「超質素焼き」(1995/08/24執筆)
実は昨日、家に帰ったら財布の中は5円しかなかった。
今週は超金欠状態で、毎日朝は地下鉄(¥340)帰りは梅田まで歩いて
阪急(¥200)で、というところまでするほどであった。
お昼は月極めなので今はいらないとしても、本当にたいへんであった。
もちろん家の食料を買い込むことも出来ない。
だから、冷蔵庫の中身をあさって食事をしていた。
それでも毎日違うメニューを作ったというのは、我ながら感心である。
(とりあえずお米はあった。)
昨日は焼きそばにするつもりだったが、少しおかずが乏しいので
有るもので何か作ろうと思い、冷蔵庫などを探してみた。
そしてある1つのものを作ることにした。
それは、お好み焼きにも似ているけどもっと質素な「超質素焼き」である。
材料は次の通りである。
じゃがいも 特大1こ
ねぎ 2本分位
小麦粉 2つかみ
胡麻 たくさん
塩 小さじ1杯
水 半カップ(90cc)
胡麻油 たくさん
小麦粉を水で練り、ここに塩と胡麻とねぎを入れる。家に有ったねぎは
いつかねぎを大量に買い込んだ時にきざんで冷凍しておいたものだ。
これを良く練る。
同時にじゃがいもをふかしておく。中までやわらかくなったら
その練ったものの中に入れ、一緒に練り潰す。
十分練ると、粘りけが出てくる。
これを手のひらの大きさ位にちぎり、両面に胡麻をふり、フライパンの上で
焼くのである。この時出来るだけ胡麻油たっぷりで揚げるように焼くと良い。
(手でちぎる時には手にくっつくので、手に小麦粉をまぶしてやった方がいい。)
両面、狐色になるまで焼く。焼き上がるとふっくらしてくるのでわかる。
焦がす位には焼かず、少し表面がやわらかそうな程度で十分である。
食べてみると、これが結構いける。
お好み焼きに近いので、ソースを塗るといい。
初めて作ったもので、材料の量なども適当なのでちょいと大味だが、
そうぞうしていたよりおいしくて良かった。
酒のつまみにもいいかも知れない。
たまには未知なる料理に挑戦してみるのも良い、と思ったのであった。
今月はちゃんとお金の計算して使っていこう。
金欠はつらいわ(^_^;)。