{食べ物紹介2001}
(2001/01/10、12号)
{食べ物紹介}

        「布甸楽園」(ぷりんらくえん)

        今回食べたのは「黒胡麻プリン(黒胡麻布甸)」
        「マンゴープリン(芒果布甸)」。
        この他に「杏仁プリン(富杏布甸)」「ミルクプリン(牛女乃布甸)」
        が入っている「御試しセット」が¥1000(税込み)  ~~~~これで一字

        山崎製パン
        90g(ミルクプリンだけは95g)

最近、山崎製パンはパン以外にいろいろと―寸高級風おかし系食品を
出しているが、これもその1つ。
(このシリーズの1つに「雪苺」という、苺大福のあんの代わりに
クリームを入れた物がある。なかなかおいしい部類ではあるが、
2度食べたら飽きた。京都駅を始め、東京、小倉駅でも売っている。)

東京出張の時に何か土産がないかと思い捜している時に
駅の売店の1つで見つけた。
最初は有名なプリン屋さんかと思い気や、帰って見たら山崎製パンだったわけである。

まあ、どこが作っていようがおいしければそれで良い。
今回は4種類入ったお試しセットを買ったが、
そのうち食べたのは上記2つ。

どちらも共通しているのは、いわゆる普通のプリンとはだいぶ触感が違うということ。
「黒胡麻プリン」は冷えてないアイスクリームような感じだし、
「マンゴープリン」はやわらかいゼリーのような感じである。
どちらもその実の特質を生かしていて合っている。

味的には黒胡麻の方が結構いける。胡麻の香りも味も良い。
マンゴーは悪くはないが、同じ系統の味なら蜜柑にした方が好き。
(杏仁プリンも一口だけ食べたけど、あっさりしてた。印象浅い味。)

ただ、曰く「こだわりの素材を使用し・・・」なのであるが、
原材料を見ると、

「黒胡麻プリン」
        乳製品、豆乳、砂糖、ねりごま、蜂蜜、食塩
       乳化剤、pH調整剤、香料、着色料(カロチン)、増粘多糖類、塩化Mg
        メタリン酸Na
「マンゴープリン」
        マンゴーピューレ、砂糖、乳製品、寒天
       乳化剤、酸味料、香料、カロチノイド色素、ゲル化剤(増粘多糖類)
「杏仁プリン」
        乳製品、豆乳、砂糖、杏仁パウダー
       乳化剤、pH調整剤、香料、増粘多糖類、塩化Mg、メタリン酸Na
「ミルクプリン」
        ホイップクリーム、カラメルソース、牛乳、乳製品、卵、砂糖
       乳化剤、香料、カラメル色素、増粘多糖類

という感じで、相変わらずというか何と言うか、よくわからんものが「数的には」
かなり入っている。もう少し「こだわ」って、いらない物を除いて欲しいところだが。
        メタリン酸Naと乳化剤というのがあやしげだなぁ

今までの山崎製パンに比べれば「こだわって」いるのかも知れないが。

        お勧め度
                黒胡麻プリン    70%
                マンゴープリン  60%

1度はどうぞ。
リピートオーダーするかどうかは個人次第。
胡麻だけはもう一回食べたいかな。

そうそう、入れ物は陶器なので再利用可能。
とは言え、何に使えるかと言えば・・・
        プリンを作る
        茶碗蒸しを作る
かな?
<戻る>
(2001/03/16号)
{食べ物紹介}

        「神戸御影アイスクリーム 抹茶」

        (株)神戸東食品工場
        130ml
        ¥250くらい

        濃縮乳、生乳、クリーム、砂糖、卵黄、抹茶

過去2回紹介しているこの会社のこのシリーズ。
今度は抹茶である。

抹茶のアイスと言えばハーゲンダッツのそれが有名だと思うが、
それと同じ値段でもこちらの方がずっとおいしい。
何がおいしいって、抹茶の味がちゃんとすることである。

甘ったるくなく、実に口当たりが軽くさわやかである。
さらに抹茶の粉の粒というか触感が舌の上にちゃんとする。
抹茶はあの独特の粉のような舌触りが良いのだと思うが、
それがきちんとするわけである。
ハーゲンダッツは全くこの逆。
甘ったるく、抹茶感もない。
それだけ食べれば確かにおいしいが、比べてしまうとだめだ。

原材料にもわからないものはない。
この素直な原料から、素直な味がしているということだ。
ちゃんとした素材を使っているなら、それだけでおいしいのだ。
合成料でごまかさないと食べられないそこらへんの紛い物アイスには
ぜひ見習って欲しいものだ。

まずい¥100アイスなんて必要無い。
¥100にこだわるなら、量が今の1/3になってもまともな素材で
「おいしく」作って欲しい。
おいしいものなら飽きられることもなく、商品の寿命が長くなるので
結局、新製品開発にかかる時間も金も費用になり儲けられると思うのだが。
安もんでだまして売って儲けようという発想から早く脱して欲しい。
アイスに限らず、あらゆる業界で。

        お薦め度        95%

おいしいものを食べるとうれしくなるねぇ。
この紹介を書くのも楽しいもの。
<戻る>
(2001/05/25号)
{食べ物紹介}

        「鉄人石鍋シェフのやわらかプラマンジュ〜ラムレーズン〜」

        森永乳業
        ¥118

        乳製品、砂糖、ラムレーズン、水飴、ラム酒、ゼラチン
        寒天、安定剤(増粘多糖類)、香料、乳化剤
        アルコール1%未満
        110g

出張時に夕食に困り、結局近くのスーパーで弁当を買って食べた時、
デザートに選んだ物・・・って、買った経緯はどうでも良い。
(因みに、この時は朝食も弁当であった。安上がりだけど、ちょっと空しい。)

基本的にはミルクプリンである。
結構甘いのではあるが、食べられるのはラムレーズンのお蔭か。
この価格にしては上出来。

ラムレーズンはミルクプリンの層の下に溜まっているので、
混ぜて食べるのがいいのかも知れない。

        お勧め度        80%

価格を考慮しての度合い。
<戻る>
(2001/07/02号)
{食べ物紹介}

        「さば寿し」

        横綱寿司
        ¥1050

岡山駅で売っていた駅弁である。

岡山で魚と言えば今が旬の「ままかり」である。
それはそうなのではあるが、ままかりは以前にも食べているので
他の物を捜して見つかったのがこのお寿司であった。

曰く
        日本海近海産鯖、白板昆布〆
        備前岡山・建部町産「朝日米」十割仕込

であり、これはおいしいかも知れないと期待して買ったのである。

        が、しかし。

まずい。
久しぶりにこれだけはっきりとまずい寿司に出会った。
どれ位まずい寿司かというと、スーパーのパック寿司の方がまし、という位である。

まず、塩梅が全く駄目である。そうするに塩辛すぎ。
酢がきつい。合成の悪い酢だろう。
その上鯖がまずく(多分冷凍物の、しかも質の悪いやつ)、
とどめに米が堅い。
何処をとっても全く価値がない。
いやいや、オラクラのネタにはなったか?

同じ鯖寿司なら鳥取のやつの方が数段上(比較しては行けない位)。
¥2000位するけど、2食分にはなるしあれは価値が有った。

        お勧め度        5%

しかも安くないからね。どんなにまずいか知りたい人、及び日頃
マクドナルドで「おいしい」と感じている人向け。
まともな味覚の人には全く勧めない。
<戻る>
(2001/09/03号)
{食べ物紹介}

        「博多ごりょんさん」

        ¥820
        (株)プレナス ケータリングセンター

博多駅で買った駅弁である。
小量多種のおかず+この価格なので「見た目」良さげだったので買ったのである。

おかずは酢の物、煮物、揚げ物、漬物、蒸し物、焼き物で
13種類もあり、ご飯も炊き込みと白飯とがあり、
これに梅干しとしめじと金糸卵が乗っている。
それぞれの量は少な目で、油分も少ない。
健康面でも「見た目」なかなか良さそうである。

ところが。

竹の子の味噌あえ・・・何か味噌には磨き粉の味がする。偽ミントの味。
しめじ・・・吐き出したくなるようなほどのまずさ。
ぎんなん・・・まずい。
梅干し・・・いや、梅干しではないぞ、これは。酢漬けでもない。一体何だ?
ゼリー・・・毒々しいほどの赤色、味も妙。

そう、全体的に味がおかしいのだ。
一体どういう基準で味を決定しているのか。
ちゃんと試食を社外の人間でやってるか?
(社内の人間はまずい物の食い過ぎで味覚がおかしい場合が多々ある。)

        お勧め度        25%

どれほどまずいかを試すだけ。

量的には十分だし、見た目も悪くないので味を作り直すべきである。
<戻る>
(2001/09/14号)
{食べ物紹介}

        「磯の味ごはん」

        (株)ジェイダイナー東海
        ¥950(税込み)

        416Kcal
        たんぱく質 28.4g/脂質 6.2g/炭水化物 59.7g
        食塩相当量 5.7g

東京駅で買った駅弁である。
基本的には、海産物系のおかずの多い駅弁である。
お品書きが付いているので、こういうネタを書くのに楽である。

・ひじき御飯
 ひじきが非常に少なくて、それと気づかないかも知れない「ひじき」御飯である。
 まずくはないが一口目に、韓国のりと同じ妙な味がある。
・味付アカニシ貝
 これはなかなか歯応えがあって良い。
 これもご飯の上に乗っているのだが、これの方が目立つので貝煮付けご飯かと
 思った。
・ハモ竜田揚げ 梅肉添え
 これは今一。身がばらばらと崩れてしまう。
 また、ご飯と同じ変な味が少しある。油のせいだろうか。
・バイ貝の旨煮
 身がバラバラになってうまくほじくり出せない。
 味は悪くないんだけど。
・冬瓜
・小女子の佃煮
・茎わかめの酢の物
・昆布巻き
・煮物(里芋、人参、ふき)
 人参があからさまに冷凍物でふやけているのが減点。
 また、味付けが濃いのは東京だからか。
・海草
・漬物

こう言ったおかずであり、小量多種で好ましい。
ただ、この手の弁当はいろいろと合成物が入っているのが気になる。
これでも、
 調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、甘味量(ステビア)
 保存料(安息香酸Na、ソルビン酸Na)
 着色料(赤102,赤106,黄5、青1、カラメル)
 漂白剤(亜硫酸塩)、増粘多糖類、酸味料、香料
と、数多い。
時間もちさせるためなのだろうが、もう少し何とかして欲しいものである。

とは言え、この価格帯でこの味なら合格と言えよう。

        お勧め度        80%
<戻る>