「映画・番組紹介1995」

(1995/04/10号)
{番組紹介}

    「南君の恋人(Special)」

私はこういう話に弱くてねえ。
本放送の時にもちょいと涙ぐんでしまったぜい。

原作は少しエッチらしいけどね。
まあ、原作は知らずにテレビだけで、というのもいいのかも。
原作を読むとイメージが変わって良くないということがあるもんね。

私は原作第一主義じゃないから、テレビ版がそれはそれで
良ければそれでいいと思う。
これはアーケードゲームがコンシューマー(家庭用)ゲーム機に移植
された場合も同じ。

おっと、話がずれた。
今回の話は、最後、エンディングがちょっとかなあ、と思ったけど
まあ、よいでしょう。

えっ、次週から始まる同じ高橋由美子主演の「最高の恋人」を見るかって?
どうかなあ。
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(1995/06/11号)
{映画紹介}

    「LEON」

基本的な話しは、殺し屋と12才の少女の恋の話だ。

「麻薬捜査官、実は裏ではそれを取引している奴らに、最愛の弟を
殺されてしまった少女、その隣にたまたま住んでいた凄腕の殺し屋、LEON。
少女は復習のために殺し屋に技を教えてもらおうとする。
一緒に生活する中でいつしか芽生える恋。
少女はやがて伐つべき相手を知る。
単身警察に乗り込む少女、しかし相手の方が上手、絶体絶命のピンチ。
しかし、LEONがなんとか救出する。
警察を総動員してLEONを抹殺しようとする捜査官と、LEONの闘い。
圧倒的な物量の前にLEONは・・・。」

後は映画館でどうぞである。

まあ、A級映画ではない。B級だろう。
これといって社会に訴えたいことがあるようなものでもない。
でも話しがややこしくなくてわかりやすい分、のめりこみやすい。

このような形態の恋、それは実ることは少ないけれど、
殺し屋としてだけ生きてきたLEONに、束の間の休息と、
人間らしい感情が芽生えた、というところが泣かせ所であろう。

超お勧めではないが、そういう映画が好き、という人は見るよろし。
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(1995/08/21号)
{映画紹介}

    「耳をすませば」

宮崎駿が制作プロデュース(監督ではない)しているこの映画は、
同名の少女漫画を映画化したものです。(作者は柊(ヒイラギ)あおい。)

テレビなどでの宣伝を見ていると空想物語のようにも思えますが、
実際はそういうことはなく、普通(?)の日常にあるような話です。
今回は冒険もファタジーもなしです。そういう意味では「おもひでぽろぽろ」に
近いかも知れません。

バイオリン職人をめざす少年と、その少年に心引かれていく少女。
すでに人生の目的を持って進んでいる少年に出会った少女は、
自分が将来に何の目的もないことに悩み、少しでも少年に近づこうと考える。
そしてそのための1つの手段として小説を書き始める。
その小説の名は「耳をすませば」。

まあ、あらすじを言えばそんなところですが、そこはそこ、宮崎アニメですから、
奥深く描写されています。キャラクターもいきいきしてます。
(ブタネコ・ムーンが良い。)

宣伝で出てくる猫と少女の場面は、その「耳をすませば」の話をアニメ化した
場面です。この部分は実際の映画の中ではほんの少ししかありませんが、
とてもきれいな場面です。ここだけを抜き出してでも1本作れそうな感じですね。

冒険ものでも、ものすごい訴えものでもないですが、現代に生きる少年少女の心を
表現したいい作品だと思います。(今の中学生があそこまでしっかりしているとは、
思えないような気もするのですが。)
おすすめです。

見に行く人は、映画の一番最初の部分で「柏崎に行った」という台詞があるので
チェック。この柏崎こそ私の田舎です。まさか宮崎アニメの中で出てくるとは。
メジャーになったものだ。(単にマイナーな名前を選んでて見つけられただけだった
りして。)
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