「オタクラ流ネタ作成術」(2003/09/25号)
ということで、
「オタクラ流文章作成術」(2002/12/16〜12/30号)にて
オタクラ流の文章の書き方について伝授した(偉らそう?<(^_^)>)。

とは言っても文章を書くにはやはり「ネタ」が必要である。
今度は、そのネタをどうやって作るか・見つけ出すかである。

    ・・・

私の場合、ネタは以下のようなところから浮かんでくる。

・時事ネタ
世間の風評の中で納得できないことがあった時に書く。
テレビや新聞の報道にはかなり報道者(もしくは当局)の意見や思いこみ・
嘘(意図的な嘘や無知から来る嘘)が入っているので、
それらをいちいちあげていたらきりがないが、これだけは許せん!と言う時には書く。

最近では例のテロ事件に対するアメリカや日本での風潮について書いているか。
オタクラは、「世界で一番悪い国家はアメリカ」
「アメリカを動かしているのはユダヤンマネー」
という線を基本として解説している。
事実、この線を押さえるとアメリカの、いや世界の出来事の多くが解明できる。

雑記では書いているが、独立したネタとしては昔は多かったが、最近は少なめ。
結構疲れるからね。


・見たこと
テレビや歩いていて目に入ったことについて。
こういう点では自動車は景色が目に入りにくいのでだめ。
自転車でも今一で、やはりゆっくり歩くのが一番。
列車も遠くの景色を見るにはよい。
要するに、景色を見ることに集中できる環境が必要である。
それさえ出来れば、他人にとっては全く目にも入らん様な小さな出来事で
1ネタ書けることもある。
旅行記もここに入る(旅行記は「紹介」ではないのだ)。


・唐突に思いついたこと
ふとしたきっかけで頭の中にネタが浮かんでくることがある。
過去にあった時事ネタや見たことが思い浮かばれることもあれば、
誰かとの会話の中に端を発する場合もある。
多くの場合、思いついたネタはその後の文章も一気に出てくることが多いので、
その特に打ち込める環境にいれば早い。
しかし、ネタが思い浮かび、頭の中では文章が完成されているのに
それを打ち込めない環境にいた時には結局忘れてしまうこともある。
消え去ったすばらしい(?)ネタは数知れないのだ。


・実験/観察したこと
オタクラのモットーは、自分で納得して評価することだから、
見聞きしたことに対する観察・実験は欠かせない。
最近ではオーディオ系の実験が多いが、そのほか唐突に足の毛を剃ってみたりと
変な人体実験をすることもある。
自分の体をもって、危なくない範囲で出来る実験はいろいろ試すとおもしろい。
観察だけなら他人の動向を見ても出来る。
仕事柄得た知識に関しても、問題がない範囲で書くことがある。
会社事情や技術ネタがこれに入るか。


・紹介
これは一番楽。
ただし、他人が書きそうな内容的なことは書かない。
他人が書かないような観点から書く。
当然のこととして提灯記事は絶対に書かない。
気に入ってべた褒めすることはあるけど。

映画系などでは物語そのものについては書かない。
そんな物は見てもらえばわかるからだ。
誰が出ているかなども同様。
オタクラの紹介は、それらを廃していかに「見たい」「見たくない」
を思わせるかが要点である。

おすすめ度が世間の評価/結果と異なっても全く問題ない。
最近ではゲームのGRANDIA2あたりが世間の評価と全く異なる気がする。

お勧め度であるが、私の場合70%が基準である。
そこから。まず10点単位で評価し、さらに細かい調整を1の位でする。
それより大きければ基本的にはお勧めしている範疇となるが、
それ以下だと難点の方が大きいと言うことになる。


いくつかのネタの種を書いてみたが、結局「ネタ自体はどこにでもある」
といえる。
文章を書かない時は気が付かなかった、見過ごしていたことも
書く様になると気にする・探すようになるので自然気が付くようになるのだ。
周りに対する注意深さが高まると言うべきであろう。
この時、「こんなもん当たり前」と大人の心で見てはいけない。
見るもの全てに新鮮さを感じる「子供の目」が必要だ。
そうしているうちに頭も回るようになり、つながる話が書けるようになる。

逆に、チェックが厳しくなると言うのもある。
よく見ているので「怖い」と言われたこともある。
身近な人のことを書く時は要注意である。
そんな、身近な人のことで細かくチェックすることはしないけどね。

文章においては、正確さだけが必要なのではない。
時には曖昧にして、読者の判断にゆだねるのも必要である。
特にオタクラは、独自の判断力を養うのが目的だから、
私はこう思ったけど、あなたはあなたの目で見て判断してねと言う書き方を
することが多い。
紹介はするけど、やはり直接見て、触って、感じて欲しいからだ。

入り口までの引導、それがオタクラの仕事である。
<戻る>