「ゲーム紹介2001」
(2001/03/19、03/26号)
{ゲーム紹介}

        「サンバDEアミーゴ」

        セガ  ドリームキャスト用
        セガ
        GD−ROM 1枚(←CD−ROMじゃないよ)
        ソフト                  ¥2979(税別;インターネット特別価格)
        マラカスコントローラー  ¥6980(税別;インターネット特別価格)

ドリームキャスト用に買った2つ目のゲームがこれである。
おそらく、今後しばらくはゲームを買うことはなかろうが、
グランディア2とこれだけは、前から欲しかったのであった。
しかし、定価で買うとなかなかに高いので手が出なかったのであるが、
インターネットで安く売っていたので、買ってしまったのであった。

さてこのゲーム、ジャンルで言えば今はやりの「音楽ゲーム」である。
ゲームセンターに行けば、今やこのジャンルは大はやりである。
コナミのDDR(ダンス・ダンス・レボリューション)などは
聞いたか有名なので見たことある人も多いだろう。

これらの種類は音楽に合わせて何かするのであるが、
この「サンバDEアミーゴ」の場合、それは「マラカスを振ること」なのである。
あのシャカシャカいうマラカスである。

本体付属のゲームパッドでも操作は可能なようだが、
やはりこのゲームはマラカスコントローラーで遊びたい。
それの有り無しでは熱中度が全く違う。

        ・・・

基本的なルールは簡単。
音楽を選び、それに合わせてマラカスを振るだけである。
どのように振るかは画面に指示されるので、これに従う。
上下左右(左右3位置)、単発、連打。

初級レベルでは大したこと無いが、上級になると素早く左右入り乱れての
振りを要求されるで難しい。しかも出来が悪いと途中でも止められてしまう。
全てをマスターするまでにはだいぶ時間がかかりそうである。

たかがマラカス、されどマラカス。
結構熱くなる。これは良いぞぅ。
(今度うちでオタ会することがあれば、サンバDEアミーゴ大会だ!!)
運動量もかなりある。運動不足だが外に出てまで運動する気になれないぐうたらな、
私のような人にはぴったりである。
(やってたら子供にマラカス取られるので、連続で出来ないのだが^_^;)。

このゲームも元もとはアーケードで出たものであるが、
このDC用は家庭向けに練習モードやミニゲームなども追加されている。
一応パーティーモードと言うのもあって、多人数でも遊べるようになっているので、
みんなでがやがややるのもよいだろう。

        お勧め度        85%

正しくのりだけで勝負するゲームでんな。
ただし、やかましいのが嫌いな人や、ラテン軽音楽が嫌いな人には向きまへん。

インターネットをつないでいれば、SEGAのホームページから
追加の音楽データもダウンロード出来るそうである。
別にDCでインターネットする気はなかったけど、このためにだけでもしようかな。

        ・・・

そう言えば、SEGAがとうとうゲーム機供給から撤退するらしい。
これからはソフトメーカーとしてやっていくらしいが、
そのお蔭で3月からDCの値段が一気に半額(¥9900)になる。

これから新しいゲームが出る数は減るだろうが、今までのソフトの中に
良い物があるので、そういう物を遊ぶためにこれ位なら出費しても良いのでは
ないだろうか。

最近店に行ったら、何台か積んであった。
今ならお買い得であろう。
<戻る>
(2001/04/23〜05/04号)
{ゲーム紹介}

        「サクラ大戦3 巴里は燃えているか」

        セガ  ドリームキャスト用
        セガ
        GD−ROM 3枚(←CD−ROMじゃないよ)
        ¥7800(税別)

過去2回、同社SATURN用ゲームとして紹介した
「サクラ大戦1」「サクラ大戦2」の続編である。
ゲーム機を代えての登場である。

今回の舞台は2作品での帝都東京ではなく巴里(パリ)。
登場人物も隊長を除き新しい。
非常に簡単に話を書けば、帝国華撃団を見事指揮した隊長が巴里に行き、
そこに出来たばかり巴里華撃団を、敵との闘いを経て一人前にしていく話である。
全11話。

全体的な感じとしては、サクラ大戦1に似ている。
それは、登場人物の説明に多くの話が割かれている、と言う点において。
シリーズ物の始めでは、そういう形になるのは当然か。

日本の話だった1/2は設定・場所や時代背景が解りやすかった。
巴里の話である3は少々解りにくくなっても仕方ないが、
それを考えてか、かなり設定を簡略化してある。
そのため、少々話や背景に奥行きが感じられない嫌いはある。
人物背景とか敵の設定や関係とかが簡単すぎる、と言うかかえって解りにくい。
単調ではないが、過去2作品に比べればちょっといまいちである。

作品として、巴里と言うか、フランス人の気質と言うものを表現しているのでは?
と思わせる節はある。
日本が舞台の過去2作では個人よりも集団の結束を重視する話だったり
その家族まで話にかんでいたりしたが、
この作品では個人の独自性を重要視し(もちろんその家族まで関わる話はない)、
登場人物(女性)が隊長に対して積極的だったり、
「東京に帰る」と主人公が言う場面を、巴里人の多くに「東京へ行く」と
言わせてみたり。
そういう意味でもちょっと、日本人向けゲームとしては、感覚的に外してしまっている
感じもする。
副題に付いても、なにやら歴史的に見てまずいのではないか、
と言う議論があるらしいが、良く解らない。
全体的には、結構感動的ではあるが。

        ・・・

ゲームの構成としては、1/2作と同じくアドベンチャーパートと
戦闘パートから成るが、戦闘パートは今までの中で一番難しい。
敗戦条件の設定がきついのと、今までと違い味方であっても機体を
すり抜けられないこと、上下の移動が解りにくこと、
移動範囲や攻撃の届く範囲がマス目ではっきり解らないことなどにもよる。
システムの改悪とまではいかないが、取っ付きにくいのもたしかである。
同じ戦闘で3回もやり直した時には、正直投げそうになった。

映像や音楽・効果音に関しては、さすが最新の機械だけあってすばらしい。

映像は、グランディア2程ではないが、高解像度の絵で綺麗。
また、SATURNでは動画は圧縮されすぎ多くの部分で汚かったが、
DCでは圧縮率が極めて低いのか綺麗で、また静止画と動画の
雰囲気の統一も計られており、違和感無くつながる。
さりげない映像効果も多い。雨が降ったり冬の場面では背景にも雪が積もってたり。
意外に良い効果である。

有名な建物が3D−CGで再現されているが、あれは現実の物に
忠実なのだろうか。

音声は、これもグランディア2程ではないが、良い音である。
かなり細かい音や低い音に効果音が入っていたりするので、良い装置で聞いて欲しい。
ゲーム中に幾つかの部分で肉声で話す部分があるが(有名声優が多い)、
このアテレコは結構あっている。
私が好きな井上喜久子さんもあてているが、いつもとは全く違った声の感じで
「こんな役も出来るんだ」という感じであった。
何時もの声を期待していたので、―寸残念ではあったのだが。
ただし音声は、結構割れている上に音楽にかぶさってしまうことも多い
ので聞き取りにくい場面が多い。これは減点対象である。

        ・・・

途中で帝国華撃団もゲスト出演もある(2枚目の3話分は全部そう)。
DC用サクラ大戦1/2をやっていれば、何やらおまけもあるようなのだが、
私はSATURNでしかやってない(わざわざ買い直す気もない)ので解らない。
まあ、このへんはサービスである。
が、ひょっとすると、今後の作品への布石かも知れない。

あと少し欠点をあげると、
クライマックス部分のはずなのに、動画が中途半端だったり、
話が急に進みすぎたりがあった。
その反面、どうでも良いようなところの話が冗長だったりする。
この辺りは話の重要性を鑑みて見直すべきではなかったかと思う。
一部で動画と静止画の人物の絵が違いすぎる部分があるのも気になった。
特に最後の方。最後時間がなくて手抜きしたのだろうか。
細かい部分であるが、気になる。

最後の感じからして、どうも「サクラ大戦4」も帝国華撃団を舞台に作られそう。
また、巴里華撃団に付いても、登場人物の設定で使われていない部分もあるので、
ひょっとすると続編があるかも
今から期待。

いやいや、ひょっとして、今度は中国を舞台にあるかもしれないぞ。
名付けて「中国雑技団」だったり・・・却下。

        ・・・

        お勧め度        75%
        (すでに2回クリア)

そうそう、このゲームではデータの記録のためにシステムファイルと言うものを
プレイ開始前に作るのだが、こいつが癖物。

実はこのゲームでは、いわゆる途中の記録用ファイルもある。
通常のプレイにおいてはこれだけで行ける。
そのため、このシステムファイルがの意味が今一解らない。
そのため、幾つか作ってゲームをしていたのだが、
一番最後、と言うより全部終わってからその意味が解った。
これは、ゲームの進行ではなく、途中で行ったいろいろな行動の選択枝を覚えている
ファイルなのである。
で、ゲーム終わった後にゲーム内で見た画像や音楽を再現するモードがあるのだが、
ここでこのシステムファイルが使われ、行ったことがある部分のみが選択可能に
なるのである。

そう、システムファイルを複数使っていると、それぞれに記録されている
内容部分しか使えないため、全体が見られないのである。
ゲームそのものは全体終わっているにも関わらずである。
これにはまいった。

1つのシステムファイルで何人もクリアすると、全部加えられていくので、
おまけで見える画像なども増えてくる。だから、ゲームをする時は、
システムファイルは1つだけしか作ってはいけない。
(途中記録ファイルはたくさんのメモリに分けて入れてもいい。)
何でこんな作りになっているのか、理解に苦しむ。
しかも、それに関する説明は何処にもない。
ここの作りに付いては、大きな減点対象である。

        ・・・おわり・・・
(再編集時注;既に全員で終えている。)
<戻る>