「真空ボウル&真空フレッシュボックス&エアカット」(2003/02/03号)
{商品紹介}

        「真空ボウル&真空フレッシュボックス&エアカット」

        朝日軽金属工業(株)

        真空ボウル
                1個5900円(税別)
                2個9900円(税別)←買ったのはこちら
        
        真空フレッシュボックス
                大中小3個セット9900円(税別)

        エアカット
                大中小3個セット4900円(税別)

真空シリーズはステンレス製の容器にプラスチックの蓋が付いて、
エアカットはプラスチック製(正確にはメタクリル樹脂)で、
中の空気を抜くポンプが付いている、という代物である。
ボウルは円形の物、ボックスは箱状、エアカットは筒状の物であるが、
基本的な使い方に違いはない。

「真空」とあるが、実際に真空状態に出来るわけではない。
大気圧に対して減圧出来る程度である。
しかし、この減圧だけで細菌などの繁殖を抑えられるらしい。

食材を入れて空気を抜き、冷凍庫ではなく冷蔵庫で保存する。
実際に使ってみると、ちゃんと空気を抜いていれば1週間は確実にもつ。
いや、加熱した食材=料理であれば2週間でも大丈夫だった。
(それ以上は未確認。)
真空・・・には、日付リングも付いているので、いつ入れたかが解って
便利である。

ここで「ちゃんと」と書いたがこれが重要である。
空気抜きポンプがあるのだが、これで空気を抜いて、
ポンプが通常の力では引けなくなるくらいまで(小さな容器では5回位から、
大きなものでは20回位)しっかり空気を抜かなくてはならない。
これが、フタが取れなくなるまでの2〜3回の空気抜きしかしていないと、
1週間くらいで腐敗してしまう。
最初はそうしてたので腐りがあって「いうほど持たんなぁ」と思って
説明書を読んだら、「ちゃんと」と書いてあったわけである。

さて、通常作り置きと言えば冷凍だが、一部の食材は冷凍すると非常にまずくなる。
人参や海老、かぼちゃなどが代表である。
これらは、冷凍の過程で細胞内の水が膨張して細胞を破壊してしまう。
このため解凍時に水が抜けてぱさぱさになってしまうのだ。

この真空ボウル&ボックス&エアカットを使うと冷凍の必要がなくなる。
冷凍しないことでの食材の劣化を防ぎ、また
冷凍による劣化もないので実に合理的である。

真空シリーズの欠点をあえて言うなら、場所を取ることがある。
特にボウル型は、収納という意味ではだめ。隙間を取りすぎる。
その点ボックス型は隙間少なく並べられるのでまだよい。
(真空ボックスは、大中小のセット物の他に、単品でも買える。但し割高である。)
うちは先にボウルを買ったが、追加で買うときにはボックスにした。
その理由はこれであった。

最後に小物というか切った材料の保管用に入れとしてエアカットを買ったが、
これは少々使いにくかった。
先の2つは大きさが十分あるのだが、エアカットは直径が10センチほどの筒なので、
少し大き目の物は入らない。また、筒なのでどうしても縦に積む感じに入るので
下の方の物が押し潰されてしまう。
ポンプも先の2つに比べ空気に抜けにくい。
エアカットは先2つより前に商品らしいので、改良される前の物だから&安いので
仕方ないとは言える。まあ、使い方次第であろうか。

        おすすめ度      真空ボウル      83%
                        真空ボックス    88%
                        エアカット      60%

少々高くは感じるが、食材を無駄にしないことを思えば結果的には安い
のかもしれない。ボウル型は保存に使わないときには調理用の
ボウルにも使えるしエアカットも混ぜ合わせ用の入れ物に使える
(使わんともったいない?)。

うちでは土日に作った料理をこれらに入れて、その週はそれで食いつないでる。
週中で追加料理をしなくていいのも利点である・・・って、ただの手抜き?
(ちなみに、料理をしているのは私。)
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