「車破壊」(1998/08/24号)
ということで、新潟へ10日ほど行ってきたのである。

今年もいろいろな話のネタは出来たのだが、
今年は残念ながら新潟地方は梅雨が開けないという異例の事態で、
全国的にもニュースになったとおり豪雨もあったしで、
海では泳げず、山へも行けず、各種掃除も捗らず、熱は出すし、
車はぶつけられるしで、有る意味、散々な帰省となってしまったのである。

車、そう車。
明日の夜には帰ると言う8/10の夜、10:25分ごろ。
こちらはもう寝ていたのだが、「ドン!」と言う非常に大きな音で目が覚めた。
窓から見ると逃げる車が1台。
よく見ると、なぁんと、車がぶつけられているではないか。

全面助手関側大破。
それだけかと思ったら、横の壁、後ろの壁にも押し付けられて
運転席側側面全部傷、後ろも大破である。

目撃者(いたのだ)の話では黒のシルビアかスカイラインと言うことで、
私が上から見た感じでもスポーツタイプであった。
警察にも来てもらい見聞してもらうが、なにせ当て逃げである。
見つかる可能性は低いし、見つからない限り丸損である。
(この時期、他県からの車の多いので、新潟県内ならいざ知らず、
他県ではまず見つからない。警察はこの程度の事故では能動的には動かないのだ。
こら、税金で雇われていることを忘れるな!)

その日は結局ほとんど寝られない状態で、朝を迎えた。
とりあえず車を動かしてみる。
一応動く。ライトも全て付くし、エンジン、ブレーキも問題無い。ドアも開く。
マフラーは少し音がおかしい。ボンネットは開かない。
トランクも開け閉めが困難だ。

しかし、帰る手段はこれしかないし、その前に寺泊にお酒などを買いに行かねば
ならないし、昼には親戚を駅まで迎えに行かなければならない。
結局、帰るまでに100キロも走った。

そして夜。荷物も全部乗せ、さあ出発しようとする時に、1台の怪しい車が来た。
ゆっくりとこちらに近づき、前にある浜茶屋でUターンして走り去っていった。
車の中には茶髪の馬鹿そうな連中が5人ほど。
あまりに怪しいので、そのことを警察に通報。

その通報の電話をしている時に、何と当てた相手が名乗り出てきた。
茶髪のにいちゃん。やはりさっきのはこいつらだったのか?(未確認)

話をする。警察にも電話し、双方の保険屋にも電話する。
あれやこれやで結局3時間、話をし、相手の100%過失と言うことで
その場は決着したのである。
こちらに怪我はなく、名乗り出てきたし、修理費も払うというのだから、
こちらもあえてそれ以上責めるつもりはなかったが、「何で逃げた!」
というのは少し残った。何でぶつかったかのことも聞いたが、これがまた非常に
馬鹿らしい原因なので、怒るというより呆れかえった。
この件に付いては、実はちょうどネタにしようと思っていたところなので、
また別途書くことにする。

夜も8:30になっていたが、翌日に大阪の工場に入れる予約をしたので、
それから大阪まで乗って帰ったのであった。
とりあえず走るとは言え、さすがに550キロ、恐かったが何とかなった。
(この途中で、ハンドルが曲がっていることに気が付いた。ハンドルを真っ直ぐに
すると斜めに走るのだ。)

・・・結局、その後いろいろな話などがあったが、修理費80万!ということで、
廃車にすることになってしまったのである。あぁぁぁ〜〜〜〜!!!!
(これだけの修理費がかかるということは、見た目以上に大きな大事故であった
わけだ。乗ってたらただでは済まなかっただろう。それだけに、怪我がないのは
不幸中の幸いとも言えるが。)

修理費が出るとしても、費用は他にもかかるので、事故はやられたもんが損をする。
(2週間前に5万もかけて修理したばっかりだし、引っ越しにも使えなくなるし!!)
保険屋もお金を出すのには非常に渋い。特に今回、相手の保険屋であるところの
「東京海上火災」の対応には非常に不満である。ここにその名をあげて、非難する
ところである。

ってなわけで、お酒を買って帰れるのも今回が最後となってしまったわけである。

みなさんも、くれぐれも事故には気を付けてくださいませ。
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