☆「アプリ審査基準」
これは、 アプリ審査基準(App Store Review Guidelines) のiOS用を意訳したものである。名前からは分かり難いが、アプリの審査基準(どういうものは拒絶=リジェクトされるか)と 「どうしなさい」ということについての、アップルの公式見解書である。 この文章は「生きている」とあるように、時々追加・更新されているようである。 ここにある内容は、初版を翻訳した物に、2013/02/05段階で気がついた分を追加/変更したものである。

なお、1つ気を付けなければならないのは、「一度審査を通ったからと言って、次も通るとは限らない」と言うことである。 バージョンアップにおいては、前の審査で見逃されていた部分が、次の審査で引っかかることがある。 X-BASIC for iOSでBASICプログラムのインポートがV1.6では出来てたのにV1.71では無くなったのはその性である。 審査を担当するのは毎回違う人のようなので、その辺りの判断、というかどこを注視するかという点も まちまちなようである。なお、拒絶されたときには、それが納得いかない、もしくは意味が分からないときには、 素直に問い合わせをするべきである。どこを削ったら良いかなど、結構ちゃんと教えてくれる。 拒絶が納得いかないなら、そう申し立てすることも出来るらしい。私はそこまではやったことないが。 このとき、「同類の他のアプリでは許されている」というのはだめ。 先に述べた通り審査人によって判断基準の違いがあるので、これは「申し立て理由にはならない」と強く念押しされている。 気をつけるように。

概要


あなたがiOSのアプリケーションを開発するために、才能と時間に投資することに、我々はぞくぞくする。 それは何万もの開発者のために ― 専門的に、そして、財政的に ― 価値がある経験であった。 そして、我々はあなたがこの成功したグループに加わるのを手伝いたい。 我々がAppStoreレビュー・ガイドラインを発行したのはこれが初めてである。 我々は、あなたがアプリを開発して、それを提出するとき、承認プロセスをすばやく通り抜けるために それらが、問題を避けるのに役立つことを望む。

 我々は、本や歌とは異なるアプリを見る。そして我々はそれを管理しない。 あなたが宗教を批判したいならば、本を書きなさい。 あなたがセックスを解説したいならば、本または歌を書きさい。 さもなければ、医学アプリを作成しなさい。 それは複雑かも知れないが、我々はAppStoreおいて、ある種の種類の内容を許可しないと決めた。 それは、我々のより広いテーマのいくつかを覚えておくのを助けるかもしれない: 最後に。 我々はこのたわごとも好きで、あなたがそうするものを守る。 我々は、あなたがその才能を発揮し、生計もたてるために、世界で最高のプラットホームを構築するために、本当に最善を尽くしている。 我々の管理が厳しいように見えるかも知れないが、十分に、たぶん、 それは我々のユーザーに任されたからであり、我々の製品によって良質な経験をすることを確実にするためである。

1. 契約条件


  1. AppStoreのためのアプリケーションの開発者として、あなたはアップルとの間でプログラム・ライセンス契約(PLA)、 Human Interface Guidelines(HIG)と他のどの許可または契約に束縛される。 以下の規則と例は、AppStoreにおいて、あなたのアプリが受諾されることを支援するのを目的とする。 そしてこれらは、他の契約から規定を修正または削除されることはない。

2. 機能性


  1. クラッシュするアプリは拒絶される
  2. 明らかなバグがあるアプリは拒絶される
  3. 開発者が言うように機能しないアプリは拒絶される
  4. アプリの説明と矛盾する、文書化されていないか隠し機能を含むアプリは、拒絶される
  5. 非公開APIを使用するアプリは、拒絶される
  6. 指定されたコンテナ領域の外でデータを読んだり書いたりするアプリは、拒絶される
  7. どんな形であれ、プログラムをダウンロードするアプリまたはフォームは、拒絶される
  8. 他の実行可能コードをインストールするか、開始するアプリは、拒絶される
  9. 「ベータ版」「デモ」「試用版」または「テスト」バージョンであるアプリは、拒絶される
  10. iPhoneアプリは、iPhone解像度およびiPhone 3GSの倍の解像度で、修正なしでiPadの上でも動かなければならない
  11. 同じようなアプリがAppStoreにすでにたくさんあるなら、拒絶されるかも知れない
  12. あまり役に立たないか、少ししか遊べないアプリも拒絶されるかもしれない(その割には通ってるアプリが多いような気もする)
  13. 主にマーケティング資材または広告であるアプリは、拒絶される
  14. 明らかに特徴付けられない、巧妙または偽の機能を提供するアプリは拒絶される
  15. 携帯電話ネットワークでは50MBを超えるアプリはダウンロード出来ない(AppStoreで自動的に禁止される)
  16. マルチタスクするアプリは、意図された目的のためだけにバックグラウンド・サービスを利用しなさい:VOIP、音楽再生、位置情報、タスク補完、ローカル通知、等
  17. ウェブを閲覧するアプリは、iOS WebKitフレームワークとWebKit Javascriptを使わなければならない
  18. アルコールまたは違法な物質の過度の消費させるか、未成年者にアルコールを飲ませるタバコを吸わせるアプリは、拒絶される
  19. 誤った診断または他の不正確なデバイスデータを定めるアプリは拒絶される
  20. 類似したアプリの多くのバージョンでアプリを「ばらまいている」開発者は、iOS Developer Programから除名される
  21. 単純に曲やムービーのアプリはiTunes Storeに提出されるべきである。単に本のあるアプリはiBookstoreでに提出しなければならない
  22. 任意のユーザーが場所やキャリアによってアプリなどの使用を制限するアプリは、拒絶されるかもしれない
  23. iOSデータ保管のガイドラインに従わないアプリは拒絶される
  24. Newsstandで提供されるアプリは、 開発者プログラム·ライセンス契約のスケジュール1,2、および3に準拠している必要があり、そうでないなら拒絶される
  25. 購入または販売促進のため、自分以外のアプリを表示するようなアプリは拒絶される
X-BASIC for iOSが拒絶されたのは2-8の「実行可能コード」の項目。 これは、実機でネイティブに実行出来るコードだけでは無く、アプリケーション内だけで動くものも「実行可能コード」と見なすらしい。 実際には実行そのものは禁止されていない。これが禁止されると全てのBASIC等言語系は存在しないことになるが、 多数存在することからもわかる。しかし、インストールはどんな形であれ拒絶された。 iTunesのファイル共有もだめだし、アプリ間ファイル共有もだめである。 結局、テキストをコピー&ペーストするしかない。アプリケーション内に限定する実行は認めて欲しいものなのだがなぁ。 表計算などでマクロを持つものはないのだろうか?

3. メタデータ、評価とランキング


メタデータ(名前、説明、評価、ランキング、その他)
  1. 他のどのモバイルプラットフォームの名前に言及するメタデータを持つアプリは拒絶される(MacとかWindowsとか言う記述は問題ない様子。 X68000とか古い機種名も大丈夫。)
  2. プレースホルダーのテキストを持つアプリは、拒絶される (UITextField等の.placeholderを使ったらあかんという意味ではない。よくわからない)
  3. アプリケーション内容に関係の無い説明と機能を持つアプリは、拒絶される
  4. 混乱を引き起こさないために、iTunes Connectとデバイス上で表示されるアプリは、類似していなければならない
  5. 小さいアイコンと大きいアイコンは、混乱を引き起こさないために、類似していなければならない
  6. 4+年齢評価を遵守しないアプリアイコンとスクリーンショットを持つアプリは拒絶される
  7. アプリ内容に適切でないカテゴリーとジャンルのアプリは、拒絶される
  8. 開発者は、アプリへの適切なレーティング(内容に何を含むかの申告) を付与する責任があります。不適切な評価は、アップルによって変更/削除される場合がある
  9. 開発者は、自分のアプリのための適切なキーワードを割り当てる責任があります。不適切なキーワードはアップルによって変更/削除される場合がある
  10. なりすましや金を払って書かせたレビュー、または任意の他の不適切な方法で、App Storeでのユーザーレビューやチャートのランキングを操作したり、 カンニングしようと開発者は、iOSデベロッパプログラムから除名される
  11. インストールの前または起動時に、ユーザーにiOSデバイスを再起動することを勧めるアプリは拒絶されるかもしれない
  12. アプリは、審査提出時に、完全に機能しているサポートやプライバシーポリシーのURLを持っている必要がある。
3.12は、「審査に出すより前にサポートページを用意しておけ」という意味にとれるが、 公開される前にアプリのページを公開しておけない企業とかもあるんじゃなかろうか。 そりゃだって、普通は企業秘密だもん。 まあ、私は一部未完成でも一応作ってから審査に出してるけど。

4. 位置情報


  1. 場所データを集め、転送し、使う前に、ユーザーに告知し、同意を求めないアプリは拒絶される
  2. 車両、航空機または他のデバイスの自動であるか自律的なコントロールのために位置情報APIを使用するアプリは、拒絶される
  3. 急送、艦隊管理または救急隊のために位置情報APIを使用するアプリは、拒絶される
  4. ユーザーに直接アプリケーションが提供する機能およびサービスに関連またはサポートするために承認された広告は、位置データのみ使用できる
「ユーザーの同意を得ろ」「自動操縦には使うな」「命に関わることには使うな」と。 アプリよりも、iOS6の地図そのものの方が「あれ」じゃん、という突っ込みはしてはいけない、たぶん(^_^;)。

5. プッシュ通知


  1. Apple Push Notification(APN) APIを使わないでプッシュ通知を提供するアプリは拒絶される
  2. アップルからプッシュ・アプリケーションIDを得ることなくAPNサービスを利用するアプリは、拒絶される
  3. 最初にユーザー同意を得ずにプッシュ通知を送るアプリは、拒絶される
  4. プッシュ通知を使って、個人情報または部外秘の情報を送るアプリは、拒絶される
  5. 任意型メッセージを送るため、またはフィッシングまたはスパムの目的でプッシュ通知を使うアプリは拒絶される
  6. アプリは、プッシュ通知の使用の代金を、ユーザーに請求することができない
  7. アプリは、いかなる種類の広告、プロモーションまたはダイレクト・マーケティングも送るために、プッシュ通知を使うことができない
  8. 過度にAPNサービスのネットワーク能力またはバンド幅を使うか、過度にデバイスにプッシュ通知で負担をかけるアプリは、拒絶される
  9. ウイルス、ファイル、コンピュータコードまたはAPNサービスの正常動作を害するかもしれないか、中断させるかもしれないプログラムを送るアプリは、拒絶される

6. Game Center


  1. エンドユーザーまたは第三者に、プレイヤーIDを表示するアプリは、拒絶される
  2. プレイヤーIDを、Game Center内で許されたこと以外に使うアプリは拒絶される
  3. Game Centerから得られるプレイヤーID、別名または他の情報を逆探知、追跡、関連づけ、結びつけ、採掘、収穫または利用しようとする開発者はiOS Developer Programから除名される
  4. 例えばスコアボード得点のようなGame Center情報は、アプリ内で、Game Centerで使うためにだけに使われる
  5. Game Centerサービスを任意型メッセージを送るため、またはフィッシングまたはスパム目的で利用するアプリは拒絶される
  6. 過度にネットワーク能力、またはGame Centerのバンド幅を使うアプリは拒絶される
  7. ウイルス、ファイル、コンピュータコードまたはGame Centerサービスの正常動作を害するかもしれないか、中断させるかもしれないプログラムを送るアプリは、拒絶される

7. 広告


  1. 人為的に広告の足跡またはクリック数増やそうとするアプリは拒絶される
  2. 空のiAdバナーを含むアプリは、拒絶される
  3. 主に広告の表示のために設計されるアプリは、拒絶される

8. 商標と トレードドレス


  1. アプリは、アップル商標と著作権とアップル商標リストを使うためのガイドラインにおいて説明されるすべての用語と条件を満たさなければならない
  2. アップルが、アプリのソースまたは供給元であると連想または暗示するアプリ、 またはアップルが特定の表現に関する品質や機能性を保証するようなアプリは拒絶される。
  3. 既存のアップル製品または広告テーマと紛らわしく出現するアプリは、拒絶される
  4. アプリ名がアップル製品名の綴りミス(たとえば IphoneのためのGPSやiTunz)に相当するアプリは拒絶される
  5. アプリは、商標、著作権、特許権、または使用のサードパーティの条件に違反して、保護されたサードパーティ製の材料を使用することはできない。 そのような材料を使用するための許可は、要求に応じて提供されなければならない。
8.5は少し気をつけなければならない項目。「無料素材」と良いながら商用はだめというのも多いから、 利用条件は良く確認する必要がある。

以前は8.6にGoogle MapとEarthに関する条項があったんだけど、さすがに削除されたか。

9. メディア内容


  1. ミュージック・ライブラリーで媒体にアクセスするためにMediaPlayerフレームワークを使わないアプリは、拒絶される
  2. どんなiPodインターフェースにでも擬態するアプリ・ユーザーインターフェースは、拒絶される
  3. 携帯電話ネットワークについての音声ストリーミングは、5分間で5MB以上を超えてはいけない
  4. 携帯電話ネットワークによる10分より長いビデオストリーミングはHTTPライブ・ストリーミングを使わなければならず、 基本的な64kbpsのオーディオのみのHTTPライブストリームを含まなければならない

10. ユーザーインターフェース


  1. アプリは、アップルiPhone Human Interface GuidelinesとアップルiPad Human Interface Guidelinesで説明されるすべての用語と条件を満たさなければならない
  2. AppStore、iTunesストアとiBookstoreを含むiPhone上で多くのアプリと類似しているように見えるアプリは拒絶される
  3. 例えばボタンとアイコンのような、システムが提供するアイテムを、 Apple iPhone Human Interface Guidelines と Apple iPad Human Interface Guidelinesに述べられているように 正しく使わないアプリは拒絶される
  4. ホーム画面と交替される環境を生成するアプリは拒絶される。
  5. 標準的なスイッチ;例えばボリューム上げ/下げ、マナーモード切り替えスイッチの機能を変えるアプリは、拒絶される
  6. アップルと我々の顧客は、インターフェースを通して高い価値を、単純な、洗練された、創造的な、良い考えに見いだす。
    彼らはより多くの仕事が必要となるが、その価値がある。アップルは高い位置に目標を設定する。
    あなたのユーザーインターフェースが複雑であるか、あまりよくないならば、それは拒絶されるかもしれない

11. 購買と通貨


  1. AppStore以外でロック解除または追加機能を有効にするアプリは拒絶される
  2. アプリで内容、機能性またはサービスを購入するために「In App Purchase API」(IAP)以外のシステムを利用しているアプリは、拒絶される
  3. 物理的な商品、またはとアプリケーション外で使われる商品とサービスを購入するためにIAPを使っているアプリは拒絶される
  4. クレジットカードまたは他の通貨を購入するためにIAPを使うアプリは、アプリケーションの範囲内でそれらの残高を消費しなければならない
  5. 期限切れになるクレジットカードまたは他の通貨を購入するためにIAPを使うアプリは、拒絶される
  6. IAPを用いた内容署名は、最低30日続かなければならなくて、それらのiOSデバイスの全てから、ユーザーが利用できなければならない
  7. アイテムを購入するためにIAPを使うアプリは、正しい購入可能型を割り当てなければならない
  8. 例えばカメラまたはジャイロスコープ等のiOSにより提供される組み込み能力へのアクセス権を購入するためにIAPを使うアプリは、拒絶される
  9. 限られた時間の後終了する「レンタル」内容を含むアプリは拒絶されるだろう
  10. 保険アプリケーションは、配布される地域の法令遵守において無料でなければならなくて、IAPを使うことができない
  11. 一般に、より高価なアプリは、より徹底的に我々はそれを検討する
  12. 定期購読を提供するアプリはIAPを使用して行う必要があり、Appleは30:70で売り上げを開発者に分配するなど、 開発者プログラムライセンス契約に定める。
  13. 購入または定期購読のための外部機構へのリンクを持つアプリで、「購入」ボタンで電子書籍のWebサイトに飛ぶような物は拒絶される
  14. アプリが、アプリ外で購入または定期購読を承認された内容(具体的に雑誌、新聞、書籍、オーディオ、音楽、ビデオ、クラウドストレージ)の 読み取りまたは再生することは、それらを購入するためのボタンや外部リンクがアプリ内にない場合に限り承認される。 Appleは、アプリ内購入したコンテンツの収益の一部を受け取る
  15. 雑誌(新聞、雑誌)、ビジネスアプリ(エンタープライズ、生産性、プロフェッショナルな制作、クラウドストレージ)、 メディアアプリ(ビデオ、オーディオ、音声)で定期購読の自動更新のみに使われるアプリは拒絶される。
  16. アプリは、(おもちゃのような)特定の承認された物理的な製品と組み合わせて使用した場合に、承認された性能や機能が有効になるかもしれない。 (たとえば望遠鏡を制御するために使用されるアプリケーションの場合)追加性能と機能だけは、このようなハードウェアのいずれか完全に依存している。 さもなければ、機能に対する対価やIAPを使うような方法で、物理的な製品なしのアプリを介しても利用できる。

12. かき集めと寄せ集め


  1. アップル・サイト(たとえばapple.com、iTunesストア、App Store、iTunes Connect、Apple Developer Programs、その他) から情報をかき集める、またはアップル・サイトとサービスの内容を使ってランキングを生成するアプリは拒絶されるだろう
  2. アプリケーションは、iTunesストアRSS配信のような承認されたアップルRSS配信を使うかもしれない
  3. 単なるウェブ切り抜き、内容の集合体、またはリンクの集合のアプリは拒絶される

13. デバイスへのダメージ


  1. ユーザーに、デバイスにダメージを引き起こす可能性がある方法でアップル・デバイスを使わせるアプリは、拒絶される
  2. 早くデバイスのバッテリーを消耗させるか、過度の熱を生成するアプリは、拒絶される

14. 個人攻撃


  1. 中傷的、不快、意地悪い、または目標とされた個人またはグループを害するどんなアプリも、拒絶される
  2. プロの政治諷刺家とユーモア作家は、攻撃的であるか意地悪い解説の禁止から免除されている

15. 暴力


  1. 人や動物が、殺される、傷つける、銃撃する、中傷する、拷問する、負傷するリアルな画像を描写するアプリは拒絶される
  2. 暴力を描写するまたは子供を虐待するアプリは拒絶される
  3. ゲーム中の「敵」は、特定の試合、文化、実在の政府または会社、または他の本当の実体を、全く標的とすることが出来ない
  4. 武器を違法または無茶な方法で使うことを奨励するようなリアルな描写を必要とするアプリは拒絶される
  5. ロシアンルーレットのゲームを含むアプリは、拒絶される

16. 好ましくない内容


  1. 極端に好ましくないか未完成の内容を示すアプリは、拒絶される
  2. 主としてユーザーを動揺させるか、うんざりさせるようになっているアプリは、拒絶される

17. プライバシー


  1. アプリケーションは、ユーザーの事前承諾を取得することなく、ユーザーに、データがどのようにどこで使われるかについての情報へのアクセスを提供する、 ユーザーについての情報を送ってはいけない。
  2. 機能するために、例えば電子メール・アドレスと生年月日のような個人情報を共有することをユーザーに要求するアプリは、拒絶される
  3. 未成年者を対象とするデータ収集をするアプリは拒絶される

18. ポルノ


  1. ウェブスターの辞典によって 「エロチックに刺激となることを目的とする、 美的であるか感情的な興奮よりもむしろ、生殖器または性行為のはっきりした描写または展示」として定義される ポルノの素材を含んでいるアプリは、拒絶される
  2. (「チャット・ルーレット」アプリのような)頻繁にポルノ的であるユーザー生成の内容を含むアプリは、拒絶される

19. 宗教、文化と民族性


  1. 宗教、文化、民族について、 とても中傷的であるか、不快であるか、意地悪いか、目標とされたグループを危害または暴力にさらしそうである 参照または注釈を含むアプリは拒絶される
  2. 引用または翻訳が正確でまぎらわしくないならば、アプリは宗教的なテキストを含むかもしれないか、引用するかもしれない。 解説は刺激的よりは、むしろ教育的でなければならないか、有益でなければならない

20. コンテスト、賞金レース、宝くじと抽選券


  1. 賞金レースとコンテストは、アプリの開発者/会社が後援しなければならない
  2. 賞金レースとコンテストのための公式ルールは、アプリに示されなければならなくて、アップルがスポンサーでないか、いかなる方法でも活動に関与していないことを明らかにしなければならない
  3. 開発者が宝くじアプリを実行することは法律によって許されなければならない。 そして、宝くじアプリは以下の特徴の全てを持たなければならない:対価、可能性と賞品
  4. ユーザーがアプリで直接宝くじまたは抽選券を購入することができるアプリは、拒絶される

21. 慈善団体と寄付金


  1. 承認された慈善団体への寄付を求めるアプリは、無料でなければならない
  2. 寄付の募金は、SafariまたはSMSでウェブサイトを通してされなければならない

22. 法的要求


  1. アプリは、それらがユーザーが利用できるどんな場所ででも、すべての法的要求を満たさなければならない。 全ての条例を理解し従うのは開発者の義務である
  2. 間違ったか、詐欺的であるか、まぎらわしい表記を含むアプリは、拒絶される
  3. 犯罪的であるか明らかに向こうみずなふるまいを求めるか、助長するか、勧めるアプリは、拒絶される
  4. 違法なファイル共有を有効にするアプリは、拒絶される
  5. カード・カウンターを含む、違法なギャンブル援助として設計されるアプリは、拒絶される
  6. 匿名のまたはいたずら電話またはSMS/MMSメッセージ送信を有効にするアプリは、拒絶される
  7. こっそりと利用者パスワードまたは他の個人的な利用者データを発見しようとするアプリを作った開発者は、iOS Developer Programから除名される
  8. 法執行機関(要するに警察)によって公表されていない飲酒運転チェックポイントを含むアプリ、 または、飲酒運転を助長し、可能にするアプリは拒絶される

23. パスブック(預金通帳)


  1. Passbookパスは、支払うまたは支払いを受ける、申し出、または( 映画のチケット、航空券、クーポンや報酬の申し出などの)申し出IDの送信ために使うことが出来る。 他の用途に使うと、アプリと通帳の資格が拒絶されることがある。
  2. パスは、パスの発行者から有効な連絡先情報を含める必要がある。 さもなければ、アプリは拒絶され、通帳の資格が取り消されるだろう
  3. パスは、自身の名前、商標やブランドの下でパスを配布される実体が署名しなければならない。 さもなければ、アプリは拒絶され、通帳の資格が取り消されるだろう
元の英文読まなきゃ分からんけど、"or"はさもなければという意味なのね。わかりにくい。

生きている文書


この文書は、我々がApp Storeに提出されるアプリを概説する役割に、我々の最高の労力を表現する。 そして、我々はこれが、あなたがアプリを開発して、提出する助けになるガイドであることを望む。 それは、我々に新しいアプリと状況が贈られて、進化する生きている文書である。 そして、我々はこれらの変更点を反映するために、定期的にそれを更新する。

iOSのために開発してくれてありがとう。 たとえこの文書が、何をするべきでないかという恐るべきリストであるとしても、 あなたがしなければならないことの非常により短いリストも心にとめておいてください。 他のすべてより上に、ユーザーを驚かせ、喜ばせる試みで、我々に加わりなさい。 革新的な方向でそれらの世界を見せてください。 そして、それらにこれまでにない方法でそれと相互に作用させてください。 我々の体験において、ユーザーは、機能性とユーザーインターフェース双方で、本当に上品さに応える。 一層の努力をしなさい。 彼らが予想するより以上のものを与えなさい。 そして、彼らが今までになかった場所へ誘いなさい。 我々は、助ける準備ができている。