シオノギ)」と書いてある。
どういう関係なのだろうか。
(1)提携関係
(2)昔はサンスターは塩野義の子会社だった(もしくはその逆)
(3)実はサンスターは塩野義のブランド名だった
さて、事実はいかに。

        ・・・

柏崎駅前は、かなり長い間店の変遷がなかったが、
ここ数年は少し変化がある。
駅前、信号を渡ってすぐのところに小さな土産物屋があった。
ここ、これといってすごいお土産があったわけではないが、
海産干物とかキーホルダーとか、なかなか良いものを扱っていた。
(本来は果物屋だったかもしれない。)
ここで買ったキーホルダーは、今も使っている。
が、何年か前、この店がなくなってしまった。
個人的には非常に残念だったのだが、しかたない。

後に出来たのは本屋だったが、店が小さくてあまり種類がなかった。
1〜2度入ったが、それきりであった。
2001年、この店もさらにつぶれてなぜが美術店になっていた。
絵画などを売っているのである。
こんなところで売って儲かるのか?と思うのであるが。

また数年で変わるのではなかろうか。
出来れば、また土産物屋になって欲しいところであるが。
米や地酒などを売ればいいのではなかろうか。
   ・・・「う」・・・
海の話。

1999年は海はいきなり1日目から入った。
今年の海はここ数年来一番の良さである。
雨がなく暑いからクラゲもいない。
(日照りに近く、雨が欲しいと地元の人は言っていたが。)

クラゲがいないと書いたが、正確にはいないのはあんどんクラゲ。
水クラゲはいる。

小学生の頃は7月末に来ていたのだが、このときには水クラゲをよく見かけた。
8月に来るようになってからは見なかったが、これが今年はいる。
実に24年ぶりに見た。
暑いからだろうか。

ふと海中を見ると烏賊がいた。小さい3〜5cm位のもの。
足を垂らしたり、とんがらせたり、巻いたり。
透き通る体に模様がある。実にきれいである。
(本当はここに絵か写真を入れたい。)
そう、生きている烏賊は(実はたこも)体は透明なのだ。
こんなに間近に元気よく生きている烏賊を見るのは初めてかもしれない。
(いけすの中で泳ぐ、疲れた烏賊は見たことがあったが。)

あっ、何かが(私の)足を噛んでる!
ふぐが足を噛んでる。ふぐは結構歯が堅い。
小ふぐだからまだいいわけで、大ふぐだったらしゃれにならんかも。

        ・・・

2001年も海は最高の穏やかさである。
青黒く美しい。

いきなり余談である。海にはいつも波はある。
この波は風で起こっていると思っている人がいるかもしれないが、
それは間違いである。

風があっても波が静かなことはよくある。
特に9月の海は風はやたらきついのに非常に穏やかである。
これとは逆に、風がないのに波が高いこともある。
そして波が高い後は天気が必ず崩れる。

ということは、普通の波は風でなく気圧で生じるということである。
沖に低気圧があるのだ(普通でない波とは地震による津波など)。
ちなみに、琵琶湖の波は風だけによる。狭いから低気圧の
影響が少ないのだ。海との違いである。

さて、椎谷あたりは水平線も見事で、そこに沈む夕日も絶景である。
折しも8/8の水戸黄門(石坂黄門)は柏崎。夕日が映っていた。
あの夕日は間違いなく柏崎のものである。
ひょっとすると椎谷かもしれない(そんな気がする)。
でも海岸は見覚えがないので別のところのような気がする。鯨波あたりか。

さらに、8/12の北条時宗では日蓮が佐渡からすっと帰ってきた
ように描かれていたが、実は船は難破し、柏崎は番神の岬に漂着している。
そのとき近くにあったお寺番神堂が真言宗から日蓮宗に変わったのは
地元ではよく知られた話である。
今は左甚五郎作の欄干が有名なお寺である。

穏やかな海は、実はクラゲが発生しやすい海でもある。
クラゲの話はまた別に書こう。

そういえば、海に穴子のような長い魚も見つけた。
さわって確認したい気もしたが、噛まれたら怖いのでやめといた。
今度から防水ケースに入れてデジカメを持っていくべきだろうか。

        ・・・

海に関連しての余談。

柏崎から少し京都よりの青海川というところ
(駅で言えば柿崎−米山−笠島−[青海川]−鯨波−柏崎)には海水プールがある。

このあたり、列車はずっと海岸沿いを走り景色が良いところなのだが、
そこから見る海には、ネットで囲んだ部分があり、ここがプールになっているのだ。
そう、天然の海水プールである。

小学生らしき子供たちが泳いでいるのだが、実にうらやましい。
こういうところでなら泳ぐのも楽しかろうに、と思う。
海水は体が浮いて楽だしね。
   ・・・「ゐ」・・・
忙しい出発。(1999)
今までも会社帰りからの出発は何回かあったが、今回が一番忙しかった。

8/6
        午後
        6:00会社→6:17某駅→電車6分遅れ→京都6:38→切符払い戻し
                →6:55本屋(買えず)→7:00弁当屋→7:03お土産屋
                →7:05京都駅→7:09特急乗車(雷鳥)

ってなぐあいでぎりぎり間にあった。
この時間からだともう新潟までの直通はないので、高岡で泊まって
行くのであるが、その話は前に書いた。

車両はモハ485-227。485系は国鉄時代の代表的な特急車両である。
ひょっとすると、何回か乗っている車両かもしれない。

小学生の頃は大阪→柏崎が5:59以上、米原経由で食堂車があった。
この食堂車が楽しみであったのは言うまでもない。
当時は北越1/3号が新潟行きであった。
たぶん当時の特急券(もちろん硬券)が家のどこかにあると思うが、
今となっては貴重品であろう。

その後北越が金沢−新潟間の列車になり、大阪−新潟は雷鳥と白鳥が担当となった。
今では湖西線経由で5時間くらい。しかし停車駅は大幅に増えている。
それでも早いのは列車と線路の改良のおかげであろうか。
しかし、同じ車両だよなあ?(最高速度が引き上げられたらしい)。
何にしても早いのは良いことだ。

余談:
雷鳥では、新潟行きの場合、海側がD/C席、山側がA/B席となる。
   ・・・「の」・・・
乗り継ぎの話。

大阪・京都から柏崎に行く列車は、2001年3月のダイヤ改正で
昼間の直通特急がなくなった。

このとき有名な大阪−青森間の「白鳥」が廃止されたが、実は同時に
大阪−新潟間の「雷鳥」も廃止されていた。
(残るは夜の「日本海」と急行「きたぐに」である。日本海は
柏崎には止まらないかもしれないが。)

ということで、柏崎に行くには必ず途中で1回乗り換えが必要となった。
以前時間の関係で高岡乗り換えがあったが、これからは時間によらず
乗り換えが必要となってしまったわけである。

事実上、乗り継ぎは雷鳥・サンダーバードから北越なので
(直江津までなら「はくたか」という選択もあるが、この場合も)、
乗り換え駅としては金沢、高岡、富山が候補になる。
どの駅で乗り継いでも同じと思われるかもしれないが、実は違う。

大阪−                  金沢            高岡
        指定席特急券    ¥3020      ¥3230
        グリーン券付    ¥6310      ¥6520

−柏崎
        指定席特急券    ¥3020      ¥2810
        グリーン券付    ¥6310      ¥4770

合計    指定席特急券    ¥6040      ¥6040
        グリーン券付    ¥12620    ¥11290

これを見てもわかるとおり、普通車の場合は結局同じ料金になるが、
グリーン車の場合は大きな差が出てくる。
その差は実に1330円にもなる。
駅弁の1つも余裕で買えるという差だ。

実は京都−柏崎では普通の指定席車でも差が出る。

京都−                  金沢            高岡(富山も同じ)
                        ¥3020      ¥3020
−柏崎
                        ¥3020      ¥2810

合計                    ¥6040      ¥5830

こちらの差は210円だが、それでもお茶の1本は買っておつりが出る。
どのみち1回は乗り換えが必要なのだから、その駅を買えるだけでこれだけの
差が出るなら変えない手はない。

特急料金は乗車駅からの距離が50K,200K,300Kで変化する。
それを主な駅で当てはめると上記のような差となるのだ。

ちなみに、新潟行きは金沢も高岡も富山も乗り換えは同じホームなので降りて
待っているだけでよい。時間的には金沢の方が少し余裕があることが多い。
(大阪方面行き金沢・富山ともホームが変わり、しかも階段を登り降りするので面倒。
大阪方面高岡駅は不明。)

さらに、乗り継ぎをうまく使えばもっと安くできる可能性がある。
それは新幹線の乗り継ぎ割引を使うのだ。

新幹線から在来線特急へ乗り継ぐ場合(その逆も含む)、
その在来線特急(本当は急行も)の料金が半額になる。
そこで、新大阪−京都間を新幹線に乗り、京都から雷鳥に乗るわけである。
すると、

新大阪−京都            ¥840

京都−                  金沢            高岡
                        ¥3020/2  ¥3020/2
                        =¥1510    =¥1510
−柏崎
                        ¥3020      ¥2810

となり、金沢・高岡までであるが元の¥3020が半額の¥1510
になるので3020−(1510+840)で670円も安くなる。
乗車券は通しで買うから変化しない。

半額になるのは特急料金だけなのでグリーン車の場合は
グリーン料金と特急料金を分けて考える必要があるが、
その中の特急料金は上記の通りだから同じだけ安くなる。

乗り継ぎが3回になり、しかも京都での乗り換えはかなり距離があるので
面倒であるが、少しでも安くしたい人にはこういう方法もあるということだ。

これらは決して違法なことではない。正当な乗り方による格差なのだ。
こういうことはJRも旅行代理店も教えてくれない。
時刻表を良く読めばわかることではあるが、なかなかそこまで気づく人は
少ないであろう。
JRの都合で直通特急が廃止されたのだから、客もそれに対抗する
手段を知るべきなのである。

そうそう1つ書き忘れていた。
実は、大阪から新潟へは乗り継ぎ割引切符も発売されている。
(直通列車廃止とともにできた。)
金沢または富山乗り換えで長岡から新潟行きであるが、おそらく柏崎で
降りても問題なかろう。有効期間は7日。
値段は失念したが、実はこれが一番安かったはずである。
グリーンは乗れないけど、ゴールデンウイークやお盆でも使えるから良い。
結局こういうおちなのね。
   ・・・「お」・・・
音だけ花火大会。

ある夜、どこからかドンドンという音が聞こえてきた。
よく聞くと花火の音のようなのだが、いったいどこでやっているのだろうか。

音はすれども姿は見えず。
歩き回って探してみると、山の向こう側か明るくなっている。
しかしやはり花火自体は見えない。
いったいどこ?

方向的には長岡だが、長岡の花火はとうに終わっているし、この日に限って
ビールを飲んでいたので車で探すわけにもいかなかった。
これが3日続いた。

14日のは出雲崎かもしれない。
15日のは三島と言うところの大花火大会のようだ。
(その日の日中車で走ってて会場の前を通った。長岡に近いところだ。)
16日もあった。今度は音もあまり聞こえずかなり遠そうだった、
この時期、新潟では毎日どこかで花火大会があるようである。

        ・・・

花火といえば、新潟三大花火と呼ばれるものがある。

1つは日本三大花火にも上げられる長岡の花火。
8月の2/3日に信濃川の河辺で行われる。
これについては以前紹介したこともあるが、本当にすごい。
迫力で圧倒される。これを川花火という。

新潟の花火は新潟市内の万代橋と言うところであるらしいが、これについては
見たこともなければ情報も少ないので省略。
これは陸花火。

後1つは柏崎の花火。
7月の末頃に行われる。これは海に向かって発射されるので海花火。
海に映る花火が綺麗らしい。
が、これも見ることが出来ていない。

新潟は少々遠いが、柏崎は地元なので近い内に是非見てみたい。
市内に行くと混雑しているだろうが、椎谷あたりだと穴場だと思う。
音と光は一致しないだろうけど。
こうなると、もう「光花火」かな。
これはこれで迫力がない。
やはり花火は光と音が揃ってこそである。
   ・・・「く」1・・・
{食料紹介}

        「Crystal Duo」
        
        森永製菓
        120ml
        ¥120
        果汁・果肉40%

かき氷タイプで林檎果汁アイス。
甘すぎず良い。

        お勧め度        95%

思わず3つも食べてしまったぜい。
それだけ。

        ・・・「く」(2)・・・

{飲料紹介}

        「ぐるっ酒」

        金升 酒造(株) 新潟県新発田市
        200ml
        ¥220
        
        アルコール 4.5%(リキュール類)
        ヨーグルト、清酒、ブドウ糖

雪国のピュアな純米酒と生乳仕立てのヨーグルトが一緒になってるんだぁ〜
ということである。要するに、ヨーグルトに日本酒を入れた物。

「うぉ、ゲテモノ!!」と思った人はチト甘い。
意外にも、アルコールさっぱりで飲めてしまう。
味的にもまさに足して2で割った感じ。
「腐ったヨーグルト」といえば、当たらずとも遠からじか?(ひどい言い方)。

口当たりは良いので飲めてしまうかも知れないが、
ベースは日本酒なので注意。後で結構来る。
又、甘くてもお酒なので未成年は×。

        お勧め度        50%

味は悪くない。飲めはするもののヨーグルトでも日本酒でもなくなっていて、
何を飲んでいるか解らない。

酔い自体はさわやかで悪酔い無し。
まあ、アルコール度低いけどね。
   ・・・「や」・・・
山風の話。

新潟といえば北陸地方(地元では甲信越地方という)なので、
夏でもさぞ涼しかろうと思うのなら、それははずれである。

新潟地方は夏にはフェーン現象が起こりやすく、
40度近くまであがることはざらである。

しかし、海沿いでは朝夕の凪の時間を除いてはほぼ一日中風が吹いており、
しかもこの風は結構乾いているので蒸暑くはならず、不快指数は高くない。
だから、このあたりの暑さは大阪/京都の蒸し暑さとは全く違う。

この風の吹く原理であるが、一応念のため書いておくと、
海と陸の比熱の違い、正確には海水と地面の比熱の違いにより温度差が生じ、
その温度の高い方から低い方へ風が吹くのである。
(エネルギー的に平衡を保とうとするあれだ。法則名失念。)

海水の方が比熱が小さいので、温まりやすく冷めやすい。地面はこの逆。
ゆえにこうなる。

朝は、山がまだ前日の温度を持っているので温度が高く
山から海へと風が吹いている。ところが太陽が照り始めると
まずは海水の方が先に温度が上昇するため、あるところで陸と海との温度が
同じになった(このときが朝凪)後は海の方が温度が高い状態が続く。
ゆえに海から山へ海風が吹く。

太陽が傾くと熱供給が減るので海面の温度が急激に下がる。
するといったん陸と温度が同じになって(このときが夕凪)から後は
陸地の方が温度が高い状態となる。
ゆえに陸から海へ山風が吹く。

新潟では夜寝るときは窓を開けておけば風が入って至極寝やすいのであるが、
そのままにしておくと夜中の山風は温度が低い(というより冷たい感じ)ので
風邪を引く原因になる。
寝付くまではタイマーで扇風機をかけつつ眠り、かつ
窓をほんの少しだけ開けておくというのが一番良さそうである。

お盆を過ぎると、この山風が急に涼しく感じるようになる。
いろんな面で、お盆を過ぎると日本海側では自然に変化が出てくる。
不思議である。
   ・・・「ま」・・・
{今年の一冊;2001}

        「漫画道中記」

        近藤 浩
        南人堂
        大正6年  7月5日(第3版)
        60銭

東海道五十三次、夏の木曾路、信州横断記、富士川下り、四国腕白旅行とあって、
作者の旅行記である。

この作者は漫画家で、その彼の旅の日記のようなものである。
漫画といっても現代のそれではなく、挿絵のような物である。

従って、現代風漫画の本ではなく活字の本で、絵は1話に1つの挿絵があるだけ。
また、話的には私がよく書くような旅行記のような観光案内的な感じは少なく、
随筆ようのようになっている。

ゆえに、東海道五十三次とはあるがその現代(もちろん出版当時の)語訳ではない。
ただし、ところどころに東海道五十三次を始め、昔の物語の一説や俳句を引用して
あったり、その原文を入れているところもある。
基本的には2ページで1話だが、それより短いところではそうしてある。

話はなかなかに面白い。東海道五十三次は東京日本橋から京都まで72日間を
歩いて行ったという話であるが、特にこれが良い。

大正時代の本だが、描かれている人や町の風俗からして、一部は明治後半の
ことかも知れない。品川で海が見える/電灯がある/沼津に電車/大津から京都に
電話した/お金の単位に両と円が両方出てくる(もちろん銭もある)/盆は
旧盆のようだ(月の描写=満月から解る。今の盆は満月にならない)などは
当時の状況を知らせるものとして興味深い。
また、景色の美しさや人の人情に付いての描写もあるが、今もそうなら
現代の旅ももっと面白かろうに、と思う場面も多い。

なんにしても、話が上手だ。
私もこのように書けるようになれば良いのだが。

        お勧め度        83%

一般図書館では見つからないかも。
でも捜せるなら捜して読んで欲しい。

それにしても、この本の装丁がちょっとちゃち過ぎるように思うのは
現代人が贅沢すぎるからだろうか。ガリ版刷りのようなのはもちろんのこと、
紙の切り口が手で切ったかはさみで切ったように不揃いである。
これはこれで味があって良いのだが。なんか手作りの本みたいだ。

とりあえず持って帰ってきたので、打ち込んで公開するかも。
   ・・・「け」・・・
携帯電話。

帰りの柏崎から富山間の列車でのこと(北越号)。

隣に座った女が携帯電話女であった。
これがまたず〜とメイルをしている。乗ってきた駅から富山までずっと。

その姿といいキーを押す音といい実に不快の極み。
私はあのピッピッいうクリック音が大嫌いなのだ。
さらに小さな画面を凝視する姿は醜悪である。

携帯電話は通話でもメイルでも同じだ。
持っている奴は私のそばに寄るな!

今まさにこれを書いている真横でおにぎりを食べながらやってやがる。
こういう奴に限って、どうしてこうも「同じ顔」しているのだろうか。
見分けがつかん。他人と同じ格好、行動。これが最近の若゛者の特徴か。

別に私は携帯電話自体が悪だとは言わない。
ある意味車と同じわけで、ちゃんと使えば便利な機械であるが、
人間の内面性を露にする機械なので、注意しないといけないのだ。

車に乗ると性格が変わる人がいる。
しかし、実際にはそれがその人の本性なのだ。
同様に、携帯電話を持つと幼稚になる人間が多い。
自分の世界にはまってしまい回りに気を配れなくなる。
これもまたその人の本質だ。

車の運転には免許がいるが、携帯電話は借りれば誰でもかけられる。
相手の本質を見極めるには携帯電話をかけさせるといいかも知れない。
   ・・・「ふ」・・・
不思議な井戸。

不動尊の裏手には滝がある。
昔は正面と右の二筋があったが、今は右の一筋だけになってしまった。

それはまあいいとして、今までこの滝壷(というほど大きくはないが)には
魚はおろか虫もいなかったが、今年はそれらがいた。
最近はなかなか見られない水カマキリもいた。
ここだけでなく、近所の水辺には今年は多くの魚(ハゼ科と思う)とか
タニシのような貝がたくさんいた。

ひょっとすると、農薬の使用を減らし、小動物が戻ってきているのかもしれない。
そうだとすれば素晴らしいことだ。
数年すれば蛍やどじょうも戻ってくるかもしれない。

それはそうと、この不動尊の入り口の脇に清水の涌き出るところがある。
ここの水は、いつも冷たくておいしいのであるが、
今年、一つの不思議があった。

「底が明るい」。
そう、日の光が入っているのだ。

ところが、ここは上には屋根があり、左手には高木、後ろは山肌、右も木なのだ。
正面は人が来るように開いてはいるが、ここからは日は入っていない。
よって、普通には光が入って来そうにない。
一体何処から入っているのか。
朝(九時過ぎか)2回行って、2回とも明るかったので間違いない。
不思議な光の清水である。

清水といえば、ここに限らず、いわゆる清水を汲み、
一度温度を上げてしまった物を再度冷やしても絶対に元のおいしさには戻らない。
清水は、単に冷たいからおいしいのではないのだ。

πウォーターというものがあるが、あれと同じく、清水は水分子の構成が
普通の水と異なるのだと思う。
水分子はH2Oで変わるわけはないじゃないか、と思う向きもあろうがちと甘い。

水分子は酸素原子側をマイナス、水素原子側をプラスとした極性分子なので、
お互い引きあう性質がある。それにより、水分子が、より大きな疑似分子に
なっているものと思われる。
この疑似分子を切り放し、小さな、出来れば本来の水分子の形状に出来れば、
浸透率も上がり、これが味のおいしさをもたらすのだと考えられる。
πウォーターで料理するとおいしさが上がるのは、水がおいしいということ
よりも、その水と一緒に味付け成分が浸透するためと思う。

浸透率の高さは、汚れの排出にも役立つので、
πウォーターで洗うと農薬とかが落ちやすい、という研究もあるようだ。

清水は、長い間岩や砂の層の間を通り抜けてくるので、
この間に物理的に水分子が小さくならざるを得ないのだろう。

まあ、理屈はどうであれ、おいしい水は
やはりその場で飲むのが一番である。
ごっくん。
   ・・・「こ」1・・・
越乃寒梅を飲んだ。
あの有名なまぼろしの酒である。

意外にもあっさりした、辛口系の酒であった。
もちろんまずくはないが、取り立ててうまいと言うほどでもない。
少なくとも、私が今まで飲んだ酒の中で1番ではない。
飲みやすさではかなり良い部類だと思うが。
上善水如(じょうぜんみずがごとし)に似ているとも思った。

地元でも売っているお店はほとんどないが、駅前のどこかの店に売っている
という情報を得た。法事の折り、親戚の人が探し出して買ったそうなのだが、
どこの店かは聞いてない。歩いていける範囲なので遠くはないはずなのだが。
今度探してみるかな。まあ、高い金を出してまで飲む酒じゃないとは思うけど。
(後でもっとおいしい酒を紹介する。)

        ・・・「こ」2・・・

今年のクラゲ。

今年は変わった形のクラゲがいた。
瓜の形をしたものである。
中に何本かのひだと非常に細かい足がある。

さわろうとすると瓜の形から羽のようなものを出して形を崩す。
クリネラ(マイカルの宣伝で有名になった海の天使というやつ)みたいな形。
また、中のひだはさわろうとすると光る。
正確には光るのか、光を反射するのかは不明だが。

一度さわってしまったが、とても柔らかく、また刺さないようだった。

今年は私が行くまで新潟も非常に暑かった(熱かったと書くべきか)らしいが、
おかげであんどんクラゲがいない。
ゆえに刺されずに良い。

その新潟も10、11、12日と雨またはその翌日となり水が冷たくて
泳げなくなったが、13日は波もなく水も温んで最高であった。
しかし、15日に泳いでいたら何かひものようなものに触ったと思った直後に
ビシッときて腕が腫れ上がった。とてもきついものがいるようである。
暑い日の後の水で発生したのだろうか。
クラゲの発生は数日で起こるので要注意である。

        ・・・「こ」3・・・

{飲料紹介}

        「こしひかり 越後ビール」
        
        ¥255
        350ml
        アルコール約5%
        エチゴビール(株)
        麦芽、米(コシヒカリ)、ホップ(麦芽100%)
        非加熱生ビール

「越後(新潟)の自然が生んだおいしいコシヒカリと水を使用し、
ドイツ伝統のデコクション製法で仕込みました。すっきりとした喉越しと
こくが特徴の辛口ビールです。」

ということで、全国第一号の地ビールらしい。
苦みが少なく飲みやすい。
はっきり言っておいしい。
私がビールで本当においしいと思ったのは初めてかも。

        おすすめ度      85%

発売は新潟県下だけかもしれないけどね。
   ・・・「え」1・・・
{飲料紹介}

        「エチゴビール ビアフロント」
        
        ¥255
        350ml
        アルコール約5%
        エチゴビール(株)
        麦芽、ホップ(麦芽100%)
        非加熱生ビール

「ビアフロントはゴールデンエールタイプ(北米発祥)のビールです。
アロマホップの香りとエール公募のフルーティーな味わいとか調和した
口当たりの爽快なビールです。」

先に紹介した「こしひかり エチゴビール」と同じ会社のもの。

これもまた飲みやすいビール。

地ビールというと名ばかり先行しておししくないものも多いと思う中、
この会社のは良い(大阪の国長ビールはおいしいと思わないだが)。
ドイツの本格ビールと比べるとどうかはわからないが、
少なくとも私にはとても合うビールである。
後味にも嫌な味全くなし。

        おすすめ度      85%

おみやげに決定。

        ・・・「え」2・・・

{食料紹介}

        「越前かにめし」

        香匠
        ¥1000 (税込み)

        米、かにの身、醤油、米酢、きざみ海苔、還元水飴
        食用植物油、かにみそ、調味料(アミノ酸など)

福井あたりの駅弁である。
かにのバラ身をかに味噌(と思う)炊き込みご飯の上に散らした物である。

炊き込みごはんのかに味が濃厚なら良いんだが、実際にはあんまりしない。
身の方も味がしない。安い冷凍物なのだろう、カスカスである。
全体的に悪い味ではないのだが、取り立てて特徴もなかったりする。

それにしても、先割れスプーンはいただけない。
おはしを付けて欲しい。非常に食べにくい。
昔誰かが言ってたが、先割れスプーンは刺すに不十分、
掬うにうまくいかない、「二兎追う者一兎をも得ず」の
代表格のようなしろものだ。こんな物付けてたら、それだけで評価を下げられる
と知るべきである。

昔はもっとおいしかったような気がするが、会社が違うのかなぁ。

        お勧め度        60%

北陸には他に良い駅弁が多いから、これではね。
   ・・・「て」・・・
{飲料紹介}

        「Ti−Ha」ティ・ハ

        ダージリン セカンドフラッシュ100% カロリーオフ
        ダイドードリンコ(株)
        280ml
        ¥120

        砂糖、紅茶、香料、ビタミンC
        16kCal
        たんぱく質0.1g/脂質0g/糖質3.9g/ナトリウム5.8mg/100g当たり

「こだわりのぜいたくストレート紅茶
ダージリンティーの中でももっとも優雅で魅力的な味わいとして知られる
セカンドフラッシュ(二番摘みリーフ)を使用しました。茶葉を通常の約二倍量
(当社比)使用し、最適な温度と蒸らし時間で上質な味と香りだけを贅沢に
引き出しています。」だとさ。

”当社比”が怪しい、紅茶飲料。後に紹介の「Ti−Ha アイスフルーツ紅茶」
が良かったので買ってみた。

実は自動販売機では¥150となっていたのだが、150円入れたら30円
おつりが出た。本当は120円なのか、150円だけど自動販売機の設定が
間違っていたのかは不明。

味はまとも。缶のストレート紅茶としては初めてではなかろうか。
甘さも微妙でよい。香りは控えめ、でも喉越しに感じる匂いはさわやか。
紅茶先生に言わせたらこれでもだめなのだろうけど、少なくとも私にとっては
この手の紅茶の中で初めて飲むに値するものといえる。

        おすすめ度      85%

アイスフルーツとはまた違った風味。
アイスフルーツはアイス専用という感じだったが、こちらはホットも可かも。
   ・・・「あ」・・・
{飲料紹介}

        アイス フルーツ 紅茶
        「Ti−Ha」ティ・ハ

        セイロンティー&果汁10%
        ダイドードリンコ(株)
        280ml
        ¥120

        果実(りんご、ぶどう、西洋なし)、果糖、紅茶、香料、酸味料、ビタミンC
        30Kcal
        たんぱく質0g/脂質0g/炭水化物7.5g/ナトリウム0mg
                /ショ糖0g/100g当たり

「スリランカの中央山脈高地でつまれるセイロン紅茶の最高級種
(ハイグロウンティ−)のウバとディンブラを贅沢に使用しました。
赤青・ゴールドの3種類の林檎果実をベースに葡萄の王様『マスカット・オブ
・アレキサンドリア』と西洋なしをバランス良くブレンドして仕上げてます」
・・・って長いぞ。

「砂糖を使わず果実の味わいで仕上げたとってもフルーティーな果物紅茶です」
ということである。
見た目はちょっとあれであったが、なかなかに良い味わいである。
初めてこの手の紅茶でおいしいと思った位である。

一口目は甘く感じるが後に残らず、匂いは西洋なしのそれがちょっときついが
我慢出来ないほどではない。

げてものドリンク界では有名なダイドードリンコにしては会心の一作。

        お勧め度        80%

缶ではなくて小型ペットボトルなのもGood!!
   ・・・「さ」・・・
サンダーバードは主に大阪−富山間を走るJR西日本の看板特急である。

それに使われている681系電車はさすがに新型なのでいろいろな面で
485系から改良されている。

まずはその速さ。681系は速い。運転上の最高速度が485系が
120キロなのに対して130キロまで出せる。
また、サンダーバードは停車駅も少ない。そのため、
最高速度ではわずか10キロではあるが、時間的には大きな違いがある。

速いのではあるが、静かで、揺れが少なく快適である。

また座席が広い。特に前後幅がゆったりで485系の1.5倍ほどあるか。
485系のグリーン車より良いかもしれない。
窓も広い。

気密付きなのでトンネルに入っても耳がツンとなることが少ないが
(全く無くならないのは、扉が空気圧で若干動いてしまうからだそうな)、
逆に、この時換気空気弁を閉めるので悪臭が車内に流れてくる。
これが唯一の欠点か。

そして、サンダーバードの乗り心地を良くしている隠れた要因に
「振り子式でない」というのがあると思う。

後述の湖西線はもちろん、北陸線・信越線は比較的カーブが少なく、
また130キロ走行対応可能なように改良された路線である。
このため、振り子式車両を導入して速度を上げる必要がない。

振り子式車両というのは、簡単に言えばカーブで車体を傾むけることで
過剰な遠心力を相殺し速度低下を防ぐ機構を持った車両である。
日本ではその地形上の特徴からカーブが多く、そこでの速度向上には
この形式は非常に威力を発揮する。普通の車両に比べて、カーブにおいて
15〜25キロも速度が出せるからである。

この形式の車両を採用した特急車両はすでにかなり増えている。
私が見た・乗ったことがある車両だけでもくろしお(これに利用の381系が実用で
世界初の振り子式車両)、オーシャンアロー、しなの、SONIC、かもめ、やくも
スーパーはくと、JR四国の2000系気動車(列車名失念)等がある。
これらはカーブで独特の曲がり方をするので乗れば直ぐ解る。

それはそうと、この振り子式の最大の欠点は「酔う」ことにある。
カーブで頭が振られるようになるからである。
だから、体調が悪い時にこれに乗ったり、車内で本を読んだり、
食べ物を食べたりすると効果てきめんである。
余りの酔いに数回吐いてしまったこともある。
(JR九州のSONICが一番ひどいと思う。2000系気動車は制御付き
振り子なので少しまし。)

なんにしても、北陸線の特急がその形式でないことは、乗り心地の良さを語る上で
実は重要と思うのであった。

        ・・・

このサンダーバードは特に湖西線内でぶっ飛ばす。
それは風景の流れ方でもわかる。

実は681系は最高時速160K/hが可能なように設計された車両だ。
実際には湖西/北陸線内では130キロまでだが、
ほくほく線(北越急行線;六日町−犀潟;直江津の近く)では160K
運転をしている。

因みに、同じサンダーバードでも新造の683系は160K運転出来ない。
新しいはずの車両が出来ないと言うのもおかしな話だが、
モーター的には出来るがブレーキ的に制動距離が長くなりすぎて出来ないのだそうだ
(鉄道運転規則に、最高速度からでもブレーキかけて600mで止まれという項目が
あるそうだ)。
681系の方が優秀なブレーキを積んでいるということである。
まあ、サンダーバードで使う上では不要な速度のためにコストをかけるわけには
いかないと言うことか。

もっと正確に書くと、681系のブレーキでも160Kから600m以内で停止は
無理なのだが、ほくほく線や青函連絡トンネル内のように踏切が一切ない状況では
600mで停止する必要も少ないので特例として認められているそうである。
(青函連絡トンネル内は140Kだけど。)
現在の特急の最高速度はこの例外を除いて130Kなのだが、これは
ブレーキの性能によるものだそうだ。逆に、以上出せないのは、
モーターや線路のせいではなくこのブレーキの規則によるのである。

線路といえば湖西線も全線高架・盛り土である。
特急が走る路線でこのような線区はここと新幹線と後1つだけらしい。
(それがほくほく線か?)
要するに踏切がないということで、これも160K運転出来るはずであるが、
テストはともかく営業運転ではされていない。
駅が多いからかも知れない。
(テストでは160K走行することもあるようだ。元もと湖西線は
高速運転試験用の路線と言う意味もあるのだ。)

実は北陸線もほぼ全線130K走行対応の改良工事を行われているのだが、
湖西線はさらに最初から高速走行を目的として設計されているのだから
サンダーバードがぶっ飛ばすのも当たり前である。
あぁ、これが新潟まで直通してくれれば夢の4時間前半台が実現出来るのに。
北陸新幹線なんかいらんからサンダーバードの延長を。
   ・・・「き」・・・
{飲料紹介}

        「銀の翼」

        原酒造(株) 新潟県柏崎市
        720ml
        米、米こうじ
        アルコール分 16度以上17度以下

純米大吟醸酒である。
純米大吟醸のもろみ(だったと思う)を酒袋に注ぎ、自然に滴り落ちる雫のみを
集めた・・・らしい。だから雫酒。

甘口の部類に入るらしいが、私には実はよくわからない。
少なくとも、私が今まで飲んだ日本酒の中で一番おいしかった酒。
(越の寒梅以上と言い切って良い。)
で、誰に薦めてもおいしいといわれた酒。

        お勧め度        100%

値段は忘れてしまったが、それほど高くはなかった。
(3000円以下。)

今年も買おうと思ったが、残念ながら限定で買えなかった。
(買ったのは2000年。1年もった。
話では限定2000本くらいだとか。)
来年こそは必ず。

・・・今も同名の酒があるのだが、醸造用アルコールが入っていたりして、
このとき飲んだものとは異なる模様。
「銀の翼」の中でも「雫酒」だけ特別かもしれない。

        ・・・

そういえば、新潟には他府県にはまず出回らない地酒がたくさんある。
「米が良いから」だと思ってたんだけど、
そんな新潟でも、一番良いお酒に使われるのは兵庫産の山田錦という米。
(このあたりに紹介あり;http://www.kikuhime.co.jp/yamadanisiki/)
あっ、それを新潟でも作っているのかな?

まあ、他の米でも出来るのだろうから、コシヒカリを使った酒も多いのかも
しれないし、新潟は水と空気が良いので、それが理由かもしれない。
当然良い杜氏が多いと言うこともあろうが、まあそれは話が後先か。

米と言えば、新潟での米作りは5月の田植えに始まって多くは9月末から
10月に刈り取るようだけど、中には超早場米があって、8月のお盆頃に
刈り取ってしまう物もある。聞くところによるとこしひかりもあるし
餅米もあるそうな。
8月の稲刈りというのは、周りがまだ青々とした稲もある中でだから、
結構違和感がある。
   ・・・「ゆ」1・・・
行き(ゆき)の行程は何度か書いたが、帰りの行程については
書いたことがなかったかもしれない。
理由は簡単で、疲れているのと、やはり帰るのは楽しくないからである。

そうではあるが、ネタのためには何かを書かねばなるまい。

1999年の帰りの行程。列車はもちろん雷鳥。
(この列車、車両には上沼垂運転区とあるけどそれはどこ?
JR西日本管轄の車両区ではないはずなので、やはり東日本のか?)

では一気に書いてしまおう。

柏崎            16:56  3番線左出口
直江津          ??:??
        能生    電源切り替え〜たぶん交流2万V50Hz→直流1500V
                糸魚川〜能生間ではあるが、行き帰りで場所が違う
糸魚川          ??:??
入善            18:06  1左
黒部            18:14  1左
魚津            18:19  1左
富山            18:36  2右    帰省らしき人多く、富山まで降りる人多数
高岡            18:56  4左
石動(いするぎ)19:00  2左
津幡(つばた)  ??:??  1右?
金沢            19:19  1右
小松            19:37  3左    ここは重機のKOMATSUの本拠地である。
                                駅前に大きな建物がある。
加賀温泉        19:46  2左
芦原温泉        19:57  3右
福井            20:08  4右
鯖江            20:17  3右
武生            20:22  3右
敦賀            20:43  4右
        電源切り替え    20:58  直流→交流2万V60Hz
        琵琶湖環状線が出来ない理由に、琵琶湖の北のわずかな区間だけ
        交流であることが言われる。他は全部直流なのに
        この区間のためだけに交直流電車を使うことは出来ないのだ。
        (普通の交直流電車自体が少ない?)
近江今津        21:09  4番右
堅田            21:2?  4右
京都            21:44  6左
大阪            22:11  ??

??の部分は記録を付けるのを忘れたところ。そう、これは時刻表から
書き写した物ではなく、実際の到着時刻である。

途中、電源切り替えが2回ある。
直流と交流だが、この切り替え時1分ほど電灯も切れる(485系では)。
昼は問題ないが、夜は真っ暗になってしまいちょっと困った
・・・かと思いきやそうでもなかった。
暗くなる場所というのは、結構空気のきれいな場所なので
星空がよく見えるのだ。暗くなった幸いに夜空を眺めるのも乙なものである。

余談であるが、実は電車内の電灯などのための電源は、多くの場合あの架線から
取っているわけではない。直流1500Vや交流20000Vから
交流100Vを作り出すのは大変なので、架線から取った電気で
発電機を回し発電しているのだ。何か変な感じと言うか無駄な気もするだろうが、
昔はそうするしかなかったのだ。
寝台列車など、客車列車では必ずと言っていいほど電源用車両がいるが、
これも電気機関車から電気が渡せない、ではなくこういった理由からである。

しかし、最近は半導体技術が進んだので架線の電圧から100Vを
直接取り出せるようになった。この装置のことをSIVと呼ぶらしいが、
これにより無駄がなくなりエネルギー効率が良くなったそうだ。
また、このお蔭で客車列車でもパンタグラフ(集電装置)を付けて
電気を架線から取るようになったものすらある。電車でないパンタグラフ付き車両
というのもおもしろい。

        ・・・

この日は普通指定席が取れなかったのでグリーン車にした。
グリーンは子供連れには席が広くて良いのだが(CB||Aの3列)、
高いのはちょっと弱りもの。

なぜ指定席が取れないのかと思ったら、団体が占拠していた。
甲子園かもしれない。グリーン席はがら空きだったのだが。

それにしてもこのグリーン車(サロ481-105)は臭い。禁煙のはずなのだがなぜ?
そう思って車両構成を見ると原因がわかった。

        禁煙指定席〜ここの方がよい。臭い匂いが全くしない。
        | |
        デッキ
        | |  
        禁煙グリーン車
        | |
        デッキ〜たぶんここも原因。

間のデッキ部分が禁煙でなく灰皿があるのだ。
設定の大ミスだ。新幹線と同じようにデッキも禁煙にすべきだ。
喫煙車(部分)に囲まれた禁煙車など全く無意味である。
そういう意味で、奇数号車が禁煙の近鉄特急や、
新幹線の喫煙車両の隣の禁煙車両はだめなのである。
(特に新幹線の5号車は最悪。デッキ部分が短い=トイレがないので
扉通しがつながっているも同然なので。新幹線でまともに乗れる禁煙車両は
1/6/7/12/13号車だけである。最近は必ず指定している。)

またこのグリーン車、窓が汚れすぎ。景色が台無し。
ちゃんと洗車してくれJRさん。

グリーン車で思い出した。大阪〜長野間の特急しなののグリーン車に
乗ったときはおしぼりサービスがあったが、雷鳥では(白鳥、サンダーバードも)
何もなし。JR西日本と東海の違いだろうか。
また、同じグリーンといいながら、古い車両と新しい車両では
格段の差がある。それで同じ料金なのはちょっと納得いかない。
「不満に思ったら返金請求が可能」というようなシステムにしてもらえんだろうか。

駅弁はもちろん「ぶりのすし」。「ますのすし」は京都でも手に入れることが
出来るからね。とはいえ、糸魚川で夫婦釜めしもつい買ってしまった。
旅気分である。

そうそう、最終日も朝に1時間ほど泳いだが、こういうことが出来るのも列車
ならではである。
車では体力温存が必要だから出来ない。
この余裕がよい。

        ・・・「ゆ2」・・・

行き帰りの行程、今度は2001年版。こちらは大手抜き版。

行きは485系雷鳥→485系3000番台北越であった。
ちなみに、乗り換えは金沢、富山は同じホームの隣である。

雷鳥は空きがあったが、北越はいっぱいであった。

帰りは485系北越6号から681系サンダーバード40号であった
(14:20−16:00+16:08-19:06)。
これも北越はいっぱいで、サンダーバードは空きあり。
富山での乗り換えは階段上って隣になってしまう。
帰りだけは富山乗り換えをしない方が良さそうだ。

ちなみに、北越はJR東日本、サンダーバードはJR西日本ということで、
始点基準の駅が異なる。それが何を意味するかというと、
号車の付け方、座席の番号の付け方が変わると言うことである。
北越は進行方向の右側がA、これに対してサンダーバードは左がAである。

駅弁はまたぞろ「ぶりのすし」にしたが、一応他の物も
値段を調べてみた。

ますのすし      ¥1100
ぶりのすし      ¥1300
かにめし        ¥1000      かにの身をほぐして混ぜたもの
笹寿司          ¥1000      

笹寿司は笹にくるんだ1口寿司。
でもあまり寿司っぽくない。いまいちか。

他に焼きかにめし(焼いたかにの身が乗っている)もあった。

ってな具合である。
   ・・・「め」・・・
迷惑な連中といえば、やはり「豚車」のことは書かねば成るまい。

他の時期はがらがらだと言われる柏崎の店や道路でも、
お盆やゴールデンウイークには大量の人や車が押し寄せる。

その中に、たまの休みに田舎で羽目を外すのか
「おいおいおまえ、自分の家の近所でそんな格好(こと)しないだろう」
というをしている連中もいる。
しかし、たいていはそんな連中と会うのも
その場だけなので、それ以上気にしないことにしている。

がしかし、中には見過ごし、いや聞き過ごし出来ない非常に迷惑連中もいる。

今年、家の前の浜茶屋で泊まっていた袖ヶ浦方面から来た馬鹿どもは、
夜中3〜4時までどんちゃん騒ぎ+うるさい花火を、2日連続でしやがった。
こういう連中には二度と来てもらっては困る。
いや、今度来たら絶対に警察呼ぶ。

そしても1つ聞き過ごし出来ないのが「豚車」に乗る連中である。

「豚車」、そうそれは「ぶ〜ぶ〜」というやかましい音をたてて、
しかも高速で走る車である。
その音がいかにも豚の鳴き声であり、またその行動が豚の悪いイメージとも
一致するのでそう呼ぶのである。
豚さんには悪いんだけど。

マフラーにおける消音効果を下げる=排気を出来るだけそのまま
外に出す構造にすると排気ガスがすぐ排出されるので燃焼効率が上がって
馬力が上がる、と聞いたことがある。
しかし、それでいったいどれだけの走りに違いが出る?
高速道路ではいざ知らず一般道で。

それよりも、己のその欲望のために、周りの多くの人間に迷惑をかけて良いのか?
いや、どれだけの迷惑がかかっているのか理解出来ないのか?

豚車の音は、海沿いで音を遮る物がない場所では
ひどい物になると1キロ位離れていても聞こえる。
昼間でこれだから、夜になるとそのひどさは耐えがたい。
新潟の道路は軒並み良いので、走り屋が昼夜を問わず来るので余計だ。

こういう豚車に乗っている連中は見る限り、ほぼ100%速度超過するので
音だけの問題ではなく危ない。

この間は、近所の家に豚車がつっこんで家2軒をつぶしやがった。
その惨状と言ったら言葉では書ききれないほどだ。
1軒は大破で傾き、おそらくは取り壊しになるだろう。
人が住んでなかったのがまだ救いか。
どうせ速度超過でハンドル切り損なったのであろう。
運転手がどうなろうと知ったこっちゃないが、他人に迷惑はかけるな。
馬鹿するなら峠からのダイブぐらいにしておいてくれ。
(それも峠下の海が汚れるから困るか。)

豚「車」と書いたが、当然バイクの中にもそういう奴らはいる。
豚までいかないともうるさいバイクのことは「蚊バイク」と呼んでいるが、
まるで夜耳もとで飛ぶ蚊の羽音のように、小さいようでも非常に気になる音である。

道路交通法にはもっともっと厳しく、排気管からの音量についての規制をしてほしい。
それが出来るまでは、速度超過で捕まえろ。
そして、本来あるべき場所「豚箱」にほぉり込んでやって欲しい。
   ・・・「み」・・・
{飲料紹介}

        BODY CONTROL
        「ミネラル スプラッシュ」

        CPP、大豆イソフラボン配合
        すっきりアップル風味
        果汁3%炭酸飲料
        350ml
        ¥120
        ダイドードリンコ

果糖ブドウ糖液糖、リンゴ果汁、トレハロース、乳酸カルシウム、香料
塩化マグネシウム、ビタミンC,大豆イソフラボン、
クエン酸ナトリウム、CPP(カゼイン ホスホ ペプチド)

めいっぱい怪しい飲料。さすがはこの道では有名なダイドーの作品である。
味は甘みを抑えたリンゴジュース。
他に特に変な味はなし。

        おすすめ度      省略

それにしても、何故ダイドーはここまで次々と新しい、しかも怪しい物を
作り出せるのであろうか。研究熱心というか、その想像力には関心する。

もっとも、そうするのは結局1商品の寿命が短いからで、
それはとりもなおさず「まずい」「直ぐに飽きられる味」だからである。
もっと簡単にいえば「本物でない」である。

本物の味を作り出せれば、その商品は安泰だ。
ダイドーも、一度安もん変な物路線を止めて、
ほんもん(;大阪弁=本物)思考をしてほしいのだが。
   ・・・「し」・・・
知っているようで、詳細は実はよく知らないという物はいろいろある。
それを知ることはおもしろいことである。
今回は、たこのある一面を知ることが出来た。

     ○:。ミ   ←たこ

タコの吸盤がどうなっているかご存じであろうか。
私もその足に吸盤があることは知っていても、その具体的な構造に付いては
知らなかった。
それが今回、料理用にタコの足を買って判明した。

寺泊では、近海物のタコの足が1本900円位で売られている。
大きさはそう、一番胴体側で太さ4〜5センチ(ゆでた後の太さ)、
長さは40センチ位か。これでも多分タコとしては小型だ。

タコ足の吸盤は、足に出来たイボ・・・ではない。
足に埋め込まれた柔らかい壷なのだ。
埋め込まれているだけなので、押さえれば抜ける。
横から見るとちょうどΩの形。
これが柔らかく、丸い部分を押さえると空気が抜け、
この状態で何かにくっつけるとひっつく。
そのくっつき方は、舌の上ならぴったりくっつくし、
小さなお皿なら持ち上げられるほど強い。
この吸盤部分は煮ても形は崩れずかなり歯応えがある。
強力な物だ。

たこの足を自分料理すること、ましてやその吸盤がこれほど形を
というか威力をとどめていることは少ないだろう。

漁港に行けば他にも、都会ではなかなかお目にかかれない魚介類や
その裁き方に出会える。
料理しながらそれらを研究するのもおもしろい。
   ・・・「ゑ」・・・
エビの話。

新潟で食べるエビといえばやはり甘エビがおいしい。
大阪あたりで手に入る甘エビというと、小指ほどの太さ=細いものであるが、
新潟で手に入るものにそんな小さな物はない。
少なくともその倍の太さはある。これで冷凍物なら一箱(イチゴの1パックくらいの
大きさの箱)、地物でも一皿で1000円程度である。
それだけあれば、1人では食べきれないほどである。

食べきれないときの甘エビはどうするか。冷凍物ならそのまま冷凍で
ある程度は持つが、地物の場合、家で冷凍にすると味が落ちるので、
仕方なく煮たり焼いたりする。
が、やはり甘エビは生でこそあの身のとろけるような感じがおいしいのであって、
煮焼きするとだめである。何か良い手はないものか。

甘エビだけでなく、寺泊などに行くと他のエビもあるが、
あまり買うことはない。エビは家で手軽に出来る料理としては
意外と方法が限られるからであるし、バーベキューにしても
あまりおいしいネタではないからである。
甘エビ以外は高いというのもあるか。

        ・・・

今度は食べないエビの話。

私は金魚を飼っているが、常々その水槽の中にエビを入れたいと思っていた。
あの透明の体のものが水槽内で動いているときれいで、
しかもゴミを食べてくれそうだからである。
しかし、買うとなると結構高い。

ある時、新潟でドライブをしていると池を見つけた。
調べてみるとそこに大量のエビがいることがわかった。
体長は2〜4センチくらいの透明で小型のエビである。
「このエビを持って帰ろう」。

いったん家に帰って、網を持って来て採った。
たくさんいるので採るのは簡単だが、問題はそれをどうやって持って帰るかである。
いや、新潟の家までは問題ないが、京都までどう持って行くかである。

いろいろ考えた結果、大きめのペットボトルに入れ、そこに電池式のポンプ(釣具屋で
2000円程度)を買って空気パイプを通し、そのポンプを動かしたまま
持って帰ることとした。
実際には、さらにそのペットボトルをタオルでくるみ、
その全体を冷却剤で冷やして水温上昇とエビが過剰に動いて疲れるのを防ぐ。
水はもちろん池の水。

新潟の家から京都までは6時間近くかかるが、電池は新品のアルカリなら十分持つ。
実際エビも元気にしていた。
これなら水槽に入れられる。

そう思ったのもつかの間。

京都で水槽に入れたエビは実は1日ともたなかった。
かなりの数がいたのに1匹も。

夏の炎天下に置いたので水温上昇に耐えられなかったか、
水槽に入れてからポンプを止めたので酸素不足になったか、
水を足した=池の水以外を入れて水質が変わったからか。
いずれにしても、エビは金魚よりずっと変化に弱いことがわかった。

次回は、このあたりを考慮して万全の体制で臨むつもりである。
果たしてうまくいくか。
   ・・・「ひ」・・・
ひょんなところで新潟産の物に出会うことがある。
今回は九州で新潟産の物を1つ見つけた。

{お菓子紹介}

        「きなこ餅」

        岩塚製菓(株)

食べたのは九州のとある宿なんだけど、作っている会社が新潟だったのでここで紹介。
(新潟県三島郡越路町大字飯塚1264)

軽いせんべい(「ばかうけ」のような感じと書けばわかる人がいるか?)に
甘いきな粉をまぶしてある物。
「きなこ」とは書いてあるけど、きな粉そのものだけではないと思う
(きな粉の味はするのできな粉はちゃんと入っている)。
もちろん砂糖も入っているけど、口当たりが違う。さわやかに溶ける感じ。何だろう。
このとろけるような感じがとても良くおいしい。

量的にも軽いので、直前だがちょっと時間があるときの腹もたせには
良いかと思う。

        おすすめ度      78%

今度新潟で探してみるかな。
   ・・・「も」・・・
杜の家(もりのいえ)。

2002年の法事のときにお土産に出したお菓子の店の名前である。
お菓子の名前は「玉屋の椿」。

店は柏崎の駅前通の中にあるようだが、まったく知らなかった。
知らないのになぜ選んだかといえば、お寺さんにお任せしていて
選んでいただいたから、である。

知らないがゆえに少々不安もあったのだが、食べてみるとそれは杞憂であった。
とてもおいしい和菓子である。

たぶんもち米で作った薄皮の中に白餡が詰まっている。
簡単に言えば饅頭の一種である。
この白餡は小豆ではないのだが何の餡かわからない。
ただ、甘さが控えめでさっぱりとしており、また口の中でのとろけ方が良い。
(べとつく感じがまったくない。)

これの上部中心がくぼんでおりここに赤い何かがあしらわれている。
この赤が何からできているかはわからない。
また、皮の周りには最中の皮を砕いたようなもの(ただし色は白)が
振り掛けてある。

名前は椿とあるが、見た目は椿っぽくはない。
あっいや、白椿のつぼみという感じかもしれない。

        お勧め度        90%

今度新潟に行ったときには、ぜひ店を見つけておこう。
これで1000円ちょっとで8個入りなのだから、非常にお買い得である。

包み紙がまた興味深い。江戸時代(天保13年とある)の新潟(越後)の地図なのだ。
これを読むと、椎谷は城があって(しかも1万石)、当時は
大きな町だったことなどがわかったりする。
良寛さんで有名になった国上山国上寺も見えるし、
佐渡には海路がないとか(江戸のころは流刑地だったので定期航路はないわけだ)、
特産物に臭水(くそうず)油=石油が書いてあったりして面白い。
しばらくは見て遊べそうである。
   ・・・「せ」・・・
世代を継ぐ者。

お盆の日(入の日ではなく14日)には毎年お寺さんが檀家を回り、
お経を唱えてくださる。

が、今年はなかなか来られない。
どうしたのかと思って待っていると、住職の子供さんがお母さんと一緒にみえた。

小学4年生位か、そのお兄さんと分かれて檀家を回っているらしい。

唱えるお経は、まだ空では無理で本を見ながらでたどたどしく、
聞いている方がはらはらするが、それでも文言はちゃんとお経らしく聞こえるのは、
家で特訓されたのであろう。

最後まで終わったら、こちらがほっとした。

こういう姿を見ると、こうして世代が継がれていくのだなぁと
妙に感じるところがあった。

もっとも、お経が終わるとそこはそこまだ小学生。
あいさつもそこそこに、うちの家の中にいろいろな面白い物を見つけては
よろこんでいた。「あっ庭にバーベキューセットがある。ああいうの欲しい」とか、
「蔵がある。すごく分厚い扉、核シェルターみたい」とか。
(ここは柏崎原発があるのである意味洒落になっとらんが。)
お母さんには怒られながらである。

子供としての彼と大人の名代としての彼。
その両方をこなすことで、普通の子供より立派になるのであろう。
我がこのことのように将来が楽しみである。

家の外に出ると、隣の人から声を掛けられた。
集落中が、みんなこの子供達を応援しているようであった。

子供は親だけでなく、回り近所全体で育てる。
それがこの地には、まだ残っていたのがうれしい。
   ・・・「す」・・・
(1999)
素晴らしい星空、これが柏崎の昔の夜の風景であった。

双眼鏡や天体望遠鏡で見るまでもなく、肉眼ですばらしい星空が拝めた。
(むしろ天体望遠鏡などを使うと視野が狭くなりすぎて良くない。
何度か持って行ったんだけどね。)

現在では柏崎でも昔に比べて夜の光が増えて星が見にくくなった。
町の光ではなく、主に車のライトと峠に出来た公園の街灯が原因だ。
とはいえ天の川はまだ白く判別できるし、北斗七星、カシオペアのWも、
北極星(らしき)星も見える。

でももっときれいに見える場所を求めて近所を車で走ってみた。
とりあえず2カ所発見。

一カ所目は谷間。きれいだが視野が狭い。
北斗七星、カシオペアともにだめ。

もう一カ所は山の中だが。こちらは両方とも大丈夫。

星は録画できない。カメラでも長時間露出が必要で難しい。
(星空や花火に向かってフラッシュを焚く馬鹿がいるが、
全く効果がない上に、星を見る上ではこの上なく迷惑な光なのでやめるべし。)
ということで、人の目で直に見るのが一番である。
他人を連れてくるなら、これが一番の土産になる。

        ・・・2001

今年は14日までは雨、曇り、昼は晴れてたのに夜だけ曇りと
星空に恵まれなかったが、15日の夜になってようやく満天の星空を
見ることが出来た。
天空の一筋の白い帯、天の川。

京都・大阪の市内では、絶対に見ることが出来ない光景である。
北斗七星、カシオペア、北極星も見える。
(北極星は際だって明るいわけではないのでわかりにくいが。)

これだけの星になると、星空は長く見ていても飽きることがない。
もっとも首が痛くなるので、実際には長く見てられないのだが。
あぁ、浜にシートでも引いて寝そべるのがいいのかも。
夜風は結構寒いからタオルケットもいるな。

それはそうと、これだけ星が見える環境では、流れ星もそれなりに見える。
普通の日でも10分に1個位は見えるか。
流れ星といえば多くは横の流れをイメージするが、
中にはこちらに向かってくるものもある。
こういう場合、星が1つ急に明るくなったりするようにも見える。
ちょっと変わった光景である(UFOじゃないよな?)。

しかし全体的には今年は流れ星は少なかった。
流星群が来た時には、それはきれいなのだが。

        ・・・

そういえば、出雲崎ではかの芭蕉が「荒海や 佐渡に横たう 天の河」と
詠んだが(細かい字は違うかもしれない)、少なくとも夏には
天の河は天空の真上で移動し、決して水平線上には来ない。

他の季節なら水平線近くに来るかも知れないが
(「荒海」とあるので夏ではないとは思われるが)、
逆に夜は佐渡自体が見えないのではと思う。
月夜ならかろうじて見るのだろうか。

そういう意味では佐渡と天の河が実際に同じ視野の中に見られるような光景は
余り見られないと思うが、芭蕉は運良くそれを見たのか、それとも
昼に見た佐渡と夜の天の川を頭の中で結び付けたのか。
いずれにしてもこの地における2つの壮大な風景をうまく詠った名句である。
私なんぞがいうのはおこがましいかも知れないが。

あっ、そういえば出雲崎にある山に登ってそこから見れば、夏でも天の河と佐渡が
かろうじて同じ視野内に入るのかな?
今度試してみよう。

        ・・・総轄・・・

ということで、今回の「いろは2001〜2」もおしまい。

今までの2作に比べて少々内容が浅かったようにも思っているのだが
いかがであったろうか。
サイズ的には1995年より多く、1998年より少ないくらいであるが。

また、紹介ネタがやたらと多いのはある意味手抜き、ある意味
最近のオラクラのネタの傾向を色濃く反映しているとも言える。
紹介以外の文章書きが出来なくなってきているんかいね。
紹介ネタと言っても、いわゆる宣伝物ではない自信はあるんだけど。

次回は、この調子で行けば2004年か5年。
また書くことが出来るかどうか。もう思いだしネタもつきかけているので
もう「いろは」では書けないかも。
別のシリーズを考えるかな。

        ・・・おわり・・・
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