「Ys フェルガナの誓い」(2005/08/22〜8/29号)
{ゲーム紹介}

        「Ys フェルガナの誓い」

        Window用
        日本ファルコム(株)
        CD-ROM 2枚
        定価 8988円(税、送料込み)←メーカー直販
        買値 8999円(税、送料込み)←今思えば、メーカー直販より高いじゃん
        http://www.falcom.co.jp/ysf/index.html 

国産のロールプレイングゲームの雄、Ys(イース)シリーズの最新作。

最新作とは書いたが、実は内容自体は2003/12/22〜29号で紹介の
Ys6の続きではなく、1990年(X68000版)発表のYs3のリメイクである。

当時はまだ8ビットPCが中心で、X68も一番勢いがあった時期である。
Ys3は、大ヒットしたYs1/2の続きの作品として発表されたが、
人気は今ひとつだったようである。
私自身はX68でやりこんだし、サウンドトラックCDも買ったくらいに
好きな作品であったのだが。X68版のノーマルモードは最後のボスが異常に難しく、
何十度も挑戦してやっとクリアしたときには手をたたいて喜んだほどである
(イージーモードはだいぶ楽)。

これに比べてPC88版ノーマルモードはものすごく簡単。
このPC88版についてはYs6で付属のエミューレーター版について
紹介しているので参照されたし。

それが15年の歳月を経てリメイクされた。
当然、最新のWindowグラフィック&サウンドを持ってである。
果たしてどのように変ったのか。

        ・・・

まずはシステムについて。
基本的な画面構成や必要ハード性能はYs6とほとんど同じである。
従って、細かくはそちらの紹介を参照して欲しい。
それと同じように書いてみるとこうなる。

グラフィックを使いまくるために結構処理が重く、それなりの性能を要求する。
ただし、グラフィックの質を変えることで処理負荷を下げて、低い性能のPCでも
それなりに遊べるようにはなっている。

うちのノートPCはEPSON Direct EDiCube BN100という機種で
CPUがMobileAthlon 1.2GHz、メインメモリは512M
(内32Mをグラフィックに割り付け)、HDDは40Gバイトで、
OSはWindowsXP sp1+DirectX8.1bであるが、
残念ながらこの機種では640*480サイズの軽量設定でも重たくなることがある。
(裏で走っているプログラムは全て止めるのはいうまでもない。)
まれに画面が止まり、音楽がラップを刻んでしまう。
バレスタイン城の地下など、特に敵が大量に出てくる場面で動きが鈍くなる。
でもここまではYs6よりましかもしれない。画面内の動きを考えれば余計に。
しかし、最後のボスのいる神殿に至ってはもうだめ。
動きはかなり遅くなり、最後のボスは動きがほとんど止るときがある。

全ての画面効果をONにするととてもゲームにはならない。
画面効果全ONだと確かに綺麗にはなるが、だからといって劇的に
変化するわけでもなく、軽量設定でも十分綺麗である。
最軽量にすると画面がかなり荒くなる。
一度は全部入りの画面を見てみたいが。

ついでに書いておくと、この機械にはグラフィック周りに何かしらの問題があるのか
ボス戦というかボスのいる画面内で画面左上にボスの影の様なものが出る。
これはYs6でも同じだった。どうにかして解消できないもんだろうか。

        ・・・

この作品はYs3のリメイクなので舞台や基本的な物語は全く同じである。

物語上の変更点は、Ys6で過去の作品の設定を統合した流れをくんで、
このYs3もそれに合うように修正もしくは追加された部分である。
これにより、先に紹介したPS2版Ys4も含め、Ys1/2/3/4/6は
物語が一応つながった形になる。

Ys6の紹介で「話の展開からするとこのYs6が今までのシリーズ(3/5を除く)の集大成となる
感じなので、今後はある意味3/5のようなYs王国の設定とは全く異なるシリーズが
始まるのかもしれない。」と書いたが、別のシリーズではなく統合したわけである。
Ys3のリメイクではあるが名前は変えた理由がここにあろう。

Ys7でないのは物語がYs6の後の話ではないから当然として、
オリジナルのYs3はYs1/2の物語とは切り離された物語であったのに対し、
この作品ではYs6でまとめられて設定に従うように変更されているからである。
特に後半;エルダーム山脈の終わりからバレスタイン城以降でだいぶ変ってくる。

しかし、敵の名前や地名、人間関係などはほとんど同じ。
雑魚敵の攻撃パターンも基本は同じである。
そういう意味では懐かしい。
ただし、後述するが攻略パターンは全く異なる。

見目はこれでもかと言うぐらいに変っている。
描き込みの細かいグラフィック、3D化である。
オリジナルは基本的に横から見たスクロールで、上下=高さの概念があった。
新版では高さは当然奥行きもある。
同じ物語でも変れば変るもんだという感じがする。

3D表示はYs6では奥行きがあり、奥に進んでいくと小さくなるとか
遠くから見ているので小さく見えるとかあったが、Ys3では
それにくわえて回転が加わっている。
Ys6でも最後に回転はあったが、そこでの戦闘はなかった。
Ys3では回る場所での戦闘がある。
階段を上るところなのであるが、目が回る。

Ys6には途中でムービーがあったが、Ys3にはない。
オープニングとエンディング2本だけである。
ムービーばかりに頼ったゲームも多い中、これはある意味アッパレ。
オープニングデモはYs6に比べればかなり地味。
オリジナルは非常にシンプルなデモ(と呼ぶにも値しないかも)だったので、
当然それに比べればすごいのだが。
エンディング1本目はYs6にちょっと似てる。
2本目はスタッフロールなので、ムービーとはいえ動画ではなく静止画の連続。

音楽もX68版と基本的には同じであるが(新曲はほとんどない)、生楽器演奏風になっており、
壮大な感じである。ただ、ピアノソロあり、オーケストラありバンド風ありと
統一はされていない。正直ちょっと違和感を覚えるものもある。
圧縮されているが、音質はYs6に比べ上がっている感じ。
(ビットレートを見るとそうでもないんだけど。)
Ys6が軽めの音楽で音色も電子楽器風だったのに対し、
Ys3が生楽器(風)だからそう聞こえるのかもしれない。

音楽はYs6同様MUSICディレクトリ内に.oggファイルで格納されている。
この曲名もYs3とほとんど同じ(実は1文字脱字あり)。
Ys6の音楽ファイルは曲名が入ってなかったし、ヘッダーが付けられているのか
プレイヤーで再生すると後ろにノイズが入ることがあったが、Ys3はそういうことなし。
ループも適当に入っているので、普通に聞ける。全33曲(Ys6は30曲)。
FALCOM太っ腹。
ゲーム中には忙しくてじっくり聞くことができない曲もこれで大丈夫。

曲名まで同じの音楽であるが、使われる場面は若干変っている。
X68ではノーマルモードのエンディングだった曲が
ある時以降の町で使われていたりする。

特筆すべきは効果音。水のしたたる音や敵の足音など細かい音も入っている。
音の左右もあるし、画面外にいて見えない敵の音も聞こえる。
これで敵が近くにいるなどが解る。
オプションで「音楽の音量」を下げるとよく分かるかも。

もともとYs3はYs1/2に比べて格段にアクション性が高かったが、
この作品でもその傾向はは引き継がれている。
Ys6で過去最高のアクション性となっていたが、それ以上に
華麗(?)な指さばきを必要とされる。

・少なくともジャンプ切り(上下)は早々にマスターする
・リング魔法の種類や通常/溜めの使い分けが重要
・風魔法が使えるようになったらそれを使った長ジャンプ、
 2段ジャンプが使えるようになったらその自由な利用が出来るようになるのが必須である。
 いったん落ちてから風ジャンプまたは二段ジャンプで飛び上がりながら方向転換していく
 等という操作も必要である。
 風魔法ジャンプは「魔法」「ジャンプ」の順でキーを押す。
・ボスは力業では倒せないのが多いので弱点を探す
 (弱点さえ分かれば数発で倒せるボスもいる)
・雑魚も効く技/魔法が限定されているものがいるので見極める
 雑魚ですら力業が全く効かないものもいる。

ジャンプについては特に重要で、これが使いこなせないと先に全く進めない。
まず最初に引っかかるのがイルバーンズの遺跡の下の溶岩地域であろう。
出口が見つからない。ヒントはお金の入ったツボだけが見えている場所。
そこにあるのはツボだけではない。
そこへ風ジャンプで飛ぶ必要がある。

バレスタイン城に入ると、それこそいやというほど微妙なタイミングが必要な
ジャンプが必要となる。特に難しいのが時計塔の2つめの場所
(最初の場所はボスの横のナメクジだけがいる場所)。
一番右上に彫像があるのだが、ここに行き着くためには天秤ゴンドラ(?)の
上をジャンプしていく必要がある。ところがこれ、非常に微妙な
タイミングで飛ばなければ行けない。
                          彫像
        ┌○┐  ┌○┐  ┌───
        | | | |  │
──┐ = = = =
  │ 1 2 3 4

まず左の台から3へジャンプ(1/2を経由しても良い)、ゴンドラが2より低い位置まで
下がるがまだ2へ飛べる高さの時に2にジャンプ。ここで風魔法を溜める。
そうすると3がゆっくり上がる=4がゆっくり下がるので、
3と4の高さの差が2段ジャンプで飛び移れる高さになったら
2→3→2段ジャンプ→4→風魔法→2段目ジャンプで右の台へ飛び移る。
ポイントは、4のゴンドラが出来るだけ高い位置=彫像のある右の台の高さに近いときに
3から4へ飛び移ること。そのためには、2と3の高さは余り差がない時に
飛び移る必要がある。ゴンドラの後ろに窓があるので、これを目印にゴンドラの
高さを測ると良い。
実際に操作はここで書いているよりずっとずっとシビアで難しい。
天秤ゴンドラは他の場所にもあるが、ここが一番大変。

ここまで来るともはやRPGというより高度なアクションパズルという様相である。
ジャンプだけでなく、場所によってはダッシュや逆にゆっくり歩きも必要である。
宝箱の取り方、先への進み方、敵の攻略方法探索も含め、謎解き要素も多い。
ただ、ちょっとやりすぎという気はせんではない。
他のゲームならいざ知らず、Ysシリーズでこんなに難しくしていいのどうか。

このゲームではアイテムによる体力回復は基本的に必要ない。
敵が落とす回復アイテムで多くの場合なんとかなる。
これがオリジナルとの大きな違いである。
精霊碑で回復できるので、それのある場所を中心に動くことになる。
回復というのは、RPGにとって実はかなり面倒な操作だから、
これがないというのは、それだけプレイに集中できて良い。
ただし、アイテムそのものが存在しないわけではない。
イルバーンズの遺跡の中の隠された場所にその回復アイテムはある。
後半、特にバレスタイン城の中に入ると敵は強いし
ダメージを受ける仕掛けは多いしで大変なので、
これがあるとかなり助かる。

        ・・・

ボスは本当に強くて軒並み苦労する。
簡単に攻略法というか私のクリアした方法を書いてしまおう。
かなり泥臭いやり方だとは思うが。
ネタバレではあるが、これを読んだくらいでクリアできるほど簡単ではないので
問題なかろう。

・溶岩の1匹目(ギルン)
基本的には風魔法で少しづつ体を切っていくしかない。
溶岩内に入るとき出るときの衝撃さえよければたいしたことはない。

・溶岩地域の2匹目(ギャルバ)。
これにはある溜め魔法が効く。魔法発動キーを押しながらでダッシュで逃げながら
溜まったらタイミングを見て発動。うまくあてれば数発で終わる。

・洞窟の2匹目(イスターシバ)。
最初の触手はレーザーを避けながら火のため魔法を数発あてる。
細かいのの攻撃はダメージが小さいので無視して良いが、
本体から出てくるレーザーを屈折させてくるやつはダメージがでかいので、
やはりこまめに壊すべき。
本体が出てきたら懐に潜り込んで打つ。
レーザーを打ちそうになったら下に入って、風のため魔法をジャンプであてる。

・エルダーム山脈中腹の3匹(リガティ)
基本的に剣での攻撃。ブーストが効果的。
音符は2段ジャンプの連続でかわす。
これは珍しく普通の攻撃が有効なボス。
(後はチェスター1回目とデュラーン1回目くらいか。)

・氷の洞窟のボス(ギルディアス)
これは異常に強いし弱点が分かりにくい。
始まってしばらくは少し斜めから近づいて地の魔法で足を攻撃。
(真正面から行くと風で飛ばされる。)
倒れている間に首を連続攻撃(うまくいけば6回くらいあてられる)。
起きあがったらすぐまた足を魔法で攻撃の繰り返し。
首攻撃をしつこくせずに起きあがりそうなタイミングになったら足攻撃の準備をするのが吉。
ブーストが使えるなら使った方が良い。
しばらくすると攻撃が激しくなる。
風は横に逃げるように走ることで避け、氷の柱はジャンプまたは見切って避け、
上空からの氷落下は敵が元いた場所あたりでジャンプし続けるか
あきらめて当たる。この状態になると足下に近づくのが大変になるが、
ひたすら地の魔法で氷の柱と壊しながら近づいて足を攻撃。
地の魔法は決して溜めないこと。溜めると連続発動できないから。
その後、くわえられて投げ出される攻撃は、左右どちらの方向から投げ出されるかによって
避ける方向が変り、たぶん(確認できる前にクリアしたので未確認)
最初の2つまたは3つは投げ出された方向、後の3つまたは2つは逆方向に避ける。
Lv33で何十度も対戦してやっと倒せた。こちらも後1撃でアウトぐらいだった。

・バレスタイン城;東のボス(デス・ファルオン)
同じ色の魔法で倒す。
色なしの時は剣が効く。

・バレスタイン城;西のボス(犬)
タイミングだけ。ジャンプで攻撃を避けながら近づいて剣でたたく。
(オリジナルでは伏せで攻撃を避けられたけど、ここでは伏せはできない。)

・地下のボス(ジルデューロス)
非常に強い。爆弾を落とすしっぽが弱点。
攻撃を地の魔法でキャンセルしながらひたすらそこを打つ。
多少のダメージは一切気にせずボスの周りを回りながら攻撃。
ロケットも地魔法でキャンセル。
溜めるよりこまめに出す方が良い。
ブーストできる状態になったら一気にたたみかける。
ひょっとすると火龍の守りが必要かも知れない(それをもっているときにクリアできたので)。

・チェスター2回目
基本的には力業で行けるが、大技を仕掛けてくるときは地の魔法でキャンセルする。
後はブースト可能になったら一気に撃つ。
ジャンプによる避けはほとんどの場合無効。
これは非常に指を酷使する戦いなので、2〜3回も対戦したらもう指が動かない。

・デュラーン2回目
強すぎ。投げナイフの攻撃はジャンプでかわすかいくつかは地魔法でキャンセル。
地魔法はキーを押してから発生までに時間がかかるので、タイミングを見切るのが大事。
(相手がナイフを投げる瞬間光るので解る。)
ただ、ナイフ避けにあまり気をとられないようにする。
3度ナイフを投げたら実体が現れるので剣で攻撃。分身への攻撃は無効なので、
実体が遠いときは素直にあきらめる。
可能ならブーストで。
たぶん相手の体力半分くらいの所でやられてしまうので、
精霊の首飾り(対戦前に装備)で復活して残り半分。
これでぎりぎりで倒せるくらい。
ちなみに精霊の首飾りは60000から倍々に上がる。
ゆえに、おいそれと買えるものではないのでここまでは使わない方が良いと思う。

・ガーランド
精霊の首飾りを装備して、地魔法をもって突入。
ダッシュジャンプしながら敵の攻撃を避け、その間に地魔法を溜める
&ブーストも溜める。
溜まったら地魔法真ん中に一気に行き剣でバリアを壊して(地魔法では壊せない)
ブースト発動で一気に切る。
これを数回繰り返すと攻撃パターンが変わる。
Zガンダムモードでの突入は直線なので走っていれば避けられる。
異空間での戦いは避けられないと思うが、あまりダメージは大きくない。
基本的には地魔法でキャンセルしながら剣で撃つの繰り返し。

デュラーンとガーランドで精霊の首飾りを使ってしまうと
次は240000も必要となる。
これだけのお金を溜めるには並大抵ではない。
一番の稼ぎ処は城の最上階であるが、ここでは金は貯まっても経験値はほとんど
たまらない。

ガーランドからガルバランのいる場所へ降りるときに見える風景や、
エレナが「鍵」であるということ、
ガルバランは人間が匣を奪取するために作りだしたもの、
かつてガルバランを封印した勇者は翼を持つものだという設定は
Ys6と結びつく設定である。

実はYs6の龍神兵完全体(ナピシュテムの匣の最初のボス)の
名前が「オリジナル ガルバラン」になっているらしい。
ここにもこのYs3へのつなぎが付けられていたのである。
似てはいないけど。

・ガルバラン
火の魔法を装備して相手の攻撃を避けながら
相手が氷の台を出すまで待つ。相手の攻撃は炎、氷の台、火の玉の3種類あるが、
どれが来るかは指を見ていれば解る。氷の台は直前に指に氷の固まりが付く。
氷の台が来たらジャンプでそれに乗って、相手の額の高さになったら
もしくは台の上からジャンプして額の高さで魔法を放つ。
当たると胸の弱点を開くので、そこを火の魔法で攻撃。
これを数回繰り返すと魔法力が吸い取られ、ビーム列+腕攻撃になる。
ビーム列はジャンプで避けるしかないが、2段ジャンプなら一気に2〜3本は飛び越せる。
腕は振り下ろされたときにはダメージを食らうので、
その直後の炎がなくなったら一気に斬りつける。
時々横でなく前後のビーム攻撃が入るが、これも見きってジャンプ避け。
このパターンが数回繰り返されるが、その間一時的に胸の弱点を
むき出しのまま相手が止まるので、斬りつける。ブースト可能ならここで一気。
火魔法も同時発射するとダメージはさらに大。
さらに進むと今度は胸の弱点での魔法吸収の後に魔法弾を撃ってくる。
これは避けずに真正面で剣で切ると打ち返せる。
この打ち返しを6回行うと相手にダメージが入る。6回ラリー*5回行うことになる。
この間、亡霊攻撃や吸い込み攻撃がある。
亡霊攻撃は玉を避けるか、避けると打ち返せなくなるなら無理に避けずに当たってしまう。
ダメージより打ち返しが重要。
吸い込み攻撃は中心に吸い込まれないよう外側へ歩きながら打ち返す。
特に最後の1回のラリーの、最後の2回くらいは必ず吸い込み攻撃が来るので、
避けながら打ち返し。吸い込まれてしまうとその回のラリーが無効になる。
万が一吸い込まれたときはあきらめる。ダメージは大きくない。
地魔法でキャンセル可能らしいが、他の攻撃は効かない様子。
ラリー5回終了でクリア。
精霊の首飾りはここも必須と思う。
私のクリアしたときのレベルは53である。これはかなり高いレベルだと言える。

・・・と書いてはいるが、通常の速度ではまずクリアは非常に難しいと思う。
普通の人間のついて行けるスピードを超えている。
私も最初はここであきらめたが、ある方法を試してみたらうまくいった。
どうすればよいかというと、これはマシンパワーの低いPCにだけ有効な手だが、
設定にて「最高画質」にして速度を下げてやればいいのである。
前述の私のPCでは最高画質では、特にガルバラン戦では極端に速度が落ちる。
なにせ、最後の精霊碑から対戦までが20分、この対戦が1時間、
大戦後エンディングが終わるまでが1時間もかかるほど遅くなるのだ。

遅くはなるが、やはり非常に大変な指使いと見切りは要求される。
従って、ちょっとずるい気もせんではないが、反則とは言えないのではないかと思う。
買ったゲームなのにクリアできない方が余程気持ち悪いから。

私は今回もキーボードでプレイしたが、標準設定では無理なので良いように変更している。
キーが一番細かい操作がしやすいが、指使いが出来ない人にはかなり苦になろう。

プレイ時間は、1日平均2〜3時間くらいとすると2週間でガルバラン戦までは行けよう。
とにかく指を酷使するので腱鞘炎にならないように。

        お勧め度        50%(ノーマルでの評価)

ガルバラン戦さえなければ75%。それだけガルバラン戦が異常に難しすぎるから。
X68版も異常に難しかったけど、これはそれ以上。
もはやゲームとしてのバランスを著しく欠いている。
通常速度では余程のゲーマーしか超えられないと思う。
(クリアしたという人はいるようだが。)
EASYやVERY EASYがどの程度かは解らないが、
やるならノーマルはやめてそれらでプレイした方が良いであろう。

その75%もYs6に比べて低い。
これはやはりアクション性の非常な高さゆえ。
普通の場所でもかなりアクションが必要だが、
特にボス戦に凶悪なまでのアクションと見切りを要求される。
そういうゲームが苦手な人は手を出してはいけない。
アクションに関しては、Ys6とは別物と思ったほうが良い。
Ys6は数回クリアしたが、Ys3は多分もうしない。
(画面オプションを全部ONにしてなら見てはみたいけど。)
やはりYs6のバランスは絶妙であったと思う。

先に紹介のYs4は戦闘自体は楽だったし、アクションも大したことはなかった。
でも全体のバランスが非常に悪くていらいらが募った。
これはゲームに対するいらいらだ。
一方このYs3でもいらいらする場面があるが、それは自分自身に対してだ。
「なぜできないんだぁぁぁ!」という思い。
何度「くそぅ!」と叫んだことか。
でもYs4の様な理不尽ないらだちではないのでやり続けようと思った。
いくら戦闘やアクションが非常につらくても。
この差をYs4を作ったタイトーの人間には十分理解して欲しい。
同じ「難しい」という言葉で表されてもその真意が違うのだ。
お勧め度の違いもそこから来る。
しかし、やっぱり最後にゲームにならないほど難しいのでかなり下げざるを得なかった。
非常に残念。

ホームページの表題に「深化する物語 衝撃への予感」とあるのだが、
オリジナルYs3に比べ「深化」については理解できたが、「衝撃」については?である。
ネタバレだが、結局は同じ終わり方だから。

        ・・・

ファルコムと言えば、いつも豪華な初回特典がいつも付くのだが、
今回もYs3の歴代の音楽CDが9枚も付属している。

そのうち1枚は最初に書いたとおりで私はすでに持っているのだが、
残り8枚は初視聴。

・ワンダラーズ・フローム・イース〜スーパー・アレンジ・バージョン〜
おそらくPC上の音源ボードを使って作ったと思われる
アレンジ版。ただ、あまりゲームの雰囲気には合ってないと思う。
好きなアレンジではない。

・ベスト・セレクション・オブ・イースIII
ボーカルものとかいろいろ集めたもの。

・他
いい加減飽きてきたのでまとめて。
まあ、良くも悪くも全てYs3の音楽。いくらアレンジが違うとはいえ、
こんなにいらんというのが正直なところ。
さらに言えば、Falcomのアレンジはクラシック風であれそれ以外であれあまり好きでない。
クラシックは妙にテンポがのんびり過ぎてかったるいし、
それ以外はこそばくなるような感じ。
聞いていて飽きる。これだけなら買わない。

        ・・・おまけ・・・

宝探し  教会の中(柱の上)、酒場(カウンターの横)、ピッカードの横、エレナの庭
ヒント  きれいな窓              人の多くいる場所        外              外

町にいてる商人に鉱石を渡すとお金をもらえるが、最後には指輪をくれる。
これを酒場にいる彼にあげるとアイテムをもらえる。
ただ、あんまり使えないんだけど。
鉱石をかなりの数売ることになるが、それ以上に手に入るので問題なし。

宝石
        地魔法          風              火
        トパーズ        エメラルド      ルビー
1       山脈            忘れた          遺跡地下
2       城              採石場          城
3       島              島              採石場

ラバールソード          チェスターからもらう
ラバールアーマー        島の宝箱
ラバールシールド        島の宝箱から紅蓮の小槌をとって、1000ラバールと共に鍛冶屋へ

ラバールは9999までしか持てない。
(それ以上要らないけど。あの商人が買い続けてくれると良いのだけど。)
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