「映画紹介2005」
(2005/01/24号)
{映画紹介}

        「ハウルの動く城」

        1:59
        スタジオジブリ
        宮崎駿監督

スタジオジブリの最新作。

行ったのは元旦。
「1/1には映画に行こう」と宣言して、その通りに行ったのである。
実は毎月1日は映画の日で、1000円で見ることが出来るから混んでいるかと思ったら、
朝1の上映が9時で早かったことと、やはり元旦だからか人は思いっきり少なかった。
どこでも良い席座り放題状態。家族連れが多かった。
どうも映画代+お菓子代でお年玉代わりにしているような感じの家族もあった。

あらすじはネタバレにならない程度に書けば、
主人公の女性(ソフィー)が魔女に老人にされてしまい、このままでは家にいられないと思って
待ちを抜け出して荒れ地に行ったら魔法使いハウルの住む「動く城」があって、
そこに住み込んで家事をするうちに呪いが解けてゆく」という話。
ちょっとおおざっぱすぎだけど間違ってはいない。

話の中核は「家族」であろう。
一癖もふた癖もある連中が、それでも1つの場所に住んで一緒に暮らしていくうちに
家族としての絆を持つということ。
今は実の親子でもバラバラなことが多いという世の中だけに、
それに対する一種の反証とも言える。

最近読売新聞の(駅などにある)広告で「おばあちゃんが元気」
という見出しでこの映画の絵を使っている物があるが、
はっきり言ってこのとらえ方はどうかと思う。
確かに老婆にされたソフィーの活発さは、むしろ元の時より元気で前向きだが、
別に「老人になっても元気に生きよう」という心でそうしていたのではない。
最初はみんなと一緒にいられないと思い逃げ出したのだし、
ハウルの城に入ったのも、まあここならいられるだろうと思ったから。
その後「年寄りになっても出来ることはある」と思って行動していくのだから、
「おばあちゃんが元気」というより「おばあちゃん元気を出せ」の方が
いいのではと思う。ついでに書けば「おじいちゃん」にもエールを
送って頂きたい。

全体的には一目惚れに始まって最後はもろ恋愛になるので女性向け。
ソフィーのハウルに対する思いが深くなるにつれて徐々に魔法が解けてゆく。
元気になり、腰が伸び、指にしわがなくなりと言った具合。
ただし、最後まで髪の毛の色は戻らず代わりに三つ編みがなくなってショートになる。
この辺りは「吹っ切れた」=自分の思いを素直に表に出せるようになった象徴なのであろう。
女性に受けが良いという噂を聞いていたが、まさにしかり。

ただ、今時こんな純真な女性がいるかどうかは至極疑問ではある。
宮崎駿の作る映画には、監督の理想とする女性が描かれていると言うがまあ今回もそういうところだろう。
いや、良いですな、こういう女性は(^_^;)。

話はよどむことなくとんとんと進みテンポが良いが、
ただ苦言を申すなら、細かい設定の意味がわからなかったと言えよう。
宮崎アニメにしては珍しくまとまりがないかも。
場面場面の描写は細かいのにそのつながりの意味が分かりにくいとか、
描かれている戦争の意味とか、宮廷魔法使いが何を考えていたかとか。
その描写の細かさは無意味なんじゃないの?と思うことも多々あった。
まぁ、1000円で見たのだからこれ以上の文句は言うまい。

声をあてている人であるが、ハウルはキムタク。でも思ったほど違和感なし。
宮崎映画では声優にしては素人の有名人が使われることが多いが、
だいたいいつも違和感はない。今回も大丈夫だった。
ソフィーの声は倍賞智恵子。年寄りのときの声は違和感ないのだが、
若いときの声にちょっと違和感あり。いや、これは失礼か(^_^;)

        お勧め度        86%

おもしろいのはおもしろいんだけど、訳の分からん部分も目に付くのでそれをどう思うか。
うちの奥さんは「訳が分からん」とぼやいていた。
人によって評価が大きく分かれる可能性があると言うこと。
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(2005/03/28号)
{映画紹介}

        「鉄人28号」

        114分
        松竹

        http://www.tetsujin28.jp/

「鉄人28号」と書いて、おたくらを読んでいる世代で知らない人はいないとは思うが、
横山光輝原作の漫画の映画化である。
もちろん、原作そのままではなく、設定をいただきながら全くの新作となっている。

ガンダムやエヴァンゲリオンのようなリアルロボットものが幅をきかす中で、
今見ればもはや笑ってしまうほどの「昔」のロボットである鉄人を
いかに現代で映画化するのか、その辺りを見たくて映画館へ足を運んだ。

見たのは京都四条にあるMOVIXという映画館。
雨の日の平日の最終の回と言うこともあろうが、やはりというか
あまり話題になってないのでがらがらであった。
たぶん10人いなかったと思う。
京都MOVIXの中でも一番広い3号シアター定員451人の中に10人以下である。
まさにホームシアター状態。
初めて見ている間一切の嫌なことなしに見られたんじゃなかろうか。
(過去に何があったかはホームページの映画紹介を見て復習してね。)

今回見たスクリーンはDLPの映写システムではなかろうか。
DLPについてはうちのPianoというプロジェクターを紹介したときに説明しているので見て欲しいが、
フイルムの後ろから光を当てる従来の映写システムではなく、フルデジタルの映写システムである。
それゆえ、映像が非常に鮮明で美しい。
本編もきれいであったが、広告映像がやたらきれい&繰り返されるなのでそう思った。
フイルムではあれは出来ないはずだ。確認したわけではないのだがほぼ間違いなかろう。
→でもやっぱり違うみたい。DLPじゃないプロジェクターなのかな?
フイルムでないとは思うけど。

今回は前売り券(1300円)で火曜日に行ったが、毎週水曜日はレディースデイということで
女性1000円である。何で女性だけ安い日があるんだ、不公平ではないか、と思う。
今度女装して、嫁さん連れて行こうかしら(1人では券を買うのがちょっとあれ)。
おほほ。

        ・・・

さて余談はこれまでにしておいて、どのような話なのか。
細かい物語は例によって書かないが、この映画は決してロボット物ではない。
鉄人28号の操縦を通して成長する正太郎君の物語である。

正直なところ、大作ではない。物語にしても映像にしても演技にしても
いろんな所にちゃちな部分は散見されるが、大筋をつかんでいれば悪くはない映画である。

いきなり東京のど真ん中に現れた巨大ロボット。
怪我をする薬師丸ひろ子・・・じゃなくてお母さん。
そのとき自宅にかかってきた怪しい電話。
        「君に見せたい物がある」
正太郎君、そんな怪しい電話でのこのこついて行っちゃだめ。

そこで彼は鉄人とそれを守ってきた老人に会うわけだが、
この老人も無茶を言う。
小学生にいきなり「鉄人を操縦しろ」「ちゃんとやれ」等と言ってもどだい無理な話である。
後で出てきた科学者も「へたくそ」などと罵倒してはいけない。
怖がって当たり前。うまく操縦できなくて当たり前。
(しかも鉄人のリモコンは長距離届かないので、近距離=危険な場所に居なければならないのだ。
怖いぞ、これは。)
それが、いろいろなことがあって徐々に前向きに立ち向かっていこうとする様は、
感動しどころである。

この映画は「子供に見て欲しい」と監督さんは言ってるし、
事実少年に語りかけるような台詞もあるのだが、いかんせん
今時の子供が見れば「ロボットや戦いがちゃち」なので受け入れられるかどうか。
大人がいかにその辺りを説明するかが重要かも。
そういう意味で、この映画は子供向け映画としてはちょっとつらい。
大人が子供の頃を思い出して見て、それを子供に伝える映画ではなかろうか。

鉄人は、初代(1号)は戦時中に作られたとは言え、28号はもはや戦うためのロボットではない。
それゆえ武器も持たない。戦いは実にパンチだけで行われるのだ。
(敵も直接的な武器こそ持たないが、マトリックスで有名になったEMP;電子機器を
破壊する超強力電磁波発生装置を持っている。)
でもあえて、その設定のこだわったのは正解である。
子供ゆえに素直さを表すには、武器は要らない。
最後に敵に「とどめを刺せ」という大人達に対して反論する正太郎君の台詞が印象的である。

        ・・・

細かい部分はどうか。

鉄人の設定でおもしろいのは、元々は第2次対戦末期に作られたという
初代鉄人を金田家がこつこつを改良して正太郎父が28号を作ったという設定。
だから、鉄人は作りが「古い」。
最初は色すら塗られてないというか灰色で、空は飛べない。
(空を飛べないのに、どうやって島から東京都心へ移動させたのかが不思議=
つっこみどころなのだが。)
あの「青色」「背中のロケット」は一度やられた後に改良されて付くのであるが、
その改造をしたのはMIT(マサチューセッツ工科大学ね)の女性科学者という設定。
しかも、その改良時に最新の電子工学だけでなく、職人が金属を削り、溶接する。
リモコンも最初はラジコンのそれようだが、後はバーチャルリアリティ機能付き
ヘッドギア+リモコンとなる。
この新旧の融合がおもしろい。
ちなみに敵のロボット「ブラックオックス」も原作に出てくるそうだが、
見た目はともかく各種設定は異なるようである。

正太郎君は、当然のことながら「短パンでネクタイ」である。
「ショタコン」の語源になった設定だから、これははずせなかったのだろう。
(「ショタコン」の意味はお父さん、いやお母さんに聞いてね。^_^;)
小学生の夏という設定だから短パンは解るとして、
何でネクタイなのであろうか。

当然のことながら鉄人も敵ロボットもCG。
というか、壊れるビルも東京タワーも、車も電線も全てCG。
CGが使われてない画面の方が少ないくらいに全編に使われまくっている。
まあそれはいいのだけど、問題はその質感。
私くらいでも一目でCGだと解ってしまうくらいだからちょっと。
特に鉄人が、場面によってはアニメのようにも見えるくらいの時がある。
CGもここまで来たかという場面もあるのに、もったいない。

全部CGかと思ったら、一部はミニチュアらしい。
国会議事堂とか。
また、ロボットは外装はCGだけど、動きは俳優がやったのをモーションキャプチャという方法で
取り込んで再現しているらしい。
もはや人間が着ぐるみを着ている時代ではないと思ったら、
案外そうでもないということだ。

ロボットの動きであるが、ガンダム等のような動きを期待したらだめ。
鉄人はあの無骨さだから、それ相応の動きしかしない。
動きは「堅いし」俊敏ではない。
でも、鉄人のようなロボットとしては非常にリアルである。
武器もないのでひたすらパンチだけであるが、パンチを出す前の体のひねり、
倒れるときの感じなども良くできている。
(着ぐるみのような関節がはずれるような動きも当然ない。)

鉄人の造形は、無骨で堅いというイメージが見事に再現されている。
装甲がやたら厚かったり(なんと核爆発にも耐えるのだ)、
職人の手で作られているところも良くできている。
また、鉄のかたまりでありながら、主に体つきと目に優しさと持っている
というのも見事だ。

周りの建物の大きさとの比較でもリアルさは保たれている。
現代は建物がみんな高層なので、鉄人の方が低くなってしまうのだ。
だから、なんか非常に小さくちゃちに見えるのだが、たぶん実寸で現れたら
そんなもんなのだろう。
最後の戦いの場面もわざわざ周りががらんとしている港で行っているため、
余計にへぼくも見えるが、これはこれでいいのだ。

音響効果は抜群。
今回は空いている映画館のほぼど真ん中に座っていたこともあって、
おそらく館内で一番良い音で聞えたと思う。頭の中で定位するくらいばっちりだった。
はっきり言って、初めて映画館の音が良いと思ったくらい。
多チャンネルが非常に効果的に使われている。
鉄人の堅さや迫力を音からもサポートしていた。
音の良い映画館で見て欲しい(こういう意味では京都MOVIXは合格)。

そういえば、敵の設定が微妙。
「コンピューター業界を牛耳っていたが、ある時発売したソフトが原因不明の
誤動作を繰り返し会社の株価が急落、一気に凋落した」と。
なんかどこかで聞いたような話である。その割には現実にあるその会社は
相変わらずのさばっているようだけど。
えっ、どこのことかわからないって?真っ黒ソフト(仮名)でんがな。

余談。警察長官役として伊武雅刀が出ているが、パンフレットを読んで初めて知った。
この人がヤマトのでスラーの声を充てていたと。
「ごきげんよう、鉄人の諸君。」

あと、これも書いておかねばなるまい。
この映画、喫煙シーンがほとんどない。
警察署長が1回と職人が数カットだけである(後者はただ持ってるだけのような感じ)。
しかも「おじさん臭い。早死にするわよ」と台詞で言わしめている。
その後一切この人は喫煙しない。ニコチン中毒をあざ笑うような場面もわざわざ入れてある。
正義側はともかく、悪側がやたら臭い映画が氾濫する中(ハリウッド映画は特にひどい)、
ここまできれいな映画はめずらしい。
すばらしい。

        お勧め度        87%

まあ細かいつっこみどころはあるとしても、個人的にはなかなかぐっと来るところもあって
感動した。先に書いた細かい設定の妙も楽しめた。
約2時間であるが、中だるみもない。
大作ではないが良作であろう。

ただし、原作およびアニメ版重視の人は見ない方がいいかもしれない。
この作品は、あくまで鉄人28号の設定を借りた全くの別作品、
もしくは鉄人28号を別の側面から見た物語と捉える必要がある。

ひょっとすると上映館があまり多くないかもしれない。
私も最初前売り券を買ったときは「京都に上映館がない」という状況で困ったが、
直前になってMOVIXで上映されることが決まって助かった。

でも、前売り券を入場券と引き替えたとき(正確には私の去り際に)、映画館の姉ちゃんが
「鉄人28号なんて見る人がいる・・・」というような発言をしたのが遺憾。
聞こえてないつもりだったんだろうけど、私ゃ地獄耳でねぇ。
あんた、それ言っちゃだめだよ。

DVDが出たらたぶん買う。

そうだ、鉄人と言えばやはりこの歌を書いておかねばなるまい。

「別人 実は45」                              「鉄人28号」

ビルの街でわぉぅ                                ビルの街にガオー
夜のオフィスでわぉぅ                            夜のハイウェイにガオー
ダダダダダーンと粉をふる                        ダダダダダーンと弾がくる
バババババーンと紅を引く                        バババババーンと破裂する
化粧とったら別人 実は45(よんじゅうご〜)    ビューンと飛んでく鉄人28号

ある時は天使の笑顔                              ある時は正義の味方
ある時は崩れたお面                              ある時は悪魔の手先
良いも悪いも体調次第                            いいも悪いもリモコンしだい
別人 別人 どこへ行く                           鉄人 鉄人 どこへ行く
化粧とったら別人 実は45(よんじゅうご〜)    ビューンと飛んでく鉄人28号

ビルの街でわぉぅ                                ビルの街にガオー
夜のオフィスでわぉぅ                            夜のハイウェイにガオー
ダダダダダーンと粉をふる                        ダダダダダーンと弾がくる
バババババーンと紅を引く                        バババババーンと破裂する
化粧とったら別人 実は45(よんじゅうご〜)    ビューンと飛んでく鉄人28号

手に握れ真っ赤なルージュ                        手を握れ正義の味方
はたき隠せ 目尻の小じわ                        叩きつぶせ悪魔の手先
彼に見せるな大事な素顔                          敵にわたすな大事なリモコン
別人 別人 早く塗れ                            鉄人 鉄人 早く行け
化粧とったら別人 実は45                      ビューンと飛んでく鉄人28号

        ・・・

くだんの映画館の姉ちゃんにこの歌を捧げておこう。

決して読者の誰かを想定しての歌ではありません。
決して、決して・・・(^_^;)
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(2005/05/09号)
{映画紹介}

        「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃」

        ムトウユージ監督
        92分

クレヨンしんちゃんの2005年劇場作品。

しんちゃん映画はDVDでは発売分はすでに全巻揃えているが、
実は映画館に見に行くのは初めてである。
今回初めて行く気になったのは言うまでもなく
「大人帝国」と「戦国大合戦」が良かったからである。

物語は簡単に書くと、

        「未来に行って変身して3分間で怪獣を倒す」

というもの。
従来の作品にあった、敵側の細かい設定がほとんどない。
実に簡単。変身して戦うするきっかけになったのは「ミライマン」という
未来監察官が野原家に来た性だけど、このミライマンの姿すらない。
しんちゃん一家を変身させて怪獣と戦わせようという、
ただそれだけの映画である。
途中はひたすら怪獣と戦っており、敵は実に16体もいる。
この辺りは従来の作品と完全に一線を画すと言えよう。

だからといってつまらないかと言えばそうでもない。
泣けるシーンはないが、笑えるシーンはたくさんある。

映画始まると、オープニングまでかなり長い時間かかるが、
この間に「正義」が一応定義される。
でもここでの定義は借りのものであり、最終的には
怪獣との戦いの中で本当の正義を理解する。
この正義は、自分の利益のため金と暴力で相手をねじ伏せるような
アメリカ的正義では決してない。「弱いものも守るのが本当の強さ」という
昔の日本的正義である。今や、こんなこと言えるのはしんちゃん映画くらいかも知れない。
(鉄人28号の正義も近いものはあると思うが。)
これでもしんちゃん映画を「見せたくない」などと言う馬鹿親には、
親を名乗る□はない、と言いきっておこう。

家族は自分の思うとおりのヒーローに変身して戦い、最初は
浮かれて変身していたが(みさえは家事を一切ほったらかしにし、
ひろしに至っては「世界平和のため」と称し会社を休んでまで戦う)、
やがてどんどん敵が強くなってその戦いに恐怖するようになる。
3分以内で倒せないと現在にも影響が出始める。
その辺りから物語はクライマックスへと突入する。

しんちゃん映画の隠れた命題である「家族愛」はこの映画で貫かれており、
この最後のあたりでそれが強調される。
一番強いのは変身した姿ではなく、普通の姿であると。

あともう1つ、嵐を呼ぶジャングル以降之しんちゃん映画の特徴である、
「敵も殺さない」という原則も守られている。
倒したはずの怪獣が・・・と、これは見てもらうこととしよう。

この映画の隠れた(?)主役はみさえである。
しんちゃん映画は、しんちゃんかもしくはひろしが主人公というか大きく取り上げられるのだが、
みさえが主人公になったことはなかった。
でも、今回は日常生活からヒロインへの変身姿といい間違いなくみさえにスポットが当たっている。
特に、映画の最初の方でその日常が早回しで描かれている部分があり(この部分はかなり秀逸)、
その後ミニスカートになって、変身してと変化していく。
この過程はなかなかにおもしろい。

正直なところ、変身したみさえさんにほれてしまいそうだったぜ(*^_^*)。
かわいい姿からセクシー姿まで。
(特にプリティーミサエスに萌えてしまった。この変身時には別の声優さんが声を充ててる。)
うちのかあちゃんもあれくらい(以下身の危険を感じたため削除 ^_^;)。
そうそう、テレビシリーズでもムトウ監督はみさえさんを良く描いている。
みさえファンなのだそうだ。

キャラクターの造形はおおざっぱだけど、動きが細かいのもシリーズの特徴で、
今回もそれは守られている。そういう細かい動きに注目してみるのもいいだろう。

が、しかし。
ちょっと全体的にまとまりというか落ちが浅いような気がする。
特に、怪獣がだんだんと強くなっていくというところがほんの数画面、数台詞だけで
表されているので、見ている側は敵が強くなってきていることを実感できない。

落ちが浅いというのは最近のテレビシリーズにも言える。
最近のテレビシリーズも監督はムトウさんだが、この人が監督をするようになってからの
作品はどうにも落ちが甘い。悪くはないけど、後少しという感じがいつもする。
テレビシリーズでも原恵一監督はピカイチだと思う。
(この映画でも、絵コンテでは参加されている。)

まあそうではあるが、子供も大人も笑える映画になっている。
子供は大笑いするし、私も笑いをこらえながら見ていた。
いやぁ、子供って素直で良いなぁ。映画途中で大声でしゃべるのはあれだけどね。

しんちゃん映画なのだから、こう言うのもありかなと思う1作である。
どんな種類の映画にも変幻自在に適応できてしまうのが
しんちゃん映画シリーズのすごさではなかろうか。

        お勧め度        83%

でも、映画館はかなり空いていた。私の座った席は映画館ではほぼ中央であったが、
この辺りだけ人が集中していてあとはがらがらだった。
まあ朝一番と言うこともあるし、混雑はゴールデンウイークに入ってからなのかも知れない。

今回もブリブリざえもんは意外な出方をしてくる。
塩沢兼人さん亡き今、あの声を出せる人はいないので「無声」での登場なのだけど。
やはりブリブリざえもんといえばあの声以外には考えられないほどぴったりだっただけに
その姿を見るたびに残念に思う。

そうそうしんちゃん映画と言えば、予告編というか特報と本編が
全然違うことがあるけど、この映画もその傾向が強い。
それらやポスターで使われている絵が映画には全く出てこなかったりするので
要注意(何を?)。
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(2005/05/16号)
GW前および中に見た映画の寸評など。

┌お勧め度(%)
↓ ┌作品名(一部略)                   ┌感想
92 ウエィデングプランナー               「夕方メイル」が好きだった人はこれもOK
70 マクロス・プラス                     あのマクロスの設定を使った別物。やっぱりこれも3角関係物になるのかも。
45 AKIRA                                大友克洋は映画監督辞めて映像作家になった方が良い
80 ユンカース・カム・ヒア               ちょっとせつないか。他にはあまり例のないアニメ。
60 老人Z                                大友克洋作画なのが惜しい
65 ウィロー                             ジョージ・ルーカス作、陳腐なファンタジー
80 沈黙の戦艦                           ダイ・ハードのようなめちゃくちゃじゃないアクション
78 刑事ジョー ママにお手上げ            スタローンのだめさが良い
30 MEMORIES                     大友克洋はもうだめ
65 坊ちゃん                             夏目漱石の原作をモンキーパンチがアニメ化。原作にかなり忠実。
70 ぼく孫悟空                           手塚アニメの好きな人向け
65 青蛇転生                             仏教への批判物なのだろうか?
70 あずみ                               映像はともかく物語が好きになれん
70 助太屋助六                           良くも悪くもフジテレビ映画
73 ジュニア                             シュワちゃんの妊娠物
80 Planet Of APES 猿の惑星              エンディングが読めてしまったのが惜しい
85 ロッタちゃん はじめてのおつかい      ひたすらかわいい
78 スパイ・ゾルゲ                       意外に長さは感じないが見終わった後に感想もない
75 少林寺                               リー・リンチェイ(ジェット・リー)のアクションを見るだけ
75 少林寺 三六房                        同上。終わり方が唐突。
70 少林寺2                             同上だけど無理に物語を付けたようでいまいち

一部は5/2号でも書いている。GW中は暇だったので、
ひたすら映画を見ていたような。この他にもDVDも見てるからね。

この中から1本だけ紹介。

{映画紹介}

        「ロッタちゃん はじめてのおつかい」
        1:25

第1反抗期のロッタちゃんのお話。5才くらいだろうか。
まずは家出の話から始まり、その後いろいろなエピソードが続く。
でも、題名にある「お使い」の話はあまりない。
あるにはあるが「はじめて」という感じではない。
日本で「はじめてのおつかい」という、子供に、本当にはじめてお使いをさせる
番組があったので、それにあやかったのかも知れないが、
少なくともそれをイメージしたらだめ。全く違う。

とにかくひたすらにかわいい。ちょっとおませというかちゃっかりしてる。
それに退避されるのが、何かにつけて手際が悪い親父だろうか。
でも話に盛り上がりなどを期待したらだめ。
子供の行動や発想を見るもの。

それよりも見ていて良いと思ったのは、近所づきあい。
お隣、お菓子屋さんに始まって清掃車のおじさんまでみんなやさしい。
昔の日本もこうだったはずなのだが。

また、フィンランド(と思う)の生活習慣がかいま見られるのもおもしろい。
クリスマスツリーは毎年本物のもみの木を買い、それがないと泣くほどとか、
冬は町中でスキーするとか、復活祭(イースター)を大切にするとか
どういう飾り付けするとか。
別にそれを知らなくてもいいけど、知ってると余計に話はわかると思う。

それにしても、いつも抱いている豚のぬいぐるみ「バムス」。
大切にしていると思いきや、しっぽもって振り回したり。
子供って結構残酷?

        お勧め度        85%

子供の行動を映像にするとこんな感じになるのかな。
<戻る>
(2005/07/18、23号)
{映画紹介}

        「STARWARS EPISODE3 シスの復讐」

        2時間21分
        ジョージ・ルーカス監督
        20世紀FOX配給

今更言うまでもない、STARWARS全6部作の最後の1本。
先頃テレビでもやっていたEPISODE4〜6が
息子ルーク・スカイウォーカーの物語で、1〜3が
親であるアナキン・スカイウォーカーの物語である。

見た感想は一言で済む。

        「すごい」

映像も音響ももちろん内容も。
ほんと、それだけしか思い浮かばなかった。
始まっていきなりの大迫力だし、間も飽きることはないし。
見終わってここまで無口というか放心状態になった映画は他にないかも知れない。
監督がどこかで「これ以上の作品は撮れない」と言ったとか。
いやぁ、それは解る。

内容については細かくは書かない。
書かなくても、この作品は結末が解っている話のはずである。
アナキンがダース・ベーダーになる話。
結末が解っているにもかかわらず、この過程をここまで興奮してみさせる
とは、やはりジョージ・ルーカル監督はすごい。

よく小説やゲームで「結末をバラしたらあかん」とか言うけど、
本当にすばらしい作品というものは、たとえ結末がわかっていても
その過程だけで人を引きつけられるのだ、と思った。
そんなこと言う作品ほど、実はたいしたことないのだとも。

アナキンがダース・ベーダーになる過程、その心の葛藤と
皇帝の執拗なまでの根回しというか策略が見事に描かれているが、
これはある意味私たちへの警告もあると思う。
「人間、不安になっているときにはうまい話(悪の話)にころっとだまされやすい」。
本当に要注意である。

あと注目して欲しいのは、この後の話であるEPISODE4〜6へのつながりが
見事に描かれていると言うこと。設定のほとんどが出てくる。
主なメンバーで出てこないのはハン・ソロくらいであって、
赤ちゃんだけどルークとレイアは出てくるし、チューバッカも出ている。
4でダース・ベーダーの上官となっているモフ・ターキンも。
(当時のままの姿で。よく見るとCGの様である。)
物では4で最初に拉致されるレイア姫の乗っている宇宙船だとか、
デス・スター、実はミレニアム・ファルコン号も出ている。
(本当に小さく一瞬だけだから、気がついた人がどれだけいるだろうか。)
画面の端からは時までよく見ると、いろんなものがこっそり映っていたりする。

とにもかくにもシリーズ最後なので、今までの作品を見た人は絶対に、
見てない人はこれを機に全部を見て欲しい。
1作目(EPISODE4)を見たのが小学校5年くらい。
それが今この歳になってシリーズを完結まで見たのだから、ちょっと感慨がある。
30年以上か。

        お勧め度        98%

−2%は何か。ちょっと迫力がありすぎて心臓が弱い人は危ないかも、ということで。
映像のショックと、体が震えるほどの重低音大音響だから。
それと、人によってはあまりの情報量の多さに、見た後に頭痛を起こす危険性もある。
(実際そういう話を聞いた。)

この作品は映像も緻密ですごいが音響もすごいので、
出来るだけそれらを堪能できる劇場で見て欲しい。
大画面はもちろん、音声も良い映画館で。

私が見たのは京都は二条駅横に出来たBiVi二条という建物の中にある。
TOHO CINEMASというところ。
ここではこの作品は英語/日本語字幕版と日本語吹き替え版があるが、
英語版の方がDLP&THXという最新の装置である。
(英語ではあっても、アクション映画なのでそれほど難しい単語はないので
字幕をちらちら見ながら聞けば何とかなると思う。)

DLPは、以前Pianoというプロジェクターの紹介時に説明したが、
フイルムによる投影機ではなくデジタル映写機である。
この作品は元々フルデジタル配給もされており、DLPフルデジタルシステムが
ある映画館では最高の画質で見ることが出来る。
THXとは1つの音声の企画であるが、簡単に言えば「音が良い」と言うこと。
ここの映画館で見たそれは、もう今までとは別格に美しくすごい音響であった。
近くの人は行かれると良かろう。

実は、映画の前の宣伝映像は、結構映像に粗が見られたり
フイルムを安易にデジタル化しただけの様な感じできれいでない。
だから最初は「DLPってこんなもん?」と思っていたのだが、
本編を見てその不安はいっぺんに吹き飛んだ。
うちの家のプロジェクターもDLPだけと、やはり民生用ではあそこまでの
映像は出せない。
デジタル版とそうでないものを両方見た人の話では「相当の差がある」とのことなので、
そういう意味でも、公開中に、出来るだけデジタル上映可能な映画館で見るべし。

アメリカでは11月に早くもDVDが発売されるという話も聞いた。
日本ではどうだろうか。
まあ、あの映像と迫力を家で完全に再現するのは、無理だとは思うが。
(そもそもDVDの解像度が足りない。)

そうそう、この二条の映画館ではチケットと席の予約をインターネットから行うことが出来る。
席は非常におおざっぱな範囲でしか選択できないが、
少なくとも窓口で並んで買うという必要がないのが楽。
(ぎりぎりに行けると言うこと。今回は平日だったのですいてはいたが。)
なおクレジット決済で、遅れたりしたらパーになる(払い戻し不可)。
また前売り券での席予約だけとか、割引券などは効かない。
(定例の割引日;たとえば1日の1000円デーなどは有効。)
ただしあまり先の物は予約できないようである。

いやぁ、会社休んででも見たかいがあった(^_^;)。

        ・・・

STARWARS3での書き忘れ。

この物語、その基本的思想に仏教が大きく影響していると思う。
アナキンがダース・ベーダーになったのは、失う事へのおそれ、愛への執着故であったが、
ジェダイは「執着は恐れ、嫉妬、憎悪につながりフォースの暗黒面に墜ちる」と解いた。
これ、まさに仏教の思想。

それを若いアナキンに解らせることが出来なかったのが
ジェダイ側の失態ではあったが、それはともかく、
その辺りの教えを見事に映像化したのが今回の作品ではなかったと思う。
仏教内での教えとどこの台詞が一致しているかを考えながら見ると
また別の見方が出来るであろう。

それと、これを見た後に他の作品を見直してみると、
実に台詞、設定などに見事なまでの伏線が張られているのが解る。
STARWARSシリーズが、単に思いつきで作られたシリーズではなく
最初から練られたシリーズであることの証拠である。

こういう意味で、マトリックスが3部目でこけ、
以後話題にも上がらなくなってしまったのとは実に対照的である。
あれはやってはいけない終わり方をした。
STARWARSはみんなが思っているような終わり方を見事に映像化した。
STARWARSはシリーズが終わっても、何度も作品を見直され、
語り継がれていくだろう。

ジョージルーカス監督はこの後何を作るんだろう?
貯蓄は、もう一生遊んで暮らせるくらいあるだろうに。
インディー・ジョーンズ4は作るようだけど。
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(2005/08/29号)
{映画紹介}

        「ポケットモンスター アドバンストジェネレーション
         ミュウと波動の勇者ルカリオ」

        東宝
        http://www.pokemon2005.jp
        103分

2005年のポケモン映画。
子供がどうしても見たいというので行った。

ポケモン世界の設定については省略。
簡単に言えば、ポケモンという生物がいる世界で、
主人公サトシと仲間たちがポケモンを「Get」しながらの旅の物語である。
で、サトシが持っているポケモンで有名なのが「ピカチュー」である。
ポケモン自体は見たことなくても、その名称くらいは聞いたことがあるのではなかろうか。
日本だけでなく、世界中で大人気らしい。

今回見たのは、毎年作成されている映画の2005年分。
しんちゃんと同じく、ポケモンも毎年映画化されているのだ。

紹介はしていないが、実は去年の映画「裂空の訪問者デオキシス」も見に行っている。
ポケモン同士の対戦中心の映画で、典型的子供向き映画(ただし比較的良質)だなあ
と思っていたが、今回のは心情面が中心。

伝説になるほど昔、ルカリオとそのマスター;アーロンはある国で戦いに巻き込まれる。
で、アーロンはルカリオを杖の水晶に封印し、自らはどこかへ逃げ去ってしまう。
それから長い年月が経った現代、その国のポケモンバトルでサトシが優勝し、
その杖を持ったところから物語は始まる。

杖の封印が解けルカリオが復活。
時同じくしてピカチュウがミュウという伝説のポケモンと共に失踪。
ピカチュウを探すサトシ達の先導役として一緒に行動するルカリオだが、
なぜ自分が封印されたのか、そのことに悩むルカリオは
人間が信じられなくなっていた。

・・・という話で、ピカチューとの友情を体現するサトシとそれを見るうちに
心が揺れ動くルカリオの話。
ピカチューは言葉が話せないので友情はまさに「体現」するしかないが、
(他のポケモンもそのほとんどが言葉を話せない)、ルカリオはテレパシーという形で
話が出来るので、そのあたりを対比すると良かろう。

先にも書いたとおり、心情面描画を中心に物語が進むので
中盤過ぎまでポケモンの対戦もほとんどなく(オープニングのちょっとだけ)、
結構地味に物語が進むので、子供には退屈かも知れない。
後半は一気に物語が進む。でもここでもポケモンの対戦と言うことはなく
排除される人間、守るポケモンという形である。
最後にルカリオは封印の真実を知るのだが、このあたりは感涙物。

技術面も少し書いておこう。
最近のアニメ映画の例に漏れず、3Dが駆使されている。
手書き部分との調和がうまくなされているのでそれほど気にならないが、
視点の移動やどうでもいい人(いわゆる通行人Aクラスの人物)の動きなどで結構使われている。
ただ、このような視点の大幅な動きが子供にとって見やすいかどうかはちょっと
疑問ではある。

音声も5.1CH(以上)であり、かなり頻繁に音が左右前後に移動する。
子供向けのアニメ映画といえどももうここまで来ているのか、という感じであった。

        お勧め度        83%

子供向けと思ってなめていると、結構最後に泣かされるかも。
この程度の映画で泣くのは私だけ?
最近どうも涙もろくって。
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(2005/09/05号)
{映画紹介}

        「それゆけ!アンパンマン ハピーの大冒険」
        http://www.ntv.co.jp/anpanman/movie2005/
        配給    東京テアトル,メディアボックス
        たぶん60分

アンパンマンの映画・・・って、それだけかい!!(^_^;)

アンパンマンが何者であるかを今更説明する必要もないと思うが、
万が一知らない人は本屋にでも行って本を立ち読みしなさい。
もしくはこの映画を見に行くか。
童謡「手のひらを太陽に」の作者であり雑誌「詩とメルヘン」の編集長でもある
やなせたかしさんの産んだヒーローである。

アンパンマンの基本思想は間違いなく仏教にある。
その名の通りアンパンマンは顔があんパンで出来ているが、
おなかが空いている人がいれば自分の顔をちぎって分け与える。
与えすぎると飛べなくなるほどぼろぼろになりながらも。
この姿を見て仏の慈悲の神髄を感じずにはいられない。

それはそうと、私も家にはその映画のDVDが何本かあるが、
映画館へ行くのは全くの初めてである。

やなせたかしさんも書いているが、今回の作品では
アンパンマンの強さって何?ということを取り上げている。

アンパンマンの技には岩をも砕くアンパンチなどがあるが、
彼の強さはその技がある故ではなく、その心にある
という事を描いている。

今回のゲストキャラクターはハピーという少年であるが、
彼はアンパンマンの強さを技の強さだと思っている。
それでアンパンマンの弟子となって一緒に行動するが、
アンパンマンが人助けをするばかり、時には
ぼろぼろになるまで自分の顔を分け与えるばかりで
いっこうに戦わないのに業を煮やして、
「力を与えてやる」というバイキンマンの誘いにころっとだまされてしまう。
このあたりはSTARWARS EPISODE3にも通じる話のように思えた。
まあ、あれも仏教の思想が色濃く表れた作品だから似たところがあるのは
当然だけど。

この後のアンパンマンの活躍を見てハピーも
本当の強さを理解するわけだが、
何せ60分しかない映画の中でこれらを描くのだから、密度は濃い。
今回の作品は今まで見た作品の中で一番面白かった。
面白かったというより、一番わかりやすく、かつ感動した。

アメリカを初めとして強さを力に頼ろうとする愚か者が後を絶たない昨今、
この映画を見て、子供には本当の強さの意味を知り、
大人にはその意味を見つめ直して欲しいものである。

さて、技術面も少し。
このアンパンマンはなんと5.1ch。
私の持っているDVDは全てモノラルだったことを考えると格段の進歩である。
それほど音の移動は多くはないが、それでもモノラルとはかなり迫力が違う。

で、一部描画には3D CGも使われている。
もはやアンパンマンですら(失礼)このような時代になったのだ。
何かすごい。

        お勧め度        85%

DVDが出たら絶対買う。

実は、この作品は同時上映で「くろゆき姫とモテモテばいきんまん」
という20分くらいの作品もある。
短い割にはそれなりの物語があって、こちらもなかなかの佳作。
ただし、こちらはモノラル。

今回のアンパンマン映画、「90分」と書いてあるから、今までが60分前後だったのに
長いなぁと思っていたら、この同時上映があったというわけ。
これを入れても10分足りないが、実は最初にこちらが上映され、
10分休憩を挟んだ後本編があったのだ。

「モテモテ」の方が終わった後に電気が点いて明るくなるから
「まさかもう終わり?」というざわめきの中、5分くらい経過してから「10分休憩です」という
のがあって、「なんだぁ」というわけ。
それならそれで最初から言っておけ。
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