「ゲーム紹介2006」
(2006/03/13号)
{ゲーム紹介}

        「風の伝説ザナドゥII」

        Windows用
        日本ファルコム
        CD−ROM 1枚

        定価    7770円(税、送料込み)
        買値    6980円(税、送料込み)
        ただし、別ゲームのおまけ。

以前(2004/10/25号)紹介した「風の伝説ザナドゥ」の続編。
実は「XANADU Next」という新作ゲームの特典に付いていたもので、
Iと同じくかつて存在したPC−Engineというゲーム機上の
ソフトをエミュレーターでWindows上で動くようにしたもの。
本編のゲームをやる前にこちらをプレイした。
(本編は時間がかかりそうだったから。)

Iはひたすらフラグ立てを連続するゲームで、感動する前にいらいらしたものだが、
今回はそのような感じは全くない。
非常に楽々解けていく。いや「解く」というより進むという感じか。
謎らしき謎はあまりない。
でも中盤以降の迷路がひたすら面倒というか迷う。時間がかかるのはそこくらい。

登場人物や基本設定は前回のそれを踏襲しているが、
今回登場する人物は実は少ない。1では入れ替わり立ち替わりであったが、
今回はほぼ固定。全部で5人、終盤以降は3人で固定。
前回は人間関係が面白い展開だったのが、今回は何かあっけなさすぎ。
主人公はともかく、誰がヒロインか解らない。

最後の敵は一体何回変形するのかと思うほど多い。
途中で1回回復があって、その後やられた場合はそこまでの戻りで済むのだが、
ここまで来たら嫌がらせに近いようにも思える。
そこに入る前に徹底的に雑魚を倒してお金を稼ぎ、エリクサー(HP100%回復薬)を
たくさん買って挑むしかないと思う。25個もあれば問題ないはず。
ただ、ここに来る前に仲間がみんな離れていってしまうので、その前にやっておくのが吉。

        お勧め度        78%

1に比べれば非常にお手軽なゲームになっている。
1週間もあれば終わるだろう。
でも物語も少々浅いし、印象には残りにくい。
1のようにフラグ立てばかりなのもいけないが、ここまで手応えがないというのもどうかと。
「2」というより「1」の外伝というような感じ。

ゲーム画面は全体に大きくなったか。
音声はかなり小さい。WindowsのボリュームコントロールでWAVEの設定を上げなければ
聞こえなかった。他のゲームではこんな事なかったのだが。
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