{店紹介1997}
(1997/05/20号)
{お薦めしない店シリーズ}

        「アチャコ」

大阪は淀屋橋と堺筋本町の間にある平野町の近く、
何とかホテルの横の、いつもラーメン屋の屋台が出る
ところ(よくわかる表現だ)の前の角にあるお店である。

昼はカレーがメインらしいが、夜は飲み屋である。
あらかじめ断っておくと、行ったのは夜の部であるから、昼はわからない。

カレーの評判を聞いて行ったのだが、はっきり言ってまずかった。
「おいしくない」ではない。まずいのである。
あからさまに冷凍のよう、妙に水っぽく、肉もぱさぱさでシーチキンのようであった。
これで800円は絶対に許せない。
客をなめるのもいい加減にしろ、である。

まあ、ここは居酒屋だから、と思えばこんなもんであろう。
そういう店とは知らずに入ったこちらが悪いのである。

        お薦め度        −180%
<戻る>
(1997/05/21号)
{一度は行ってほしい店シリーズ}

        「ジャマイカ」

大阪駅前第2ビル、地下二階の端のある喫茶店である。
ここに入ったら、まず最初に注文しなければならないのは
「ウインナーコーヒー」である。ここに来て、これをはずすのは邪道ともいえる。

恐らくは、喫茶店で笑わせてくれるのはここだけであろう。
お笑い芸人がいるといかいうのではない。本業の喫茶にて笑わせてくれるのである。
ウインナーコーヒーの他には、オレンジジュースやサンドイッチも
お薦めである。運が良ければおやじさんとおくさんの絶妙な会話も
聞けるであろう。

味?
う〜ん、味は求めないでおこう。特にサンドイッチはマーガリンが
くどくていいぞ。ウインナーコーヒーも思わず浮いてくるような濃さがあるし。
 
しかし、某あちゃこのように怒ることは絶対にない。
不思議と2、3度来たくなるのである。
彼女(彼)をつれて行くのも、チャレンジ精神があって良いぞ。
寂れた場所なので静かなのもGoodだ。

都会の雑踏の中で疲れたときにはぜひどうぞ。
<戻る>
(1997/06/18号)
{おすすめの店シリーズ}

        イタリヤ料理
        「Dio」(ディオ)

梅田といってもだいぶ淀屋橋より、堂島側沿いにある日銀大阪支店の前を
梅田に向かって歩き、大江橋を渡って東京三菱銀行の向こうの
第一勧業銀行の有るビル(梅田新道ビル)の地下1Fにあるイタリヤ料理店である。

平日はそれほど混んでいないのでゆっくり食事が出来る。
イタリアなのでスパゲッティーもあるが、ここは一般的なイタリヤ料理店なので
それ以外の料理ももちろん有る。
意外においしいのがガーリックパン、日本語的に言えばニンニクパンである。
多めに取って持ち帰りにするのもいいであろう(してしまった^^;)。

ここの特徴は、製粉会社の直営と言うところである。
そういうだけ有ってスパゲッティーもパンもおいしい。
ビールを頼むと、冷えたパンフルートグラス(細いグラス)のようなもので
出てくるのもいいぞ。

値段はまぁ普通ではなかろうか。一般的なコースが3500円位らしい。

給料日後など、ちょっと余裕のある時にどうぞ。
<戻る>
(1997/07/03号)
{絶対に行ってはいけないお店シリーズ}

        「Japan」(ハンバーガー)

天満橋はOMMビルの地下1階にある、喫茶店風のハンバーガー屋である。
実はとなりに同名の喫茶店があるので、たぶんその一部だと思う。
(店の内部はつながっていない。)

ハンバーガー自体もカスカスのパンで歯応え(?)が今一な割に
価格は高いと言う困ったもんだが、もっといけないのが紅茶である。
コップを押し付けるとコーラ等をそそぐ機械で入れた時に「これは・・・」
と思ったが、案の定の味であった。

後味は紅茶に似ているが、最初口に入れた時の感じ、喉越しは全く紅茶ではない。
まずい砂糖水か、ひどく言えば泥水である。
そのまずさと来たら想像を絶するのである。

普通、少し暗いまずくても食べる・飲む私が、これだけは飲みきれなかった。
いや、3口以上飲めなかったのである。
これで210円だからぼったくりである。

こんなお店だけには絶対に入ってはいけない。

今日の格言
        「異常に空いている店には注意」
<戻る>
(1997/07/29号)
{おすすめの店シリーズ}

        「Angelica」(アンジェリカ)

千里中央はライフサイエンスビル1Fにある紅茶店である。
(11:00−20:00;年中無休らしい)

店の入り口に「紅茶のおいしい店認定」などと書いてあるので、
「ほんまかいな」と思って入ったが、看板に偽りなしであった。
ほんとうにおいしい。

アイスティーを頼んだが、これが砂糖無しでも十分に飲めるほどに
まろやかで香りもたっている。
普通の喫茶店では、何かしらえごみがあって、ストレートでは
紅茶を飲めない私だが、ここだけは飲めた。
それだけでも十分におすすめするに値するのである。

千里中央に行かれるときには、ぜひ寄られる、よろし。
<戻る>
(1997/10/29号)
{おすすめの店シリーズ}

        南イタリア料理
        「マンドリーノ」(本町店)

大阪は堺筋本町の間のすぐ近く、大きな道路挟んで向かい側ちょっと奥の
地下にあるレストラン(?)である。

パスタ(スパゲッチーだな)+一品料理+サラダが普通(¥900)で、
これにデザート(その日はティラミス+¥100)、さらにコーヒー(+¥200)
も付けることが出来る。
麺の量は大盛りにしても同じ値段である。

で、その日はランチを食べたのだが、なかなかにおいしかった。
量は大盛りで少し多いかなと言う感じ。
ティラミスも甘さ控えめで良かった。

ランチは日替わり(正確には2日単位で変わる)だそうである。
ランチカレンダーなるものがあるので見ると良かろう。
ちなみに今日29日(と明日)は
        パスタ          茄子とロースハムのスバゲッティ
        一品            イタリアンハンバーグ
        デザート        栗のケーキ
だそうだ。

11:00〜15:00までがランチタイムで、
11:50までに入れば100円引きだ。

        おすすめ度 80%
<戻る>
(1997/11/21号)
{お薦めしない店シリーズ}

        「カレー専門店 インデアン」
        カツカレー ¥900(例)

京都は木屋町にあるカレー専門店である。
9月ごろの関西ウォーカーにも載っていたので知っている人もいるかも知れない。

店内は狭いので、一度に食べられるのはせいぜい15人までだ。
そういう時は外で待つしかない。
あたりにはいかがわしい店もあるので注意。
ちなみに店のそばに小さな川があって、その向こうちょっと行った所に
ラーメン屋がある。こちらもおいしそうである。

おっさんは愛想無いが、カレーそのものの味はなかなかだ。
カツも、カレー粉をまぶして揚げてあるようで、何も付けなくてもおいしい。
カレー自体の味は中辛らしいが、実にあっさりしている。
辛さは突出していない。醤油ベースと言うことだが、確かにそうかも知れない。

が、問題がないわけではない。
実はご飯がまずい。このお蔭で全体としてまずい印象を受ける。

ここのご飯は、芯が残っていてパサパサと言うか固いのだ。
私の食べた後でご飯の追加焚きをしていたので、おそらく、

        一度に何食か分のご飯しか焚かない
        短時間で焚き揚げるために即席炊きをする
        即席炊きのご飯は炊きあがりはおいしいが、時間が経つとすぐに固くなる
        私の食べたのは即席炊きの最後の分だった

のではなかったかと思われる。私が食べた時がそのご飯の最後だった=焚いてから
時間が経っているので固くなっていたものと思われる。調度まずい時に来たわけだ。
いや、即席炊きでもあそこまでまずくなるのは珍しい。
そもそもの(即席の)焚きかたがまずいような気もする。
混んでいたからご飯を予想以上に焚かなければならなかったのだろうし、
そういうことが容易に想像出来るとしても、客にそういうまずいものを食べさせるのは
どうだろうか。値段も安くないし、なんと言っても専門店なのだ。

また、おっさんのご飯のとぎ方もあまり関心できん。
手で研がずにかきまぜ器を使っているのだ。
ときどきお米をかきまぜ器というかシャカシャカ(わかります?)で
研ぐ人がいるが、あれは関心出来ない。水の濁り具合でもある程度解るが、
お米のとぎ具合は手で触って初めて解ると思うからだ。

ということで、ここのおっさんはカレーはともかく、お米をちょっとなえがしろに
しているのではないか。
そういう点で、きびしいかも知れないが合格点はあげられない。
ホカ弁、ファミリーレストラン以下である。

        「米の扱いを一から修行してこい!」

        お勧め度        45%

空いていそうな時に行くよろし。

        ・・・

追記:
その後聞いた話では、このご飯の堅さ、わざとらしい。

ひょっとするとインドカレーを真似しているつもりかも知れないが、
純粋なインド風カレーはたしかにお米は堅いが、芯はない。
従って、ここの店の米のまずさは完全に間違いなのだ。

そうそう、店のおばはんが客がいる前、しかも店の中で煙を掃き出しやがる。
食堂の人間として、根本的に不合格である。
うまい・まずい以前の問題だ。
<戻る>