「JR料金の怪」(1998/12/11号+大幅再編集)
JRの料金には変なところがある。例えばこれ。

京都−雄琴      ¥320        (山科−雄琴    ¥230)
京都−大阪      ¥540

雄琴−大阪      ¥1110

そう、雄琴(湖西線)から大阪まで直通で買うと高くなるのである。
しかも¥250も。
京都で一度降りた方が安い。
未確認だが、山科で降りた方が安いのかも知れない。

このようなおかしなところは、おそらく西の明石付近から大阪に出る時にも
起こっているだろう。

これは、神戸−大阪−京都は他の私鉄との競合区間なので、
JRが特別料金になっているからである。大阪近郊特別料金というやつである。
そのため、一歩その外に出たら急に高くなるのである。

競争区間でJRが遥かに高いと、当然乗る人が減る。
これを防ぐための特別措置である。
このお蔭で、定期なら高槻までならJRの方が阪急より安いという逆転現象まで
起きている。最近JR新快速と阪急京都線特急が高槻に列車を停めるようになったのは
このせいである。

安いのは良いことだが、こういう圏外からの料金が高いと言うことを
知らないと損するので、注意しよう。

        ・・・

新大阪から東京は八王子へ行くとする。

新幹線の割引切符を使い、乗り換えは新横浜で横浜線(だったかな)へ。
で、八王子で降りようとすると駅員曰く「¥620」です。
ところが、自動精算機に入れると「¥450」(だったと思う)と出る。
そう、駅員が間違っているのだ。
こういうことはまれにあるので、注意した方がよい。

同様に東京から海浜幕張に行く場合も、東京−海浜幕張間の料金を払う必要はない。
新幹線の乗車券は必ずと言っていいほど「東京都区内」になっているので、
都区内の一番端からの料金で済む。
たしか、¥540と¥260くらいの差があるはずだ。
帰りもその都区内最初の駅まで買えばよい。

都区内/市内というのは大都市行きの切符にはあるので、
どこまでがそうかちゃんと調べて、無駄な出費をしないようにしよう。
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