{食べ物紹介2004}
(2004/01/12号)
{食料紹介}

        「無添加ポテトチップス」

        ¥???(もらい物なので不明)
        深川油脂工業(株)

        馬鈴薯、植物性油脂(米油)、食塩
        60g
        589KCal/100g当たり
        たんぱく質5.3g、脂質45.0g、糖質40.7g
        ナトリウム265mg、カリウム1300mg、食物繊維4.2g

曰く「北海道産のジャガイモを国内産の米油100%と自然塩だけで作りました」
ということで、さらに「添加物は一切使用しておりません」と言うことらしい。
ここでいう、添加物というのは化学調味料のことで、ようするに
このポテトチップスには化学調味料が入ってない。良くある「アミノ酸など」
がないのだ。

米油を使っている理由は、米油にはコレステロールを下げるリノール酸、
若さを作る(どういう意味?)ビタミンEが多く入っているからだとさ。
さらに、風味も良く酸化もしにくいのだそうな。

能書きは良いとして、味はどうか。

見た目はごく普通のポテトチップスである。
ただ、確かに油の違いは感じる。非常に軽い。
カルビーとかのポテトチップスを食べると油が浮いてくる感じがあるが、
これが全くない。
また、塩気が押さえられているので塩辛すぎることもない。
だから、素材としてのジャガイモの味がはっきりわかる感じがする。
こういうのは初めてかもしれない。その味がめっぽううまいかと聞かれれば
「そうでもない」と答えてしまうけど。ちょっと揚げ方がなってない感じか。
揚げ方をもう1段工夫すればもっとおいしくなると思う。
(あっ、カルビーの方が揚げ方がうまいといっているわけではないぞ。)

        おすすめ度      80%

ポテトチップとしてはおいしい部類だと思う。

それにしても、作っている会社に「油脂」「工業」と書いてあるので、
何でこんな会社が、と思う。会社名はあれだけどそもそも油系のお菓子を
作っている会社なのか、それとも油をよく知っているからそこから
発想した新機軸の商品なのか。
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(2004/01/20号)
本物のししゃもを食べた。

普通「ししゃも」として食べている魚は実は本物のししゃもではない。
本物はその偽物に比べ、形こそ似ているが1〜2回り大きい。
鱗がはっきりしている。顔は違うけど、体はキスに似ているか。

両者の違いは食べてみるとはっきりする。
偽ししゃもは身はほとんどないと言える。
食べるのは雌だけ、主に卵の味である。

ところが本物は白身の味が濃い。ゆえに身を食べるのを目的とする。
雌には偽物と同じような卵があるが、あまりおいしくない。
ゆえに当然雄の方が価格も高い。

この本物は滅多に手に入らないが、大北海道展とか、
新潟の港直送では手に入る。
値段は本物の方が数倍高いが、価値はあろう。

偽物も、卵を食せばおいしいのだから、正々堂々とその名をもって
売ればいいものを、こうして代用品とするのがいけない。
こういう食品はシメジとか他にもいくつかあるが、
本物の方がおいしいとはいえ、代用品もそれなりである。

そのもの自体の価値を見つけ、正当に扱う。
これは人間に対しても言えることではないだろうか。

そんなことを、このししゃもを食べながら思ったのであった。
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(2004/03/01号)
{食料紹介}

        「ちりちり いか」

        (株)平尾水産
        130g
        ¥500

いか、砂糖、食塩、調味料(アミノ酸など)、ソルビット、酸味料
甘味料(甘草、ステビア)

JR小倉駅前で見つけたお土産。
(「いかのぶっかけ」「玄海 酢わかめ」と同じ場所。)

名前からも想像できるとおり、辛いイカである
唐辛子も少量入っているように思えるのだが原材料に表記はない。
あっ「(アミノ酸など)」の「など」?
それともやっぱり入ってないの?

干物は干物であるが、薫製のようで柔らかく食べやすい。
とは言っても子供が食べられる味ではないが。
そもそも細切れになっているが、さらにそれぞれにも細かい切れ目が
入れてあって裂きやすい。

そのまま食べても酒のあてにも良いだろう。

        おすすめ度      80%

130gという量は、結構多い。
これ1パックでしばらくは持つだろう。賞味期限から推測するに、
最低1月は持ちそうである。

それにしても、砂糖も入れているけど甘味料もあるなんて、
砂糖って甘味料じゃないの?
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(2004/03/08号)
{食料紹介}

        「とんかつ お弁当」
        合名会社 萩の家
        ¥630(たぶん税込み)

トンカツ、白絞油、フレンチポテト、じゃがいも、植物油、牛脂油
ミックスベジタブル
福神漬:調味料(アミノ酸等)・酸味料・甘味料(サッカリンNa、甘草)
        着色料(赤102、赤106、黄4、カラメル)
香料
ソース:調味料(アミノ酸等)・カラメル色素・酸味料・香辛料

新幹線京都駅で買った駅弁。
この日は風邪&前日に熱を出して胃の調子が今ひとつだったので
量が少なそうな物を買った。
(でも量は普通か。)

トンカツは薄く堅い。それでいて切れてない。
付け合わせのキャベツはとても苦くて食べられない。
農薬たっぷりである。
ミックスベジタブルも苦い。
これが苦いのなんて、普通無いぞ。
ご飯はましか。

駅弁にしては安いが、他の弁当で言えば安くない。
同じ値段ならKYKのトンカツ弁当の方が格段に上である。

もうそろそろ、地方の有名もの以外の駅弁には
見切りを付けるべき時なのかも知れない。

        おすすめ度      40%

こんな質の悪い駅弁があるかと思えば、こんな良いところも見つけた。
(2004/03/08号)
        「北海鮭弁当」
        (株)ジェイアール九州トラベルフーズ
        ¥500(税別)

        ひじきごはん、煮物(ごぼう、こんにゃく、切干大根、その他)
        鶏唐揚げ、焼鮭、エビから揚げ、漬け物、付け合わせ

化学合成添加物無添加を唄う弁当である。
JR博多駅建物の中にあった「驛辯當」(駅弁当の旧字体)という
店で買った、一応駅弁。

値段もそうだが、それ以上に味の良さは駅弁としては特筆すべき物である。
ご飯もおかずも従来の駅弁はおろか、コンビニ弁当をも大きく超えている。
これこそ、新しい時代の駅弁のあるべき姿ではないだろうか。

        おすすめ度      92%

ここにはこの弁当の他、同様のものが700〜500円くらいの範疇で
何種類か売られている。従来の駅弁より安く物が良さそうである。
特に駅弁の銘柄にこだわらないならお勧め。

        ・・・ついでに・・・
(2004/03/08号)
{おみやげ紹介}

        「博多万能ねぎ ねぎみそ煎餅」
        
        ひよこ本舗吉野堂(株式会社ひよこ)
        5枚入り
        530円(税込み)

        うるち米、砂糖、ねぎ、植物油、醤油、味噌、食塩
        澱粉、香辛料、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンE)

博多駅で見つけたおみやげ。

生地はあきたこまち、たれは特選丸大豆醤油と厳選された赤味噌。
味付けは深谷ねぎで、仕上げの香り付けに博多万能ねぎを
使っているらしい。

少し厚めの煎餅で、醤油と味噌の味の組み合わせ良く、また香ばしい。
ネギも良い味出している。
生地部分は揚げてあり適度に柔らかい。
味はそう、おにぎり煎餅(知ってる?)に似てるかな。
こちらの方がおいしいけど。

        おすすめ度      86%

もう少し枚数があると良いんだけどね。
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(2004/08/09号)
{食料紹介}

        「O−bento(オーベントー)
                鶏ごぼう照り焼き弁当」

        (株)日本レストランエンタプライズ
        ¥680(税込み)

        米、鶏肉、野菜(椎茸、ごぼう、人参、グリーンピース、パプリカ)
        植物油、醤油、砂糖、油、みりん、酢、酒、はちみつ、ごま、かつおだし
        タピオカスターチ、食塩、昆布・椎茸だし、酵母エキス

東京駅でたくさん見かけるようになった「O−bento」という店の
弁当の1つ。

駅で売っているからには駅弁の一種と言えようが、従来の駅弁ではなく、
以前紹介した博多で見つけた「驛辯當」と同じ、新しいタイプのそれであり、
旧態依然の駅弁の時代が終わりを告げる1つの方向であることには違いないだろう。

ここで売っている駅弁は非常にたくさん種類があるのだが、
全体的に高め(ほとんどは1000円を超える)で、この照り焼きとあと1つか2つだけが
それ以下であったように思う。最近の私は量的には必要ないので
少なめのこれを選んだ。

ここの弁当は、アメリカのNRE WORLD BENTO社なるところで
作られた弁当を急速冷凍して輸入、販売しているらしい。
この会社はアメリカ農務省(USDA)の認定を受けているらしいが、
USDAと言えば、狂牛病対策では日本の求める全頭検査をかたくなに拒むような
(しかも業者が自主的に行うと言っているのまで認めない)省庁だから、
あまり信用はおけない。今このような文言を書くのはかえって悪い印象を
与えるんじゃないか・・・等と思った。

それは良いとして、肝心の味はどうか。

味付けは少々濃い。特に鶏肉が。
ご飯は少し堅めだがしんがあるほど悪くはない。
(レトルトパックのお米と似た感じ。)
が、ご飯に甘みが少ないような気はする。
ここで使われている米は有機栽培で、改正JAS法で有機認定を受けた
カリフォルニアLundberg社生産のものらしい。
ということはカリフォルニア米であろうか。甘さが少ないのはその性か。
輸入米というとポストハーベスト(収穫後農薬)が気になるが、
そんなことをしたら「有機栽培」の意味が全くなくなるので、
ここの米でもそんなことはしていないそうである。

この弁当では保存料、着色料は一切使われていないらしいが、
確かに野菜などの色はごく自然で、味にもおかしな所はない。

量もちょうど。

        お勧め度        78%

ある意味特筆すべき所もないが、全体としてのまとまりは良い。

改正JAS法での有機認定
        http://www.local.co.jp/news-drift/agridoukou99-8.html
        骨子は「化学農薬、化学肥料および化学土壌改良材を使用しないで栽培された
        農産物、および必要最小限の使用が認められる化学資材を使用する栽培により
        生産された農産物で、化学資材の使用を中止してから3年以上を経過し、
        堆肥等による土づくりを行なったほ場で収穫されたもの」
        とある。検査認証に合格するとマークが発行される。

カリフォルニアLundberg社の米
        ↓ここにいろいろと説明がある。
        http://www.no1yuki.com/qanda.html
        これによると「あきたこまち」も作っているらしいが、この弁当で使われて
        いるのがそれだとは限らない。「あきたこまち」ならそう書くと思うから、
        そうでない可能性も高い。また、そうでない場合、遺伝子組み換えかどうか
        もはっきりしない(その手の情報は得られなかった)。なお、有機認定は
        遺伝子組み換えに関する項目はない(と思う)。
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(2004/11/29号)
{食料紹介}

        「米と麦ライスキー・チーズ」

        銀嶺食品工業(株)
        5個入り
        500円くらい

        玄米湖(国産)、小麦粉(国産)、チーズ
        植物性タンパク、トレハロース、酵母、魚醤、塩、玄米酢

国産米と国産小麦から作られたパン。
そのチーズ入り。
もっちりした歯ごたえで、トースターでちょっとかりっと焼き上げると
とてもおいしい。バターなど和え物は一切なしにこのパンだけの
おいしさを味わって欲しい。

        お勧め度        98%

絶品。
私は、今取っている牛乳屋での頒布で買ったけど(2袋で1000円だったと思う)、
普通に売っているかな?
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(2004/05/17号)
{食料紹介}

        「つぶら餅」

        (株)つぶら
        6個
        ¥360(税別)

砂糖、小豆、米粉、餅粉、みじん粉、酵素(大豆由来)
乳化剤(原材料の一部に乳成分を含む)

一言で言えば、中につぶし餡を入れたおもち。
大きさと言い、皮の焼け具合と言い、ぱっと身はたこ焼きにそっくり。
でも甘い。
この皮となっているおもち(本当のお餅)の焼け具合が絶妙である。

「特許取得」と書いてあるのだが、おそらくは薄い餅の皮の中に
あんこを詰める方法が特許だと思うのだが、全く空洞なく
あんこが詰まっている様は見事である。

        おすすめ度      75%

甘さもきつくなく浅くなく、
大きさもちょうどで、デザートに持ってこい。

残ったら冷蔵庫で保存し、食べる前に2分ほど焼くと元に戻る。
ということで、保存性も良。
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(2004/05/17号)
{食料紹介}

        「黒糖そら豆」

        奥村商店(京都市右京区)
        ¥200(くらいかな?)

そら豆を黒砂糖と蜂蜜でまぶしたもの。
要するに甘い豆。

おいしい。

買った時に「男の人がよく買わはります。食べ始めたら止まらない。」
と言われたが、実際そうだった。
甘いと言ってもくどくなく、自然な甘さでとてもよい。

        おすすめ度      88%

問題は買える場所が限られていることか。
私は、近所のお総菜屋で買ったんだけど。
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(2004/05/24号)
{食料紹介}

        「かぼちゃプリン」

        160ml
        ¥200
        (株)ロピア

植物性油脂、乳製品、かぼちゃ、コーンシロップ、白生あん、砂糖、卵、さつまいも
乳化剤、pH調整剤、増粘多糖類、調味料(アミノ酸)、リン酸塩(Na)、
カゼインNa、保存料(ソルビン酸)、着色料(カロチノイド)、香料
原材料には書いてないけどバニラビーンズも入ってる。

かぼちゃを使ったプリン。
プリンというより、かぼちゃを使ったお菓子、プリン風という感じ。

「リストランテ サバティーニ ディ フィレンツェ」とかいう
どこかにある有名イタリア料理店の有名シェフが作ったというより作り方を指示したものらしい。
(たぶん横浜にある店だとは思う。
http://www.media-spice.com/topics/topic0206/topic_01.html)
誰が作ってもかまわないが、要はおいしいかどうか。

プリンより堅めで、腹持ちも良い。
かぼちゃプリンと書いてはあるが、甘さと口当たり加減はサツマイモの勝ち。
正直おいしかった。

コンビニなどで売るためにいろいろと混ぜ物が入っているが、
核となる材料を集めて作れば、もっとおいしくなると思われる。

        おすすめ度      75%
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(2004/05/24号)
{食料紹介}

        「手あぶり 健康芽かぶ」

        (株)平尾水産
        50g
        ¥380(位)

芽かぶ、砂糖、ゴマ、調味料(アミノ酸など)、糖類、青のり

JR小倉駅前で見つけたお土産。
(「いかのぶっかけ」「玄海 酢わかめ」「ちりちり いか」と同じ場所。)

昆布の芽かぶを使ったと思われるおつまみの一種。
小さな芽かぶの切れ端を乾燥した物に、砂糖飴でコーティングし、
ゴマをまぶした物と言えばわかるだろうか。

味もまさにそのもの。砂糖の味はあまりせず、昆布というより、
青草のような味もする。総じておいしい味。

入れ物は大きいけど(これにだまされて買った)、50gなので量は多くない。
すぐに食べきってしまった。

        お勧め度        80%
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